ある系に、時刻
において単位インパルス(
デルタ関数)を入力したとき、出力される応答のこと。
離散時間システムの場合は、単位サンプル信号(t=0において1、それ以外は0)を入力したときに出力される応答のことを指す。
インパルス応答が
であった場合、その系に連続信号
が入力するとその出力は、
という畳み込み演算と呼ばれる形で表される。ただし、これは
線形時不変システムに限る現象であることに注意する。そのことに注意し、例えばディジタルフィルタでの
における応答を考えれば、この式で表されることは容易に理解できる。
インパルス応答のフーリエ変換
単位インパルスの周波数特性は全帯域においてフラットである(
デルタ関数を参照)ので、単位インパルスを入力することによって得られたインパルス応答
のフーリエ変換すると、そのシステムの周波数応答となる。
参考文献
最終更新:2009年01月21日 21:52