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4部物語

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

01時32分
下水道管理室

( ^ω^)(ニート「・・・」
ドグオは目が覚めた。

緑色の天井が見える。


シンディ(ウェイトレス「どうですか?気分は?」




シンディ(ウェイトレス「記者(カント)さんのおかげですよ」


( ^ω^)(ニート「ここは?どこだお?」

シンディ(ウェイトレス「下水道管理室です」

内藤は急いで起き上がり、シンディに掴みかかる、


( ^ω^)(ニート「ドグオは!?」



シンディ(ウェイトレス「残念ながら・・・」


( ^ω^)(ニート「そうか・・・」

シンディ(ウェイトレス「(ていうかもう起き上がったの?おなかに穴が開いたっていうのに)」

( ^ω^)(ニート「化け物の方も?」

シンディ(ウェイトレス「はい」

マーク(警備員「おー!あんたもう起き上がったのか?」

デビット(配管工「タフなもんだな」


( ^ω^)(ニート「?初めて見るお」

シンディ(ウェイトレス「下水道にいた生き残りです」



下水道のメンバー
・マーク(警備員・デビット(配管工
・ダム(配管工・マーカー(配管工
・シンディ(ウェイトレス・ジム(地下鉄職員
・アリッサ(記者・ケビン(警官
・マリック(従業員・ケイプス(婦人
・マンス(婦人・内藤(ニート
・カント(記者・ミフ(警官
・( ;゚;ж;゚; )(学生

計15人



01時30分
VIPシティ
北市街地
上空


無線「ガガガ・・・ガガ・・・第一派着地しました!!どうぞ!!」

フリーザ(中尉「その場で待機しろ、どうぞ」

無線「ガガガ・・・ガガ・・・了解!!」





01時40分
北市街地
大通り前

バリバリバリバリ・・・
いくつもの軍用ヘリが着地する。

軍人達は次々と何かの機材を取り出す。
爆弾・・・だろうか?

スー(伍長「爆破物及び銃器の整備、及び確認が完了しましタ!!」


フリーザ(中尉「よし」

フリーザ(中尉「言っておくがこの作戦において我々も無事では済まない」

ブルース(新兵「・・・」



フリーザ(中尉「死者はかならずでる!いや、全滅すら有りうる」

ブロッサム(伍長「・・・」

フリーザ(中尉「だが作戦を成功させ、無事脱出できたのなら」


       「皆で一杯飲み明かそう!!」

兵士達「オーッ!!」

フリーザ(中尉「声が小さい!!」

兵士達「オォオォオォォォッ!!!」

フリーザ(中尉「・・・うるせぇよ、ちょっとだまれ」


兵士達「エエエエエ!!?」



作戦内容

・爆弾等を使い、『ゾンビ』を一掃せよ
・生存者を救助せよ
・ウィルスに関する情報を入手せよ



01時37分
下水道

シンディ(ウェイトレス「無理しない方が・・・」

ミフ(警官「大丈夫・・・です」

シンディ(ウェイトレス「でも・・」

ケビン(警官「シンディ・・・俺にまかせろ」


アリッサ(記者「あっ!カントじゃない!何で仕事サボったのよ!」」

カント(記者「も、申しわないっす」

アリッサ(記者「あのあと大変だったんだからね!!」
        
カント(記者「も、申しわないっす」









( ^ω^)(ニート「・・・・」

友が消えた今、内藤は何もできなくなっていた。

絶望すぎて落ち込む気にもなれない。
こんな気分は生まれて初めてだ。


ふと、婦人が嘆いているのに気づく。

マンス(婦人「ロイスさんが・・・ロイスさんが・・・」

ケイプス(婦人「仕方ないわよ・・・」


レストラン・・
警察署・・・

今までにも何人もの人が死んでいった。



皆、一人一人に家族があり、友がいる。
人生がある。

死ねば悲しむ・・・誰もが


( ^ω^)(ニート「・・・・」


俺は今、何をできるだろうか?


ケビン(警官「しかし・・・リーダー格がいねぇとな・・・」

ジム(地下鉄職員「ハッカーの奴?」

カント(記者「彼がいなかったら今頃、何処へ行けばいいのかもわからなかったよ」


シンディ(ウェイトレス「とりあえず・・・工業地帯へ行きましょう」



01時45分
下水道
工業地帯下


なかなか研究所のようなドアは見当たらない。
ケビン(警官「まったく見つからねーじゃねーか、どうなってんだ」

ジム(地下鉄職員「不安になってくるじゃん」

マーカー(配管工「あっそういうの見たことあるぞ」



マーカー(配管工「見たことあるよ、なんか機械っぽい感じのドア」

ケビン(警官「本当か?どこで?」

ジム(地下鉄職員「そういうのは先に言えよな」


マーカー(配管工「ついてきてくれ」

マーカー(配管工「確か・・・」
入り組んだ下水道を的確に歩いていく。

皆、見失いそうになりながらも必死についていった。

しばらくすると・・・


ケビン(警官「おい、こりゃあ・・・」




振動だ。

それもかなり大きい


シンディ(ウェイトレス「上でなにかしてるんだわ!!」


ジム(地下鉄職員「つ・・・津波だぁーッ!!」


ドドドドド

轟音と共に津波が襲ってきた!!


ケビン(警官「どこへ逃げる!!?」


皆、必死に周りを見渡す。
マーカー(配管工「地上へ出よう!!」




ジム(地下鉄職員「いったい何をどうしたらこうなるんだ!!?」

デビット(配管工「上で爆発があったか・・・ダムが崩壊したか・・・だな」

ジム(地下鉄職員「さっきの振動からすると爆発かな」

デビット(配管工「恐らく・・・」


ケビン(警官「雑談はいいからとっとと逃げ道考えろ!!」

上にマンホールが一つ見える。
あそこから出れそうだ

急いで向かう。

ケビン(警官「だめだ!開かねぇ!
       上に車でも載ってるんじゃねぇか?」


マーカー(配管工「なんだって!?」




他に逃げれそうな道など見当たらない。

このままでは波に飲み込まれてしまう。


ジム(地下鉄職員「俺はまだ死にたくねーよ!!」

マーク(警備員「・・・ゾンビになるよりかはマシかも知れんな」


( ^ω^)(ニート「・・・俺にまかせろお」


随分と奥の方で波がやってくるが見える。

恐らく2,3分後にはこの場も水槽となるだろう。

( ^ω^)(ニート「ふんッ!」
マンホールを力強く押す。
だが、ビクともしない。

ケビン(警官「(当たり前か、少し期待していたが・・・)」




( ^ω^)(ニート「ふんッ!」
もう一度マンホールを押す。
だが・・・

( ^ω^)(ニート「(やはり無理があったかお・・・)」

マーク(警備員「あきらめろ、人間には無理だ」


( ^ω^)(ニート「ふんッ!」

ギギ・・
ギィイ

( ^ω^)(ニート「オラァ!」

バタンッ!

マンホールをこじ開けた。




ドスンッ!

上からとてつもなく鈍い音がした。
何か重いものがマンホールの上に載っていたのは間違いないだろう。


マーク(警備員「ウソだろう!?」


ケビン(警官「いいから急げ!!」



02時00分
北市街地
大通り前

皆、一列に上っていく。
ケビン(警官「あと何人くらい控えてる!?」

ケイプス(婦人「5人ほどかしら」

ケビン(警官「『波』はどれくらい近づいてきてる!!?」



ケイプス(婦人「視力の悪い私でも見えてくるぐらいよ!着くまで2、3分ってぐらい?」

ケビン(警官「わかった!!急いで上れ!!いいな!?」


ケイプス(婦人「ああッ!!」

マリック(従業員「うわっ!」
アリッサ(記者「キャア!」

ケビン(警官「どうした!!?」

どうやらケイプスがハシゴから落ちたようだ。
その下を上っていたマリックとアリッサも同時に落ちる。

アリッサ(記者「痛・・・」

ケイプス(婦人「ア・・・バガガ」

アリッサ(記者「・・イ・・・ィヤッ!」




ケイプスは口からダラダラと血を出しながら死んでいた。

恐らく、頭のうち所が悪かったのだろう。


マリック(従業員「俺も・・・腕をやられた」

アリッサ(記者「・・・ああ・・あ」


ケビン(警官「急げ!!波がくるぞ!!」

地上からいくつもの声が聞こえる。

ケビン(警官「急げ!!もう時間がねぇ!!」
ジム(地下鉄職員「このままじゃ死んじゃうぞ!!?」


だが、アリッサの耳にはそれが聞こえなかった。

アリッサ(記者「イヤ・・・そんな」



グロ動画すら見たことがない彼女にとって、その死体は衝撃的だった。

アリッサ(記者「ひ・・・」


マリック(従業員「さぁ!ホラ!」
アリッサの肩を持つ。

マンス(婦人「さ・・先に行かせてもらいますわね」


マンスは先に上っていった。

ザァアァアアアアァ

波の音が聞こえるほどに近くなってきた。


到達までもう1分もない。



ケビン(警官「クソ!(行くしかねぇか)」
下へ降りようとする。すると

カント(記者「俺が・・・行きます」

ケビン(警官「?・・・そうか、頼む」

同業者か・・・

マリック(従業員「クソッ!」
アリッサを肩車する。

カント(記者「俺も手伝います!」
マリックを支える。

ケビン(警官「急げェッ!くるぞォォッ!」



ドドドドド

激しい水しぶきが下水道内を制圧してゆく。
この場もあと数秒で埋め尽くされるだろう。


ダメだ・・・
このままでは間に合わない。


ケビン(警官「ほらよ」

マリック(従業員「よし」

ドサッ
アリッサを降ろす。

ケビン(警官「あんたも早く!」



マリック(従業員「俺は・・・む

ザァアァッ!!
彼は一瞬にして消え去った。


ケビン(警官「マリックーッ!!」


ドォオオォッ!!

マンホールから水が一斉に吹き出す。
まるで鯨の水しぶきのように


ケビン(警官「飲まれやがった!!ちくしょう!」




カント(記者「・・・」

ジム(地下鉄職員「・・・」


ゾンビ「オォオォ・・・」
後ろからうめき声が無数に聞こえた。

カント(記者「!!」
ジム(地下鉄職員「!!」

忘れていた・・・
上にはゾンビがいることを



ゾンビが各所から次々とやってきた。

マンス(婦人「アァァッ!!」
肉を蝕む音が鳴り響く。
婦人は押し倒され、あっという間にゾンビに埋め尽くされてしまった。


ジム(地下鉄職員「うわぁッ!」

ダァン!
ダァン!

ケビン(警官「撃てェッ!」




ダァンッ!
ダァンッ!

ゾンビ「ウゥ・・・」
足をひざまずき、倒れた。


マーク(警備員「クソッ!撃っても撃っても次から次に・・・」

( ^ω^)(ニート「あ・・・あんたは」
それは・・・見たことのある顔だった。


ウェンディー(ゾンビ「ヴゥゥ・・・」




こいつは・・・レストランの時にいた奴
発狂し、会社員を射殺した・・・

ウェンディー(ゾンビ「オオォ・・・」
内藤目掛けて近づいてくる。

( ^ω^)(ニート「・・・クソ」

内藤には引き金を引くことができなかった。
先ほどまで人間だった人物なのに・・・


ダァンッ!

ウェンディー(ゾンビ「ヴグッ」
その場に倒れた。

マーク(警備員「ちゃんと撃て!内藤!」






ケビン(警官「逃げるぞォッ!」

とその時

ダダダダダダダダダ!


銃器の連射音が聞こえた。
アサルトライフル?

ゾンビはバッタバッタと倒れていく。

カ-ター(二等兵「ツン伍長!市民を!」
ツン(伍長「こちらへ!!」

ケビン(警官「軍人・・か?」




02時15分
北市街地
裏路地
古小屋

ツン(伍長「こちらで待機をお願いします」

兵士が5、6人座っている。
うち、一人は大怪我をしているようだ。

右腕と腹と足をひどく損傷している。
そうとう危険な状態らしい


カ-ター(二等兵「こちらを」
濡れたタオルを差し出す。

フリーザ(中尉「く・・・すまん」



マーク(警備員「いったい何があったんだ?」

ツン(伍長「そこの窓から大通りを見てください」

マーク(警備員「?」
外を見渡した。

マーク(警備員「なっ!?」


悲惨な状態であった。

大通りのコンクリートはめくり上がり
各所から火が燃えさかり
人間の肉片がそこら中に散らばっている。


そんな状態が大通り全てを埋め尽くしていた。

ジム(地下鉄職員「俺も見せてくれよぉ~」




デビット(配管工「先ほどの逆流はこれが原因か」

ケビン(警官「そのおっさんは被害者か?」

ツン(伍長「はい」

ツン(伍長「爆破によるゾンビ退治です

大通りを北部から南部までおよそ3mずつに5個大型C4爆弾をしかけ
ゾンビを集めて爆破するというものでした。

一応、成功はしましたが・・・




ブルース(新兵「小事故により30人以上いた隊員は分散
        隊長である中尉もこんな状態
        参ったもんだぜ」
スー(伍長「まったくでス」


ツン(伍長「現在、無線機で仲間の収集を行っていますが・・・どうにも」

ケビン(警官「けっこう苦労してるな」




カント(記者「アリッサ」

アリッサ(記者「・・・何?マリックとかいう人のこと?知らないわよ、向こうが勝手に・・・」


カント(記者「大丈夫か?」


アリッサ(記者「・・・」
その一言で今までこらえていた涙がいっきにあふれ出た。



現在のメンバー
・デビット(配管工・ケビン(警官
・ジム(地下鉄職員・マーク(警備員
・カント(記者・アリッサ(記者
・内藤(ニート・ダム(配管工
・マーカー(配管工・シンディ(ウェイトレス
・内藤(ニート・ミフ(警官
・( ;゚;ж;゚; )(学生
軍人
・スー(伍長・ツン(伍長
・ブルース(新兵・カ-ター(二等兵
・フリーザ(中尉

計19人



ケビン(警官「政府に雇われたのか?」

フリーザ(中尉「・・・そうだ、報酬は100万だったかな」


( ^ω^)(ニート「『研究所』について知らないかお?」

フリーザ(中尉「研究所?」




あの動画の話をした。

フリーザ(中尉「知らんな、聞いていない」

ブルース(新兵「おい、まさかそこへ『行く』つもりだったんじゃねーだろうな?
        残念だが、俺たちはそこへ移動することもしないし
        移動せるわけにもいかない」

マーク(警備員「なんでだ?」

ブルース(新兵「俺たちの目的の一つには『市民の救助』があるからだ」
        
ブルース(新兵「市民に危険なマネをさせるわけにはいかないのさ」

ケビン(警官「知るかよ、行くぜ」


ダァンッ!

銃声が古小屋内に鳴り響いた。



ケビン(警官「なっ!」

ケビンすぐ左の壁に穴が開いた。


ブルース(新兵「何がなんでもいてもらうぞ!」
アサルトライフルを構えた。

カ-ター(二等兵「待て!やりすぎだ!」




カ-ター(二等兵「いかせてやれ」

ブルース(新兵「いいや、これは兵士の義務だぞ」

カ-ター(二等兵「だがな」


無線「ガガ・・・こちらエドワード!!応答お願いします!!・・・ガガガ
   ガガ・・現在北工場地帯にて六つ手の化け物と交戦中!!繰り返します!現在工場にて六つ手の化け・・・ガガガ」

ブルース(新兵「・・・その『研究所』とやらは北工場地帯にあるのか?

マーク(警備員「そうらしい」


ブルース(新兵「仕方ねぇな・・・・行こうか」




ジム(地下鉄職員「今・・・六つ手って!」

ケビン(警官「クソ!なんで生きてる!!」


( ^ω^)(ニート「行こうお」


シンディ(ウェイトレス「ニート・・・」


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