トーンハイトとトーンクロマ

音の高さにはトーンハイト(音色的高さ)と呼ばれる直線的側面と、トーンクロマ(音楽的高さ)と呼ばれる循環的側面が存在する。

例えば、ある音のピッチを次第に上昇させていくと、元の音に比べて直線的に遠ざかったような感覚を受ける。これはトーンハイトによるものである。しかしながら、オクターブと呼ばれる、周波数が約2倍である関係に2音が近づくと、二つの音が「似ている」もしくは「元に戻った」という感覚を受ける。これはトーンクロマによるものである。

トーンクロマとトーンハイトは、音の釣鐘 (tone bell) とよばれる3次元空間モデルや、音の法輪 (tone ring) とよばれる多次元空間モデルで表されることがある。音の釣鐘とは、釣鐘状の物体の表面に螺旋状の曲線を描き、中心軸方向にトーンハイト(ピッチ)を示し、回転角がトーンクロマ、中心軸からの距離が音色の太さを表す。音の釣鐘と音の法輪の違いは、トーンクロマの明瞭性を表していることにある。

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最終更新:2009年01月22日 23:51
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