THE TIGHTs 楽曲紹介その1

<タイツ>

大人のエゴか?この世の定めか?
誰の好みか?この辱めは?
オレの意見は聞く気もないのか?
ええ?ええ?

夢も希望もありゃしない
拒否も免除もありゃしない
泣くもわめくもお構いなし
不快不愉快きわまりない

ただ願うは
この絞めつけから逃れたい
今すぐここで脱ぎ捨てたい
ただ願うは
この絞めつけから逃れたい
ザ・タイツ

オマエもオレも同じ運命か?
どのツラ下げて言葉交わすのか?
自分の無力なげくだけなのか?
ええ?ええ?

夢も希望もありゃしない
拒否も免除もありゃしない
泣くもわめくもお構いなし
不快不愉快きわまりない

ただ願いは一つ
この絞めつけから逃れたい
今すぐここで脱ぎ捨てたい
ただ願いは一つ
この絞めつけから逃れたい
忌まわしいこのタイツ

脱ぎ捨てて気がついた
かけがえない愛の証
歴史はまた繰り返す
そう言う訳で履かせなさい
ザ・タイツ

ただ願いは一つ
この絞めつけから逃れたい
今すぐここで脱ぎ捨てたい
ただ願いは一つ
この絞めつけから逃れたい
忌まわしいこのタイツ

脱ぎ捨てて気がついた
かけがえない愛の証
寒さから孤独から
いつの日も守られてた

脱ぎ捨てて気がついた
かけがえない愛の証
歴史はまた繰り返す
そう言う訳で履かせなさい
ザ・タイツ


<楽曲解説インタビュー:HAYAMASA>

Q:ではまずタイツから・・・

HAYAMASA(以下H):うむ。
その名の通りTHETIGHTsのテーマ的な位置付けの曲だね。楽曲自体もこのメンバーだからこそ!のファンキーな作りで、16で前!前!前!みたいな。(笑)それでいてメインリフもストロングでカッコ良くて、テンションが上がりまくるね。

Q:そうですね。オープニングから全開ですが、エンディングも凄い・・・(笑)

H:そうだね。この歌詞では記載が無いけど、エンディングのリフレインで拳を突き上げながらタイツ!タイツ!と一緒に連呼して欲しいね。でも連呼中にウチらを知らないお客が入ってきたら、何の宗教だ?と思うだろうね。(笑)

Q:作曲は上さんですね?

H:そう。上さんがこの曲を最初に持ってきてくれて、初期の段階に出来上がったおかげで、メンバー全員がこのバンドでの手応えを感じたんじゃないかな?バンドとしてのモチベーションが上がったのは確かだね。

Q:なるほど。では歌詞の解説に移りますが、マサにタイツの歌ですね。

H:そうだよ。見ての通りだ。オレが詞を作る場合、タイトルから先に決まることがある。最初にこのデモを聴いて、これはバンドのテーマソングにするべきだ!と思ったのさ。それでタイトルは「タイツ」だ!って決めて、さぁ困ったぞ、と。(笑)

Q:題名「タイツ」で何を歌おうか、と?(笑)

H:うん。で、「タイツ」と言う言葉で浮かんだのが、幼稚園、あ、オレは保育園だったんだけど、幼少の頃に親に無理矢理履かされて恥ずかしかった思い出だったのさ。タイツは女がスカートの下に履くものだと言う認識があったからね。オトコ女だ、オカマだ、とバカにされるんじゃないか、皆笑ってるんじゃないかと思ってた。でもいざ保育園に行ってみたら、隣の息子も、近くの悪ガキも、お寺のボンズもみんなタイツで、またそいつらも微妙な顔つきだったのさ。子供ながらにね。(笑)まぁそんな悔しい恥ずかしい気持ちを歌詞にしてみようかと。

Q:でもサビはまた一転してマジメな感じですが・・・。

H:まぁそんな事を今、大人になって思い出してみると、タイツと言うのは親の愛だと。

Q:それはどう言う意味ですか?

H:良い質問だ。大人になってその恥ずかしいタイツを脱ぎ捨てた今思うことは、やっぱり子供には寒い思いなんか絶対にさせたくない。それに周り全員がタイツなのにウチの子供だけタイツじゃなかったら、仲間外れにもなるし、とてつもない疎外感を感じるだろう。そんな容赦ない子供世間の荒波から守ってくれていたのが実はタイツだったんだ。だから、ウチの子供にも履かせなさいよ!と。歴史は繰り返すのさ。

Q:おお!素晴らしい!ちなみにHAYAMASAさんのお子さんはおいくつですか?

H:えっ?居ませんよ。


Q:・・・・・

H:・・・・・

Q:ありがとうございました。
H:どうも。




<楽曲解説インタビュー:Ue>

Q:この曲はリフから作ったんですか?

Ue(以下U):そうですね。これは元々インスト用に作った曲だったんですが、焼き直してタイツ用に再構成しました。自分からのパクリですね(笑)

Q:(笑)

U:バンドとして何か一本「幹」を作りたかったんですよ。それでメンバーの音楽性を考えてみると・・・・そうしたら結構幅が広くて。

Q:妥協点を模索した?

U:妥協点というか・・・メンバーの力を最大限生かせるような曲にしたかったんですよ。せっかくスゴイ人たちの集まりなので。それで基本は「ファンクロック風」かなと。サックスも居るし、単音リフを生かした曲ならハマるかなと。そこに色々肉付けしていきました。テーマは速いパセージのリフとハードロック風の展開が交互に来て、サビではちょっとフュージョン風になってます。まあ色んな要素がごっちゃ混ぜですね。

Q:デモの段階でアレンジやメロは出来てたんですか?

U:はい・・・いつも大体の構成とアレンジはデモの段階で作ります。といってもパソコンにシンセつないで、ひたすら鍵盤から各パートを多重録音する力技ですが。・・・ただ、歌メロに関しては、何か鼻歌みたいのしか入れてなくて、メロはほとんどHAYAMASA氏が考えました。でも、「タイツ!!」って叫ぶところはデモの段階から入れました。

Q:タイトルは最初から考えてあった?

U:いや、さすがに(苦笑) でも、HAYAMASA氏のステージングを想像して作りましたんで、何か「タイツ!!」「タイツ!!」って連呼したら面白いかなと。

Q:確かにステージングは圧巻でした。

U:でしょ(笑)

Q:まさにライブ向けの曲ですね

U:ですね。タイツはライブバンドなので。そしていかにみんなに楽しんでもらって・・・そしていかに自分達が楽しんでやるかが重要です。だから、是非みんなにはライブに足を運んで欲しいですね!!!

Q:タイツを実際にステージでかぶる予定は?

U:さすがにそれじゃあ楽器が弾けない(笑)

Q:確かに(笑) 

U:機会があればやってみるよ(笑)

Q:今日はどうも有難うございました。

最終更新:2006年12月27日 00:07