伝達関数(システム関数)

伝達関数とは、インパルス応答をラプラス変換したもの。システム関数とは、インパルス応答をz変換したものである。

である。伝達関数は連続時間システムにおいて、システム関数は離散時間システムにおいて用いられる概念である。具体的には、

:伝達関数
| H(s) = \mathcal{L} [ h(t) ] = \int_{0}^{\infty}h(t)e^{-st}dt
:システム関数
| H(z) = \mathcal{Z} [ h[n] ] = \sum_{n=-\infty}^{\infty}h[n] z^{-n}

である。いずれも、システムへの入力をx、出力をyと表し、そのラプラス変換(z変換)をX, Yとすると、

 H = \frac{Y}{X} 

として表現できる。これによって、計算の簡略化や、極の位置を用いた安定性の把握などが容易にできるようになる。

なお、インパルス応答に戻したいときは、逆ラプラス変換、逆z変換を用いる。

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最終更新:2009年01月23日 00:28
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