植物病理学 @Wiki
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人柱!!植物病理学etc助け合いサイト
互い助け合ってより理解を深めましょうよという趣旨でつくりました。みんな分からないことあったら植物病理学に限らず助け合いましょう。作物品質評価学とかレタスとか・・・・。
-使用上の注意-
ただしこの板があるからといって出席しないとか、寝るとか、ノート執らないとかはお止めください。
荒らしなどがある場合には勝手にメンバーのみ閲覧や編集の権限を委譲することがあります。予めご了承下さい。m(_ _)m
以上の趣旨に賛同していただける方、気軽にメッセージなり書き込みなりおkです。
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- ちょっとコメント欄付けさせてもらいますよ. -- R (2006-06-26 23:59:27)
- 試しに一個作ってみました.これってメニュー2にしか上げられない? -- R (2006-06-27 00:04:15)
- 勝手にレタス倶楽部創設しました -- エチレモン (2006-06-27 00:48:48)
- いろいろ整理してみました。不都合があったら全然かえてもらっていいよーー -- ブラシノライどん (2006-06-27 18:12:16)
- よし,遊走子のうの画像をUPしてやろう.っと思ったらログインが必要なのね. -- R (2006-06-28 17:39:30)
- やっぱりpdf 落とせないよ・・・・ -- ブラシノライどん (2006-06-28 19:49:59)
- カレンダー追加.基本的に私が管理します.Googleカレンダーの垢持ってる人がいたら共同で管理しましょう. -- R (2006-06-28 23:51:31)
- pdf印刷できません -- エチレモン (2006-06-29 00:06:54)
- おおカレンダーができてる。すごくいいね^_^ 今日は全液交換ありがとね。なかなか面と向かっては言えないのでこの場所を借りて。 -- ブラシノライどん (2006-06-29 21:49:35)
- 僕たち養液交換大好きなのさ。(自己暗示) -- エチレモン (2006-06-29 23:33:38)
- 植物栄養学のテストっていつだ? -- ブラシノライどん (2006-07-09 18:24:16)
- わかんない。このままいくと31日だよね -- エチレモン (2006-07-09 21:58:31)
- 何度考えても出てこなかった単語はアジア&ワールドでした。あースッキリ! -- ブラシノライどん (2006-07-20 18:12:16)
- ホォォぅ -- エチレモン (2006-07-20 19:57:45)
- NHKの昼のニュースで応生の研究室の5階で火事があって完全に真っ黒になってた。映像からして俺が配属される研究室っぽい・・・。かなりショック・・・誰か詳細求む。 -- ブラシノライどん (2006-07-23 12:28:19)
- 昨日の2時過ぎに消防車とはしご車が大量に大学に入っていったらしく,そうとう騒々しかった.ちょっと見てきたけどA棟の5階の左から何番目かが燃えたのか?穴になってた.バイクといいマジ物騒だな. -- R (2006-07-23 12:51:36)
- 火元はパソコンらしいね -- エチレモン (2006-07-23 15:00:38)
- 母上がメールをよこしてきた.院生負傷ってマジか. -- R (2006-07-23 16:23:24)
- 聞いた話だと高○澤研究室っぽい -- ブラシノライどん (2006-07-23 16:46:16)
- Yahoo!の記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060723-00000202-yom-soci -- R (2006-07-24 01:33:03)
- 8月2日までに安部氏のレポート(学務前) -- ブラシノライどん (2006-07-25 13:03:05)
- トマトのデータまだアップされてない・・・ちょっと遅くないか? -- エチレモン (2006-08-02 11:16:13)
- 出すつもりないのかなぁ -- ブラシノライどん (2006-08-03 14:20:28)
- トマトデータがアップされてた。なんかハデだな -- エチレモン (2006-08-03 22:18:15)
- AIMSが15日の16時から17日まで使えないらしいよ。 -- エチレモン (2006-08-15 10:58:54)
- 第2グループの合宿集合時間って10時30分だよね?あと集合場所ってどこだっけ -- エチレモン (2006-08-17 22:30:17)
- 今、出先から帰ってきてプリントみたら①集合→出発とか書いてあるけど集合って大学なの?②稲刈りの話だけど何時集合? -- ブラシノライどん (2006-08-20 18:00:42)
- 集合は大学だと思う。でも集合場所が不明。荷物も不明。稲刈りは9時に着替えて実験室集合だったはず。 -- エチレモン (2006-08-20 22:08:17)
- そうだよね。場所不明、荷物不明、設備不明、さすがに布団は要らないと思うが風呂はあるのか?金は少しはいるだろうな。他は軍手、着替えくらいか? -- ブラシノライどん (2006-08-20 23:23:33)
- ガイダンス情報求む。大学はいつ行けばいいんだ? -- エチレモン (2006-09-16 14:51:00)
- 遅くなってごめん 29日の11:00からです。 -- ブラシノライどん (2006-09-21 16:37:45)
- コメ欄が長くなったのでちょっと新しいやつを… -- (R) &size(80%){2006-10-02 16:33:25}
- 今までのはログページにコピペしました -- (R) &size(80%){2006-10-02 16:35:24}
- リン酸のとこどうやればいいんだっけ?このページにUPしたので誰か追記よろしくm&br()&br()m(_ _)m -- (ブラシノライどん) &size(80%){2006-10-26 15:53:36}
- あとどなたか水蒸気蒸留装置の図をスキャンしてアップしてください。 -- (ブラシノライどん) &size(80%){2006-10-26 18:15:57}
- 標準リン酸液の濃度は0.4mg/mlだから、4.206751に0.4を掛ける。&br()最初に測りとった試料は0.5gで、そいつを100mlメスフラスコで&br()希釈してるから濃度は500mgの1/20で25mgになるじゃん。&br()25:4.206751×0.4=100:X&br()↑このXが重量%になるんじゃないでしょうか。 -- (エチレモン) &size(80%){2006-10-26 18:31:45}
- あと、プリントにのってた蒸留装置は実際のものと微妙に違う気がする(フラスコから3本ガラス管のびてるし)ので&br()図は下のURLを参照たほうがいいと思う。いや、むしろ嶋○ティーチャーの意思を継いでペイントでかくってのはどうよ&br()http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/kou_nougyou/jikken/SubShokuhin/10/genri.html -- (エチレモン) &size(80%){2006-10-26 18:38:17}
- ありがとう。ムチウチ早く直せよ・・・・。ではまた明日。ps,実はこれ研究室からの投稿です(汗) -- (ブラシノライどん) &size(80%){2006-10-26 19:38:24}
- ノートも更新しようぜ!&br()ところで,レポートについて指定のあった「誤差とファクターに関する記述」ってのは,&br()ファクター:ファクターとはなんぞ?&br()誤差:実験に際してどの様な誤差が生じうるのか(初回にゴニョゴニョ言ってたヤツ)?&br()を,オマケみたく付記しておけばいいんだよね? -- (R) &size(80%){2006-10-28 13:14:08}
- 検量線のX軸は標準液使用量からP2O5濃度に変換した方がいいかもしれない.(手元の参考書では濃度に変換して検量線を引いている)&br()計算は回り道になるけど,筋道立てて計算できるから分かり易くなるよ.&br() 1.リン酸標準液希釈液のリン酸濃度を求める&br() X=ファクター×400(理論値)×リン酸標準液量÷50&br() 2.上記値を使用して検量線作成or最小二乗法にて回帰係数を求める&br() 3.希釈試料液のリン酸濃度を算出する&br() X=吸光度÷回帰係数&br() 4.希釈試料液のリン酸濃度から試料液のリン酸濃度を算出する&br() X=希釈試料液の濃度×50÷試料液液量&br() 5.試料液中の肥料濃度(重量%)と今算出したリン酸濃度から肥料中のリン酸の重量%を算出する&br() X=(試料液ファクター×0.5×10)÷試料液リン酸濃度&br()という具合に.&br()説明できりゃ何でもいいとは思うけどね. -- (R) &size(80%){2006-10-28 13:55:43}
- リン酸の(d)のところで試料液の一定量ってどれだけ&br()5mlでいいのかな? -- (ブラシノライどん) &size(80%){2006-10-29 11:25:52}
- それは班ごとに決定した任意の値.うちの場合だと3ml. -- (R) &size(80%){2006-10-29 12:09:35}
- 分子マーカーのレポートに役立ちそうなHPのリンク求む。ぐぐってもマーカについて解説してるところがなかなか見つからない。 -- (エチレモン) &size(80%){2006-12-01 23:49:34}
- イネのリンの出し方教えてくれ -- (エチレモン) &size(80%){2006-12-29 14:14:37}
- 面積あたりの穂数(N0)の計算式を教えて&br()あと精モミ千粒重(N0)の答えって9.95くらい? -- (ブラシノライどん) &size(80%){2007-01-11 18:20:40}
- どこの反復?<精籾千粒重&br()反復1のN0は22.54gになったよ -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-11 18:29:58}
- 反復1のN0だけど&br()精モミ千粒重って登熟した千粒のコメの重さってこと?&br()あと面積あたりの穂数(N0)の計算式おしえて -- (ブラシノライどん) &size(80%){2007-01-11 18:47:18}
- 穂数÷栽培面積ででるはず。だから、反復1のN0は151を栽培面積で割ればいいんだけど、28株の栽培面積ってどれくらいにしたらいいんだろう。僕が計算したら0.585㎡になったけど・・・ -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-11 18:53:53}
- どう計算しても窒素がマイナスになる区がある.No.35と54.&br()特にNo.54の方は滴定値からして5mlをかなり超えてるから誤差とも言えない. -- (R) &size(80%){2007-01-11 23:17:35}
- 危ういものはみんななかったことにしましょう -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-12 00:05:27}
- 基本的なことかもしれないけど収量のところでみんなまず二元配置の分散分析やるよね?&br()このとき処理は処理で差があるかないかだして、反復は反復で差があるかないかでてくるよね。&br()この時エクセルって処理に差があるかないかは反復1.2.3すべてのデータがごちゃまぜになって差があるかないかをだしているのかな? -- (ブラシノライどん) &size(80%){2007-01-12 21:23:35}
- 基本的にごちゃまぜなんじゃない?収量で2元配置やると処理区が0.01<Pで有意になるよね。 -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-12 22:10:54}
- tukeyやりました。結局硫安と各処理区以外差はありませんでした。&br()最初はSteel-Dwass法を使ったのですが有意差はすべてなく結局tukeyでやりました。なぜSteel-Dwass法はダメなんだろう。誰か教えてくれ。参考http://www.gen-info.osaka-u.ac.jp/testdocs/tomocom/tebiki.html#1 -- (ブラシノライどん) &size(80%){2007-01-12 23:40:25}
- 正規性と等分散が仮定できる場合=tukey&br()正規性と等分散が仮定できない場合=Steel-Dwass&br()らしいですよ。計算過程が違うから結果が違ってくるんだろうけど、どこが&br()どう違うのかは不明。&br()&br()&br() -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-12 23:51:04}
- 収量って硫安とぬかに有意差見られた? -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-12 23:53:05}
- ないよーー。 -- (ブラシノライどん) &size(80%){2007-01-13 17:16:34}
- Tukeyの方法のノンパラメトリック版がSteel-Dwass法.&br()ノンパラメトリック(パラメーターを使わない)ということの意味は,正規性,等分散性という仮定をデータに与えないということ.&br()つまり,ノンパラメトリックな方法では与えられている情報がパラメトリックな方法より少ない.&br()&br()ノンパラメトリックな検定は正規性,等分散性が確認出来なくても使えるので使い勝手がよさそうだが,データが少ないので検出力(帰無仮説を棄却する確率)が低くなる.つまりp値が過大評価される.&br()よって,正規性と等分散性が確認出来るのならばパラメトリックな検定を使うべき.&br()逆に言えば,ノンパラメトリックな検定で有意差が検出できたのなら,相応に意味があると言える. -- (R) &size(80%){2007-01-13 21:23:28}
- あと乱塊法(繰り返しのない二元配置分散分析)もパラメトリックな検定だから,等分散性が確認できなければフリードマン検定と呼ばれる二元配置分散分析に相当するノンパラメトリックな検定(分散分析ではない)を使うべき.&br()&br()以上が適当にググって出てきた情報をまとめたものです. -- (R) &size(80%){2007-01-13 21:35:46}
- 窒素とリン酸だした?リン酸のほうが多くなるよね -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-13 23:13:18}
- 0.7%くらいになったけど…&br()&br()&br()&br()&br()ウソ.いまから計算します.&br()でもプリントでは「試料のリン酸濃度を0.7%として~」と仮定しているから,そんなもんじゃないでしょうか. -- (R) &size(80%){2007-01-14 00:16:31}
- とりあえず1反復の葉と茎だけ計算して試しに平均取ったら1.783%になった.&br()&br()でも計算してから気付いたけど何か高すぎな値が混じってる.&br()パッと見て分かる異常値を除くと0.842%.&br() -- (R) &size(80%){2007-01-14 01:25:06}
- ちなみにリン酸の方が高いのはその異常値+1個だけで,全体としては窒素の方が値は高いです. あと反復2の葉をやったのはうちの班だけど,データが一個ずつずれてる気がする.&br()No.25の0.0286がブランクだと思うけど,ブランクの値って標準リン酸液の0の時の値と同じになるはずだから,No.25に入ってるのは完全に間違いとして挿入されてしまったデータなのかもしれない.&br()ところでブランクが書いてないところは測定器の方で差し引いたと見れば良いのだろうか.それとも標準リン酸液の測定ですでに0を測定してあるからそれをブランクとみなして測定してないと見るべきだろうか.&br() -- (R) &size(80%){2007-01-14 01:53:08}
- ブランクはそれでいいと思う。今回のリン酸標準液の濃度って0.1mg/mlだよね? -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-14 02:38:53}
- 「それ」ってどっちやね.&br()リン酸標準液の濃度はそれでおk.前の実験と比べると1/4だ. -- (R) &size(80%){2007-01-14 02:47:21}
- それ=後者のほうね。むしろ時間がかかるとかめんどくさいからという理由で&br()量ってない可能性あり・・・? -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-14 09:31:37}
- どうやらNo25に入ってるデータが反復2の葉と茎のブランクらしいです.&br()ただやっぱ値がおかしい気もするので,標準リン酸の値を使うかどうかについて一考の余地あり.&br()&br()まあ怪しいところは全部但し書きしておくしかないな. -- (R) &size(80%){2007-01-14 11:39:18}
- 「絶乾した場合の玄米千粒重」は0.84をかけて算出するとあるけど,&br()水分が14%という想定だったら0.86をかけるんじゃないの?&br()もみがら分の重さを除外してるのかなぁ.それとも「絶乾した場合の玄米千粒重」と「実際の玄米千粒重」ってのが別物で,0.84をかけた後に水分14%分の重さを足せってこと? -- (R) &size(80%){2007-01-14 13:48:22}
- どうもググった感じだと玄米重ってのは含水率○%の場合っていうふうに&br()換算しないといけないらしいな.&br()0.84をかけた後に0.86で割れってことかな. -- (R) &size(80%){2007-01-14 15:04:33}
- 0.84は籾の重さを玄米の重さになおす係数で、籾すり歩合(籾の重さに対する玄米の重さの割合)のこと。って農業基礎の教科書に書いてある。 -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-14 17:54:36}
- 精籾は水に濡れたから乾燥機か何か使って水分をゼロにした後に精籾重を計ったのかな.&br()だから「水分0%の場合の」なんて但し書きが付いていて,「水分14%」に換算しろなんて面倒なことが書いてあるわけだな.&br()&br()つーか分散分析のために欠格値を埋めたりしてたら時間が足りなくなってきた. -- (R) &size(80%){2007-01-14 21:05:09}
- だいたい終わった。10ページくらいになった -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-14 21:41:31}
- リガンドとbinding proteinって何が違うの? -- (エチレモン) &size(80%){2007-01-26 20:44:33}
- 植物保護学・・・先生がさらっと教科書読んだところを含めて全部覚えようとすると脳のキャパを10倍くらい増設する必要があるんですけど -- (エチレモン) &size(80%){2007-02-04 12:15:49}
- ほうれん草のレポートって2枚プリント配られたと思うんだけど誰かスキャナでアップしてくれない?紙がなくて困っています。ほんと頼む。(至急) -- (ブラシノライドン) &size(80%){2007-02-09 21:47:12}
- 落としたら削除しといてくださいませ. -- (R) &size(80%){2007-02-10 16:12:22}
- ありがとう 感謝いたします -- (ブラシノライドン) &size(80%){2007-02-10 18:56:16}
- なぜ二元配置なのか・・・謎なんですけど -- (ブラシノライどん) &size(80%){2007-02-12 17:35:59}
- ほら,交互作用が.&br()&br()無いけどさ.&br()別に分散分析自体は一元配置だろうと二元配置だろうと関係ないんじゃないだろうか.&br()乱塊法じゃないし多重比較するんだし.&br()&br()11月14日~17日までのデータがいつの間にか無くなってるのはイヤガラセなんだろうか. -- (R) &size(80%){2007-02-12 18:06:29}
- あっ俺ねぇや -- (名無しさん) &size(80%){2007-02-12 19:49:40}
2007-02-12T19:49:40+09:00
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植物分子生物学
https://w.atwiki.jp/echiremon/pages/24.html
#contents
**第一回:分子生物学とは?遺伝子の発現,単遺伝子での発現調節...etc
-分子生物学とは?
分子レベルでの生物の理解を目指す.
-同じ遺伝子の生物が何故異なった生育を示すのか
何らかの要因(光などの環境要因,葉・根などの器官の種類)が[[セントラルドグマ]]に影響して遺伝子発現を調節した?→この場合,調節されうるのは転写.翻訳はほぼ自動的に進むため.
他の要因は?
-単遺伝子の発現調節
一つの遺伝子に着目すれば,発現の調節方法は2つ挙げられる.
+転写の調節
+タンパク質の活性の調節
後者はプロテインキナーゼ(タンパク質リン酸化酵素)によるものが代表的.
両方が同時に起こることも当然ありうる(リン酸欠乏時に活性化されるPEPカルボキシラーゼなど).
-その他
**第二回:細胞を構成する要素,糖,アミノ酸,タンパク質,核酸,DNAのトポロジー
***糖
-糖の定義
+Cが3個以上ある
+アルデヒド基(-CHO)またはケト基(-CO-)を持つ
+水酸基(-OH)を持つ
-糖の構造
一般的に糖は環状構造を持っている.
1位の炭素の水酸基の位置によりα,βに分けられ,これが化学的性質を分けることもある.例えばアミロースとセルロースはいずれもグルコースがグリコシド結合によって直鎖状に重合したものであるが,アミロースはα-グルコースがα-1,4結合をしたもの,セルロースはβ-グルコースがβ-1,4結合をしたものである.(cf.[[α,βの区別の仕方]])
-ペクチン
細胞壁に含まれる多糖.
ペクチン類は様々な種類の多糖類から構成され,細胞壁中で複雑な構造をした非常に大きな分子として存在している.
酸性残基を持つため,カルシウムによる架橋結合を形成できる.
非常に複雑な様式で結合した10種以上の単糖からなるラムノガラクツロナンⅡ(RGⅡ)と呼ばれる複合多糖では,ホウ素のジエステル結合により架橋が形成される.
(参考資料:テイツ・ザイガー 植物生理学)
-糖のエネルギー状態
***アミノ酸,タンパク質
アミノ酸は親水性と疎水性のものに分けられる.基本的に価電を持つアミノ酸は親水性である.
タンパク質が親水性となるか疎水性となるかはそれを構成するアミノ酸の性質に左右される.
-[[等電点]]
-タンパク質の高次構造
--[[サブユニット]]
--[[アロスティック効果]]
***核酸
***DNAのトポロジー
-DNAの高次構造
例えば大腸菌のプラスミドは通常cccDNAとなっているが,[[DNAヘリカーゼ]]や[[トポイソメラーゼ]]の働きでその形状を変える.
**第三回:RNAの機能,DNA末端の問題,突然変異
***RNAの機能,構造etc
-tRNA:生物種によりコドンの使い方が異なる場合がある.
-リボザイム:酵素活性を示すRNA.RNAワールド仮説の根拠.
-mRNAの構造:5'側にキャップ構造,3'側にポリA構造を持つ.
-半保存的複製:メセルソン・スタールがN15(重窒素)を用いた実験で発見.
-DNA複製フォークにおける合成
--リーディング鎖:5'→3'方向にそのまま合成できる.
--ラギング鎖:短いDNA断片(岡崎フラグメント)が合成され,DNAポリメラーゼⅠがそのプライマーを分解(DNAポリメラーゼⅠのエキソヌクレアーゼ活性)し,これを繋げてDNA鎖とする.
-クレノーフラグメント:DNAポリメラーゼⅠを制限酵素処理して3'→5'エキソヌクレアーゼ活性のみとしたもの.粘着末端における3'側の突出配列にエキソヌクレアーゼ活性を示して平滑末端とすることができる.5'側の突出配列を平滑末端とするときにはT4DNAポリメラーゼを使用する.
***DNA末端の問題
-テロメア
DNAを合成するにはプライマーが必要だが,プライマーは合成のたびに切られるので合成されればされるほど染色体の末端,すなわちテロメアは切られて短くなっていく.これは動物の体細胞における細胞の寿命と関連する.
-テロメアーゼ
テロメアを修復する酵素.動物細胞でテロメアーゼが活性を示すのは生殖細胞とガン細胞のみ.
***突然変異
突然変異は10^-8の確率で発生する.塩基の欠失,置換etc
-ミスセンス変異:点変異によって一部のアミノ酸が変わり,タンパク質も違ったものになってしまう.
-ナンセンス変異:点変異によって一部の配列が終止コドンになり,そこでタンパク合成が終わってしまう.
-紫外線による変異:チミンの二量体ができる.これはアデニンと結合できないので複製,転写が停止する.これを修復するのはフォトリアーゼという酵素で,可視光により活性化する.
**第四回:転写制御,翻訳,RNAi
***転写
-シス因子とトランス因子
ORFの上流にあって転写を制御する因子をシス因子,ORFとは別の部位にコードされているタンパクで,転写制御に関わるものをトランス因子と呼ぶ.
-一度の転写で作られるmRNA数による区別
--モノシストロニック転写:真核生物で行われる.一回の転写で一つのmRNAが作られる.
--ポリシストロニック転写:原核生物で行われる.一回の転写で複数のmRNAが作られる.
-DNA合成と比べたときの転写の特徴
--プライマーが必要ない
--ポリメラーゼがRNAポリメラーゼである ...etc
-mRNAの構造
--真核生物においては5'側から「キャップ構造-ORF-PolyA」という構造になっている.
---キャップ構造:[m7G(5')pppN-]という構造を5'端に持つ.翻訳のとっかかりとしての働き,翻訳の安定化に関わる.
---PolyA:翻訳の安定化に関わる.
---CoTC配列:PolyAの下流にあり,mRNAとなる際にリボザイム活性を示してRNAポリメラーゼⅡによる転写を集結させる働きをする.
-エディティング:RNAに本来とは異なる塩基が出現したり塩基の挿入,欠失が起こるが,その詳しい機能,意味は不明.
-スプライシング:イントロンを切断し,成熟mRNAを合成する核内の反応.行われる場所はスプライソソーム.8割方は1種のプレmRNAから1種の成熟mRNAの合成が行われるが,1種のプレmRNAから複数種の成熟mRNAが合成される選択的スプライシング,複数のプレmRNAから複数の成熟mRNAの合成されるトランススプライシングも行われている.
***翻訳
-調整は弱い.真核生物ではeIF4Gという翻訳開始ファクターが補助する.
-一般的にリボソームが最初に結合した部位の下流にある開始コドンから開始される.
-リボソームはキャップ構造の他にIRESという部位にも結合できる.
--CoTC配列を外し,IRES部位を入れてやれば,一つのmRNAから複数のタンパク質が翻訳できる,すなわち一度の転写で複数のmRNAが転写できる,ポリシストロニックな転写を真核生物に行わせることも可能である.
***RNAi(RNA干渉)
-切断された二本鎖RNA(siRNA)にタンパク質群の結合したRISCによってmRNAの分解や翻訳の阻害が起こる現象.
-ターゲット遺伝子とそのアンチ鎖によりsiRNAを合成し,それによってターゲット遺伝子の翻訳制御を行う手法をRNAi法と呼ぶ.
**コメント欄
#comment
2006-10-24T18:59:22+09:00
1161683962
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-[[植物資源循環学]]
-[[遺伝育種学]]
さあどうぞ!
2006-10-19T20:37:54+09:00
1161257874
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3年前期
https://w.atwiki.jp/echiremon/pages/36.html
-[[トマト倶楽部]]
-[[作物品質評価学]]
-[[植物病理学]]
-[[国際農業市場論]]
-[[植物栄養学]]
-[[応用昆虫学]]
-[[分子生物学実験]]
2006-10-19T20:29:00+09:00
1161257340
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サブユニット
https://w.atwiki.jp/echiremon/pages/35.html
>四次構造(quaternary structure)は,三次構造を形成したポリペプチド鎖が複数個集合して,特異的に結合した状態をいい,個々のポリペプチド鎖をサブユニット(subunit)と呼ぶ.(植物バイオテクノロジー 池上正人 理工図書)
つまり四次構造の中の三次構造.
2006-10-11T19:50:31+09:00
1160563831
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全形成能
https://w.atwiki.jp/echiremon/pages/34.html
単一の細胞から全ての器官,組織を形成する能力.分化全能性,totipotencyとも.
植物の細胞はすべてこの能力を発現できる.
動物の細胞では受精胚細胞と胚幹細胞がこの能力を発現できる.
2006-10-11T19:46:51+09:00
1160563611
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種苗生産学
https://w.atwiki.jp/echiremon/pages/28.html
#contents
**第一回:種苗とは?,品種の成り立ち,種苗生産が産業として成立した理由,種子繁殖の利点欠点
***種苗とは何か
種苗とは作物を圃場に定植するために養成した幼植物である.
生産方法から見ると種子繁殖によるものと栄養繁殖によるものに大別できる.
***園芸種苗生産の発展の歴史と現状
種苗生産は特定の「品種」を安定的に入手したいとのニーズから発展したものである.以下では品種の成立と種苗生産の発展を平安時代にまで遡って見ていく.
-平安期
品種の黎明期といわれる平安期では,品種といえばすなわち産地に関連したものであった.このころに成立した品種には,「堂上蜂屋」「会津不身知」など産地名を持つものが見られる.
-江戸期
江戸期には自由に日本中を回ることは出来なかったが,伊勢参りの時期にだけは特別に手形が発行された.農家はこれを利用して各地の品種を持ち寄り,品種交換会を開催していた.これにより全国各地へ遺伝資源が導入されることになり,多数の品種が出現することになった.
-明治
海外の作物,品種導入が盛んになる.
-1940~(WW2後)
WW2後,人口の急増から食糧生産の必要に駆られ,種苗会社の設立や市場の整備が起こった.作物は単一のものを大規模に生産するようになり,生産と消費の分離,種苗生産と作物生産の分業化が進行した.
-1950~
組織培養,F1品種といった新たな技術が生まれる.
-1970~
茎頂培養によるウイルスフリー化技術の確立,プラグ苗生産システムの開発.
***種苗生産が産業として発展した背景
農家の高齢化,そして農業人口そのものの減少から苗の生産は専門の企業が行うようになった.農業の機械化,大規模化にも都合が良かった.
また,個人の手には負えないほどに多様化した品種を維持するのは企業でなければ難しいことだった.
-種苗会社の責任
「苗半作」「苗八分」といった言葉が示すように,苗の出来具合は収穫に大きく響く.ゆえに苗を供給する種苗会社の責任は重く,過去には訴訟沙汰になったこともある.
***種子繁殖の利点・欠点
種子繁殖は大量生産・保存・輸送などの面で優れている.
だが遺伝的に形質を固定しなければ形質が分離してしまう危険性があるし,固定には長い年月が必要である.また,果樹などではその生長そのものに長い年月を要する.
ゆえに種子繁殖の利用は野菜や一年草,二年草などに限られている.
**第二回:栄養繁殖,採種,種子発芽の生理
***栄養繁殖
栄養繁殖とは植物の[[全形成能]]を利用した繁殖方法である.
-利点:種子を要せず,同型質の個体を容易に増殖できる.また,接ぎ木によって耐性を与えることもできる.
-欠点:長期保存と大量増殖に適さない.
上記の利点,欠点から,栄養繁殖が有効に適応できるのは果樹や花木などの木本植物,ならびに花卉類や希少価値のある植物に限られてくる.
***採種
種苗会社が植物の種子を採種しようとする場合,採種場所に必要な条件は
+安定した気候(安定した収量)
+湿度が低い(病気を防ぐため)
+周囲に類縁植物がない(交雑防止)
の3つである.すなわち,日本という場所は採種に全く適さない.
1955年頃から海外採種が行われ,現在はチリ,ペルー,オーストラリア,カルフォルニアなどで主に採種が行われている.これらの場所は気候が温暖で雨が少なく,植生が日本と異なり人件費が安いなどの点で優れている.
なお,日本で栽培される野菜の90%以上は海外産の種子を使用している.
***種子発芽の生理
種子は果実中での登熟過程からすでに発芽生理を開始している.すなわち休眠現象の開始である.休眠は種子中に休眠物質が蓄積し,含水率が10%程度(通常の植物体は90%前後)になるまで脱水することで起こる.
休眠は発芽に必須というわけではないので,休眠前の種子を取り出して播種してやれば(取り播き),すぐに発芽する.休眠が深い植物などには有効な手法である.
***種子の発芽過程
種子の発芽は3つの吸水過程に分けることができる.
-第1吸水過程
物理的吸水過程とも言われる.含水率が70%程度になるまで吸水する.種子の生死には関係ない.
-第2吸水過程
生理的吸水過程とも言われる.吸水した水を使用して各種の貯蔵物質(デンプン,タンパク,高次リン酸etc)を加水分解する.初期の代謝を決定する重要なステージである.
-第3吸水過程
成長的吸水過程とも言われる.植物体の成長に伴う吸水.
**コメント欄
#comment
2006-10-11T19:43:22+09:00
1160563402
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等電点
https://w.atwiki.jp/echiremon/pages/30.html
>等電点[isoelectric point] 水溶液中の両性電解質(アミノ酸,タンパク質など)の電荷の代和数が0になる状態.養液の水素イオン指数pHで示す. -中略- 両性高分子電解質の等電点では電気泳動の速度は0である.(岩波理化学辞典)
つまり電気泳動ができないpH.
2006-10-10T22:29:33+09:00
1160486973
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α,βの区別の仕方
https://w.atwiki.jp/echiremon/pages/33.html
>Freudenbergによる現在の定義では水酸基が標準炭素と同じ側にあるアノマー(シス形)をα,反対にあるもの(トランス形)をβと呼ぶ. -中略- D-ヘキソース,D-ペントースでは1位の水酸基が輪の下を向くのがα,上を向くのがβである.(コーン・スタンプ 生化学)
よくわかんなくても下がα,上がβでおk
2006-10-10T22:28:37+09:00
1160486917