離島に村を作ろう!・材料調達編!第4章!

第4章 森での攻防戦

離島・森

 ウィング

 フリューデル

 エマシェル

 マナ

 以上の四名は森を探索している最中であった。 

 ウィング「ここは・・。」

 周囲には骨が散乱していた。

 フリューデル「気をつけなくてはならんなでござるな」

 マナ「そうだね~、暗くて薄気味悪いよ。」

 そういうマナはウィングの右腕にしがみつくのであった。

 エマシェル「う~!どうせなら私にしてくださいよぉ~」

 エマシェルはシアがいないためマナかフリューデルで気を紛らわせようとしている。

 ウィング「まあまあ、まずは素材を探しましょう。」

 ウィングはあぶない何か回避しようとしていた。

 周囲を見ると木と草と骨しか目に入らない、気味が悪いのも納得がいく。

 ガサッ

 後から草を揺らす音がする。 

 フリューデル「ぬ!何奴!」

 ウィング達が音のする方を向くと。

 そこから小さい白毛の子虎が現れた。

 マナ「なんだ、トラの赤ん坊か・・。」

 子虎「みゃ~」

 エマシェル「きゃああ~かわいいですぅ~」

 エマシェルはあまりのかわいさに子虎を抱きしめる。

 フリューデル「こんな危険な所に子一人残すとは・・、ひどい親でござるな・・。」

 フリューデルは右手に握り締める、ウィングは心の中で一匹だと突っ込む。

 しかし、おかしい。なぜここに子供がと怪しいと感じているウィング。

 ウィング「はっ!皆さん構えて!きます!」

 周囲から殺気が感じられる。敵は親虎だろうか?

 それとも?

 樹林包囲突破戦 開始



     12    
     奥

  間  中  間

9奥 中 針 中 奥3

  間  中  間

     奥
     6


 初期配置

 ウィング HP 119/119 SP33/33 針

 エマシェル HP81/81 SP14/14 針

 マナ HP61/61 SP10/10 針

 フリューデル HP40/40 SP30/30 針

 ??? HP??/?? SP??/?? ?

 周囲を敵に囲まれてしまった状態にある、敵は茂みに隠れていてわかりにくい状態むやみに動くのは危険だ。

 勝利条件 敵の全滅

 敗北条件 ウィング達の全滅

 今、見えぬ敵との戦いが始まる。


 ウィング「皆さん構えてください!」

 武器を構える一同・・。しかし、周囲には草木と骨。

 7時の方向・間より黄色く黒い縞模様の何かがフリューデルに襲い掛かってきた。

 ウィング「あぶない!」

 フリューデル「ぬ!」

 ウィングは瞬時に居合斬りを放つと同時にフリューデルは炎術で火の球を作り、何かに零距離でぶつけた。

 ザシュ!ボン!

 ???「グオオ~」

 ドサッ

 フリューデル HP40/40 SP30→25 

 その場で倒れたのは黄色と黒の縞模様の虎だったしかし、半ば腐りかけている。

 フリューデル「腐りかけているではないかよく燃えるわけでござる。」

 シュルル!

 エマシェル「あれ?何かメジャーの巻き戻ったような音が?」

 周囲を見渡すエマシェルだが、怪しいところは何もない。

 マナ「これはなんでしょう?」

 マナはウィングから離れて骨の腕から白い布切れを取る。

 マナ「何々、ここをは・・ろ?奴らは・・。」

 ドン!ドン!ドン!

 土から複数の根が槍のようにウィング達を四方八方から襲う。

 ウィング「食虫植物?マナ、続きは書いてますか?」 

 マナ「血で汚れてわからないよ~!」

 フリューデル「ここで戦うのは得策ではない!逃げるでござる!」

 エマシェル「フリューデルちゃんの意見に賛成ですぅ~!」

 マナ「逃げるって!どう!わ!」

 間一髪、謎の根の攻撃を避けるマナ、一歩遅ければ首筋を貫かれるところだった。

 ウィング「こんなに根があるならどこかに本体があるはず!」

 ウィングは周囲を見渡すが怪しい木はないまるで森が自分達を襲っているように感じる。

 わかっているのは本体のみ、情報が少なすぎる・・。

 フリューデル「面倒ではあるがここは!炎よ!我が敵を噛み砕け!スコーチェッド・ファング!」

 フリューデルの両手から炎が現れ、狼のような形になり根っこ襲い掛かる。

 炎の燃える音に気づいたのか根がフリューデルに狙いを定める。

 フリューデル「しんぷるでござるな。それだけでは!」

 ブン!ブン! 

 フリューデルはスコーチェッド・ファングで四方を攻撃する。

 フリューデル HP40/40 SP25→10 

 ボン!

 複数の根に直撃して炎上するも倍の根が襲い掛かってくる。

 フリューデル「これは・・強行突破でござる・・な。」

 マナ「だからどうやって!わ!!」

 マナは間一髪で謎の根の攻撃を避ける、ウィングは居合いの構えをし、3時の方向・奥に向かい走る。

 ウィング「ここは私が!私の高速剣技、受けてください!風が舞い、華が踊る・・・・御影流閃蒼剣 【風華・連双剣】!!」

 目にも止まらぬ速さで謎の根を通り過ぎるウィング。

 すると大地から花びらが舞い上がり

 「斬」を描いた後、風に吹かれると謎の根が粉々になり花びらと共に宙を舞った。

 ウィング HP 119→119 SP33→26 

 エマシェル「き、綺麗・・ですぅ~。」

 マナ「見とれてないで!走ってよ!」

 マナの声にエマシェル、フリューデルがウィングの後を追う。

3時の方向・奥

 ウィング達は急ぎ離れるも謎の根の猛攻はやまない、無数の根の攻撃を避けるもいつまでもこのままでは埒が明かない。

 フリューデル「これは困ってござるな・・。」

 マナ「困ったじゃないよこれ~!」

 フリューデルにツッコミをいれるマナ。

 エマシェル「あのぅ~さっきから誰かに追われてるような気が・・。」

 ウィング「敵に追われてるんですけど・・。」

 エマシェルに呆れながらツッコミを入れるウィング・・誰か?その言葉にフリューデルが疑問を感じる。

 エマシェル「そんなのは百も承知ですぅ~!でも目線が~!」

 エマシェルは泣きながら主張するもフリューデル以外は呆れ顔をしている・・。

 フリューデルが周囲の木を見ると複数になぜか紫の瞳が見えたがすぐに消えた、敵の正体はあの紫の瞳か!?

 しかし、情報が足りないがために断定は出来ないが・・。

 フリューデル「皆の集!敵は紫の瞳の魔物かもござらん!現れたら攻撃をしてくれぬか!」

 ウィング、エマシェル、マナはうなずく。

 3時の方向・奥まで逃げるも状況は変わらない。

 マナ「くそ~!逃げ回ってるんじゃいつか串刺しだぜ!」

 エマシェル「シアちゃんをハグできなくなるのはごめんですぅ~!」

 ウィング「どうにかせねば!」

 猛攻に気持ちだけが焦る・・しかし敵が恐怖と疲労でパニックになれば命はない・・。

 しかし、敵と時は待ってはくれない、このままでは全滅は免れないそんな中

 マナ「あれ?さっきの血まみれた紙から文字が・・。」

 ビュン!

 スカッ! 

 マナ「これはもしかしたら!敵のことがわかるかもしれないよ!」

 マナの首をめがけて根っこが攻撃をしようとするも避けられ、あさっての方向を貫く根っこ

 マナ「どれどれ・・。奴らはイビル・アイ、植物に同化して植物を操り、人や動物の血を狙う奴らだ。」

 エマシェル「えええええ!じゃあここから出なくちゃですよ~~!」

 ビュン!

 ビリッ! 

 エマシェル「きゃああああああああ!」

 根っこの攻撃をギリギリ避けるもスカートに穴が空き、その穴から右ひざが見える。

 避けなければ右足はなかっただろう。

 ウィング「くっ!ここは逃げましょう!」

 ウィング達は森を後にし、南東海岸へと撤退するのであった。

 離島 南東海岸 

 ウィング達はなんとか逃げ切った。 

 全員無事であのイビル・アイの猛攻を逃げれたのは幸運だったとしか言いようがない。

 安堵したのかウィング達は砂場に倒れこんだ。

 ウィング「ゼェゼェ・・皆さん無事ですか・・。」

 エマシェル「はぁ・・・はぁ・・・シアちゃんに胸枕してもらいたいですぅ~。」

 マナ「もう、無理~」

 フリューデル「すぅ~はぁ~、右に同じでござる・・・。」

 イビル・アイの猛攻を無呼吸状態で全力疾走をしてしまい、全員息切れ状態である。

 当分は戦えそうにない・・。

 数分後・・・・・・・・・・。

 休憩を取り全員はHP・SPが全快した。

 ウィング「さて、あのイビル・アイをどうにかしない事には・・・。マナ、先ほどのメモは」

 マナ「ごめん、逃げるのに必死で・・。」

 マナがウィングに先ほどのメモを見せると・・。メモというよりただの・・紙の切れ端と姿を変えていた。

 ウィング「あ・・・。」

 唯一の情報源がなくなってしまった。

 ウィング「大丈夫ですよ!敵がわかっただけ!」

 フリューデル「そうでござるよ、名前がわかっただけでもいい収穫でござる!お気になさるな。」

 ウィングとフリューデルがマナを元気付ける。

 エマシェル「しょげるなら私の胸でなくといいですぅ~」

 そういってマナに抱きつこうとするエマシェルだがするりと避けられ砂浜に抱きつく。

 エマシェル「う~・・。」

 マナ「それはノーサンキュー。」

 エマシェルは砂浜に倒れ、すねてしまうが気にせず他のメンバーは今後を話し合うのであった。 

 ウィング「まずは相手の動きと場所を把握しなくてはいけませんね。」

 相手は植物と同化し根っこを使って敵を攻撃するだけということしかわかっていない。

 相手を攻撃できるのは紫色の目だけ・・、しかしあの猛攻なか目を狙うのは難しい。

 エマシェル「囮をするとしたらナイトの私かセイバーのウィングちゃんが適任ですねぇ~」

 すっと立ち上がりお嬢様座りをするエマシェル  

 フリューデル「しかし相手も一筋縄までは行かないでござろう。」

 ガサッ!

 草むらを揺らす音が聞こえ構える4人

 4人が振り返ると

 子虎「みゃ~」

 草むらから出て来たのはさきほどの白毛の子虎ではないか

 フリューデル「さきほどの子虎ではござらぬか!」

 フリューデルは驚き子虎を抱き上げると

 マナ「待ってこの子!怪我してないよ」

 マナの言うとおり子虎は怪我どころかドロで汚れている様子もなかった。

第5章に続く

アトガキ

大変お待たせしました!

どう書こうか!

ああ~書こうか悩んでいたらもうこんな時期!

リアクション難しいです(><)

本当にすいません!

構成的には7章で完結させる予定です!

ダッシュで書き上げます!もうしばらくお待ちくださいませ!

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最終更新:2009年12月31日 14:19