音の到来方向の知覚

音の到来方向の知覚(方向知覚)は、両耳聴の場合と単耳聴による判断を組み合わせて行われている。

両耳聴の場合

両耳間位相差、両耳間時間差、両耳間強度差などが手がかりとして用いられる。音の周波数成分が1500Hz以下の場合は、両耳間位相差が優位に働き、2000Hz以上の場合には両耳間強度差が優位に働く。過渡的に変化する音の場合は、両耳間時間差が優位に働く。

単耳聴の場合

頭あるいは耳介による回折現象によっておこるスペクトル構造の変化を手がかりとして方向知覚を行っている。

水平方向の方向知覚は両耳聴による情報が大きくかかわってくるが、垂直方向の方向知覚には単耳聴の場合における情報を併せて判断している。

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最終更新:2009年01月22日 22:03
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