俺の妹とあやせがいれかわったら



う、ううん いたた
あれ?、そうだ!
「あやせ、大丈夫?」
「ううん、いたた」
「え?あれ?」
なんであたしがもう1人いるの?
「あれ?わたし?え?」
もう一人のあたしはなんだかおかしなことを言っている
えっと、確かあたしがあやせの家の階段から落ちそうになって、あやせが助けようとして

もしかして、あやせと体がいれかわった?
えええ、ありえないっしょ、入れ代わりとかエロゲじゃないんだから
でも今、あたしはあやせで、あやせはあたしで

しばらく、混乱していたあたしたちだったけど。
とりあえず結論として戻れるまでお互いの振りをしながら生活しようということになった

「じゃ、じゃあわたし、桐乃の家に行くね」
「う、うん。がんばってあやせ。あたしもバレないようにがんばるから」
あたしは一抹の不安を抱えながら、あたしの姿のあやせを見送った

「はぁ、どうしたら戻れるのかな・・・」
わたしは桐乃の家、高坂家に向かって歩きながらポツリとつぶやいた
とりあえず不自然さがでないように、桐乃の話し方を思い出しておこう

「えっと、ただいまでいいんだよね」
高坂家の玄関までたどりつくとなんだかとてもドキドキしてきました

ガチャ、「た、ただいまぁ」
記憶をたよりにあたしは桐乃の部屋に向かいます
お、お兄さんと会ったらどうしよう

部屋に入ったら、直後に部屋の扉がノックされて、わたしは軽くパニックです
「桐乃、ちょっといいか」
「は、はい!」
お兄さんの声が聞こえて、あわてて扉を開けました
「な、なに?」
「ああ、この前渡されたゲームなんだけどな・・・」
げ、ゲーム?桐乃ぉ、わたしゲームのことなんてわからないよぉ
「えっ、えっとそれは・・・」
「お前、どうかしたか?顔色悪いぞ」
「だ、大丈夫だから、心配しないで。少し疲れただけですから」
「ん?お前なんかさっから変だぞ」
「へ、変じゃないし。いつもこんなでしょ」
こ、こんな感じかな?
「いや、まぁ、別にいいけどよ」
お兄さんが部屋に戻り、わたしは、床にすわりこみます。
「はぁ」

うぅ、わたし桐乃の振りなんて無理だよぉ

わたしは着替えた後、お兄さんから「夕飯だぞ」と声がかかるまで
うまくできるかずっと悩んでいました。桐乃は大丈夫かな?

夕飯のときも桐乃のお父さんとお母さんに話しかけられましたが
幸いわたしでも答えられる範囲の質問だったので助かりました、話し方もできる限り桐乃に似せた
ので怪しまれてはいないみたいです。
ただ、お兄さんだけは、わたしのほうを訝しげに見ていたので内心冷や汗ものでした。

その後お風呂からあがったわたしは、桐乃に電話してみることにしました。
「もしもし桐乃?」
「あやせ?あはは、ちょっと驚いた。自分の声が聞こえてくるって変な感じだよね」
「それはわたしもだよ」
「それでそっちはどう?」
「あたしは何とかやれてる。今のところバレそうにはなってない。あやせは大丈夫?」
「桐乃のお父さんたちには大丈夫そうだけど。お兄さんがどうも変に思ってるみたいで」
「兄貴が?あいつ変なところで鋭いとか うざ!」
「ゲームのこととか、わたしわからなくて、それでどうも怪しまれてるみたいなの」
「あっちゃー。そういえばそれがあったか。あやせ明日あたしがいろいろ教えるからなんとかがんばって」
「そんなこといわれても」
コンコン
「あ、桐乃なんかノックされてる切るね」
「あ、あやせっ」

わたしはあわてて、ケータイを片付けるとドアを開ける
「よう」
「なっなに?」
「ちょっと聞きたいことがあってな。入るぞ」
「な、なに。聞きたいことって」
「お前やっぱり、おかしいな。」
「な、なにが。いつもと同じじゃん」
お兄さんは、ふぅと息を吐くとおもむろにケータイを取り出し電話を始める
「おっあやせちょっといいか」
「なっ、なんであんたがあやせの番号しってんの!?」
「はぁ、そういうことか。これなんてエロゲだよ。桐乃」
「え!?」「え!?」 わたしと電話の向こうの桐乃は同時に驚いていました
「ということは、ここにいる桐乃はあやせなんだな?」
「う、うん」 「なるほどわかった。それじゃあ、事情は今からお前の姿したあやせに聞くから」
「お前は明日、こっちに来い。じゃあな」

「さて、大体の事情は想像つくけど、あやせ。どういうことだこれは」
もう、誤魔化すのはむりだと観念したわたしはお兄さんに事情を説明しました。
「なるほどな、まさにゲームかアニメの世界の話みたいだな」
「わたしたちも、仕方ないから家族を心配させないようにお互いの振りをしていたんですけど」
「お兄さんはだまされてくれないんですね。」
悔しいけどお兄さんが桐乃のことをいつも見てるからってことかな
「なんか桐乃の姿でそういう口調で話されるとむずがゆいな」
「まぁ、とにかく知ってしまったからには、俺もできる限りは親バレして大事にならないように手助けするよ」
「お兄さん。ありがとうございます」
「あ、でも。桐乃がわたしの姿してるからって襲い掛かったりしたら。ぶち殺しますからね!」
「じゃあお前にならいいのか?俺はシスコンだからな襲い掛かるかも知れないぞ」
「せっセクハラですよ!。つうほうしますよ!」
「はは、よかった。桐乃の姿してても、あやせなんだなってわかったよ」

「それじゃ俺は部屋に戻るわ。なにかあったら遠慮なく頼ってくれ」
それだけ言うとお兄さんは部屋に戻っていきました。なんですかカッコつけちゃって。
でも、まだ本当に戻れるのか不安だけど。お兄さんのおかげで、気持ちがずいぶん楽になったな。
うぅ明日、学校で上手くやれるかなぁ。不安に思っていてもやるしかないし、仕方ないんだけど。

もしこのまま一生戻れなかったらどうしよう、早く戻れるといいけど
そんな不安を抱えながら、わたしは眠りにつきました。

pipipipi
「ううん、朝?」
「あれ?ここどこ」
「そっか、わたし今、桐乃になってるんだ」
はぁ、学校不安だなぁ。桐乃はどう思ってるんだろ
わたしは着替えると、髪のセットとお化粧をして部屋を出ました
あれ、お兄さんまだおきてないのかな?さっきからずっと目覚まし鳴ってるのに。
お、起こしてあげましょうか// .//
「お兄さん、入りますよ」
思ったとおりお兄さんはまだ寝ています
「お兄さん、いつまで寝てるんですか、もう朝ですよ」
「早く起きないと、遅刻しますよ」
まず目覚ましを止めて、カーテンを開け、お兄さんを揺すります
「ううん、桐乃?」
「はい?」
パシ、お兄さんはわたしの腕をつかんできます。なっなんでしょう
「お前、本当に桐乃か?俺の妹様はこんな、かいがいしいやつじゃねぇんだよ!」
「あ、あのお兄さん?わたし、あやせなんですけど。」
「へ?」
「お兄さん寝ぼけてるんですか?」
「むぅ。はっ! すっすまんあやせ! そういえば体が入れ替わってたんだったな!」
お兄さんはあわてて、頭を下げてきました。わたしは別に気にしてませんけど
それより、桐乃が普段こういうことをしていないということに驚きました。
「とにかく、早く起きてくださいね」

わたしは一足先に食卓へ行きました。えっとフランクに会話すればいいんだよね。
「お、おはよう」 桐乃の両親と挨拶をしたあとトーストを焼くために立ち上がったときお兄さんがやってきました。
「おはよぅ」 「おはよう。兄貴の分もパン焼いちゃうね」
「え?」 「え?」 「む?」
お兄さん、桐乃のお母さんが驚きの声を上げ、桐乃のお父さんがコーヒーを落としました
「うお!」「ああ、お父さん何やってるんです」
あれ?わたしなにか変なこと言ったかな?
お兄さんが近づいてきてそっと耳打ちします
「桐乃は普段そんなこと絶対しねぇし、俺にそんな気遣いもしないんだよ」
「ええ!?」 桐乃、普段家ではどんなふうにしてるの?

「行ってきます」
わたしはお兄さんと2人で家を出て学校へと向かいます
「あやせ、桐乃をちゃんと家につれてきてくれよ」
「あ、はい。話し合わないとだめですからね」
「ああ、俺はこっちの方向だから、あやせ学校がんばれよ」
「はい、そこはかとなく不安ですけど」

教室に入ると桐乃はもう来ていました、わたしは素早く近づいて話かけます
「桐乃、家のほう大丈夫だった?」
「うん、今のところはなんとかなってる。あやせは?」
「わたしもなんとか」 本当はなってないけど
「それよりも、学校でバレないように気をつけないと。」
「呼びかけられたときとかは気をつけないとね」

その後、授業中なんどか当てられたけど。わたしたちはなんとかやり過ごすことができ。
友達とも話をあわせることには成功していました。

放課後になり、わたしは。桐乃を誘って家に帰りました。

「ただいま」 「お、お邪魔します」
「はぁなんだか自分の家なのに変な感じ」

打ち合わせどおり、桐乃の部屋でお兄さんが帰ってくるのを待っていると
30分くらいたったころお兄さんが帰って来ました。

コンコン
「あやせ、桐乃、入るぞ?」
「あ、はい」 わたしが部屋のドアを開けます
部屋に入ってくるとお兄さんはまず、わたしの姿をした桐乃に話しかけます
「桐乃なんだよな、どうだ、あやせんちでうまくやれたか?」
「大丈夫に決まってんでしょ、バカ兄貴」
「くっ、あやせに言われてる見たいでなんか変な気分だぜ」
「セクハラですよ、お兄さん」 わたしはお兄さんにジト目を向けます
「わ、悪い」

それからわたしたちは、今後の相談や普段の生活とか話し方を教えあったりしました。
結論として、わたしは桐乃として生活するうえで、陸上は身体が戻るまで休むことになりました
今日、体育があったのですが、桐乃から見ると、明らかに走り方が違うし、代わりに走るのは無理だとのことです。
「うう、桐乃ごめんね」
「いいよ、気にしないで」
「それじゃ、あたしはそろそろ、あやせんちに戻らないと」
「あ、うん。ホントにごめんね桐乃」
桐乃が出て行ってから、わたしとお兄さんは2人でもう少し話し合いを続けました
「お兄さん提案があるんですけど」
「ん、なんだ?」
「あの、わたし、兄貴って呼ぶの抵抗あるので変えてもいいですか?」
「あ、もちろん2人きりのときはお兄さんって呼びますけど。ほかの人がいるときの呼び方を」
「そうだな、じゃあ、お兄ちゃんなんてどうだ?」
「お、お兄ちゃんですか?わかりましたそれでいいです。」

「いただきます」
やっぱり、うちとは味付けとか違うなぁ
「あ、お兄ちゃんお代わり入れようか?」
「え?」 かしゃん、ゴトン
お兄さんがすごく驚いた顔をして、桐乃のお母さんはお箸を落とし、お父さんはご飯茶碗を落としました
お兄さんは、信じられないものを見たような顔をしていましたが、ハッとして
「あ、ああ頼む」
わたしに茶碗を渡しました
「き、桐乃?どうかした?なんか朝から少しおかしいけど?」
「え?なんでもないよ?」

「京介、あんた何か知らないの?もしかして、あんたが桐乃に何かしたんじゃ?」
「そうなのか?」
「ち、ちげーよ。俺は何もしらねーって。親父もお袋も何言ってんだよ」

わたしはそんな光景をみていて、楽しい家族だなと思っていました

京介Side
「ん?」
ベッドで寝ているとケータイがなっているのに気づき、着信をみるとあやせだった
「あやせ?なんだこんな時間に?ってそうだ、あやせは今桐乃だったな」

「モシモシ、どうした桐乃?」
「兄貴、お願いがあるの」
お願い?なんだ? それはともかくあやせの声で兄貴とかお願いって言われると興奮するぜ
「あ、うん、あのね。エロゲなんだけど」
「はぁ?エロゲ?」
「ちゃんと話し聞けっての。あたしのエロゲもって来てほしいんだけど」
「ちょっと待て!なんで俺が」
「あんたが持ってきてくれるのが一番不自然じゃないからじゃん」
「友達のお兄さんが、友達から頼まれて持ってきてくれたってことにするから」
「いつ、戻れるかもわからないし、これ以上エロゲしないでいるのは我慢できないんだって」
「まだコンプしてない分だけで良いから」
「ああ、わかったよ。明日もって行ってやる」
はぁ、まったく俺はとことん妹に甘いな、まぁあやせの声でこんなこと頼まれたら、どちらにせよ断れないんだけどさ。
「で、どのあたりに置いてあるんだ?」
「押入れの一番手前に、積んであるからそれ持ってきて」
「わかったよ。じゃあな」

さて、それじゃ取りに行ってくるかな、あやせに説明するのが怖いぜ
京介Sideend

「あやせちょっといいか?」
「はい?」
お兄さんが悪いなといって部屋に入って来ました。
それからさっき桐乃から電話で頼まれたことを聞かされました。
「わ、わかりました。いいですよ」
「え?いいの?怒ったりするかと思ったぜ」
「わたしだって桐乃がそういう趣味を持ってることは知ってますから。」
お兄さんは押入れをあけてその中から、いくつかのゲームの箱を持って部屋に戻っていきました
「この押入れの中、こんなことになってたんだ。それにしてもすごい数」
わたしは押入れを閉めて、ベッドに横になり、考え事をはじめた。
「ふぅ」ベッドに寝転び小さく息を吐く
1日が過ぎたけど、まったく戻れるような感じはしない
わたしは、もしかしたら一生このままなのではと思い始めていた

決めた。もう、無理に真似をするのはやめよう、桐乃には悪いけど、こんなこと続けても無理が出るに決まってる
バレることは避けないといけないけど、バレないようにしながらも素の自分でやっていこう
桐乃だってお兄さんにあんな電話かけてきたんだもん、いいよね。

わたしはそう決意を固めて眠りに着きました

「さ、今日からはくよくよしないぞ」
わたしは身支度を整えるとお兄さんを起こしに向かいます
なんか、こういうのちょっといいかも
「お兄さん、朝ですよ起きてください」
そうだ、ちょっといたずらしちゃおっかな
「お兄ちゃん、起きてくれないとわたし・・・」
「お、起きた、起きたぞ」

「はぁ、あやせ。桐乃の姿でそういうことされると心臓にわるいぞ」
「ふふ、ごめんなさい」

「それじゃ、下で待ってますから」
「おはよう、お母さん朝ごはんの準備手伝うよ」
「え?桐乃いったいどうしたの?熱でもあるの?」
「大丈夫だよ」

お父さんが不思議なものをみたような顔で見ていたけど、これがわたしだから

「いってきまーす」
「あやせ、今日はいったいどうしたんだ?」
「わたし決めたんです、無理して真似するのはやめようって。もちろんバレないようにはしますけど
わたしらしさもだして行こうって。」
「桐乃にも学校で話します。きっと桐乃もそういう気持ちだから昨日お兄さんにあんな電話をかけてきたんだと思います」
「そっか、お前がそう決めたんなら、俺はなにもいわねえよ」
「強いんだなあやせ」
「そんなことはありませんよ。それじゃわたし行きますね」
「ああ、気をつけてな」

京介Side
「ふぅ、今朝は驚いたけど、ああいう妹もいいもんだな。」
桐乃がエロゲにでてくるようなかわいい性格になったらこんな感じなんだろうかと俺は考えていた

「きょうちゃん、おはよう」
「よう麻奈美」
「きょうちゃんなんかうれしそうだね、なんかいいことあった」
「んなことねーよ」

昼休み
「なぁ赤木、もしだけどさ、瀬菜とお前も仲のいい瀬菜の友達が入れ替わったりしたらお前どうする?」
「はぁ?高坂どうしたんだ?なんかのマンガの話か?」
「いいから答えろよ。」
「俺と仲のいい瀬菜ちゃんの友達なんていねえからなんとも、言えねえけど」
「とりあえず、その子を少しでも妹のように見れるようにがんばるかな、一緒に暮らすわけだし」
「そっか、ありがとよ」

放課後
俺は急いで、家に戻り、用意していたエロゲを持って家をでて桐乃に電話をかける
おれはあやせの電話番号を選んでコールする、ああややこしいったらないぜ
「おう、桐乃、これから持っていくから」
「うん、わかった」

新垣邸の前まで着くと、俺はもう一度電話をかけ桐乃を呼びだす
はぁ、妹の友達の家に大量のエロゲもってくるとか傍目からみたらとんだ変態だな俺

「お待たせ」
「おう、これだ」
「うん、ありがと、ねえあがってきなよ」
「ああ」

部屋に通されたあと、一旦出ていた桐乃がお茶と菓子を持って戻ってくる
あやせと2人きりになると恐怖を感じたものだが、今はまったく、そんな感じはしないな。
やっぱ、中身が桐乃だとかもし出す雰囲気みたいなのが違うね。
「なに、キョロキョロしてんの」
「いや、なんでもねーよ」
「ねえ、あやせからガッコで言われたんだけどさ。」
「ああ」
「身体が入れ替わってても、あたしたちらしくやろうって。兄貴も聞いてるみたいだけど」
「そうだな、今朝あやせから聞いたよ」
「お前はどうなんだ?」
「あたしも、同じ気持ち。だからエロゲもってきてってたのんだんだし。」
「そっか。ならいいんだ。この家では上手くやれてるのか?」
「うん、あたしは大丈夫。それよりあやせのが心配だよ。あんたが同じ家の中にいるだけでも心配なのに」
「おい、俺はそんな鬼畜じゃねーぞ。中身はあやせでも身体は妹なんだから」
「妹に手を出すようなことはしねーよ」
「どうだか、あんたシスコンだし」
「まあ、それはともかく。あやせなら上手くやってると思うぞ」
「親父たちのほうが、娘の変わりように驚いてるくらいだよ。飯の準備手伝ったりとかしてるから」
「お前はそういうの全然しなかったからな」
「へぇ、あたしここでもやってないけど、特に何も思われてないように思うけど」
「手伝ったほうがいいのかな?」
「そういう反応なら、あやせも、いつも手伝っていたわけではなさそうだけど、時々はやったほうがいいかもな」
「そうだね。関係が悪くなるのはいやだし」

「それじゃ、俺はそろそろ帰るわ。」
「あ、兄貴。」
「あん?なんだ?」
「や、やっぱりなんでもない」
「それじゃあな」

新垣邸をでたあと、俺は歩きながらさっきの桐乃が言いかけていたことを考えていた
あいつ、きっと寂しくなってきてるんだろうな。 あのあと、また来てくれる?とか言おうとしてたんだろう
「なんて、そんなのは俺のうぬぼれかな」

俺が家に帰り、リビングへ入ると、キッチンにいたあやせが近づいてくる
「おかえりなさい。桐乃どうでした?」
「ああ、問題なさそうだったぞ。お前のほうが心配だって言ってたくらいだ」
「そうですか、お兄さんの目からみてそれならいいんです。」

「2人でなに話してるの?」
「何だよお袋、驚かせるなよ」
「わたし、料理のつづきやるね」
「なんだかずいぶん仲良さそうじゃない」
「んなことねーよ」
「そお?」 
「ところで桐乃は料理とか言ってたけど?」
「ああ、あの子ね、なんか今日の夕飯の準備手伝うって言ってきて珍しいこともあると思って、手伝わせたんだけど
 ずいぶん手つきもいいし、いつの間にあんなにできるようになったのかしらね?1品任せちゃったわよ」
お袋のやつ、手抜きできて喜んでやがるな。そっかあやせは料理上手いのか。

「お父さん、このおかず桐乃が作ったんですよ」
「ん?本当か。どれ、うん上手いな。いつの間にかこんなものも作れるようになってたんだな」
「そんな、ほめるほどのことじゃないよ」
親父のやつ娘の手料理がよほどうれしいらしい、頬がゆるんでやがる
「お兄ちゃんどうかな?」
ぐ、このタイミングでくるか 喉詰まりそうになったぞ
「あ、ああ美味いよ。ずいぶん美味くできるようになったんだな」
「喜んでもらえたならよかった」

俺たちは和やかな雰囲気で食事を終えた

寝る前にあやせが俺の部屋へやってきた
「お兄さん、ちょっとお話いいですか?」
「ああ、どうした」
「お兄さん、桐乃の、そのオタクの友達にはどうしましょうか」
「わたし、そういう話はわかりませんし、かといって付き合いを絶つということもできないし」
「ああ、その件なら俺も気になってたんだよ」
「どうしたもんかな」
「なぁ、あやせ。あいつらには話してしまってもいいかな?」
「あいつらは信用のおけるやつらだってことは俺が保障するし、理解してくれるはずだ」
「桐乃の心の支えにもなってくれると思う。どうだ?」

「わかりました、お兄さんがそこまで言うなら安心します。近いうちに桐乃も交えてあって話しましょう」
「ああ、ありがとな、あやせ」

俺はベッドの上で目を閉じて、考え事をしていた
黒猫と沙織には早く話さないとな。そうやって、少しづつ解決していくしかないか
いつ戻れるのか、わからないし。あまり考えたくはないがもしかしたら一生戻れない可能性だってあるんだ

せめて、あいつらが悲しまないようにだけはしてやらないと。

俺の力でどこまでやれるかはわからないけど

全力は尽くそう。俺はそう心に誓った

それから数日がたった
この間、黒猫と沙織に俺の家に集まってくれるように頼み。桐乃にも俺の考えを伝えた。
「そう、事情は理解したわ」
「奇妙なこともあるものですな」
黒猫たちは事情を説明すると概ね理解してくれた。
ただ、これまよりも付き合いにくくなるのは間違いないから、やりにくいというのが実際のところだ
まぁ、今までつるんでる相手の見た目が別人になれば戸惑うのも当然だと思うし

「あやせ氏でしたか?どうです、この機会に我々と同好の士となるのは?」
「わ、わたしはそういうのよくわからないし、あまり興味も持てないから」
あやせはそういって俺に近づき服のすそを掴んでくる。そんなにビビらなくても大丈夫だぞ。
「そうですか、残念ですが」
「ねぇ、以前のあなたより、中身が入れ替わったほうが妹らしく見えるのは私の気のせいかしらね」
黒猫があやせの姿の桐乃にそんな不穏なことを話している
「そ、そんなことないし」
「そう?なら気にしないで」

それからしばらく他愛ない話を続けてお開きになった

その夜、あやせが俺の部屋へやってきた
「お兄さん、わたしなんだか変なんです」
「は?」
「今日、桐乃より妹みたいに見えるって言われたときもなんだか胸がザワザワして」
「お兄さんといると、話をしてると、なんだか気持ちが落ちつかないんです」
な、あやせのやついったいなにいってるんだ?
「お兄さん、確かめさせてもらっていいですか?」
「な、なにを?」
な、何を確かめるんだ?って、何目を瞑って唇を近づけて・・・・・・
「うむぅ」
桐乃の姿のあやせにキスで唇をふさがれた、な、なんだこれ、どういう状況だ
俺、妹とキスしてることになるんだよな?
「やっぱり」
唇を離したあやせがポツリとつぶやく
「え?」
「き、キスしたら、気持ちがすごく満足して暖かい感じになりました」
「きっと桐乃の体になってるからお兄さんを無意識に求めてたんじゃないかと」
ええええ、桐乃が俺を?そんなバカな?
「お兄さん、そんなわけないとか考えてますね。わたしの感だと間違いないと思います」
「それにわたしだってお兄さんのこと、こうやって桐乃になってみたら、いいなって思いますから」
「そ、それじゃおやすみなさい」

俺は呆然としたまま、その後ろ姿を見送った
え?、俺あやせとキスしたの?い、いや体は桐乃だから桐乃とキスしたんだよな?
これどういう状況なんだ、だけど、唇柔らかかったな、いいにおいもしたし
まだ残り香がある、ついクンクンしちまったぜ。
いかん、なんか変態みたいだな俺。

と、とにかく寝よう、そうしよう
だが、俺は悶々としたままなかなか眠ることができなかった。

数日後、俺は桐乃から呼び出された
まぁ体はあやせなんだけど、
中身が生意気な妹でも、あんな可愛いエンジェルボイスで呼ばれたら、いかないわけにはいかないだろ
ここ最近よく来るようになった新垣家の玄関を見る。何を緊張しているんだろうね、俺は。

呼び鈴を押すと、あやせ(桐乃)が出てきた
「入って」
「おう」
通されたあやせの部屋はなんだかずいぶん以前来たときと雰囲気とか匂いとかが変わっている
桐乃の趣味が出てるのかね
「ねぇ兄貴。あたし、兄貴が好きなの」
「は?」
いきなり何言い出すんだ、こいつ?でもあやせの口から好きって言われるのは悪い気はしないね
「冗談じゃないから、ずっと好きだった。でも妹だから我慢してたの。でも今はあたしはあやせだもん、妹じゃない」
「あやせには悪いけど、はっきりさせる。あたし兄貴が好き、女の子として愛してほしい」
「お、おま、お前いきなりなんてこと言い出すんだ」
「いきなりじゃない、ずっと考えてた。今のあたしは他人から見るとあやせだから、兄貴の妹じゃないって気がついたときからずっと考えてた。」
「兄貴はあたしのこと嫌い?」
「そ、それは・・・・」
そんなことあるわけない、俺はシスコンだからな。それにあやせにこんな風に告白されて誘われてるシチュで断れるわけないだろ
「そんなことない、俺だって好きだ。キスだってしたいし、その先のことだってしたいさ」
言っちまったああ、ここまで言うつもりなかったのに勢いで何口走ってんだ俺は。やべえなこれは引かれたか?
「いいよ」
「へ?」
突然、唇にやわらかいものが押し当てられる
「ぷはっ、ねぇエッチしない?」
「え?ええええ?」
「大丈夫、今この家にはほかに誰もいないし、今日は夜まで帰ってこないから」
「いや、だけど、それは」
「だめ?あたしはしたい。妹じゃないんだからいいっしょ。あやせには悪いと思うけどもう我慢できない」
くそ、ここまで言われたらもう駄目だ。俺の理性はもう持ちこたえられそうにない
「いいぜ」
俺はあやせ(桐乃)を押し倒し服と下着を脱がせる

そのあと俺たちはなんども愛し合った、気づいたらもう外が薄暗くなっていたから2時間くらいか
「ねぇ、兄貴、このことあやせには内緒だから」
「あ、ああわかってるよ」
俺が服を着ているあいだ、まだベッドで裸のままでいるあやせ(桐乃)からそんなお願いをされる
いえるわけねーけどな。妹と身体が入れ替わってる間にエッチして処女喪失しましたなんて
「それじゃ、俺帰るから」
「うん、兄貴、今日はありがと」
「ああ」俺は軽く手を挙げて部屋をでて新垣家を後にした

その夜

まさかこんな、展開で初エッチをすることになるとはな。
しかもあの、あやせと。まぁ中身は桐乃だけどさ。でも恋人になることもできる。
なんだこれ、夢のような展開じゃねーかあやせと恋人なんて。中身は桐乃だが。
だけど表立って恋人をするわけにはいかないよな、あやせの手前。

だけどさ、うれしいものはうれしいんだよ。俺だって男なんだからしかたないだろ。

俺の心はいつになく高揚していたのだった

じりりりり
「お兄さん朝ですよ起きてください」
「ううん、後5分」
昨日、興奮がなかなか治まらなくて寝付けたのが遅かったんだよなぁ
「お兄さん、起きてくれないと、キスしちゃいますよ」
チュ
!!!!!
「な、な、な、き、桐乃な、なにを!?」
「うふ、起きてくれましたね。それからわたしはあやせですよ。見た目は桐乃ですけど間違えないでください」
「あ、わ、悪い」
「早く降りてきてくださいね」
なんだかご機嫌な桐乃(あやせ)が去った後、俺はノソノソとベッドから降りて着替えを済ませた

「それじゃ、気をつけてな」
「はい、お兄さんも」
俺たちは通学路の途中でそれぞれの方向へ向かうために別れる

「きょうちゃん、おはよ」
「よう、麻奈美」
「ねぇ、桐乃ちゃん最近変わったね。」
「そ、そうか?」
「うん、なんかやわらかくなったって言えばいいかな。そんな感じ」
まぁ、中身はあやせだからな、桐乃みたいにツンツンしてないから当然か

その夜、夕飯の時に
「あ、そうそう、あんたたち今週末からの3連休でお父さんとお母さん旅行に行くから」
は、なんだよ突然いいだして。
「え?そんなこといってた?」
俺と同じ疑問を桐乃(あやせ)も持っていたようだ
「言い忘れてたのよごめんね」
「あはは、うん、わかった家のことはわたしがちゃんとするから」
「大丈夫、任せて?」
「うん、任せておいて」
なぜか桐乃(あやせ)はやる気満々だった

そして時間は流れ週末になった
「それじゃ、行ってくるから」
「うん、行ってらっしゃい」
桐乃(あやせ)がリビングに戻ってきたかと思うと小言を言い出した
「もう、お兄さんも見送りくらいしようよ」
「別にいいよそんなの」
「はぁ、まったく、休みだからってだらけすぎですよ」
「お掃除しますから、どいてください」
「あいよ」
桐乃(あやせ)はテキパキと家事をやっていく

桐乃のやつはこんなこと全くやらなかったから妹のこういう姿を見るのは、なんていうか新鮮だな
エロゲの妹キャラとだめ兄貴の主人公の図みたいなのが、俺的には微妙だが。

「お兄さん、夕飯なにがいいですか?」
「ん?ああそうだな」
中身はあやせだってわかっているんだけど、妹とこういう会話ができるのは素直にいいもんだなと思うよ。

それから、俺たちは2人で買い物に行き、桐乃(あやせ)のつくった夕食を食べた
「片付けは俺がやるよ、全部任せきりにするのも悪いし」
「そんなこと気にしなくていいですよ、片付けもわたしがしますから、お兄さんはお風呂にでも入ってきてください」
「あ、ああわかったよ」

はぁ、結局今日は何もかも桐乃(あやせ)に任せ切りにしちまったな、俺は風呂に入りながらポツリとつぶやく

「あやせ、風呂空いたぞ」
「は~い」
桐乃(あやせ)はソファに座ってテレビを見ていたようだ

そうそう、変わったといえば、あやせは桐乃が以前着ていたような、大胆な感じの部屋着は着ないこともそうだな
あとは、最近髪を黒く染めなおしてもいたな。なんでも高校受験にあわせてとか行ってたけど。受験するのは有名な女子高だからとか。
髪が黒くなった桐乃は見た目もあやせに結構似ていて驚いたな。この姿を見て親父は喜んでたが。

部屋に戻りマンガを読んでいると、あやせがやってきた
「お兄さん、どうでしたか、わたし今日はお兄さんの理想の妹を目指して頑張ってみたんですけど」
「あ、ああ。それで今日やたらと張り切ってたんだな」
「はい、こうなってしまった以上、わたしは、わたしなりにちゃんと桐乃を、いえ。お兄さんの妹をしようと思うんです」
「あやせ、お前そんなこと考えてたのか、無理はしなくてもいいんだぞ」
「無理なんてしてませんよ。実のところ言うと、わたし、こういうの結構楽しいんです」
「わたしは一人っ子だったから、お兄さんのいる桐乃がどこかうらやましかったんです」
「だから、おもいきり妹というのをやってみようかなって。」
「そっか。うれしいぜあやせ」
俺はそっと頭をなでてやる。すると身をのりだして俺の口をやわらかい唇で塞いできた。
「お兄さん、わたし、お兄さんに抱いて欲しいです。」
「いや、だけど。妹を抱くなんて」
「お兄さんは妹が大好きなシスコンじゃなかったんですか?」
「それに、わたしはあやせですよ。確かに身体は桐乃ですけど。お兄さんの罪悪感は減らしてあげることはできると思います」
「大丈夫ですよ、誰にも言わなければバレることはないです。」
「わかった。本当にいいんだな。」
「はい。お願いします」

俺は桐乃(あやせ)をベッドに寝かせると服を脱がせにかかる
「あやせ、脱がせるぞ」
「はい、どうぞ」
俺はパジャマのボタンをひとつずつ外して上を脱がせる
「ブラはつけてないんだな」
「わたしは、寝るときはつけませんよ」
「そっか、それじゃ下も脱がせるぞ、腰を浮かせてくれるか?」
あやせが腰を浮かせると俺はパジャマの下を完全に脱がし下着も続けて脱がせた
「あんまり、マジマジと見られると恥ずかしいですよ」
「ご、ごめん、でも綺麗だ」
あやせは少し複雑な顔をしながら「ありがとうございます」と言った
それも、そうか身体は桐乃なんだもんな。だけど妹の裸ということもあるのだろうか
俺は大きくなってから初めて見る妹の裸に激しく興奮していた
「あやせ、胸さわるぞ」
「はい」
俺は胸を揉みほぐすようにしながら乳首を捏ねくりまわしていた
「あ、だめ、そこ」
俺は、手を少しずつ下に下ろして行き、薄い恥毛の生えたアソコをなでる
「ん、そこは」
「あやせ、脚広げるぞ」
「あ、ちょっと待ってください、ああ」
俺の身体を割り込ませて、脚が閉じられないようにし、アソコを両手で広げると、もうすでにビショビショに濡れていた
「あやせ、すごい濡れてる」
「ううぅ、恥ずかしいですよ。」
「恥ずかしがることないさすごく綺麗だ」
アソコはもの欲しそうにヒクヒク動いて愛液を次々に湧き出していた
初めては痛いだろうし、まずはイカセてやるか。俺はそう考えてクリを中心に攻めることにした。
「ああ、そこ、だめです、ビリビリきて感じすぎちゃう、お兄さんそこはダメ、おかしくなっちゃう!」
「あ、ああああ」
身体をピンと突っ張ったあと、細かく痙攣している。どうやらイッたみたいだな。
「はぁはぁ」
「大丈夫か?」

「はぁはぁ、ひどいですよお兄さん」
「ごめんごめん」
「そろそろ挿れようと思うんだけど大丈夫か」
「あ、はい。きてください」
俺は、その膣穴に狙いを定めて腰を落としていく
ずぷ 先が入ったところであやせが声をあげる
「ああ、なにか入ってくる」
「今、先が入ったところだ、ゆっくり入れていくから力抜いてろよ」
「はい」
俺はそのままゆっくり奥に押し入っていく
「痛っ、っぅ」
あやせは目に涙をためて痛みを我慢しているようだ、途中引っ掛かりを感じるところがあったがそこが処女膜だったのだろう、そのまま最奥まで押し込む

「あやせ、全部入ったぞ」
「はい、わかります、お腹の奥まで入ってるのが」

「あの、お兄さん動いていいですよ。男の人って動いたほうが気持ちいいんですよね?わたしは大丈夫ですから」
「わかった、動くぞ」
俺は、腰をとにかく奥まで突く感じで動いていたら、最奥に何か当たるものを感じだ。
もしかしてこれが子宮口かな?
「あ、奥、お腹の奥に、お兄さんが当たって、あ、ああ」
「っく、もうだめだ、出る」
「あっ、はぁん、出るって、射精するってことですか?」
「ああ、ゴムしてないし、抜くぞ」
「だ、大丈夫です、今日は大丈夫な日ですから中に出してください。最後までお兄さんを感じたいんです」
「はぁはぁ、いっ、いいのか?」
「っあ、ああ、いいです。中に出してください!」
「くっ出る」
俺は最奥にすべて吐き出したが、中ではまだ搾り出そうとするように締め付けてきていた
「あやせ、抜くぞ」
「はい」
アソコを抜くと、精液と愛液が混ざりあった中に血が混じってピンク色になった液体が零れでてきた
「おっと」
俺はティッシュをとり、股間を拭ってやる。
「あん。そこ、まだ敏感になってるんですからやさしくしてください」
「ご、ごめん」

後片付けを終えたあと俺たちは2人裸のまま抱き合って布団の中にいた
「ねぇ、お兄さん」
「ん?なんだ?」
「このこと、桐乃には秘密ですからね」
「あ、ああ当然だろ」
もう、あやせの身体の桐乃ともやっちまってるんだけどな

こうして俺は2人とそれぞれの秘密を抱えることになった

それから数ヵ月後
俺は大学に合格し、桐乃とあやせも同じ女子高に合格した
今もまったく元に戻る方法もわからないし、戻る気配もない
だけど、もう俺たちは一生このままでもいいかと思い始めていた

最近、俺とあやせ(桐乃)が結婚すれば桐乃は大好きなお兄さんと結婚できて夢がかなうよね。
わたしもお兄さんの妹結構気に入ってるんだ、などと桐乃(あやせ)が言っていた。
もしかしたら、あやせは薄々俺たちの関係を気づいてるのかも知れない。

俺も同感だった。この生活は悪くないと思っている。
もしかしたら俺たちの願望を神様がかなえてくれた結果がこれなのかも知れないな。
そんならしくないことも考えちまってる。

今日は、高校の制服ができたらしく、着て見せてくれるというのだ。
「入っていいですよ」
俺はドアを空けて入ると息を呑んだ。
「どうですか?」
「どうかな?」
そこにはなんとも俺好みの黒髪の美少女2人がかわいいと評判らしい制服を着ていた
「あ、ああかわいい!2人ともすげえかわいい!」
「ふふ、ありがとうございます」
「まっ、当然だよね」

「それじゃ、このままどこか出かけよっか」
「うん、いいねわたしも賛成お兄さんデートしましょうか」
「美少女2人とデートできるんだからありがたく思いなさいよ」
「ああ、ありがよ」
正直すげえ、うれしいぜ。なんて豪勢な両手に花だよと自分のことながら思っちまうね。

俺たちは玄関を出ると、2人が腕を絡めてくる
「お、おい」
「それじゃいこっか」
「うん、どこ行きますお兄さん?」
「2人に任せる」
「まったく、男ならハッキリしたら」
「あはは、でもお兄さんらしいかな」

俺はこんな幸せな時がずっと続いて欲しい、そんなことを考えながら2人と共に歩き出した。

END






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最終更新:2010年11月23日 21:00
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