数字
- 整数
Cのlong int = 32ビット= -2147483648~2147483647 定数は0で始まると8進数、0xで始まると16進数とみなす。
- ロング整数
サイズ無制限。定数はLをつける。
- 浮動小数点数
Cのdouble相当、1e+23等の指数表現も使える。
- 複素数
実部・虚部ともに浮動小数点数である。jで表す。 例:z = complex(1,2) → z = (1+2j) z*z → (-3+4j)
シーケンス
- 文字列
文字列は、' ' または " " で囲む。 例:'test' "test" '"test"' "test's" 'test\'s' 例:x = 'abcde' x[1] → 'b' (インデクシング) (指定した位置の文字を取得 先頭は0) x[1:3] → 'bc' (スライス) (a以上b未満の位置の文字列を取得) x[2:-1] → 'cd' (スライス) (先頭からa、後ろからbの位置までの文字列を取得) "a %s pen" % 'red' → 'a red pen' (文字列フォーマット) 'a' in x → True (シーケンスメンバーテスト) (x に a という文字列が含まれているか検索。) 'abc' is x → False (比較演算) (x という文字列と等しいか比較)
- リスト
サイズ変更可能のオブジェクトに対する参照の配列。直接変更ができる。[, ] で囲み、区切り記号は , である。任意のオブジェクトを含むことが可能(混在も可能)。
例 x = [1, 2, 3, 4] x[1] → 2 (インデクシング) x[1:3] → [2, 3] (スライス) x + x → [1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4] (結合) x * 3 → [1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4] (繰り返し) x[1:3] = [5] → x = [1, 5, 4] (変更) 2 in x → True (シーケンスメンバーテスト) [4, 5, 6] is x → False(比較演算)
- タプル
直接変更ができないことを除きリストと同じ。 (, ) で囲み、区切り記号は , であるが、(, )は省略可能である。
例 x = (1, 2, 3, 4) x[1] → 2 (インデクシング) x[1:3] → (2, 3) (スライス) x + x → (1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4) (結合) x * 3 → (1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4) (繰り返し) 2 in x → 1 (シーケンスメンバーテスト) (2, 3, 4) is x → 0(比較演算)
写像
- 連想配列
キーによるオブジェクトの保存・取り出しが行える。キーとしてはほとんどのオブジェクトが使える。(, ) で囲み、キーとオブジェクトの区切り記号は :、区切り記号は , である。
例 x = {1: 'One', 2: 'Two', 3: 'Three'} x[1] → 'One' (インデクシング) y = {'One': 1, 'Two': 2, 'Three': 3} y['One'] → '1' (インデクシング)