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 過去10年の実績から、私たちはこう確信している。"ムーブメント・マーケティング"は、製品の販売、顧客ロイヤルティの獲得、世論への働きかけ、社会問題の解決を目指す誰もが利用できる新たな手法である。それは、世界を変える可能性さえ秘めている。


 何かに反対の立場を表明することは、ムーブメントにとってきわめて重要である。社会的ムーブメントについて広範な著作のある社会学者エリック・ホッファーは、こう述べている。「大衆ムーブメントは、神の存在を信じなくても発展するが、悪魔の存在を信じなければ発展しない」
 大衆は、非難する相手がいることで奮起し、協力するようになる。


 これについては、"群れ"という観点から考えるとわかりやすい。というのも、現代のソーシャルメディアに牽引されたムーブメントは、昆虫の群れのような動きをする傾向があるからだ。群れは、あたかも一つの個体であるかのように一方向へ進んでいく。リーダーがいなくても素早く方向を変え、危険を避けたり目的物を手に入れたりできる。では、群れの中の各個体は、方向を変える瞬間をどのように察知しているのだろうか?
 "群れの知性"を研究している学者によれば、群れは、個体相互のささいなやり取りにより、即座に情報を共有し合えるのだという。...