CAUTION!
NTR、陵辱、複数に該当する可能性があります
念のためご注意ください
黒猫は眼前の光景を見て我が目を疑った
二人の中学生女子と、一人の高校生男子が全裸で絡み合っている光景を
ちょっと、何よ、これ・・・
高坂先輩が仰向けになり、黒髪の美少女の露わになった秘部を貪っている
つるつるのその部分は綺麗な桃色で、先輩の舌が触れるたびにひくひくと震えている
その美少女はといえば、先輩のお口での愛撫に臀部を揺らしつつ、
もう一人の茶髪の美少女の股間のやわらかい茂みに顔を埋め、
ねぶりつくようにその味を楽しんでいる
その茶髪の美少女はといえば何故か手錠をかけられ、
口に男性物のビキニパンツを咥えさせられて、
悦びとも恥じらいともつかない涙を流して嗚咽を漏らしている
茶髪の美少女は桐乃という黒猫のSNS越しの友人で、
黒髪の美少女はその桐乃のリアルの友人で、
確か読モをしているオタクや性的なものが嫌いな少し潔癖気味の子だ
高坂先輩はともかく、この子達はいったい何をしているというの?!
* * *
事の起こりはこう
あやせが京介をいつもの公園に呼び出して言った
「お兄さん、ご相談があります」
「またかよ!……お、おいあやせ、今度は俺に何をさせるつもりなんだ?」
以前にリアル通報された事もある京介はあやせの気迫にびくびくしつつも、
内心あやせからのご褒美をもらえるのではないかというスケベ心もあり、
あやせの呼び出しを断ることが出来ずにいるのだった
「……わたし、もう、我慢がなりません!」
静かな怒りを含んだ声に、京介はゴクリとつばを飲んだ
「オーケイ、分かった落ち着け、念のために言っておくが俺は何もしてないよな?…いきなり通報するなよ?」
「いえ、お兄さんは全然関係ありませんから」
冷酷に即答するあやせに、京介はがっくりと肩を落とす
そんな京介を余所に、あやせは言葉を続ける
「私…私、桐乃が好きなんです。どうしても好きで、もう、我慢が出来ないんです。だから……」
つと、あやせは鞄の中身を京介に見せる
その中には、銀色に鈍く光る手錠、皮製の足枷、ナイロンのロープ、ボールギグ…
なにそれこわい、とは、京介は冗談でも言葉にすることが出来なかった
あやせの目の虹彩からは完全に光が消え、鈍く濁った闇が宿っていた
「おまえ、これ、どうすんの?」
「…聞きたいですか?」
天使のような微笑を浮べるあやせ
暗い目をそのままに
「い、いいえ…」
* * *
怖え…
あやせさんマジ怖え…
こいつ、桐乃を完全なる飼育でもしようとしてんの?!
「ま、まあ、落ち着けって。
幾ら桐乃が好きでも、こんなもんで無理やりなんてあいつが喜ぶと思うか?
大切な友達に裏切られたって思うんじゃないか?
お前だって、桐乃がアメリカに行っちまった時、悲しかったろ?寂しかったろ?
もし桐乃がお前に無理やりされたら、あいつはきっと…」
漸く、あやせの瞳に生気が戻る
「…そうでしたね。こんなことしたら、桐乃が悲しむに決まってますよね。でも…」
「でも?」
「でも、やっぱり私、桐乃が好き!桐乃を抱きしめたい!
私は、私は――桐乃が、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
京介と同じ場所で、あやせは同じ言葉で、桐乃へのアイを叫んだ
* * *
それほどまで……
思いの丈を叫んだあやせは、気持ちが抑えられずに、涙を流す
「な、泣くなよ!?
よし、わかった、俺に出来ることならなんでもしよう。だから、泣き止んでくれよ、な?」
「はい…」
京介は気づかなかったが、ほんの僅かにあやせの唇の端が持ち上がる
「で、俺は何をすればいいんだ?」
一瞬あやせが考え込んだあと、こう、答えた
「……こうしましょう。
まず、私とお兄さんが、『お兄さんの』部屋に行きます。
なるべく桐乃に気づかれるように」
「……なんで俺の部屋?」
「いいから聞いてください。
そこで、私がお兄さんに告白します。
桐乃のことですから、絶対にそのタイミングで邪魔をしにきます。賭けてもいいです」
あやせの気迫に、京介は本当に何も言えなくなってしまった
「さ、いきましょ!」
天使の様な悪魔の笑顔であやせが京介の手を取る
その手は、冷たかった
* * *
玄関のドアの前で、京介はあやせを連れて、立ち止まった
あたりを見渡し、決心したかのように京介はドアを開けた
揃えられたローファーが一足
桐乃のものだ
「ただいま」
落ち着きの無さからか、素っ頓狂な声で帰宅したことを告げる京介
あやせの指示通りである
「お邪魔します」
落ち着き払ったあやせの声が続く
そして二人は階段を上がり、京介の部屋に入っていく
あとをつける、気配が一つ
* * *
京介の部屋に入ると、あやせは突然瞳を潤わせ、こう言った
「お兄さん、好きです…私を、抱いてください…」
「あ、あやせ!?」
突然あやせは京介に抱きつき、キスをした
立ったまま抱き合う二人
京介の背中に伸ばした指が、引っ掻くように、強く背を這わす
痛みに悲鳴を上げようにも、口許はあやせの唇で塞がれている
京介が見下ろすと、あやせは目を見開いていた
光の消えた瞳
暗い哂いが、彼女の口元に浮かんでいた
ギチ
あやせの手が、京介の制服のシャツのボタンにかかる
胸元のボタンを一つずつ、一つずつ、外していく
あやせは、京介の唇に、頬に、首筋に、肩に、胸元に、臍に、そしてズボンの下腹部に唇を這わす
しかし、京介は無抵抗のままである
そして、あやせが器用にも口で彼のジッパーをおろそうとしたときに、彼の部屋のドアが勢い良く開いた
* * *
ドアから飛び込んできた桐乃は、京介とあやせに詰め寄った
「ちょっと、あんた、何やってんのよ?!」
あやせにとも、京介にとも、どちらにとも向けられたか分からない質問を、桐乃が投げかける
「桐乃?」
胸元をはだけた京介をそのままに、あやせが振り返る
「あ、あやせ?あんた、いったいなにやってんの?」
「ごめんなさい、わたし、お兄さんのことが大好きなの。桐乃の大好きなお兄さんのことが」
「ちょ、どういう意味よ?!」
「こういう意味よ…」
あやせは京介にキスをする
キスで応える京介
ほろり
桐乃の頬を、涙が伝う
「あ、あたしのおにいちゃん……」
「そう、あなたのおにいちゃん。
兄妹だと、そういう関係にはなれないじゃない?
だから、わたしが、わたしが大好きな桐乃のために、あなたのお兄さんを好きになるの」
何を言っているのかわからない、といった表情で、桐乃が呆けている
「だから、これは桐乃の為なの。桐乃が出来ないことを、わたしがするの」
そう言うと、あやせは桐乃にキスをした
「間接キスでごめんね、桐乃。でも、これで許して?」
あやせの舌が、桐乃の口腔内に押し込まれる
ん、という小さな声を上げて、桐乃が力なく腕を落とす
その瞬間、あやせが隠し持っていた手錠で桐乃を後ろ手に拘束した
* * *
さて
その日、京介はすっかり忘れていたが、黒猫がゲー研の新作サンプルを届けに来る事になっていた
玄関先で黒猫がごめんください、と、挨拶をしても、静まり返った高坂家に、
勝手知ったる我が家のように彼女は上がりこんでいた
高坂先輩、昼寝でもしているのかしらね
眠り姫にキスでもしようかな
そう、小さく微笑んで、黒猫は京介の部屋のドアを開けた
繰り広げられている光景に、我が目を疑った
繋がった三人の男女
淫靡な匂いの立ち込める部屋が、彼女の脳に直接強烈な刺激を与えてくる
だが、黒猫が部屋に入ったことに、桐乃以外の二人は気づかず、欲望の対象を貪っている
口元にパンツを咥え込まされた桐乃が、涙目で黒猫を見た
恥じらいともつかない表情で、いやいやをする姿にぞくぞくした
その目線を、彼女の秘部に流れるようにかかる黒髪の少女と、
その彼女を貪りながらいきり立った京介の彼自身に向ける
欲しい、全部欲しい
獲物を見つけた猫のように、彼女はそれを咥え込んだ
桐乃の壊れるような悲鳴が、あがった
最終更新:2010年06月28日 11:05