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京介サイド
ヤバイヤバイまじでヤバイ
ただスカートの中身が気になっただけだったのに、ここまでしちゃうなんてまじヤバイ
そう言えば俺が夢中だった時に「あ、ああっ……ああっ……」とか喘ぎ声がしていた気がする。何で気が付かない、俺!
いや、待て、俺のことはどうでもいい。黒猫のことを考えないと。
俺のことを信頼してくれていた黒猫に性欲に任せて襲い掛かるとか最悪だろ……
このことがトラウマになったらどうすんだよ。マジで申し訳ない気分だ。
穴があったら入りたい……
「それで私が許すように見えるのかしら?」
うわっ、結構苛立ってる。当たり前だが、そう簡単に許せることじゃないよな。
「なら、何でも言うこと聞くから、許してくれないか。俺はお前とずっと友達でいたいんだよ!」
「……何でも?それは本当かしら?」
「ああ、何でもだ」
こんなことで大事な友達を失いたくない。そのためなら何だってしてやる。
それに俺は桐乃のわがままに慣れているから、黒猫がどんなことをお願いしたとしても叶えてみせる。
「じゃあ、そ、その……キ……キスっ……キスをして頂戴」
「へ、……何でキス?」
エロいことをしたお詫びなのに、どうしてさらにエッチなことを要求するんだ?
俺の得にしかならないぞ。
「その……エッチをする前に、キスをしとかないとロマンチックさに欠けるじゃない……」
「い、いや待て。俺はこれ以上、お前を傷付けるような真似はするつもりは無いぞ」
「何よ、ここまでしておいて途中で辞める気?もしかして起たない?」
「そんなんじゃねぇよ。ただそういうことは好きな人とやるべきだろ」
「それは私の寝込みを襲った人が言って良いセリフじゃないわね。それに、その、前に言ったはずよ。……あなたのことが好きだって……」
それは桐乃と同じくらいじゃねぇの?でもここでそういう言い方をするってことは、黒猫は俺のことが好きだという意味で言っていたのか……
黒猫の俯いた顔が、真っ赤に染まった顔が、震えるように声を絞り出す様子が、そのことを肯定する。
「えっと、……マジで?その俺は……いや、俺も、その何て言うか、お前のこと好きだと思う、たぶん」
「……随分と曖昧な答えね、もう少しはっきりと言って欲しいのだけど」
しょうがないだろ。今までそういうこと考えて無かったんだし、いきなり告白されても断言出来ねぇよ。
まぁ、でも俺が恋愛感情持ってたのは黒猫だけだったと思うし、その、エロいことしちゃったのは、俺が黒猫のことを女として好きだったからじゃねーの?
そもそもさっきのは性欲の暴走じゃなくて愛ゆえの暴走だったって訳だな、うん、間違いない。
「いいだろ別に、恥ずかしいんだよ。それより、その、……キスをするんだろ」
俺は黒猫の太ももに置いていた手をどかし、ベッドに仰向けに寝ている黒猫の背中にまわして抱きしめる。そして俺が顔を寄せると、黒猫は目を閉じる。その可憐な唇に、俺は自分の唇を重ねた。
「ん……」
黒猫の華奢な肩が少し震える。
「黒猫……」
俺は唇を離して黒猫を見つめた。そしてあることに気付いた。
「あ、そういや俺、お前の股間を弄った口でキスしちゃったのか?」
我ながら場違いな発言。お前のファーストキスは股間との間接キスだよ、と言ったも同然である。
「……先輩。ちょっとそこの肉棒かして頂戴。口でしてあげるわ」
黒猫は一瞬不機嫌そうな顔をした思ったら、邪悪きわまりない微笑を浮かべてそんなことを言う。
え、いや、なんか嫌な予感がするんですけど……
「ふっ、心配しなくてもいいわよ。ただ精液を口移しするだけだから」
予想通りじゃねぇか!!

物騒なことを言う後輩の口を俺の口で再び塞ぐ。
「んっ……んん……ふぅっ……!!」
今度のキスでは俺の舌先を黒猫の口内に滑り込ませる。侵入した舌先が、熱い黒猫の舌に触れた。
「ちゅっ……んあっ……んっ」
遠慮気味の黒猫の舌と俺の舌が口の中で絡み合い、お互いを弄ぶ。
「んんっ……う……はぁ……はふ……」
そっと唇を離すと、頬を紅潮させた黒猫は口を半開きにしたまま放心さたような表情で俺を見た。
「黒猫……いいか、行くぞ……?」
俺はいきり立ったペニスを秘裂に押し当てて尋ねる。
「え、ええ……」
限界を超えて膨れ上がったペニスがズブリと秘裂にめり込んでいく。黒猫の秘所は濡れており、ぬちゃっという音が立つ。狭い膣口に、ズンと亀頭がめり込み、少しずつ、処女の中を突き進んでいく
「くっ……うぅぅ……あっ……あぁっ!どんどん入ってくる……!」
ペニスの先端に何かを感じた。おそらく処女膜だろう。だが俺はそのまま腰を進める。
「ぐっ!!あぁぁっ……」
生の粘液の触れ合いが気持ち良すぎる。俺のペニスは中でビクンと反応した。黒猫の膣壁もピクピクと締め付けてくる。
「動くけど、大丈夫か?」
「か、……構わないわ」
黒猫の言葉を受けて、ゆっくりとペニスを引き抜く。膣の力でもペニスを押し戻すので油断すると抜けてしまいそうになる。入り口付近までいくと、またズブリと中に押し込んでいく。
「はっ……あっ……あっ……」
俺はそのまま、ペースを上げて挿入していく。腰が止まらない。腰をズンズンと突き出していく。結合部から愛液が溢れ出す。
「ああぁ……ふぅんっ……んぁ、先輩のが……中で……暴れて……」
腰の使い方にも慣れて、リズムが良くなってきた。膣肉も、俺が突く度に元気よく締め付けてくる。俺は、奥に、奥にと力強く挿入する。中の粘膜をペニスでグリグリと削るように、そしてさらに腰の動きも速めていく。
「あああぁっっ!あああ……、あんっ!」
やがて俺のストロークに合わせるように、黒猫も腰をくねらせ始めた。二つの腰が一つのリズムを刻む。パンパンと肉を打つ音が響き、それに黒猫の喘ぎ声が重なる。
「あ!ああっ!あ!あ……!」
強く締め付けてくるだけだった膣肉にうねりが加わり、俺は膨れ上がる快感に飲み込まれ挿入なる。絶頂に向けて、最後の加速をする。
「先輩……先輩……あ、ああ、あ!」
そして俺は、ありったけの力でズブリとペニスを突っ込み、黒猫の膣内に射精した。
「ああっ、あぁぁぁぁっーーーーー!!」
ドピュッ!精液が凄まじい勢いで放出された。
「はぁ……はぁ……、先輩のが熱い……」
俺のペニスをヌルリと引き抜く、黒猫の秘裂からはコプコプと精液が溢れ出した。

情交の後片付けをしている時に黒猫がポツリとつぶやいた。
「先輩には、その、……キスをしてもらったけど、先輩の願いは叶えたくないわ」
「へ?」
「私はずっと友達関係のままは嫌よ」





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最終更新:2010年08月31日 18:03
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