俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない16


俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第074回

 反応を確かめつつ陰核を重点的に責め、ゆっくりと時間を掛けて腰を動かしていると、瀬菜は次第に性交に慣れて悩ましい表情を浮かべるようになった。
当然、合間にはいくつもの淫語を教え込み、一つ覚える度に口付けや乳首への愛撫など報酬も与えてやっている。
その甲斐あってか、それとも腐女子ということで元からの素養があるのか、瀬菜は伝授された言葉を瞬く間に我が物とし、自ら考えて発してくる。
約一週間前のレンタルルームでの時とは別人のようだ。
「ふくひあっ……ふぇんぱいのおひんひん暴れへまふうっ……かふはあっ……あらひのオムァンコをジュボジュボってへえっ……あくひいっ……なんれこんなにひ持ちいいのほおっ……」
「んだよ? クリトリスはどした? もう気持ちよくねえのか?」
「んくはあっ……クリトリフもひ持ちいひでふうっ……はうひあっ……おひんひんがこんなに凄ひなんれえっ……ふうひあっ……クリトリフもオムァンコもどっひもひ持ちいひいっ……」
 どうやら膣肉を擦られる快感に目覚めてきたらしい。一時は引っ掛かるような抵抗を感じていたのだが、再び漏れ出してきた愛液のおかげで膣内の抽送も滑らかになりつつある。
とは言え、その締まり具合は相変わらずきつく、あまり腰の動きを早めると俺が先に果ててしまいそうだ。何とか先に恍惚の頂点へと導いてやりたい。
自然とそう思える程、臆することなく淫悦に身悶えし続ける瀬菜は可愛い。
「もっともっと気持ちよくしてやるからな?」
少しだけ考えてから俺はそう囁き、空いている手を瀬菜の尻へと回した。菊門に指を当てて擽り始めるのと同時に、陰核を撫でる指と腰の動きを容赦のないものに変えてやる。
どちらが先に達するか我慢競べとなるが、それもまた面白い。
「はひくふあっ……しょこは違いまふうっ……んくひはあっ……おひりは嫌れふうっ……」
「でも瀬菜ちゃんの描いたイラストじゃ、ここにチンポ入れてたじゃねえか? 取り敢えずは指だけど、どんな感じか作品を作る時の参考にしてくれ」
 そう言って俺は瀬菜の尻穴に中指を第一関節まで呑み込ませた。指先で軽く腸壁を撫でてやると、瀬菜は俺に強く抱き付きながら明らかに歓喜の声を上げた。
「あひはへえっ……指がおひりの穴にひいっ……ひうくはあっ……あらひ初めてらのに虐められへるふうっ……かひくふあっ……ふぇんぱいにおひりまれ犯はれてるふうっ……」
 拒む言葉の一つも出てこないことに若干驚きながら、俺は瀬菜への認識を改めた。どうも被虐的な資質がないと思ったのは勘違いだったらしい。
輪姦のイラストなどを自ら描いていたのは、単に趣味だけではなく、自らもそうされたいという願望を持っているからこそなのかもしれない。
もしもそんな願いを持っているのなら、いずれは桐乃と加奈子、場合によっては麻奈実にもペニスバンドを付け、俺も含めて四人で嬲ってやってもいい。
「んひはふあっ……ふぇんぱいもうダメれふうっ……かふへひあっ……あらひもう限界れふうっ……あへひくあっ……初めてらのにヒっちゃいまふうっ……」
 瀬菜はそう言いながら総身を震わせ始めた。反応を見るに尻穴が一番の弱点のようだが、その様子を楽しんでいる余裕はない。俺も間もなく臨界点突破だ。
「いいぞ、イっても。このまま俺も出すからな?」
「かひくはあっ……ふぇんぱい早くふうっ……ふひかへあっ……あらひヒっちゃふうっ……」
 瀬菜は俺の射精に合わせて絶頂を迎えるつもりのようだ。その気持ちに感じ入りながら、俺は一層深く腰を前に突き出し、亀頭を子宮口へと押し当てた。
「ちゃんと子宮で受け止めろよ? おらっ」
 そう告げて膣内に精液を撒き散らすと、瀬菜はしがみ付いた腕に力を込め、腰だけを前後に跳ね上げて俺の中指を自ら腸内深くへと取り込んだ。
「んくはふひあっ……オムァンコがヒくうううううっ! おひりまれヒってるふうううっ!」
 初体験で尻穴まで弄るのは可哀想だったろうかと思いつつ、俺はそのまま腸壁を擦り続け、その間延々と瀬菜は快楽の境地へと昇り詰め、後にぐったりとして動かなくなった。


俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第075回

 回復を待って風呂場に連れて行こうとすると、瀬菜は一瞬平素の態度に戻ってから極端な程に恥ずかしがった。ベッドの上で薄手の毛布に身を隠し、片乳首さえ見せようとはしない。
あまりの豹変振りに驚きはしたものの、掴めない性格であることは充分に理解している。俺は裸のまま瀬菜の正面に座り、その身体を毛布ごと優しく抱き寄せた。
「瀬菜ちゃん、どうしたんだよ? なんで急に毛布なんか……」
 そう尋ねると、瀬菜は俺を抱き返しながらも、真っ赤になって俯いた。
「だって、その、あたし、夢中になっちゃって……。ううっ、あんなこと言ったり……」
「あんなことって何だ? おちんちんか? マンコか?」
「もう先輩っ! デリカシーなさ過ぎですっ!」
 意地悪く問い掛けると、瀬菜は顔を上げて睨み付けてきた。肌を重ねた今となってはそんな態度も愛らしい。俺は素早くその唇を奪い、口を離した後で宥めるように囁いた。
「でも可愛かったぞ? チンポ突っ込まれてアヘアヘ喘ぐ瀬菜ちゃん」
「アっ、アヘアヘなんて言ってませんっ! せっ、先輩こそ、き、気持ちよさそうな顔して出してたじゃないですかっ!」
「だってなあ、本当に気持ちよかったし。瀬菜ちゃんは気持ちよくなかったのか?」
 その言葉に瀬菜は再び顔を垂れ、少しだけ間を置いてから小声で答えてきた。
「……きっ、気持ちよかったです」
 俺はその返答に笑いなから枕元の眼鏡へと手を伸ばし、瀬菜の顔にそっと掛けてやった。
瀬菜は何度か瞬きした後、真面目な顔で俺の目を見つめてきた。
「……本当に、ありがとうございます」
「眼鏡ぐらいで大袈裟だろ」
「そうじゃなくて、その、先輩がいてくれなかったら……。あたし――」
 言葉を詰まらせて真摯な眼差しを送ってくる瀬菜を前に、俺は僅かに気後れした。
その一途な素振りは真剣に惚れてしまいそうな程だが、心情の背景には精神的に追い詰められたが故の逃避も含まれている。
そう仕向けたのは俺だが、そのことを語る訳にはいかない。かと言ってこんな物言いをされたのでは罪悪感に苛まれてしまいそうだ。
どうするべきか無言で考えていると、瀬菜は俺の頬に自分の頬を擦り付けながら小さな声で呟いた。
「――先輩のおかげで、お尻のことがよく判りました」
「そっちかよっ!」
 叫んだ後に俺は手のひらを自分の額へと当てた。熱が出そうだ。
「でも、ほんとに感謝してるんですよ? 指一本であんな感じなら、やっぱり今後は長さより太さに重点を置いて描くべきかなって。でも、あんまり太いと見た目にも痛そうだし……」
 俺は苦笑しながら空いた手を瀬菜の額へと押し付けた。この変人も熱はないようだ。
「えっ? どうしたんですか? 先輩、おでこフェチなんですか?」
 瀬菜の真顔での質問に、俺は呆れて深く息を吐いた。


俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第076回

 その後、粘り強く説得を続けると、瀬菜は渋々とではあったが一緒に風呂に入ることを了解してくれた。
洗い場で各々自身の身体にこびり付いた破瓜の血や体液を洗い流し、共に浴槽に入ると瀬菜は僅かに顔をしかめた。湯が秘所に染みたらしい。
俺は早々に入浴を切り上げようとしたが、当の瀬菜は折角入ったのだから我慢すると言ってきた。
俺はそれを受け入れてバスタブの中に座り直し、瀬菜を背中から膝の上に抱え込んだ。ついでに両手で乳房を下から揉み上げてやると、瀬菜は拒むことなく息を弾ませ、俺の胸に背を押し付けてきた。
「ふはぁ……先輩の触り方エッチですぅ……くふぁ……そんな先っぽばっかりぃ……」
 先刻までの恥じらう素振りは消え、瀬菜は媚びるような口調になっている。どこかに平常と肉悦の切り替えスイッチがあるらしいが、在処については皆目見当も付かない。
直接本人に尋ねてみようかとも思ったが、それも無粋な気がする。ここは詮索などせず、どんな反応を返してくるか判らない点を大いに楽しむべきだろう。
「なら、こっちな」
 俺はそう言って片手を乳房から離し、股間に当てて陰核を撫でてやった。時折顔を歪めているところを見ると、まだ膣内は痛むらしいが、そこ以外なら平気だろうと思ったからだ。
案の定、瀬菜は肩と首を竦めて身震いし、官能的な吐息を漏らし始めた。
「うふはぁ……またそんなとこぉ……くはふぅ……でも先輩の指気持ちいいぃ……」
「だったらもっと触るから、大きく脚開いて。そう、いい子だぞ」
「あくふぅ……こんなことばっかりされてたらぁ……んくはぁ……先輩から離れなれなくなっちゃいますぅ……ふはぁん……家になんか帰りたくなくなっちゃうぅ……」
 愛撫を続けながら、俺は瀬菜の言葉に少しばかり考え込んだ。こうしていられるのは長くても明日までだ。その後は赤城のいる家へ帰さなくてはならない。
だが、仮に麻奈実に手コキまで許したとして、瀬菜を赤城の欲望の対象から外すことは本当に可能だろうか? 逆に煽ってしまったりはしないか? 
念の為に瀬菜の口から赤城が襲ってきたことを両親に告げさせ、親に行動を監視させるべきか? その場合、俺が瀬菜と会えなくなる可能性はないか? 
一番都合がいいのは瀬菜をこの家に住まわせることだが……。
「……なあ、瀬菜ちゃん?」
「はくふぁ……何ですかぁ……んふはぁ……出来れば呼び捨てにして欲しいですぅ……」
「じゃあ、瀬菜。お前、近くに親戚とかいるか?」
「あくはぁ……何ですか急にぃ……うくふぁ……特にいないですよぉ……」
 そうだろうな、と思いつつも俺は微かに落胆した。近くに親類宅でもあればそこに瀬菜を住まわせようと思ったのだが、そうそう上手くはいかないようだ。
しかし、どうにかして瀬菜と赤城を切り離しておきたい。他の手段を考えていると、瀬菜が喘ぎながら言葉を掛けてきた。
「んふあぁ……去年までならぁ……くふぅん……この近所に祖母が住んでましたけどぉ……」
 思わず俺が手の動きを止めると、瀬菜は怪訝そうな顔で振り向いてきた。
「んはぁ……どうしたんですかぁ? はふぅ……止めちゃうんですかぁ?」
「ちょっと休憩な。その話、詳しく聞かせてくれ」


俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第077回

 詳細を問い質すと、瀬菜の父方の祖母は去年から特別養護老人ホームへと入っており、それまでの住居は現在空き家となっているとのことだった。
三年前に亡くなった祖父が退職してから建てた家とのことで、築年数も然程は経過していないらしい。
既に各種の権利は瀬菜の父に移っており、赤城か瀬菜が結婚でもしたらそこに住まわせる予定なのか、それとも財テクの一環なのか、売却の手続きなどはしていないと言う。
更に都合のいいことには、祖母の荷物は殆ど残っておらず、定期的に瀬菜が母親と共に掃除に訪れている甲斐あって、止めてある水道や電気、ガス等を通せば、すぐにでも住むことが可能とのことだ。
 そこまで聞いて俺は内心薄く笑った。前言撤回。世の中は割と上手く出来ている。
瀬菜は常日頃から自宅の鍵と一緒にその家の鍵も持ち歩いているとのことで、早速明日にでも下見に行っておくべきか。
 しかし、赤城の実妹強姦未遂を伝えたとして、果たして瀬菜の両親が女子中学生の一人暮しを認めるだろうか? 
瀬菜と赤城の切り離しについては諦め、取り敢えず親に監視だけさせておき、件の家は性交可能な場所としてこっそりと使用するに留めておく方がいいような気もする。
仮に各種の調教用の道具を置いたとしても、今後は一人で掃除をするとでも瀬菜に言わせれば、母親が訪れてくることもないだろう。
だが、電気等のライフラインを通さなければ色々と不便も生じる。
 一頻り思い悩んでいると、瀬菜はバスタブの中で姿勢を変えて俺に正面から抱き付き、じっと目を覗き込んできた。
「さっきからどうしたんです、先輩? もしかして、あたしをお婆ちゃんの家に住まわせたいとか考えてます? その方が嬉しいですか?」
「そりゃ当たり前だろ? その方が会い易いし。でもな、瀬菜の親が――」
「判りました。あたし、お婆ちゃんの家に住みます」
 瀬菜は何でもないことのように言い、俺は目を丸くした。
「ちょっと待て。中学生の一人暮しなんて、普通の親なら許さねえだろ?」
「……私もここに来る途中で考えてたんです。あんな兄と同じ家に住むのなんか嫌ですから。先輩がそうして欲しいなら、どうにかします」
「それって、赤城のことを親にバラすってことか?」
「いえ、父はあたしには甘いですから、そのことを言わなくても多分大丈夫だと思います。受験生だし、一人で勉強に集中したいとでも言えば……」
 あまりにも自信あり気に言ってきたので思わず頷きそうになったが、その理屈は変だ。
受験生ならば尚のこと、一人暮らしの雑事、例えば炊事や洗濯などに時間を費やしている場合ではないだろう。
そのことを問うと、瀬菜は淡々と言葉を返してきた。
「あたし、そこそこ成績優秀ですから。総合テストで学年二位ですし。料理もそんなに苦手じゃないですし、洗濯物は一週間に一度自宅に持って帰れば済みます。
だから先輩、時々は泊まりに来てくださいね? あ、私が泊まりに来てもいいですよ?」
「……親父さんが甘いって言うけど、それだけに瀬菜を手放さないんじゃないか? それに、そんだけ成績優秀なら一人で勉強に集中ってのも変だろ?」
 俺がそう言うと、瀬菜は首を傾げて黙り込んだ。何か考えている素振りだ。
一体どんな結論に至るのかと様子を見守っていると、程なく瀬菜は少しだけ目を伏せて俯き、独り言のようにポツリと呟いた。
「……その時は、父に兄のことを言います」



俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第078回

 好都合過ぎるというのも気味が悪いが、当初は内緒にしておくと言っていた赤城の件を告げてまで近所に越してきたいのなら、これ以上俺が口を挟むこともないだろう。
だが、そう思うに至った分の褒美はきっちりと与えてやるべきだ。
 俺は瀬菜を連れて風呂から上がると、共に裸のまま自室へと戻り、ベッドの上で改めてその身を正面から膝の上に抱え込んだ。
勃起した陰茎を下腹部に押し付けながら何度も口付けを交わし、瀬菜の表情が緩んできたところで優しく尋ねてみる。
「瀬菜はどうして欲しい?」
 この状況下でこんな問い掛けをされたら、普通はまだ膣内が痛むとしても耐える決意をし、性交をねだってくるだろう。
そう思っての質問だったのだが、瀬菜は恥ずかしそうに身を捩りながら予想外のことを言い出した。
「せっ、先輩の、オっ、オナニーが見たいですっ」
 正直、この発言に俺は口中の息を噴いた。どうも瀬菜に対しては目論見も判断も覆される傾向にあるらしい。
出会いの時からそうだったことを考えると、運命と言っても差し支えないのではないかとさえ思えてくる。
当人も意識して俺の思惑を外そうとしているのではないのだろうが、それ故に事前の対処は不可能だ。
「……あのなぁ? もうちょっと他に何かねえのかよ?」
 俺がそう言っている最中にも関わらず瀬菜は早々と膝から折り、少し離れた場所に横座りになると、鼻息を荒くして胡座を掻いている俺の股間を注視し始めた。
「どっ、どうぞっ、始めてくださいっ」
 瀬菜はそう告げてから大きな音を立てて生唾を飲み込んだ。完全に期待している目だ。
止むを得ずに俺が自ら陰茎を扱き始めると、露出した乳房の先も隠さずに徐々に身を乗り出してもきた。
とても先刻まで処女だったとは思えない態度だが、瀬菜に関してはこれが当たり前なのだと割り切るしかないのかもしれない。
「んはぁ、そのくらいの速度から始めるんですかぁ、くふぅ、そうすると二十一回擦った後にカウパー液が出てくるんですねぇ、あふぁ、袋の方とかって弄らないもんなんですかぁ?」
 瀬菜は目の前の自慰に興味津々で息を荒げているが、俺は実験動物になった気分だ。幾ら何でもカミングアウトし過ぎだろう。
「瀬菜、もっと近くに来い。オカズになれ」
 そう言うと瀬菜は俺の左隣に座り直し、瞳を輝かせながら寄り添ってきた。俺の二の腕に乳房を押し付け、真上から一物を見下ろしている。
俺は瀬菜の正面へと身体の向きを変え、左手を伸ばして乳房を少し強めに揉み上げてやった。
「はぁん、あたし今ぁ、んふぁ、先輩のオナペットになってるんですねぇ?」
 気持ちよさそうに上半身をくねらせながら、瀬菜はうっとりとした表情で目を細めた。それでいて陰茎からは一時も目を離すことがない。
観察への熱の入れように俺は失笑したが、瀬菜の乳首が大きく膨らんでくるに連れ、たまにはこんな倒錯的な行為もいいかと思い始めた。
何しろスタイル抜群の女子中学生の裸を素材に自慰に耽り、堪えきれなくなったならば強引に犯しても恐らく文句は言ってこない。
更に相手は俺以上の変態であり、育て方によってはどんなプレイも実行可能だ。
そう考えると頭の中から現状の行為に対する馬鹿馬鹿しさが消え、瀬菜への愛情が募っていく。併せて一物も昂ぶり続け、程なく射精限界がやってきた。
「瀬菜、もう出る。どこに出せばいいんだ?」
「えっ? じゃあ、こっ、ここにっ」
 瀬菜は慌てて両手を重ね合わせ、水を掬うような形にして陰茎の前へ差し出してきた。
「零すなよ? くっ」
「くふはぁ、先輩の精液ぃ、んふうぁ、掛けられちゃってますぅ」
 俺が両の手のひらに体液を放つと瀬菜はブルブルっと身体を震わせ、射精が終わると同時に嬉しそうに微笑みながら手を鼻先に近付けて臭いを嗅ぎ始めた。
「ふんふんっ……、あふはぁ、生臭ぁい」
 瀬菜はそう言って顔をしかめたが、果敢にも舌先で少量の精子を掬い上げて口に含み、味見まで始めた。
「んくっ……、うぶっ、苦ぁい」
 俺は僅かな余韻に浸ることも忘れて瀬菜が不愉快そうに舌を出す様を眺め、もしかしたらこの真性には調教など不要なんじゃないだろうか、と物悲しい気分に陥った。





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最終更新:2010年04月24日 23:08
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