[...] 自己実現者が、残念なことに我が子に否定的な影響を及ぼした例は多い。すばらしい人間はすばらしい親となり、すばらしい親はすばらしい子供を育て上げると考えられがちだが、事実は、それが誤りであることを雄弁に物語っている。親が優れているというのは、子供にとって必ずしもありがたいことではないのだ。あるいは、悪い親は問題だが、優れた親も問題である、と言ってもよい。たとえ問題の質が違うとしても、問題であることに変わりはないのだ。

最終更新:2010年07月18日 23:02