母音と子音

母音とは、声道共鳴によって生じる、調波構造をもった音声のことを指し、乱流を生じないという点で有声子音(dやgなど)と区別され、子音に比べて明確に認識でき、音節の核となる。

調音の種類によって、前舌母音(i、eなど)、中舌母音(シュワーなど)、後舌母音(oなど)に分けられ、円唇、非円唇のものがある。

それに対して子音とは、調音の変化によって呼気の乱れを生じさせることによって発音する音声のことを指す。子音は一部を除いて音節の核となることはできない。母音と子音の中間の性質をもつものを半母音(yやwなど)という。

調音の種類によって、破裂音、鼻音、ふるえ音、摩擦音、接近音、側面音などにわけることができ、始動の種類によって、肺気流始動と非肺気流始動のものとに分けることができる。調音の種類によっては、tsのように二重調音が可能である。

参考文献

  • 実践音声学入門 (J.C.キャットフォード著、大修館書店)

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最終更新:2009年01月23日 02:13
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