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(文・白くろ)
ミキシングにあたってプラグインエフェクトを使うことは、音を作るうえでとても大事なことだと思います。
積極的な音作りはもちろん、音をよい響きで聞かせるためにも、
さらにはミキシングはしかりマスタリングでも、そういうプラグインの知識、というか音響の物理的な知識は必要になってきます。
なんでこの項目ではエフェクターの基礎的な知識を全般的に書いていこうと思います。
また、電気回路とかの原理的な部分にはあまり重点を置かず、どういう効果を期待できるかとかの結果を重視して書くつもりなので、
結構アバウトな説明になってしまうかもしれません。
どういった音を作れるかというのを一通り書いたら原理の部分ものちのち書くかもしれない。
この項目の筆者はCubaseというDAWで作編曲とかミキシングを行っているので、
VSTプラグインとして使うことのできるプラグインエフェクトであることを前提にしています。
もちろんギターとかのエフェクターと共通する知識はあるけど、方向性はいっしょじゃないです。
&u(){&bold(){概してMIDIの貧弱音源でもエフェクターを通すことによって劇的にかっこよくなることがあります。}}
**エフェクターの種類
だいたい下のように分類することが多いです。順番に深い意味はなくて右のカッコはもっとも簡単に言ったらこうだよということです
***1.ダイナミクス系 (音量の制御)
入力された音の大きさを解析して、自動的に音量(ダイナミクス)を大きくしたり小さくしたりする(制御)するタイプのエフェクトです。手書フェーダーでも理論的に可能かもしれないけど、きわめてめんどくさいので機械に任せようということですかね。厳密にいうと違うと思うけど。
おもに&bold(){コンプレッサー}、&bold(){リミッター}、&bold(){ゲート}、&bold(){オーバードライブ}とか。
オーバードライブとかは音量をあげて無理やり音割れさせるもので、歪み(ひずみ)系としてよく別枠に入ります。
***2.アンビエンス系 (空間の演出)
残響効果を加えることによって音が広がってゆく感じをシミュレートするタイプです。
これがないとなかなか平べったい音しかできなかったりします。平べったい音をむりやり豪華にすることもできなくはない。
だいたい浮かぶのが&bold(){ディレイ}と&bold(){リバーブ}、
ディレイはやまびこ効果とかエコーのことで、原音の一定時間後に音をもう一回(一回以上)出すという原理で、
リバーブはディレイを無限回数敷き詰めることで、なめらかな残響を作る、というのが一般的です。
***3.フィルター系 (音色いじり)
音の周波数帯域ごとに音量の変化を加えることで、音の雰囲気を変えるタイプ。
&bold(){EQ}(イコライザー)がもっとも重要だと思う。
ほかには&bold(){ワウワウ}、&bold(){ステップフィルター}、&bold(){フォルマントフィルター}とか
だいたいはEQの原理の延長であることが多い。
***4.モジュレーション系 (周期的効果を加える)
周期ごと(例えば0.5秒ごととか8拍子ごとに)に音の変化を加えるタイプ。
&bold(){オートパン}、&bold(){フランジャー}、&bold(){ビブラート}、&bold(){レスリー}とかいろいろ
***5.その他
その他といっても決してどうでもいいものばかりじゃない、それどころか以下のプラグインのほうがじつは大事だったりするかもしれないよ。人によっては。
まあ適当に挙げると&bold(){ピッチシフター}、&bold(){オクターバー}、&bold(){ステレオイメージャ-}、&bold(){ボコーダー}、&bold(){アンプシミュ}、&bold(){アナログシミュ}、&bold(){ローファイ系}とかがある。
この分類でそれぞれのエフェクターについて解説していきます。左のメニューから項目を選んでください。
2010.7.22 [[白くろ>http://musiko.mikosi.com/]]
(文・白くろ)
ミキシングにあたってプラグインエフェクトを使うことは、音を作るうえでとても大事なことだと思います。
積極的な音作りはもちろん、音をよい響きで聞かせるためにも、
さらにはミキシングはしかりマスタリングでも、そういうプラグインの知識、というか音響の物理的な知識は必要になってきます。
なんでこの項目ではエフェクターの基礎的な知識を全般的に書いていこうと思います。
また、電気回路とかの原理的な部分にはあまり重点を置かず、どういう効果を期待できるかとかの結果を重視して書くつもりなので、
結構アバウトな説明になってしまうかもしれません。
どういった音を作れるかというのを一通り書いたら原理の部分ものちのち書くかもしれない。
この項目の筆者はCubaseというDAWで作編曲とかミキシングを行っているので、
VSTプラグインとして使うことのできるプラグインエフェクトであることを前提にしています。
もちろんギターとかのエフェクターと共通する知識はあるけど、方向性はいっしょじゃないです。
概して&u(){&bold(){MIDIの貧弱音源でもエフェクターを通すことによって劇的にかっこよくなる}}ことがあります。
**エフェクターの種類
だいたい下のように分類することが多いです。順番に深い意味はなくて右のカッコはもっとも簡単に言ったらこうだよということです
***1.ダイナミクス系 (音量の制御)
入力された音の大きさを解析して、自動的に音量(ダイナミクス)を大きくしたり小さくしたりする(制御)するタイプのエフェクトです。手書フェーダーでも理論的に可能かもしれないけど、きわめてめんどくさいので機械に任せようということですかね。厳密にいうと違うと思うけど。
おもに&bold(){コンプレッサー}、&bold(){リミッター}、&bold(){ゲート}、&bold(){オーバードライブ}とか。
オーバードライブとかは音量をあげて無理やり音割れさせるもので、歪み(ひずみ)系としてよく別枠に入ります。
***2.アンビエンス系 (空間の演出)
残響効果を加えることによって音が広がってゆく感じをシミュレートするタイプです。
これがないとなかなか平べったい音しかできなかったりします。平べったい音をむりやり豪華にすることもできなくはない。
だいたい浮かぶのが&bold(){ディレイ}と&bold(){リバーブ}、
ディレイはやまびこ効果とかエコーのことで、原音の一定時間後に音をもう一回(一回以上)出すという原理で、
リバーブはディレイを無限回数敷き詰めることで、なめらかな残響を作る、というのが一般的です。
***3.フィルター系 (音色いじり)
音の周波数帯域ごとに音量の変化を加えることで、音の雰囲気を変えるタイプ。
&bold(){EQ}(イコライザー)がもっとも重要だと思う。
ほかには&bold(){ワウワウ}、&bold(){ステップフィルター}、&bold(){フォルマントフィルター}とか
だいたいはEQの原理の延長であることが多い。
***4.モジュレーション系 (周期的効果を加える)
周期ごと(例えば0.5秒ごととか8拍子ごとに)に音の変化を加えるタイプ。
&bold(){オートパン}、&bold(){フランジャー}、&bold(){ビブラート}、&bold(){レスリー}とかいろいろ
***5.その他
その他といっても決してどうでもいいものばかりじゃない、それどころか以下のプラグインのほうがじつは大事だったりするかもしれないよ。人によっては。
まあ適当に挙げると&bold(){ピッチシフター}、&bold(){オクターバー}、&bold(){ステレオイメージャ-}、&bold(){ボコーダー}、&bold(){アンプシミュ}、&bold(){アナログシミュ}、&bold(){ローファイ系}とかがある。
この分類でそれぞれのエフェクターについて解説していきます。左のメニューから項目を選んでください。
2010.7.22 [[白くろ>http://musiko.mikosi.com/]]