起業家精神とは、気質ではなく行動である。しかもその基礎となるのは、直感ではなく、原理であり、方法である。
起業家精神にリスクが伴うのは、一般に、起業家とされている人たちの多くが、自分がしていることをよく理解していないからである。つまり、方法論を持っていないのである。彼らは初歩的な原理を知らない。
本人が自覚しているか否かにかかわらず、あらゆる仕事が原理にもとづいている。起業家精神もまた、原理にもとづく。起業家精神の原理とは、変化を当然のこと、さらにいえば健全なこととすることである。