サウンドフォント
ファイル内にPCMサンプル(音声ファイル)を多数含んでいて
なおかつ、音程や音量変化が設定できるため「ソフトサンプラー」
として扱うことができる。
また、名前の由来となっている「音色の入れ替え」ができることから、
幅広い可能性を持っている音声フォーマットとも言われている。
構造
サウンドフォントは主に次の三層構造になっている。
- プリセット
最上層。
インストゥルメントのバンク情報が含まれている。
- インストゥルメント
サンプルの鳴らし方やエフェクト情報が含まれている。
- サンプル
最下層。
音色の基となる波形が含まれている。
サンプル
サンプルは波形ファイルを包括するものであり、実体は
LPCMである。
また、サンプルでは既存のファイルのループさせる範囲を指定することで
容量を圧縮したサウンドフォントを創ることができる。
インストゥルメント
インストゥルメントでは、複数のサンプルを包括することができ、
それぞれのエフェクト情報も持っている。
また、テープ早回しの要領でサンプルの音域を変えることができるため
その変化させる範囲をレイヤーという。
プリセット
プリセットでは、複数のインストゥルメントを包括することができ、
ここでもまた、エフェクト情報を管理することができる。
プリセットの役割で最も重要な役割はバンク情報を管理することである。
バンク情報とは、MIDIに従った音色情報のことであり、
ノーマルパートとドラムパートに分けられている。
これにより、MIDI情報の音色を割り当てることができる。
サウンドフォントに対応するソフト
サウンドフォントの編集
関連するフォーマット
サウンドフォントそのものを圧縮するソフトがいくつか存在する。
最終更新:2013年04月03日 18:44