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 イノベーションの結果もたらされるものは値下げかもしれない。しかし経済学が価格に大きな関心を持ってきたのは、価格だけが定量的に処理できるからにすぎない。イノベーションの結果もたらされるものは、よりより製品、より多くの便利さ、より大きな欲求の満足である。


 定量化したものは建物そのものではない。外側の建築足場にすぎない。やがて取り払うべきものである。しかも、もっと重要なことには、社会生態に関わる現象の定量化は人を誤り導く。あるいは、まったく役に立たない。


 しかし、私が定量化を行わない最大の理由は、社会的な現象の中で意味ある事象は、定量化に馴染まないからである。そもそも、統計的な世界、したがって正規分布する世界に変革をもたらすものは特異な事象である。


 外部の世界における真に重要な事象は、傾向ではない。変化である。そしてこの外部の変化が、つまるところ、組織とその努力の、成功と失敗を決定する。しかしそのような変化は、知覚するものであって、定量化したり、定義したり、分類したりすることはできない。分類によって数字は得られる。だがそのような数字は、現実の状況を反映していない。