複数の会社を立ち上げた起業家は従来のように調査に時間をかけないということは、すでに説明したとおりだ。自分の作りたいものが売れるかどうか確かめるには、実際に足を運んで、直接相手に買いたいか尋ねてみる。それが確実に現実を知るための唯一の方法であり、常に地に足をつけていたいという考えとも一致する。
 起業家が競合分析を行わないという事実は、統計的も裏づけられている。ある調査では、74%が競争相手には関心を払っていないか、自分のアイデアが市場で受け入れられると確信するまでは競争については考えないと答えている。

最終更新:2013年08月11日 11:45