俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない1


俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第001-002回

 学校から帰宅すると、妹がリビングで電話をしているところだった。
 妹の名前は高坂桐乃。現在十四歳。近所の中学校に通っている女子中学生だ。
 ライトブラウンに染めた壁の毛、両耳にはピアス、伸ばした爪にはマニキュアを塗り、端正な顔を入念なメイクで更に磨き上げ、中学生には見えないほど大人びた雰囲気をしている。背がすらっと高く、出るところは年相応にきっちりと出てもいる。
 自慢の妹だと誇るつもりは全然ない。男友達からは羨ましがられるし、連中の気持ちが判らなくもないが、俺としては冗談じゃないと言いたい。何しろ見た目はいいが性格が最悪で、以前から俺のことを兄として扱おうとしない。仮に弟だったら殴り飛ばしているところだ。女だからそうせずにいるが、その内に痛い目に合わせてやろうと思っている。
「ただいま」
 一応の礼儀として挨拶してみるが、返事がないどころか、俺の方を見ようともしない。セーラー服姿のまま、ソファに深く腰掛け、超短いスカートで足を組み、携帯に向かって何やら楽しそうに笑いを振り撒き続けている。捲くれたスカートからオレンジ色の下着が見えていることさえ、気にも留めていないようだ。
「えー? ウッソー? なにそれぇ。きゃはは、ばっかみたーい。うん、うん……分かった。じゃあ着替えて、これから行くね――」
 もう夕方になるというのに、どこに遊びに行くのやら。怒る気にもなれず、俺は自分の部屋へと向かった。試験が近いので、たまには勉強をしておかないと都合が悪い。
 我が家は二階建ての一軒家、俺と桐乃の部屋は二階にある。部屋で私服に着替えた俺は、十分ほど寛いでから階段を下りた。勉強を始める前に、小便を済ませておこうと思ったからだ。ちなみに階段を下りるとすぐ玄関で、向かって左手にリビングへの扉がある。
「っと」
 階段を下りてすぐ、玄関付近で私服の桐乃とぶつかった。俺の左肩が桐乃の胸に軽くぶつかるような形で、衝撃自体はたいしたことがなかったのだが、その拍子に桐乃のバッグが手から離れ、床に中身をぶち撒けた。
「あっ……」
「お、悪ぃ」
 俺は素直に詫びて、床に散らばった化粧品等の諸々を拾ってやろうと手を伸ばした。だが、そんな俺の手を桐乃は平手で払った。汚い物でも払うような素振りでだ。
「・・・何すんだ、てめえ」
「いいから、触んないで」
 それだけ告げると、桐乃は散らばったバッグの中身を黙々と拾い集め始めた。
   ★★★
 小便を済ませてトイレから廊下に出ると、俺はそこで妙なものを見付けた。靴箱と壁の隙間から白くて薄いケースのようなものが半分はみ出している。試しに手に取ってみると、パッケージの表面には扇情的な衣装に身を包んだ幼女の絵が描かれていた。どうやら『星くず☆うぃっちメルル』というアニメのDVDケースらしい。ついさっき出かけていった桐乃のバッグから落ちた物かとも思ったが、あいつがアニメを見ていたのなんて小学生の頃の話だ。道理に無理があり過ぎる。一応は中身も確認しておこうとケースを開くと、中の盤面には『妹と恋しよっ♪』という文字と共に半裸の少女のイラストがプリントされていた。もしかしてこれ、エロゲか?
 俺はケースを手にしながら一頻り考えてみた。別のアニメのDVDを間違ってケースに入れてしまったと言うよりも、エロゲを持ち運ぶ為にアニメのDVDケースに入れたという方が納得できる話だ。しかし、誰が? 現在この家に住んでいるのは俺と桐乃の二人だけだ。海外赴任中の両親は三月に一度の頻度でしか戻ってこない。最近戻ってきたのは一週間ほど前で、その間ずっとここにケースが放置されていたとは考え難い。それに親父やお袋がアニメやエロゲに興味を示すとは思えない。とすると、残りはやはり桐乃だが。
「……もしそうなら、これは使えるな」
 思わずそう呟いて、俺はケースを持ったまま、自室へと戻ることにした。


俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第003回

 現在十八時四十五分。もう一度トイレに行こうと部屋を出た俺は、階段を下りる途中で足を止めた。玄関に桐乃の姿を発見したからだ。
 ちなみに今日の桐乃は、自黒ストライプのTシャツに、黒い短パンとスカートを混ぜたような代物を穿いている。よくは知らないが、なんとかというブランドのものらしい。こいつがファッションモデルだと言われたら、誰もが信じるだろう。
 どうも俺の予想は当たっていたらしく、桐乃は玄関付近で何かを探しているようだ。おそらく出先でバッグを開き、DVDケースが入っていないことに気が付いたのだろう。俺は一旦自分の部屋へと戻り、例のDVDケースを懐へと入れた。次いで階段を下り、桐乃に声をかけてみる。
「なあ。お前、何か探してんのか?」
「は?」
 桐乃は凄い目つきで睨んできたが、俺は悪びれずに言ってやった。
「そういやさ。最近、俺の友達が変なアニメにはまっててさ。確か、星くずなんとかって言うんだけど」
 桐乃は俺のゆさぶりに反応して黙り込み、きつく唇を噛みしめながら全身を小刻みに震わせた。それは多分、怒りのためでなく、発覚を恐れてのことだろう。態度はでかいが、意外と小心者だ。その方が俺としても後々やり易い。さて、そろそろ罠に嵌めてやるとするか。
「・・・まあ、たいした話でもないからいいか。ちょっとコンビニに行ってくる」
 そう言って、俺は玄関に立ち尽くす桐乃を横目に家を出た。少しだけ外で時間を潰した後、裏手の勝手口から家の中に入り、足音を忍ばせて階段を上っていく。
 自室のドアからはゴソゴソと室内の音が漏れ聞こえている。そのドアを俺は勢いよく開け放った。
「おい、お前、人の部屋で何やってんだ」
 部屋の中心で四つん這いになっていた桐乃は、俺の言葉に青ざめた顔で振り向いた。怯えたような顔。けれども相変わらず挑戦的な視線だ。まあ今は、その方が面白い。
「……なんだって、いいでしょ」
 俺に尻を向けたまま、桐乃は噛みつくように言い放った。
「判ってんだよ。お前が探してるのはコレだろ? この中身のエロゲだろ?」
 俺が懐からDVDケースを出すと、桐乃はもの凄い勢いで立ち上がり、ケースへと手を伸ばしてきた。が、俺はその腕を掴むと、愕然とした桐乃の表情を見て笑ってやった。桐乃は無言で視線をそらしたが、顔が紅潮し始めている。
「へえ、やっぱコレ、お前のだったんだな?」
「そんなわけないでしょ、絶対違う。あたしのじゃない」
 これ以上ないくらい不機嫌な声で桐乃が言った。断じて認めるつもりがないらしい。
「じゃあ、お前、俺の部屋で何やってたんだよ?」
「そ、それは……」
「それは? なんだよ?」
 俺が促すと、桐乃は更に顔を赤く染めた。
「……やっぱ、おかしいと、思う?」
「あ?」
「だからその、そ、そういうの。あたしが持ってたら、おかしいかって聞いてんの……」
「そういうのってどっちだよ? ケースか? エロゲか?」
「……ど、どっちもよ」
「俺は別に構わねえけどな。それより、このことを黙ってて欲しいか?」
 俺が意地悪く尋ねると、桐乃は視線を逸らしたまま黙って頷いた。

俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第004回


「ほ、ほんとに、触ったりしないんでしょうね? ウ、ウソだったら、許さないからね」
「見るだけだって言ってんだろうが、早くしろ」 
 俺が強い口調で言うと、桐乃は真っ赤になりながら服を脱ぎ始めた。エロゲの件を黙っててやる代わりに下着姿を見せろ、と俺が言ったからだ。無論、これは初めの一歩に過ぎない。
「し、下も脱がなきゃダメ?」
 Tシャツを脱いでオレンジ色のブラジャー姿になった桐乃が、恐る恐るといった口調で聞いてきた。ブラジャーの大きさからすると、サイズは八十二前後というところか。もう少し大きいかと思っていたが、まあいいだろう。この方が育て甲斐がある。
「当たり前だ、早くしろ」
「わ、判ったわよ。あんまり偉そうに言わないで」
 黒パンもどきを脱ぎ捨てると、桐乃はオレンジ色のショーツの前を手で隠し、恥ずかしそうに俯いた。上下組の下着のようだ。
「こ、これでいいんでしょ? もう服着ていい?」
「阿呆かお前は。これからがいいところじゃねえか」
 俺は言ってズボンとパンツを一緒に脱ぎ、勃起した陰茎を桐乃の前に晒してやった。
「きゃ、ちょ、ちょっとヤダ。な、なに見せてんのよ、変態! どういうつもりよっ!」
 桐乃は慌てて自分の顔を手のひらで覆ったが、指の間から俺の一物をしっかりと見ているのが丸判りだ。中学生のくせにエロゲに手を出しているだけあって、性に関する興味が強いに違いない。
「お前の下着姿を見ながら、オナニーさせてもらうに決まってんだろ」
「え? あ、その、オ、オナニって、あ、あたしがそれを?」
 どうも俺に奉仕を命じられるとでも思っているらしい。それもいいのだが、まだ先の楽しみにしておきたい。
「俺が自分でやるから、お前はそこに立ってりゃいい。そのくらいならいいんだろ?」
「ほ、ほんとにそれだけでいいの?」
「何だ? 触りたいのか?」
「そ、そんな訳ないでしょ! この変態っ!」
「まあいい、それじゃ始めるぞ」
 そう言って俺は自分の陰茎を扱き始めた。下着姿の桐乃が指示通り従順に立ち尽くしているのを見ていると、それだけで興奮してくる。桐乃は相変わらず指の隙間から俺の様子をじっと見ている。自慰を見せられて発情でもしているのか、少しずつ息が荒くなっているようだ。
「そのまま、ちゃんと立ってろよ」
 言ってから俺は桐乃の前に屈み込み、ショーツの臭いを嗅いでみた。少しだけ汗臭いが、甘い臭いがする。
「ちょっ、ちょっとっ、なにやってんのよっ!」
 桐乃は俺の行為に驚き、慌ててショーツの前部分を両手で隠そうとしたが、陰茎を直視して手を戻し、再び顔を覆った。
「何って、お前のマンコの臭い嗅いでるだけだろ。触ったりしねえよ」
「くっ、こ、この、変態っ! 露出狂!」
「黙って立ってろエロゲ女。バラされたくなかったら、もう少し足を開け」
 悔しそうに呻きながらも、桐乃は俺の命令通りに少しだけ足を開いた。布地ギリギリまで鼻を近づけ、深く臭いを吸い込んでみると、明らかに体臭が濃くなっている。流石にこの状況で秘所を濡らしてまではいないだろうが、ここは一つ、からかってやるとするか。
「おい、パンツに染みが出来てんぞ? お前、俺のオナニー見てマンコ濡らしてんのか?」
 どんな文句を言ってくるかと思ったが、桐乃は黙ったまま隠した顔を伏せ、嫌々をするように何度も首を振った。柄にもなく泣き出しそうな気配だ。その様子を見ている内に、俺は色々と面倒臭くなった。気に入らない妹だが、今後は多少なりとも態度を改めるだろうし、この辺にしておくか。
「もういい、止めだ。服着て部屋に帰れ」
「えっ?」
 桐乃は顔を上げ、覆っていた手も除けて俺を見つめてきた。俺は床に脱ぎ捨てていた自分のパンツとズボンを吐くと、呆然としている桐乃に改めて言ってやった。
「もういい、終わりだ。アニメとエロゲの件は誰にも言わねえから安心しろ」
「……ほ、ほんとに? ど、どうして?」
「お前の態度がうぜえからだよ。早く服を着ろ。そのまま突っ立ってると犯すぞ?」
 そう俺が言うと、桐乃は手早く脱ぎ捨てていた衣服を身に着けた。

俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第005-006回

 その後、桐乃がDVDケースを手に俺の部屋を出て行ってからは特に何もなく過ぎた。家の中で俺と顔を合わせる度、桐乃は恥ずかしそうに俯いて黙り込み、目も合わせようとはしないものの、横柄な態度は影を潜めている。それだけでも今回の脅しは効果があったと言えるだろう。反抗的な態度さえなければ、それなりに可愛い妹だ。エロゲの件は本当に忘れてやってもいい。
だが、その夜。
 身体にかかる重みで俺は眠りから覚めた。呆けたまま確認すると、いつの間にか掛け布団も毛布も剥がされていて、俺の上に桐乃がパジャマ姿で覆い被さっている。状況が判らずに眉を潜めていると、桐乃は俺が目を覚ましたことに気付き、耳元に口を寄せてきた。
「・・・静かにして」
 嘆願するような口調だったが、現状の確認が先だ。
「お前、何やってんだよ? どういうつもりだ?」
「あ、あんた、あたしで、その、だ、出したかったんでしょ?」
 そう言うと、桐乃は頬を染めながら俺に身体を摺り寄せてきた。夜這いのつもりか?
「お前、俺に犯されてえのか?」
「そ、そんな訳ないじゃない。あんたのことが信用できないだけよ。内緒にしてもらう為に、仕方なく、そう、仕方なく見せてあげに来たのよ。あんただってちゃんと出せば、今後、何も言えなくなるでしょ?」
 なるほど、俺に弱味を握られたままの状態が嫌で、自分も俺の自慰の惣菜になることで弱味を握ろうということか。馬鹿か、こいつは。妹で自慰をしたからって、それを弱みだと思う俺だと本気で思ってんのか。だがまあ、そういうつもりなら俺にも考えがある。
「じゃあ、脱いで下着姿になれよ」
「……うん、判った」
 桐乃は素直に頷いて、俺の上でパジャマの上下を脱いでいく。ブラもショーツも白地に赤いハートマークが散らされた柄で、中学生としては相応の下着だ。忽ち陰茎が勃起し始め、俺は自分のパジャマのズボンとパンツを膝まで下げて足を抜き、半裸の桐乃を見上げながら陰茎を扱き始めた。桐乃は困り顔で目線を泳がせながらも、時々一物の状態を確認しているようだ。そんなに見たいのなら思う存分見せてやってもいい。
「このままじゃ続けにくい。横に寝ろ」
 そう言うと、桐乃は黙って俺の横に仰向けになった。俺は身体を起こし、勃起した陰茎を目の前に晒してやった。
「ちょっ、ちょっと、何する気?」
「こんな間近で俺のチンポ見るのなんて初めてだろ? よく見とけ」
「べ、別に見たくなんか。そんなことより、早く済ませて」
 不機嫌そうに言いながらも、桐乃は一物に視線を注ぎ、何度も小さく喉を鳴らし始めた。緊張しているのか興奮しているのか、今一つ判りにくい反応だ。だが、もう一押しぐらいはできそうな気配だ。
「夕方に一度見てるからな、これだけじゃ興奮しねえ。ブラ外して胸を出せ」
「な、そ、そんなことできる訳――」
「俺が出さないと安心できねえんだろ? 早くしろよ、止めて寝ちまうぞ?」
 きつい口調で言うと、桐乃は渋々と背中に手を回してブラのホックを外し、両肩紐を下ろした。だが、肝心のカップの部分を除けようとはしない。愚図な態度に俺は苛立つと同時に、夕方と同様に馬鹿らしくもなった。こんな女に付き合ってやるよりも、正直、とっとと寝直したい。溜息を吐きながら脱ぎ捨てたパンツとズボンを穿くと、俺は桐乃に言い放った。
「とっとと出てけ。俺は眠い、もう寝る」
「え、なに、ちょっと、その、だって、あたしを……」
 桐乃はブラのカップを両手で押さえたまま、困惑の表情を浮かべている。
「お前が嫌なら結構だって言ってんだよ。絶対に喋らねえから、さっさと部屋に帰って寝ろ」
   ★★★
「……話があるから、ちょっと来て」
 俺のベッドの上で元のパジャマ姿になると、桐乃は小声で懇願するように言ってきた。弱味を握られていても本質は変わらないのか、俺が眠いと言ったことなど気にも留めていないようだ。
「眠いって言ってんだろうが。どうしてもっていうなら明日にしろ」
 嫌味な口調で言ってやったが、桐乃は縋るような目で俺を見ている。
「明日じゃダメ、今じゃないと」
「どうして?」
「……どうしても」
「どこへ来いって?」
「……あたしの部屋」
 本当に一々面倒な女だ。しかし、腹が立てば立つほど眠気も覚めてきてしまう。こうなったら仕方ない。少しぐらいは相手になってやるか。
「行けばいいんだろ、行けば」
 舌打ち交じりに俺がそう言うと、桐乃は怯えと安心の入り混じったような複雑な笑みを浮かべた。




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最終更新:2010年05月05日 07:52
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