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 薄暗い部屋に二人の男女がいた。
 一人は冴えない凡個性を振り撒く高校男児、この俺こと高坂京介。
 もう一人はこれまた冴えない容姿に地味な性格の幼馴染み、田村麻奈実。
 俺たちはいつも通り受験生らしく受験勉強に勤しんでいたのだがどうにも捗らない。
 それにはちょっとした理由がある。
 最近、ふとした瞬間に俺の幼馴染みがちょっと困った状態になるのだ。
 一言で言うと俺の幼馴染みは、その……ちょっと性欲逞しかったりする。
 今だってほら、
「あぶ……ふむ、ちゅっ……きょうちゃ~ん……今日はあんまり乗り気じゃないのぉ……?」
 熱心に俺の一物に貪りついて、股をもじもじさせている。
 いやはや困ったものだ。
 清純?派天然キャラなはずの俺の幼馴染みがこんなエロい女の子だったなんて、なあ?
「ちゅ……ちゅる……れろ……はぁっ……あは、硬くなってきたよぉ~♪」
 当の麻奈実は、愛しい赤子にするように一物にキスしては恍惚の表情を浮かべている。
 唇の柔らかさと舌のざらつきに一物が刺激されて俺のモノはギンギンに膨れ上がり、物欲しそうにぴくぴくと震えていた。
「えへへ~……おっきくするの、好きぃ~」
 麻奈実は一物をそっと一撫でし、妖しく微笑を浮かべながらそれに頬擦りする。
 地味で垢抜けない麻奈実だが意外と肌の艶は良く、そのつやつやな感触はより一層俺のモノを元気にさせた。
 その反応に気を良くしたのか目を細めて笑みを深めた麻奈実は、元気になったそれに舌を這わせる。
 ザラっとした感触は裏筋を辿り、一物の先端を舌先で軽く突っついた。
「おま、わざとやってんだろ?」


「だってここ好きでしょ~?」
 麻奈実はちろちろとアイスを舐めるような動きで亀頭に満遍なく舌を走らせる。
 好きな部分というのは事実で、思わず俺はくぐもった声を漏らしてしまう。
 俺の幼馴染みがそれを見逃すはずはなく、ここぞとばかりに一物を口に含み上下運動を開始した。
 同時に根元を握られ強弱のついた動きで扱かれた。
 麻奈実は一物の先端を頬の裏に擦り付け、根元までねっとりとしゃぶっていく。
 口内では舌が器用にカリ首をなぞりつつ絡みついてきた。
 ぐっちょ、ぐっちょと何度も顔が上下する。
 口内の生暖かさと擦れるざらつきが気持ち良い。
 じゅぽっ、じゅぽっ。
 わざといやらしい音を立ててこのシチュエーションに酔う俺の幼馴染みは、徐々に上下運動を加速させていく。
 ぞわぞわとせり上がってくる射精感。
 思わず腰が上がり、麻奈実の頭を押さえ付けて強引に腰を振る。
 奥へ押し込んでは引き押し込んでは引くのを繰り返した。
 口内で蠢くざらざらとした感触に反応し一物がビクンと脈打つ。
 ラストスパートとばかりに腰の振りを早めて摩擦感を存分に愉しみ、思い切り喉奥へと突っ込んでから勢いよく引き抜いた。
「いくぞッ、麻奈実ッッ!」
 びゅくっびゅくっ!
 これでもかとばかりに吐き出される情欲。
 激しく放出されたその白く濁った液体は俺の幼馴染みの顔面へと振り掛かる。
 もちろんそれは麻奈実のトレードマークである眼鏡も例外ではない。
 ぽたりぽたりと垂れていく粘着質なそれは、地味な眼鏡を淫靡な色へと染め上げた。
「……えへへ~」
 僅かに涙を湛えながらも嬉しそうに笑う麻奈実は、射精した達成感で元気をなくしたそれに再び口付ける。
 先端の鈴口から内に残留した精液をちゅるちゅると吸い上げられ、優しく竿を扱かれた。
 麻奈実のお掃除による刺激と白く染まった眼鏡効果で、一物は再び硬さを取り戻す。
 ちゅぱっ。
 仕上げとばかりに音を立て、麻奈実は白く染まった顔を上げた。
「きょうちゃん……よかった?」
 愛らしく小首を傾げて、聖母のごとく温かい笑顔を浮かべた。
「……おう、気持ち、良かった」
 愛想なくそっぽを向いて俺は答えたが、そっかぁ、と麻奈実は笑う。
 それから麻奈実は立ち上がり、頬を赤くしながらやけに色っぽい表情で俺に顔を近づけてきた。
 小さな声で、ぼそりと囁く。

「……シよ?」

(おしまい)





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最終更新:2010年10月31日 23:32
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