開口端補正

開口端補正とは、音響管の開口端における実行長に対する補正のこと。

端の開いた音響管では、音響管内部の空気だけでなく、開口端付近の空気も音響館内の音波の影響を受けて振動する。このため、端の開いた音響管の共振周波数 f_0 は、管の長さから算出される f_0' よりも小さくなる。これは、管の長さを長くすることと等価であり、この長さの補正を開口端補正という。

波長に比べて直径の小さい円形断面の音響管の内半径を a [m] とすると、開口端補正\delta
  • フランジの無い場合
\delta=0.62a

  • 波長に比べ十分大きなフランジがある場合
\delta=0.82a

となる。

参考文献

  • 音響用語辞典 (コロナ社)

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最終更新:2009年01月22日 18:26
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