自由音場とは、境界の影響を無視できる、等方性で均質な媒質をもつ音場のことをいう。これを近似的に再現したものが無響室である。また、無限の広さをもつ音響的に完全反射性の平面(床)をもち、その面以外の境界の影響を無視できる、等方性で均質な媒質をもつ音場を半自由音場といい、これを再現した室を半無響室という。
無響室
自由音場を近似的に実現するために、壁、天井、床すべての面を高度に吸音処理をした室。吸音処理の方法としては、グラスウールなどの多孔質吸音材料をくさび上に整形した吸音くさびが最もよく用いられる。
最終更新:2009年01月22日 19:47