カード効果のルール裁定



遊戯王にはカードの効果にあいまいな表記が多く、ルールが時によって変わったり、「調整中」(ルールが決まっていない状態)のままのものが多く存在する。
OCGとルールが異なる場合があるので注意しよう。



OCGで「調整中」と呼ばれているものに関しては、おおむねゲーム版独自の処理が用いられている。

モンスターカード

E・HERO ゴッド・ネオス

チェーン・マテリアルを使って融合召喚し、ネオス・ワイズマンの効果を得た場合、エンドフェイズに破壊されない。(OCGでは調整中)

仮面魔獣デス・ガーディウス

蘇生制限を満たしても蘇生できない。
(OCGの裁定は不明だが、海外の裁定では蘇生不可となっている)

ジャイアント・ボマー・エアレイド

相手ターンの効果は、破壊とダメージは同時。(OCGでは調整中)

ドル・ドラ

2009年2月19日以前の裁定
「デュエル中一度しか使用できない」はカード単一の制約。
2枚目以降のドル・ドラはまた別に効果を発動できる。
(DLの2009年3月制限では無制限となっている。)

墓守の長

「アドバンス召喚に成功した」とエラッタされており、チェーン2以降の血の代償で召喚した場合はタイミングを逃す。
(OCGでは「生け贄召喚に成功した場合」という旧テキストを引きずっており、タイミングを逃すかどうか調整中)

霞の谷のファルコン

ゲーム上で戻すカードを選択するタイミングは攻撃対象にカーソルを合わせた後。(攻撃宣言とほぼ同時?、相手モンスター選択直前)
通行税が自分フィールド上にある時の攻撃宣言では通行税のライフコストを払った後にカードを戻す処理順になる。(OCGでは調整中)
相手モンスターに装備させたビックバン・シュートを戻して攻撃宣言し、相手モンスターが除外された時、バトルステップの巻き戻しが発生する。
(OCGのルールでは「攻撃モンスターと攻撃目標モンスターを宣言すること」が「攻撃宣言」。バトルステップの巻き戻しが発生するのは、攻撃宣言終了後に攻撃を「受けた」側のモンスターの数か種類が変化した場合。テキストからするとカードを戻すタイミングは攻撃宣言前なので、攻撃宣言前にカードが除外され、攻撃宣言時には相手モンスター数が不変なので、巻き戻しが発生するのは処理の順番がおかしい)

さらにこのゲームでは永続効果として扱われているのでスキルドレインが存在する場合は無効にされてしまう。
本来ならばコストとして扱われるため攻撃宣言前にカードを手札に戻さなくてはいけない。(現在では「コスト」か「永続効果」かで裁定が揺れている)

森の番人グリーン・バブーン

2009年2月19日以前の裁定
1:ダメージステップで効果を発動させることができる。
2:同一チェーンで2枚以上の森の番人グリーン・バブーンが発動できる。
(DLの2009年3月制限では準制限となっている。)

ワイト夫人

お互いのフィールド上のアンデット族に効果が及ぶ。
(OCGでは自分のみか、お互いなのか調整中)

魔法カード

連鎖爆撃

チェーン1では発動不可能。
(何故かOCGでは可能となっており、発動した場合はダメージは0となる)

魔法効果の矢

破壊とダメージは同時ではない。(OCGでは調整中)


リバース・オブ・ネオス

絶対魔法禁止区域が存在している間でも、E・HERO ネオスは攻撃力がアップし、エンドフェイズに破壊される。
亜空間物質転送装置で除外した場合、エンドフェイズに戻ってきたあと破壊されない。(OCGではいずれも調整中)

罠カード

エンペラー・オーダー

ナチュル・コスモスビートの効果を無効化できない(チェーンが発生しない)。
(OCGでは「できる」と裁定が確定した)

王宮の弾圧

「特殊召喚効果を持つカードの、特殊召喚以外の効果」を無効にすることができる。
例:六武衆の師範のサルベージ効果など。
(現在、OCGでは「無効にできない」という裁定になった。)

サイバー・サモン・ブラスター

ダメージステップでも発動する。(OCGではなぜか調整中)

召喚制限-猛突するモンスター

カオスポッドが裏側表示で特殊召喚された時、「デッキの中にモンスターが存在しない」場合のみリバース効果が発動しない。

成功確率0%

相手のエクストラデッキを確認した結果、融合モンスターが2体未満だった場合は墓地へ送らない。(OCGでは調整中)
  • エクストラデッキを確認するのはOCGでも公式裁定である。

連鎖除外

シャッフルは効果処理には含まず、「そのモンスターを除外」と「同名カードを除外」のタイミングは同時。(OCGでは調整中)

ライトロード・バリア

既に表側表示で存在していても、同一のライトロード・バリアを複数回チェーンすることはできない。
(OCGでは調整中、TF3では可能)

その他

同時に複数のカードが発動した場合

強制効果から先、任意効果を後にチェーンするのだが、強制同士、任意同士はゲーム上処理の順番が勝手に決まってしまい選択できない。

例:クリッターをリリースして邪帝ガイウスを召喚すると、クリッター(強制効果)と邪帝ガイウス(強制効果)の効果発動タイミングが重複する。
この時OCGではどちらを先に発動するか選択できるのだが、このゲームでは強制的にクリッターが先に発動してしまう。

「特殊召喚できない」効果

虚無魔人などが存在する状態でダンディライオンなど、特殊召喚の強制効果の発動条件が満たされた場合は、発動して不発となる。
(OCGでは発動するかしないか調整中)

カード名を宣言するもの

自分が所持しているカードしか宣言できない。
(ゲーム上仕方のない仕様である。)

無限ループ関連

※任意停止できる無限ループは基本的に除外。
強制効果でループが発生しデュエルが進行できない、そしてその場合のOCG裁定が「調整中」であるケースをゲーム上で実験。

※停止不可ループとして比較的名の知れた「罠封印の呪符+スキルドレイン+マジック・キャンセラー」は、罠封印の呪符が未収録であるため実験できない。

サイバー・フェニックス+相手の機械族モンスターに堕落

現象:堕落が有効⇔無効でコントロールが定まらない
実験結果:何度かコントロールが移った後、そのモンスターが破壊されて強制終了。

「相手のマジック・キャンセラー+適当なモンスター2体+自分のサイバー・ブレイダー+堕落

現象:上記に同じ。
実験結果:上記に同じ。

ワーム・ファルコ×2+相手のE-HERO マリシャス・デビル

現象:ワーム・ファルコの強制リバース→もう2体のワーム・ファルコを裏側守備表示にする処理が無限に繰り返されてしまう。
実験結果:何度か繰り返した後、ワーム・ファルコの効果が発動しなくなった。

邪神アバター+ヒーロー・マスク

現象:邪神アバターの攻撃力が無限に上昇してしまう。
実験結果:自分のカード名は無視。(自分のみの場合は100になる)

マテリアルドラゴン+お互いのビッグバンガール+何らかの回復orダメージカード」

現象:お互いのライフが回復し続けてしまう。
実験結果:何度かライフが回復し続けた後、「全てのビッグバンガールが破壊されて」強制終了。
  • 停止するとはいえライフポイントが変動しており、強制停止ではなく破壊しているので、デュエルに影響を及ぼす可能性はある。

「レベル上昇・種族変更したハイパーハンマーヘッド+拡散する波動+相手の霞の谷の雷鳥+和睦の使者

現象:ハイパーハンマーヘッドが永久に攻撃することになってしまう。
実験結果:停止しない

海外裁定関連

このゲームは世界大会を行うためのソフトなので、当然ながら海外でもほぼ同じ内容のソフトが発売された。
しかし日本のOCGと海外TCGではテキストや裁定が異なるカードが一部存在し、その場合は基本的に日本基準となっている。
よって、以下は海外ユーザー向けの特殊裁定を記したものである。

E・HERO ランパートガンナー

守備表示であっても、相手フィールド上にモンスターが存在する場合は直接攻撃できない。
(韓国などでは、直接攻撃できるという裁定である。裁定の違いから、TCGの世界大会では禁止カードになっていることで有名。)

ネオスペース・コンダクター

「ネオス」と名のついたモンスターとして、E・HERO ゴッド・ネオスの融合素材に使用できる。
(海外では「Neo spece」となっており、「Neos」と一区切りではないので「ネオス」とは扱わず融合素材にできないという裁定である)

「究極宝玉神」と名のついたモンスター

モンスター名が明記されていないので、E・HERO プリズマーレインボー・ネオスを見せて墓地に送ることはできない。
(海外では「究極宝玉神」というカテゴリが存在せず、「RAINBOW DRAGON or RAINBOW DARK DRAGON」と書かれている。モンスター名が明記されている扱いとして、墓地に送れるという裁定である。)

剣闘獣の底力

剣闘獣と名のついた魔法・罠カードもデッキに戻せる。
(英語テキストではモンスターのみとなっている)

D・スピードユニット

ディフォーマーと名のついた「モンスター」をデッキに戻す。
魔法・罠カードは戻せない。
(海外では「ディフォーマーと名のついたカード」となっているが、上記のような特殊裁定である)

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最終更新:2009年07月15日 19:22