12-903

http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1293190574/903-905,919

「冷静に考えれば 桐乃のお兄さんがこんなに欲情しないはずがない です」
「この作品のタイトルのように言わないで頂戴、小娘が。
見境のないこの雄は誰にでも発情するのよ。勘違いしないで欲しいわ。
現に今だって……」

黒猫の醒めた目線に、俺のリヴァイアサンが項垂れる。
穴があったら入りたいが、手首を縛られているんじゃ仕方ない。
パンツ一枚で女の子の前にいるのも、そういう事情で
決して俺が露出狂のマゾではないことを理解していただけただろうか?

「お兄さん、こっちを向いてください」

おちつけ、高坂京介、平常心だ、平常心……
例え俺を呼んでいるあやせが、
俺の部屋だってのに、一月だってのに
水着であろうと、その程度で俺の超サイヤ人は反応しない。
さっきのはアレだ、常に超サイヤ人でいることで、超サイヤ人の違和感を無くす的なコトだ。

「どうです?このメガネ似合いますか?」

これが超サイヤ人を越えた超サイヤ人、超サイヤ人2ってとこかな?

「黒髪でメガネ、先輩の好みだものね……全く単純な脳細胞ね
それとも下半身と脳が直結しているのかしら?」
「そう言いながら自分もメガネをかけてないで下さい」
「勘違いしないでくれるかしら? これはメガネではないわ。このスク水のオプションよ?」
「どこの世界に部屋でスクール水着に着替える人がいるんですか!」
「貴方、自分の姿を鏡で見てみたらどう?」
「そ、そうやって変態のお兄さんを挑発しようとしているんでしょうけど無駄ですよ!」

あやせさん、その手にもった定規は一体…うげ!? 首!? 首!?! ゴキって、掴んで!?

「ほーら、貴方を見てる時のお兄さんの…その、あ、アレは地面から10センチ
私を見ている時のお兄さんは地面から13センチ、私の方が3センチも大きいです!」
「ぐ…これはどういうコトなの、先輩……」
「分かっていませんね、セ・ン・パ・イ
桐乃のメモを盗み見た所によると、お兄さんの変態ポイントは大きく分けて三つです。
一つは黒髪、一つはおっぱい、一つはメガネ
私達は黒髪で伊達メガネをかけた時点でイーブンですけど……」

チラリ、と年上の少女を見下ろしてあやせは勝ち誇ったように笑う

「ち…乳の差が戦力の絶対的な差ではないわ……」
「おっぱいの差が絶対的な差なのは、お兄さんの反応をみれば一目瞭然じゃないですか!」

「そのとーり! だからアンタたちさっさと帰れば?」

き、桐乃!? どうしたんだその髪の色は!?

「べ、別にあたしも受験あるし、黒髪に戻したっておかしくないでしょ?」

た、確かにそうだが……それとダテ眼鏡&水着にはなんの意味が!?

「……先輩、新記録更新というのはどういうコトなのかしら?」
「14センチ……確かに私より桐乃のほうが胸は大きいですけど……ですけど……
桐乃は妹だって……お兄さん、分かってますよね……ふふふ……」
「……キモッ」

殺せよ! もういっそ殺せよ!!

「邪道です……みんな、邪道すぎます!」

「せ、せなちー!?」
「高坂先輩の歪んだ性癖を甘くみていませんか?
伊達メガネで本当に先輩が興奮するとでも?
そんなの、乙女ゲーをホモゲーっていうようなもんじゃないですか。
見てください、本物の眼鏡っ子を前にした先輩のペニックスを!」

ぐおぉぉ…巨乳&眼鏡のコンボで地上15センチを記録!?

「お、お兄さんの好みは黒髪なんですよ!? 貴方は茶髪じゃないですか!」
「ふふふ……ちゃんとブリーチで卍解して黒髪に染めるから問題ありません!」
「あら? 人の眼鏡を伊達と言って置いて、自分は偽物の黒髪で勝負するつもり?」
「そ、そうだよせなちー! あたしは元々は黒髪だけど、せなちーは茶髪じゃん!」
「お、お兄ちゃんが黒髪だから、私だって染めてる可能性もあるんだから!」

それは伏見先生かかんざき先生に聞け……
っていうか何なんだよ、みんなして
ここは俺の部屋だぞ!? ハワイじゃねーんだぞ!?
揃いも揃って水着で眼鏡でウロウロしやがって!
俺の手が自由なら、おまえら全員サンオイル塗ってやるんだからな!

「はんっ! あたしは伊達にエロゲーやってるわけじゃないし?
パソコンの見過ぎで視力落ちる可能性だってあるんだから!
お父さんも眼鏡かけてるし? これから眼鏡っ子になる可能性充分だし?」
「ふっ…私は既に日常的にカラーコンタクトを使用しているのよ?
コンタクトとはつまり眼鏡のコトよ。私はすでに眼鏡っ子だったということね」
「カラーコンタクトと伊達眼鏡に違いが見受けられないんですが、五更さん」
「お、お兄さんが好きなのはただの黒髪じゃなくて黒髪ロングな筈です!」
「た、確かに、兄貴のコレクションの中には、か、髪でシゴいてるのもあったし?
せなちーの長さだとちょっとねー。あたしぐらいの長さじゃないと?」
(さり気なくベルフェゴールの登場フラグをへし折るとはやるわね……)

「あらあら、私困ってしまいましたわ……
京介お兄様の性癖がそのようなものだったなんて」

さ、沙織!?

「な、な、何が困ってしまいましたわ~よ!? お嬢様モードで来ておいて!」
「そ、そ、その水着は何なんですか! 破廉恥な!」
「いえいえ、今日は京介お兄様の部屋で水着パーリィだとお聞きしまして
でも急なお誘いでしたので、水着が去年のしかなくて……」

こ、零れ落ちそうでございます……ゴクリ……
沙織の身体は未だ成長を続けているというのか……
そして俺の超サイヤ人も2から3へと成長しちまったってのか……
スゲーぜ超サイヤ人3。物理法則無視して髪が伸びるだけあるぜ。
記録も一気に20センチまで上昇しやがった。

「あざとい…あざとすぎるわ、沙織……
いつもの瓶底眼鏡はどうしたというの? そんなオシャレ眼鏡……
いえ、それよりストレートパーマを当てている辺りが、最高にあざといわ」
「み、みなさん、ここは一旦手を組むべきじゃないですか?」

いや、手を組むとかわかんねーよ!?
何をすりゃ勝ちなの?! 勝者は俺をどうする気だ!?
ん? なんか縛られた手が弛んできている気が……

「マネージャーさん、マネージャーさん、ジッとしててください」
「京介、今助けるからね!」

ブ、ブリジット! リア!
お前達……
よかった、マトモなのはお前達だけぜ……
水着姿なのはもう突っ込まないけど

「……アンタ、それ何?」

へ?
ゲ…馬鹿な、俺の超サイヤ人が4に!?

「……ロリコン……いえ、ペドフィリアね」
「通報しました」
「ショ、ショタはいけるんですか? 高坂先輩!」
「……せ、拙者達は思い違いをしていたでござる……
京介氏の性癖は黒髪・おっぱい・巨乳、そう思われていた……
でも実は違ったのでござる……京介氏の本質は男であるより先に兄!
それも"俺は妹でも食っちまうんだぜ"という鬼畜兄貴でござった!
故に、何よりも優先されるのは"年下"!! 庇護欲を擽る幼女こそが、京介氏のドストライク!!」
「それってつまりペドよね」
「シネ」
「半ズボンとサスペンダーですね」

ま、まさかこの場で一番マトモじゃないのが俺だったなんて!?
推理小説を読んでいたら、犯人は実は一人称の俺だった的な展開っ!!
ち、違うんだ、ブリジット、リア、俺はお前達をそんな眼で見ていたわけじゃ……

「マ、マネージャーさんなら……いいです」
「京介なら……いいかな?」

この小説には探偵役がいなかった!!
ま、まさか完全犯罪達成しちまうってのか!?
い、いいのか? ヤっちゃていいのか!?!

「いいわけないでしょうがぁ!!」






「――つーわけでよぉ、桐乃達がジャーマネ凹ってる間に
ジャーマネのパンツ加奈子が頂いちゃったんだよねー
加奈子ってばロリロリだけど、中身は大人の女だから庇護欲とかありえねーし?」
「へ、へぇ…」
「あ、いくらランちんでもジャーマネのパンツはやらねーかんな?」
(何かがオカシイ……でも何がオカシイのかわからない……)


911 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 20:05:13 ID:gU6fSbM2
>>905
 激しくGJ

両親が登場して、水着姿のまま家族会議マダー



919 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 21:17:56 ID:kyw3m26v [4/4]
>>911
「京介、お前とは一度話し合わなければならないと思っていた……」
「親父……」

親父はお袋を退室させると、晩酌をあおった。
その姿に、違和感を憶える。
親父は俺を叱る時はシラフで、ズバッと言ってくる筈だ。
それが間を探すかのように、酒を含んだのだ。

「桐乃の趣味が……」
「俺と桐乃は関係ないだろ!」
「最後まで聞け。桐乃の趣味は妹らしいな」
「へ? あ…ま、まあな……」

確かに桐乃のアニメ・ゲームで好むジャンルは妹モノだ。
しかし親父、なぜそれを知っている……

「妹か……お前はどう思う?」
「は? どうって、まあぶっちゃけ、前よりは仲良くやれてる自覚はあるな」
「桐乃のコトではない」
「おいおい、俺に桐乃以外に妹がいるってのかよ」
「……新しい妹が欲しいか?」
「え?」
「む?」

本気か親父っ!!?

「桐乃が妹を欲しがってるというのなら、な……
俺も母さんと頑張るのもやぶさかではない」
「夫婦仲よろしいのは結構だが、息子に相談するんじゃねぇ……」

そもそも娘が妹フェチだから、娘つくるとか子煩悩ってレベルじゃねーぞ!?

「まあ、お前達もその歳で妹ができるのもどうかと思ってな」
「確かに気まずさがないわけじゃねぇが……別に家族が増えるのは悪いことじゃねえんじゃねえの?
けどさ……必ずしも妹ができる訳じゃないよな?」
「………」

何「しまった…」みたいな顔してんだよ、この親父は。
もうやだ、俺がその酒飲みたい。

「それはそれとしてだ……お前にも言いたいことがある」
「まだ何かあるのかよ……俺のコト? はぁ……何だよ?」
「眼鏡は認めんぞ。眼鏡はない方が良い」

……田村さん家の子供になろう。

「眼鏡の何処がいい!!」
「眼鏡いいじゃねぇかよ! 精液レンズにかかってる所とか最高じゃねぇか!」
「貴様は眼鏡じゃないから、眼鏡のものが裸眼に憧れる気持ちがわからんのだ!」
「なんで自家発電で親父の気持ちを考えなきゃなんねぇんだよ!」
「それから女性の価値は胸ではないぞ」
「エロ本はエロ本、リアルはリアルだろうが! 人を巨乳至上主義者みたくいうんじゃねぇ!」

確かに瀬菜の巨乳はガン見するがなぁ! 黒猫のちっぱいだってペロペロしたいわ!

「あと、髪の毛は黒髪よりは赤毛が……」
「それお前の嫁だろうがぁぁぁぁぁぁぁ!! ホントにアンタらラブラブですねぇえぇぇぇぇぇぇ!!」

もうやだこの家
 

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最終更新:2011年01月08日 23:06
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