テノリライオン

07-06-30

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可
#blognavi
VD SKI SKI


まぁ最初に土下座しておかなくてはならないのは、頼まれもしないのに自分で宣言しておいた〆切が結局守れませんでしたすみませんすみませんという事なのでありますが。
とりあえず終局前のヤマには来ております。なるはやで。私カッコワルイ。

そんな世間体の悪い状況なのに、何故か唐突に取ってまいりました、ウルガラン山脈の地図。
この地図を取るクエと言えばそう、あの有名な「千人落としの崖」滑りですね。
その難易度の高さから悪評高いここの地図取りを何故、と問われれば、まずほとんどの人には「アクティブ見破りばかりで行動しづらく、視界も悪いイヤな雪山」という印象しかなさそうなこの土地にも、ちゃんと回れば綺麗な景色があると知りまして。
密かなSS撮影マニアのわたくし、にわかに「よし、とりあえずは地図でも取るか」という気概が起こった訳なのです。

まずは改めて下調べ。
クエ起動はサンドリア、必要アイテムはムバルポロスのMoblin Ashmanがドロップする「モブリンの温石」。
道中はインスニ必須、タウロス族は見破り、崖滑りは西側なら北の穴、南側なら東の穴が正解、滑っている最中も左右に流されるからスティックを下に入れつつ軌道修正をして、等々。

となればまずはムバルポロスでアイテムをゲットせねばと、早速モブリンの地下都市に潜ります。
んが、普段はせいぜい町中をうろついたり、もしくは景観のいい所に観光に行っているばかりの私が一人でダンジョンなぞに赴いているのを見て、三々五々集まってきたLSメンが当然の如く訝しみまして。
理由を話すと、既にウルガラン地図を取得していたメンバーの一人から「いやーあれは大変だよ、間違いなく一回は死ぬね、ていうか地図なくてもあそこは問題ないっしょ」という趣旨の発言が。

はい、かっちーーん、ですよ(笑)。

いや別にかちーんと来る場面ではないと言えばないのですが。
ええねん、別にあの土地で何か活躍しようと思って取ろうとしてる地図じゃないねん。
ぶっちゃけただの趣味というか、道楽の一環でやっている事やねん。
死んでも何でもいいからほっといてくれ! と脳内でぶーたれてしまう心の狭いわたくし。
未取得の面々は「いい機会だからツアーでも組むかー」「絡まれても倒せるしー」などと盛り上がり始めておりました(未取得人数が6人に達していた。まあそれもどうなのよランク10レベル75集団、と思わなくもない)が、すまんみんな、私元々ソロで行く気だったんだw

いや別に拗ねたから一人で行くという訳ではなく、インスニ地帯にはありがちな「一人の方が安全」という土地柄だなと思ったからでして。
視覚感知聴覚感知まんべんなく点在、その上魔法インスニの方々には「スノールと氷エレの魔法感知が厄介」と大不評なウルガランですが、常日頃からオイル&遁行で潜伏行動をしている私には全く関係がないというか、むしろエレなぞは風景扱いなのですよ。
最後の千人落としの崖も、勿論皆でワイワイやれば楽しいでしょうが、それと成功率にはあまり関係がないかなーと思いまして。
無駄にクールなわたくし。MMO向いてないだろう。

つーことでとりあえず昼過ぎにログインし、誰もいなかったパールを外しつつ、温石を握りしめてウルガランへ。
ただでさえ粗忽者ですから、見破りモンスターのいる土地に行くならチャットなどで集中を切らす事は避けなくてはならないのですよ。いやこれはマジで。

リレイズアイテム使用、アビのカーソルは絶対回避に配置、セミ張ってデジョンカジェル差して、チキン度マックスでさあ出発。

まぁ幸いにして道中絡まれる事なく、それなりに時間はかかりましたが無事に崖の上まで辿り着く事ができました。
恐れていたタウロスは、敵影が大きく特徴的なため、吹雪の中でも意外と早く発見できて事無きを得ました。来る前は視界が悪くてもレーダーがあるから何とかなるだろうなどと思っていたのですが、起伏の多い地形だと結局あまり役に立たないのですな、レーダーは。自分より低い位置、高い位置の敵マークは写りが悪い。
最後はやっぱり目視とカーソル移動です。

さて、いよいよ問題の「千人落としの崖」。
ルートその他についてはこちらのサイト様を参考にさせて頂きました。管理人氏のキャラフェイスとジョブが超ツボな事は勿論ただの偶然デス。

西側斜面を運命のシュプールに選び、ぎりぎりまで近寄って崖下を覗き込みます。
うわぁ、ただの90度近い切り下ろしですw目印も何もありませんww
それにしてもどうして人は、危ない所を見下ろす時に鼻の下を伸ばしてしまうのでしょうか。
例えそれがモニターの中でも。

時間は深夜0時前。天候は吹雪。
視界状況は最悪、せめて朝まで待とうか……と思ったけれど、上記サイトによれば「最初の休憩できる穴は落ちながらでも簡単に見つかる」との事。崖の上にも少数ながらスノールなどがいて、長居をすればアイテムを消耗するばかり。さりとて安全地帯まで引き返してボーっとしてるのも今ひとつ芸がない。
よっしゃここは行くしかないぜ! お前ら俺の生き様見とけ! とりゃーーーー!!

無言の雄叫びと共に、ずざざざー、と斜面を滑降し始めます。
後ろにキーを入れて減速しながらなので、なんだかムーンウォークっぽい動きです。
左右の微調整を試しながら必死で下を見ていると、明らかに雪の色が違う箇所を発見! そこだーー!!

すとん、と自分の姿が一瞬モニターから消え、無事に雪のない穴の入口に着地しました。
よっしゃー第一ステップ成功ー! やーっほーーー!!(←雪崩のトリガー)

さて本当の本番はここからです。
今度の目標は、本当にわずかな雪の盛り上がり。穴の淵から恐る恐る見下ろすと、うーんそう言われればあるようなないような……? というぐらいに微妙な雪影が、夜の中をびゅうびゅうと吹きすさぶ吹雪の向こうに見え隠れしています。あの下に目指す穴があるかないかは、行ってみないと判らないのです。
ここまで来たら失敗は許されません。何しろ下まで落ちたら見破りタウロスの餌食です。十中八九死ぬか棒デジョンかで、バスからやり直しになります。
幸いこの穴には敵の姿はありません。ここは腰を据えて、朝になるのを待ちましょう。ふう。
こういう所を自由にできるのも、ソロで来るメリットのうちに数えておりました。

ここでやっとSSを撮る余裕が。まぁ単なる記念撮影なわけですが。



空がどんよりとしてるなぁと、ここで始めて気が付きました。

さて、そんなこんなで朝が来る。
西向きの斜面なので朝日を拝む事はできませんでしたが、うっすらと視界が明るくなってきます。どれどれと下を覗き込むと……あ。
明るくなった分、吹雪も雪原も全体的に白さが増しています。これは逆に、暗かった時より境界線が曖昧になって、むしろ見づらくなってしまったか……!?

などと思っていると。不意に左下の雪アイコンが、二つとも消えてくれたではありませんか。
あああ、晴天だ! ラッキー! 神さまありがとうよー!w

吹雪が完全におさまるのを待って、すっくと立ち上がります。
うん、何とか目標の出っ張りも判別できる。もはや行かない理由はない。切れていた空蝉とインスニをおもむろに張り直し、かぽーんかぽーんと胸を叩く(中の人が)。
よっしゃ頑張れ私! この一滑りに全てを賭けろ! おりゃーーー!!

ざざーっと滑り始めると、突如として白い竜巻のようなものが視界を覆いました。くっ、吹雪はもう去ったのに! とするとこれは、進路を狂わせるトラップか!
案の定体が大きく右に振られ、目標地点からぐっと離されてしまいます。負けてなるかとスティックをニュートラルから左に入れ、減速も交えながら必死に軌道修正。竜巻はすぐに終わり、ぐいぐいと進路が元に戻ります。
行けるか!

すこん、と。
先程と同じように自分の姿がモニターから消えたかと思うと、私は見事、もう一つの穴の入口に降り立っておりました。

わーやりました! 一発クリアですーーー!! やーーーっほーーーー!!(←雪崩のトリガー)

ああ、勿論一回でクリアする気まんまんで来たけれど、まさか本当に成し遂げるとは……!!
まさに感無量。何が嬉しいって、そろそろ1ダース消費しようかというサイレントオイルを蜜蝋から作り直して再チャレンジしなくていいのが嬉しい(笑)。

勝って兜の緒を締めよ。
歓喜の雄叫びもそこそこに見下ろす雪原に背を向け、敵影と自分のインスニアイコンを確認しながら洞窟を進み、辿り着いた???にモブリンの温石をトレードします。
無事イベント起動、つつがなくウルガランの地図をゲットしました。やーーっほーーーー!(←反響)

勝利のウルガラン観光(笑)は後日のお楽しみとし、またオイルを用意して来ることを誓いつつ、ただでさえ少ない集中力の切れた私は今日の所は引き上げる事にしましたとさ。
さ、次作の続きでも書くかなっ!!(←上機嫌)


カテゴリ: [GAME] - &trackback() - 2007年06月30日 21:33:36
  • 地図ゲットおめでとうございます!! 私も行こう!w 記事アップしたら、文中リンクしてトラバしていいですか? -- さしゅ (2007-07-01 00:52:00)
  • どうもですー。トラバ機能どうなるかちょっとわかりませんが、歓迎でありますー。 -- 管理人 (2007-07-01 14:33:41)
  • トラバは失敗みたい?( ̄▽ ̄; こちらの記事です~→ http://sash.blog7.fc2.com/blog-entry-648.html -- さしゅ (2007-07-02 21:57:35)
名前: コメント:
#blognavi
記事メニュー
目安箱バナー