ボーカロイド発声講座&歌モノ仕上げ方


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ここでは,ボーカロイドを中心として,歌モノをどのようにして作って仕上げていくといいかということを説明します.

■はじめに

当たり前ですがボーカロイド作品を含む歌モノは何はともあれ ボーカルが命 です.
いくら苦心した絶妙なオケやバッキングでも,ボーカルひとつで台無しになってしまいます.
逆に言えば,ボーカルがよければ少々後のオケがダメでも評価が高かったりします.
特にボーカロイド作品にはこの部分で損をしている作品が多く見られます.とてももったいない!
ここさえやっておけば神調教といわれるのに・・・そういうちょっと残念な作品がいっぱい埋もれています.
逆にほぼベタ打ちでもボーカルの扱いに手馴れていると神調教になったりします.
しかもその方法はたいして難しいことではありません.ただそれを知っているか知らないかだけです.
というわけでボーカルは歌モノの主役!是非ともその演出方法を習得しておきましょう.

■よいボーカルとは?

よいボーカルとは一般的に以下のようなものです.
 1:歌詞が分かりやすい.
  歌詞があってこその歌モノです.歌詞が聞こえないような歌はそれは歌ではないでしょう.
  歌詞がはっきり伝わってこそ,その歌のよさがわかるわけです.
  特にボーカロイドはここの部分が弱点です.
  何を言っているのか分からないボーカロイド作品は,やはり高い評価を得られない状況にあります.
 2:音程がしっかりしている.
  いわゆる音痴なボーカルは不協和音の塊です.
  レコーディングの時は後で困らないようここは厳しくチェックをいれたいものです.
  ボーカロイドの場合はここはあまり困らない事でしょう.
 3:リズムがしっかりしている
  リズム音痴とよばれるものは論外として,
  オケに対して微妙にタイミングが早かったり遅かったりすると修正が後で大変です.
  ここもレコーディングの時は厳しくチェックしたいものです.
  特にハモリを入れる場合はタイミングが命ですね.
 4:ヌケがよい
  市販されているCDのような透明感のあるボーカルはそれだけで価値があります.
  これは必要な機材も高いため素人にはなかなか手出ししにくい領域でもあります.
  ボーカロイドはここも弱点です.
  エフェクトによってある程度ごまかすことができるので,ぜひとも取得しておきたいところです.

■ボーカロイドの種類と特徴

日本語を歌うボーカロイドの特徴です.
それぞれの特徴にあわせてエフェクトを用意しておくといいでしょう.

  • 初音ミク
  大ヒットしたかのボーカロイド.
  ボーカロイドの特徴としてはオールランドに無難に歌える事.
  滑舌もヌケもボカロの中ではよい方です.
  また他のボカロの裏でダブリングさせるときの馴染みもすごくよいですね.
  ちょっとイ段が耳障り.

  • 鏡音リンレン
  男の子と女の子の両方の声が扱えます.
  リンの声はかなりパワフル.レンは・・・.
  とにかく滑舌が悪いのが弱点なのでまずはそこから.
  音量も一定していないのでコンプも強めにかけないといけません.
  Act2になって若干改善されましたが,今度は無理にコンプがかかったような声になってます.

  • 巡音ルカ
  バイリンガルktkr
  声質としては大人っぽいMEIKOとレンの愛の子のような声です.
  ヌケも滑舌もいい方ではないでしょうか?
  ただかなり歌いまわしに特徴があるので注意.ディケイが大きく変にアクセントがつく場合があります.
  また一部の母音分割ができないっぽいです.(やろうとすると途切れる・・・なんで?w)
  「も」が「んも」になる子w

  • KAITO
  アイスが好きでどこぞの戦隊にいるらしいw
  ヘタレからネタからBLから大活躍・・・ってあれ?w
  鼻声ですがきちんとパラメータを設定してエフェクトをかければちゃんと歌ってくれます.
  滑舌はボカロの中では一番いいのではないでしょうか.
  インタフェースも扱いやすくて好きです・・・というかボカロ2でなぜあのインタフェースに・・・?
  どちらかというと高音が得意です.

  • がくっぽいど
  ボカロ2唯一の男性ボーカル.
  名前からしてかなり独特の歌いまわしです.
  ちょっと声が篭り気味なのが残念.EQで調整必須です.

  • MEIKO
  ボカロ界のおばさm・・・うわなにをするやm・・・
  えーボカロ界のセクシーおねーさまです><
  風邪ハヤクナオs・・・ごふっ・・・
  う,うまくパラメータを調整するとボカロ唯一のパワーボーカルになります.
  滑舌も実はクセがなくとても自然です.
  お酒さえ飲みすぎなk・・・・げふ・・・
  こ・・・個人的には一番好きなボーカロイドです><


■ボーカルを演出するための三種の神器

ボーカルを扱うための定番の三種類のエフェクトがあります.
これは (最低限知っておきたい)エフェクトです.

1:コンプレッサー

(左上部分)

一定以上の大きさの音を減衰させる効果を持ちます.
ボーカルはマイクの距離とかにもより音量が安定しません.
そこでコンプでおおまかに均します.
均した後にゲインを上げると,今まで小さくて聴こえにくかった部分が聴こえやすくなります.
特に子音成分などは音量が相対的に小さいためはっきり聴こえるようになってきます.


2:イコライザー

(右上部分)

特定の周波数の音量を変化させる事によって音質をかえることができます.
不要な低域を削ったり,高域を上げてヌケをよくしたりとさまざまな場所で活躍します.
イコライザーをかけて何度も聞き比べながら調整をしていきます.

3:リバーブ


空間を演出するためには無くてはならないエフェクトです.ただしかけすぎには注意.
個人的には5khz付近を強調したプレート系が好きですが
なにわともあれ色々試してみてあいそうなものをチョイスするのがいいと思います.

■ボーカルを演出するためのその他のエフェクト


  • マルチバンドコンプレッサー


コンプレッサーとイコライザーが組み合わさったようなエフェクトです.
特定周波数にだけコンプレッサーをかけることができるため,音質を自動的に整えるのに重宝します.


  • ディエッサー



耳障りな高音成分にコンプレッサーをかけてくれます.
ボーカルにコンプレッサーをかけるとサ行が目立ちすぎる場合があるのでこれで削って自然にします.
使い方によってはイ段なんかにもw

  • ディレイやコーラス



リバーブだけでは物足りない場合や,バラードのような質感を出したい場合に使います.
もちろん使いすぎには注意.


■エフェクトの使い方

それではエフェクトのおおまかな使い方の紹介です.
なおこれが正しいと言うわけではもちろんありません.
自分の目で確かめ耳で聞いて色々試してみるのがいいと思います.

1:まずはコンプ
なにはともあれ音量が安定していないと困るのでコンプをかけます.
アタックは20~40ms程度の遅めにして歌いだしの部分が強調されるようにするといいと思います.
コンプをかける量は音源によってさまざまです.
当然音量にばらつきが多い場合は強めにかけます.

2:次にイコライザーもしくはマルチバンドコンプ
音量が安定したら次は音質を整えます.
以下をおおまかな目安にするといいでしょう.

 300Hz:まず聴こえない.オケとあわせるなら削るべし.
 500Hz:削ると音がすっきりして痩せる.
 700Hz:男性の帯域
 1kHz:女性の帯域
 3kHz:ここが強調されると張りのある音になり耳障りにもなる.
 5kHz:ヌケがよくなる.サ行の帯域の下の方
 10kHz:子音の帯域.

ヌケが悪かったら5kHz付近を上げてみたり,子音が聞き取りにくかったら10kHz付近を上げてみたり.
変に耳障りなようなら3kHz付近をカットしたり,マイクに篭っているようなら700Hzや1kHzを削ってみたりと色々試して好みの音質になるようにするのがいいと思います.

3:リバーブをかける
最後にリバーブをかけます.
あまりかけすぎると安っぽくなるのでほどほどに.
オケになじむぐらいがいいと思います.
以下は私の好きな設定です.

アルゴリズム:ホールかプレート
プリディレイ:100ms前後
テイル:1.5~2sec
帯域:5kHあたりを中心に低域と高域を削る


■ハモリ

ボーカルのラインが一本だけでは物足りない時があります.
特にサビとその他の差別化にはハモリを入れるのが最適です.
生身のボーカルさんにハモリまで入れてもらうのは大変ですが,
ボーカロイドならメインメロディーの流用も可能なので出来るだけ入れるようにしましょう.
主要なハモリの方法はだいたい二つあります.

  • 3度上のハモリ
通称上ハモとよばれるものです.
スケールに沿ってメインメロディーの3度上をなぞります.
メインメロディーが明るく聴こえるようになります.

  • 4度下のハモリ
通称下ハモとよばれるものです.
スケールに沿ってメインメロディーの4度下をなぞります.
メインメロディーに厚みが増したように聴こえるようになります.
ただメインメロディーとコードの関係によってはアボイドノートになる場合があるので注意です.
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