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要約


ゴシックファッションとは「一部」の人間の「異端な文化」から派生した服装である。
それが日本の文化に取り入れられ、逆に本場が日本の「ゴス系」を取り入れる事により
双方に大きな変化をもたらした。
ゴシック文化とはゴシック・メタル(ロック)をリスペクトする集団の文化である。
ゴシック建築とのかかわりはあまりなく、音楽性に対し付けられた呼び名であると思われる。
一般的に悪魔的、中世的要素、退廃的な雰囲気を指して用いられる。
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ゴシックファッションの特徴


原宿等によくいる黒い服装の女の子達、と言うと解りやすい。
彼女たちは人目を引く外見であり国内では異端扱いされる事が多いが、
むしろ彼女達はゴシックファッションとしてはかなり柔らかい部類に入り、
海外ではピアス、全身に入れ墨、サイバー的な奇抜な髪形などは日常的である。
ゴシック文化はドイツで発祥。ゴシック・メタル等の音楽から生まれたサブカルチャーである。
日本ではV系バンドのファン層が多く、その嗜好もゴシックスタイルに反映されている。
その様な背景の為か、(V系バンドのファンは女性が多いため)男性のゴシッカ―は
極端に少なく、その中でも海外に多い「イカツイ」イメージのゴシックファッションに
身を固めた男性は希少である。日本男性のゴシッカーのスタイルはエレガントな
シルクハット、ケープ・マント、燕尾ジャケット等の貴族的なイメージが主流である。
神秘的・中性的・貴族的なイメージを目指している者が多くその様な服装が好まれる。
そのほかにメタルファッションやパンク・スタイルにゴシックを取り入れているケースもある。
基本的なゴシックとは黒いアイメイクに黒い服装で固めた、どこか影のあるスタイルであり、
服はヴィクトリアン調のドレッシーなもの(ヴィクトリアンゴシック)やドレスそのもの、
SMにおける拘束具の様な皮やエナメルを多用したハードなイメージのもの。
黒い服やミリタリー物等をぼろぼろにダメージ加工した退廃的さを前面に押し出した物。
モードな雰囲気を漂わせる物や上記とは逆にフォーマルな印象を与える物等が好まれる。
中高生向けのプリントを多用したゴシック服も竹下通りやネット通販を通じて出回っており、
値段の安さから初めて竹下通りに足を踏み入れる人や外国人観光客にも大人気である。
また他にも着物や着物ドレス、和柄ベースにした洋服を用いた和ゴス等も存在する。
日本以外でもアジアに憧れてチャイナ風、和服風、或いはそれらをごちゃまぜに
したような服装の上にゴシックメイクを施すようなアジアンゴシックスタイルも見られる。
値段はピンからキリであるが、日本を始めとしたゴシックの服にウェイトを置いた
国では基本的にやや高価である。カルチャーや生き方としての側面が強い国では
服にはあまり拘らないが内面に対しては厳しい。
共通して蝙蝠・十字架・コフィン(棺桶)などのモチーフが特徴的。
だがあまりに多用し過ぎると趣味が悪いだけに見えるのでそういったセンスの悪い
ゴシックを多く目にする外部からゴシック=ダサいというイメージを持たれる事も。
本場のゴシックファッションは色気・露出的・前面に押し出されているのが主流だが、
それとはまったく逆に日本では極端に肌を露出しないスタイルが人気であり
むしろ肌を「頑なに露出しない服装」というイメージをゴシック自体に持たれている。
また日本のようにゴシックロリータではないけれど、少女的な雰囲気を持つ
ゴシックファッション、というのを着ている人はそれまでは居なかった。
そもそも、日本以外ではおねえ系等の女性ファッションに多いピンク色の服や
レースやリボンをあしらった子供服的特徴を持った大人服等は無く、
そういった文化を理解し難く悪いイメージを抱いている海外のゴスにとって
ゴシックロリータファッションは邪道とも取られている。
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ゴシックの歴史


「ゴシックファッション」の“ゴシック”の由来とは「ゴシックメタル」にある。
“ゴシックメタル”とはロックから派生したハードロックが更に進化した
「へヴィメタル」のジャンルのひとつであるデスメタル
(スピードがあり、デス声と呼ばれる独特な咆哮のような声をあげる。
死、消滅を連想させる歌詞)等から派生した。
ゴシックメタルは荘厳であり耽美的な曲調が特徴。
曲のテンポは日本の音楽に比べ極めて遅く、クラシックの要素を内封している。
その為ゴシックメタルのアーティストやファンはクラシックファンが多いと言われている。
ゴシックメタルというジャンルが生み出されたきっかけとなったのは
バンド「PARADISE LOST」のセカンドアルバムであり、
そのアルバムの名前はそのものズバリ「GOTHIC」(ゴシック)
その個性的な音楽性はアルバムの名前を取って「ゴシック・メタル」と名付けられた。
以降ゴシックメタルバンドは次々と現れジャンルを形成しひとつのシーンを築く。
ゴシックメタルメンバーの衣装はドラキュラのような中世的な衣装が多かったと言われ
この辺りがドラキュラを連想させるゴシックファッションに影響していると考えられる。
ゴシックのファッション性が注目されるようになったのはそれよりも後で、
雑誌等での掲載で日本でも知名度のある「EVANESCENCE」(エヴァネッセンス)が
きっかけであり海外のゴシック系ブランド彼女の登場以降増加。
ゴシック、ゴスという言葉を一般層にまで定着させたのはMARILYN MANSON(マリリン・マンソン)
であり彼の音楽そのものはゴシックメタルと言い切れるものでは無いが、
ゴシック的なファッションやメイクのスタイルでゴスと位置づけられました。
日本でのゴシック文化の広がりはバンドブームの訪れと共に海外からの音楽が多く入った際に
ゴシック音楽やゴシックカルチャーもやってきたものと思われます。
日本のゴシックファッションのベースとなる「黒服」は当時のナゴムギャル
(ロリータファッションの流行・スタイル等の元となったといわれている)
と対照的な関係にあるトランスギャルの間に流行したと言われています。
音楽とサブカルチャーは切り離せない物であり、
ゴシック文化はゴシックメタルを背景に生まれたサブカルチャーであり
ゴシックファッションはその文化に属する人々が初めに愛好した服装である。
そららを元に日本の土壌やV系の要素をミックスしたのが「日本のゴシック」と言える。
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ゴシックからヴィジュアル系へ


所謂ヴィジュアル系のバンドやそのファンはステージ衣装にゴシックを取り入れたり
普段着やライブに行く格好としてゴシックファッションを愛好している事が多い。
そもそもの発端はゴシックやロックが日本に流れて来た時に、
今で言う「元祖V系」のバンドがゴシック、ロックバンドから服装などを取り入れた結果、
それをファンも真似て取り入れたのが広がったためと思われる。
「V系=日本版ゴシック」ではないかと提唱する者もおり、この二つは密接な関係にある。
世間一般的には「V系バンドのファン」というと「ゴシックロリータ」という印象があるが、
一部のバンドを除いては大抵のファンはゴシックかそれにパンク的要素を加えたよりスタイリッシュ
(かつV系的な要素を取り入れやすい)なゴシックパンクを好んでいる場合の方が多い。

V系的なゴシックやパンク、ゴシックパンクファッションを好む人以外に、
正統派のゴシックを好むバンギャも存在する。
V系の音楽性に自らのゴシック的感覚とマッチする点があったから愛好しているのか、
そういう者の中に元々V系のファンであったからゴシックも始めたという者は少ない。
V系は熱狂的なファンが多いのが特徴だが、そういった者が多い中で彼らは
割とこのジャンルに関してはクールな見方をする者が多い。
ゴシック文化人でもありV系を好むといのは国内に限らず海外にも存在する。
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ゴシックとオタク文化


しばし、アニメから取り入れられたファッションと誤解される事が多いが
元々はそういったジャンルの服とは異なる。
(アニメの服装をしている場合それはコスプレに当たる)
所謂「オタク」といわれる人々にこれらのファッションが流行している事や、
アニメや漫画、ライトノベル等に登場するゴシックが先と思われている事で
この様な混乱を生んでいる。
日本には元々ゴシックの文化が無かった為、殆どの人が漫画やアニメからしか
ゴシックを知る方法しか無かったのは無理のない事である。

ゴシッカーは畑違いであるオタクと一緒くたされる事を嫌うが、
2000年以降のブームと共にゴシックはオタクに大いに受ける事が解り、
企業側は益々オタク向けにゴシックを売り出す事が多くなった。
オタク向けコンテンツが日本のゴシックファッションブランドとコラボする
試みが相次いでおり、元々のブランドのファン層は複雑なムードである。
それまでゴシックとオタク的コンテンツの組み合わせはオタク向け作品に
萌え要素を加えたゴシック風味のキャラクターを登場させたり、
同人業界で流行ったりとオリジナルが中心であったが、
2009年は公式のコラボが連発された。
元々グロテスクな雰囲気の服を出していたh.NAOTOのカテゴリーの
ひとつ「チャンネルH」がアニメ、オタク等の日本文化を取り入れられた
ファッションカテゴリーとして出しているなど、ゴシックに限らず
ファッションとオタク文化の両立を目指すブランドも増加している。

よく、フィギュア等にされたアニメのキャラクターがコスプレ
(普段のそのキャラが着ている物と違うという趣旨の二次元上の「コスプレ」)
やキャラクターの特徴として着用させられている黒に白のフリルや
十字架があしらわれた服をおたく的な文脈では「ゴス系」等と表現するが
これらは明らかに本来のゴシックとは定義も姿も大きく異なっている。



これはゴシックスタイルがおたく文化に取り入れられるよりも前に
ゴシックロリータが先に取り入れられた為と思われる。
もしくはゴシックロリータもゴシックも面倒なためゴスロリと略される事が多く
面倒な事を理由にオタク業界では同一視されている為である。
つまりおたく的な文脈におけるゴシックは大概の場合ゴスロリを基本としており、
実際の物を見てもゴスロリの装飾を省きよりクールにした物としか言えない。
その為ゴシックと言いつつも白レースのソックス等のロリィタファッション
アイテムは健在である。
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ゴシックがよく好んでいるもの一覧



夜・吸血鬼・オカルト・魔女・蜘蛛モチーフ・髑髏グッズ・蝙蝠・蝙蝠モチーフ
蝶モチーフ・ホラー映画・黒魔術・音楽全般・薔薇の花・薔薇モチーフ・ホラーテイスト・
ナイトメアビフォアクリスマス、ジャック・ティムバートン作品・へヴィメタル
インダストリアル系音楽・ゴシックメタル・V系音楽・アート活動・ハロウィンオカルト など
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