テノリライオン

書庫版あとがき--みんな愛のせいね

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corelli

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バリスタをPvPとして利用した今回のお話。
コンセプトは「内輪ゲンカ」です(笑)

露骨かつ(極力)子細に「戦闘」を書かなければならなかったので、文中に「アイテム」とか「ジョブ」とかの普段は使わない言葉も出し、魔法名等も表現をぼかさずにほぼそのまま使うなど、他の作品よりもシステム色が強い内容になっております。

さて今回苦労したのは、セリフ・状況描写・説明の順番というか、文章のテンポのようなものがなかなか上手く回ってくれなかったという事でしょうか。
単純な例を挙げるなら、
『A said ○○』という文章を、

『Aが言った。
「○○」』

という書き方にするか、

『「○○」
Aが言った。』

とするか。そしてこれらを、前後のバランスの中でどう継ぎ合わせれば状況がスムーズに伝えられるか、このスキルが足りていなかったな、と思うわけです。
今回は特に何人もが一斉に話したり行動したりしているという状況だった為に、この点が浮き彫りになったという感じです。
単語や文章のグラム数みたいなものを意識し始めたのもこのあたりかもしれない。

そして戦闘シーン。
戦闘手順はそこそこ頭に浮かんでいたような気がするのですが、いかんせんそれを実際に書き出すのが難儀だったw
殺陣とか格闘とかの「動き」の描写は、何と言うか全く独特の回路が必要なんじゃないかと思う今日この頃。
文字列で「スピード」を表現するには、何を「速い」と感じるかの人間の感性を逆手に取るぐらいじゃないといかんのじゃないだろうか。
などと適当な事をほざいてみたりして。
こうですか? わかりません!(笑)

メリファト、ドロガロガの骨。

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