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第三部

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人は果たして自分の通うところからわざわざ遠いところへ行きたいと思うのだろうか?
俺はもちろん思わないし、今の学校から比較的近い距離にある現状を喜ばしく思っている。
しかし、ここにはそんな俺とは異なる感覚を持つ者がいたのであった――――――――――
――――――――――






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~通学~



「で、何故に姉貴が付いてきているのかな?」



「えっ、だって学校に行くんでしょ?」



このいきなり家に戻ってきた女は、’何を当たり前のことを聞くの?’といいたげな顔でそう返してきた。。。



「俺の高校は千葉県、あなたの大学は東京都、ニホンゴワカリマスカ?」



「ワカルワヨ、、、、ごほんっ、だから今、駅にむかってるんじゃない~、何言ってるの?」



ノリが良いな、さすが俺の姉だ!
・・・じゃなくて、そういえば、俺の高校は駅から極々近いところに位置しているんだった。。。。高校まで徒歩で通学してから失念してたぜ。確かに新幹線でなら大学にも通えるか…。
……なにか俺は重大なことを忘れてはいやしないか?……思い出せ、、、、はっ!!?



「…何で今まで誰も話題にしなかったのか不思議なくらいだが、姉貴は何で帰ってきたんだ?」
この女は自分のなかでは「すでに俺へ理由は伝えた」というのがさも当たり前のように、
「えっ、朝に話した通りよ~」



「いや、話したとおりって何も聞いてねーよ!!!



「あれ、言わなかったっけ?う~んとね、話すと長くなるんだけど、カクカクシカジカウマウマ、、、というわけよ」



「そうか、、、、って、わからねー!!!!!」「もう、いやね、ほんの冗談じゃない♪」



「……さっさと言え、さもなくば犯す」「やっぱりSMに「もうそれはいい!!!」・・わかったわよ~」



「…二人とも盛り上がってて愉しそうね!邪魔しちゃわるいから、先に行くわね!!じゃあね!!」



ズンズンと力強い足取りで進む我が幼なじみ、あれを見れば飢えて山里に下りてきた鬼ですら回れ右をするだろう。



「ハルヒちゃん、行っちゃったわよ~」「そんなことはいいから早く理由をい「あっ、ここでお別れじゃない、じゃあね~」聞けよ!!」俺の話をまったく聞いてないのかこいつは・・・・・



こんな感じで無視された俺、何者?
しばし呆然と立っていると、変な男が茶を飲みながらコッチに向かって歩いてきた



「よう風夜、こんなところで突っ立って、なにやってるんだ?
とうせんぼうか?それとも通りかかった子にワザとぶつかって、あんな事やこんn
「何故、俺の周りにはこんな奴しかいないんだ!!!」するんだろ?」「するか!!!」



今、話しかけてきた稀代の莫迦は、弓成 観茶(きゅうなり みさ)という、変人だ。
なにが変人かって、こいつは俺が見る限り、授業中だろうが、水泳だろうがなんだろうが、あらゆる手を駆使して茶を飲んでいるんだ!これを変人以外になんと呼べと?
しかも、さらに驚くことに茶代で月5万円は使っているそうだ!βακαの極み!!!



「ちょっと考え事をしてだけだ!、、、はぁ……」



「なんか悩み事でもあるのか?…そういえば、もうすぐ模試があるな」
「あっ、ああ、そう、そのことで悩んでたのさ!」
「そうか、、、まあ俺はちょっと用事があって受けられないから、関係ないがな」




この友人は弓道部に所属しているが、GW中から部活をサボることが多くなったと聞いたことがある、
弓道部部員曰く、「俺には生命の拠り所としている声が家でまっているからな!」
と観茶が発言したらしい。なお、この発言は部活中、堂々と部員が一杯いる中で言ったものであり、変人の名を部内に轟かすこととなったそうだ。
まあ、俺には関係ないからまったくもって問題はないのだが。



「腕はいいのに…」
「ん?何か言ったか?」「いや……」



そうなのだ、こいつは弓道の腕前は全国に通用するものがあるらしい。この性格がなかったら、
弓道の道で生きて行くこともできただろうに……



「ほら、いつまでも突っ立ってないで行くぞ」
「ああ、行くか!」



そして、俺は学校の門をくぐって行った。




そのとき、窓から見つめる一対の琥珀の瞳に気付きもせずに。。。。。。。






第三部 完