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 人事管理では新人の採用に力を入れている。しかし、入社試験、面接、その他手の込んだ採用方法が、どれだけ実を結んでいるかは疑問である。特に知識労働者についてこのことがいえる。
 れんが積みのような肉体労働に適した肉体をもつ肉体労働者を採用することはできる。しかし、知識労働に適した性格や能力をもつ知識労働者、特にマネジメントとなるべき者を予め選別することはできない。
 アメリカの大企業のほとんどが、大勢の新人採用担当者に大学訪問をさせている。会社に関心をもってもらうということについては、意味はある。しかし人を選ぶという点については、彼ら採用担当の成績は無残である。うまくいっているのであれば、四人に三人が二、三年で辞めていくなどということになっているはずがない。
 新人の採用にあたっては無作為に選んだほうがよいくらいである。採用担当者が無能というわけではない。単に今日の段階では、能力の見分け方がわからず、実地に仕事をやらせてみなければわからないからにすぎない。