脳神経学 (座学)
Seagateシリアル端子のPCへの接続に付いて本スレで議論中 |
HDDのシリアル端子に関する知識
シリアル端子の位置
現在の流れ
256 :LnsPRMJp:2009/01/25(日) 02:09:27 ID:5zd7yBdh
>94 (ID:LnsPRMJp)です
当方の解析対象
該当するHDD: ST31000340AS, Frimware: SD15
ボード上のチップ構成:
メイン・チップ(コントローラ): TTB5501D
(Seagate OEM, "LSI Logic"社製カスタムASIC [デジ・アナ コンポジット構成], 詳細不明)
サブ・チップ(スピンドルモータ・コントローラ&ドライバ, etc): SMOOTH 100439116
(STマイクロエレクトロニクス社製, 詳細不明)
キャッシュ・メモリ・チップ(32MB): MT46V16M16
(MICRON社製, DDR333 SDRAM [MICRON])
PDF: ttp://pdf1.alldatasheet.com/datasheet-pdf/view/75870/MICRON/MT46V16M16.html
要点:
シリアル通信端子[RX]は、
4KΩで2.5V_Line(MT46V16M16の#1番ピン: Vdd)にプルアップされている。
470Ωを介して(直列)、TTB5501Dに接続されいている。
シリアル通信端子[TX]は、
470Ωを介して(直列)、TTB5501Dに接続されいている。
以上、テスタと目視(ルーペ使用)によります。
基板はたぶん3or4層(表裏の信号、GNG +α)、もしかしたらもっとかも・・・。
結論: 上記構成の回路では、[2.5V]が信号振幅上限と解するべきでしょう。
実測値では、2.6V
抵抗値と電圧の測定は、FLUKE 87を使用。
抵抗の測定は、インサーキット実測です。
264 :Socket774:2009/01/25(日) 02:21:52 ID:3Mjxjvxx
>>94 >>255
解析お疲れ様です。
HDD側はRXはプルアップ、TXは定常状態でHで有ることを
考えると…
RXに関しては逆起電力よる逆向き電流が流れるか否か?が問題と感じます。
TXはコンバーターの入力端子ですから、コンバーターにとって
HDD TXのHがコンバータのHとして認識するかどうか?ですね?
Lに関してはシンク電流によるHDD内部抵の電圧増でLではなく、
シュレッショルド範囲に入ってしまうとが懸念されますが、
この場合は認識できないだけで壊れはしないと思いたいです。
手元に基板は無く情報だけで書いてるので間違ってるかもですが…
272 :森 秀樹:2009/01/25(日) 02:55:33 ID:6Cbs1BQB
SeagateのRX端子にプルアップ抵抗が入っているという事は
電圧がどうのこうのじゃなくてオープンコレクターやオープン
ドレインの出力をつなげという意味じゃないだろうか。
例えばカモンの9-KEを外部電源なしで繋げれば2.8Vで
プルアップされているドライブでも5Vでプルアップされている
ドライブでも問題無く動作するという事で、9-KE最高となるんじゃ
ないだろうか。
303 :LnsPRMJp:2009/01/25(日) 05:12:15 ID:5zd7yBdh
>94 (ID:LnsPRMJp)です
「シリアル(コンソール)通信 = デファクトRS(232C等)系列」
の考え方が、すでに適用できなくなったような気がします。
物理層の接続確立:
ホスト側の接続 [RTS-CTS] を直結(リターン) することによって、
無条件で確立します。
その結果、
[ホスト]-[ゲスト]通信を TxD, RxD, GNDの三本で 実現しています。
(余談ですが、3Pのステレオ・ミニジャックによるシリアル通信も、この手法を用いています。
iPodなどは、USBを4Pの特殊ミニジャックで実現していますが・・・。)
電圧、電流規定もローカル・ルールです。
(注: ホスト = 制御コンソール, ゲスト = ターゲットHDD)
>>264 , や >>272 名前:森 秀樹 さんが指摘されているように、
[RX]に関しては、ホスト側がVddからどれだけ電流をシンクして
ゲスト側を"L"レベルにするかにかかっているでしょう。
ですから、過去の事例を見る限り、[RX]の電圧については、耐電圧余裕があります。
Vddを越える電圧が[RX]に印加された場合、
過剰電流はプルアップ抵抗からVddに流れ落ちます。
その結果として、プルアップ抵抗は゛H゛レベルのスタビライザーというか
スライサーみたいな役割になると考えられます。
メインチップの当該ピンの等価回路が分からないので、これ以上は言及できません。
いずれによ、電流シンク(たぶん、max: 数mA)を理想的に考えれば、
バイポーラ型のトランジスタではなく、小信号用のFETで電流を引くことになります。
でも、そこまでする必要があるのかしら・・・。
[TD]に関しては、[RX]の条件に準拠というか、追随するようなものでしょう。
シリアル通信のキーポイントは、L-Hのスレッショルド電圧を
いかにスイングするかです。
304 :264:2009/01/25(日) 06:06:39 ID:3Mjxjvxx
>>303
書きたかったことドンピシャといった感じです。
信号変換器の要求
・HDD側RXにはPCシリアル信号TXに応じてGNDレベルに落とす能力さえ有ればよい。
PCシリアルTXはそのスイッチと思って下さい。
・PCシリアルRXにはHDD側TX信号に応じて±9Vを供給すればよい。
ということで、PC側シリアル規格のRTSを電源として、
HDD側TXによりスイッチすると。
RS-232C 負論理の±9V程度⇔HDD側は正論理 LorH(電圧値は変わる)
それをシンク電流、ソース電流に注意してやること。
…9-KEの回路図見ながら書いたんですが…
PCシリアルRXは+9V振るのかなぁ?とか思いつつ
-9Vは振りそうであるが、+9Vは0Vになってしまうような…、
これをRS-232C側が0Vで0[ゼロ](High)と認識するかどうか…、
実験しないと分りません。もしくは、9-KEの回路読み間違え??
やっぱり簡単に書けないorz
94師の説明が分ればこの説明は要らないし、
この説明が分れば94師の説明も分るような気がしてならない。。。
94師の発言を容易に解説しようとして、かなり乱暴かつ稚拙に
リピートすると…になった…orz
参考
ttp://d.hatena.ne.jp/sdkt4a/20080808/1218143919
過去の解析分
Seagateシリアル端子 Rx は 機種によって2.6Vと5Vが存在 |
2009/01/24 22:12
2009/01/24 20:56
Seagateシリアル端子電圧に付いて本スレで議論進行中 |
下記情報は不確定情報となる。注意されたし。2009/01/24 18:37
TTLレベルで直接シリアル接続すると危険 |
3.3V CMOSレベル(約2.6V程度)と言う情報 |
参考資料(本当に参考 Seagate HDDのシリアル端子の規格が未解明)
CMOS入出力レベル電圧 (V)
o Hiレベル入力電圧 : 0.7×Vdd
o Lowレベル入力電圧 : 0.2×Vdd
o Hiレベル出力電圧 : Vdd-0.8
o Lowレベル出力電圧 : 0.4
規格(電圧問題)
- 当初TTLレベルと言われていたが、Vdd=3.3VのCMOSレベルである可能性大
- オシロスコープでHDDのTXを計測すると約2.7Vという報告もある
- 32師より HDDのTXが約2.7Vとアナウンス (2009/01/23(金) 21:04:35)
- 32師より分圧による3.3V CMOSレベルへの変換例
MAX232のTXを分圧して約2.2VをHDDのRXへ供給
最終更新:2009年01月27日 21:23