五話

つぐみを探し歩く幼いロン。
やっと見つけたつぐみは何故か怯えて逃げようとする。
わけもわからずつぐみの腕を取るが、
改めて見た彼女がいつもと違う姿で驚き力が緩む。
払われる腕。その瞬間ウサギ化して鋭くなった彼女の爪がロンの目に…

飛び起きるロン。全てはロンが見た昔の夢だった。
起き出していくと朝から騒がしいキホ亭。
朝食をキホが失敬したり、それに詩乃がフライパンをぶん投げたりする。
ドタバタの末キホとヴェント(監視役)が皿洗い、詩乃とタギが洗濯物干し、
ロンは散歩に行ったつぐみを呼びに行くことに。

順調に皿を破壊していくキホの横で、暗い顔のヴェント。
京太と顔見知りであること、彼が自分を追ってきたのだろうことを打ち明ける。
自分が一緒にいるせいで皆を危険な目にあわせているのではと思い悩むヴェントに、
キホはそんな思考では京太の思うつぼだと返す。
彼女はヴェントや京太のことを知った上で彼を引き受けていた。
もっと気をしっかり持て、父親を越えるのだろう?と問うキホに頷き返すヴェント。
しかしその表情は晴れないままだった。

散歩に出ていたはずのつぐみ。
ちょっとした崖から滑り落ちて捻挫、動く気力を無くして崖下に転がっていた。
そこにロンが現れ、彼女を背負って帰路につく。

(随時更新)
最終更新:2009年10月06日 00:46