[とある黒猫の異常行動]の黒猫視点


[とある黒猫の異常行動]の黒猫視点。


[先輩の匂い]


「え?うちで?」
「そう、先輩の家で」
「まぁいいけどよ…」

高校に入学してから更に身近になった、この人との帰り道。
今日は保護者会が開かれるので、全学年が5時限目に下校する。
あの子はまだ学校から帰らないでしょうし、少しくらい良いわよね?
……もう少しだけ、2人で……。

「なんで俺の家なんだ?俺はもうやる事無いんじゃ……」

相変わらず鈍い事ね……。ある意味楽だけれど、少し悔しい。

「集中しやすい場所を選んだだけよ。他意はないわ」
「……はぁ、そうかい。桐乃は部活で遅くなるぞ?」
「そういう意味じゃ―――」
「分かってるって」

分かってないわ。……私も名前、呼んでほしいのに。
そこからも途切れ途切れに言葉を交し、彼の家に着く。

「ほら、上がれよ」
「……お邪魔するわ」

そう言って靴を揃え、階段を上って彼の部屋にある自分の定位置に寝そべる。
また何か言いたそうな顔をしているわ。……あら?何も言って来ないわね。
何か言ってくるまで、作業に没頭するとしましょうか。

「……はぁ」

言葉の代わりに溜息が聞こえたわね。まだかしら?

そんな私の気も知らず、彼は鞄から教科書や参考書の類を取り出している。
この状況で受験勉強でもするつもりなのかしら。面白くない事ね。
……そうだわ、今は制服だし。

ちょっとした思い付きで、足をぱたぱたと動かしてみる。案の定スカートの裾が少し捲れたのが分かった。
男性は視覚的な刺激に弱いと、何処かで聞いた覚えがある。反応するかしら……?

「……なぁ、何で毎回俺のベッドを占領してるんだ?」
「あら、今更何を言っているの?兄さん」

来た来た。やっと面白くなりそうね。

「……仮にも男の部屋で――」
「少し黙っていて頂戴。集中出来ないわ。」

あ、しまった。今のはまずかったわね。黙られては面白くないわ。
話を続けさせる方法を考えていると「ったく――茶菓子でも用意してくるよ」
などと言われてしまった。………もういいわ、好きにして頂戴。

彼が部屋を出てしまい、私も溜息をつく。ダメね……。
すぐ戻ってくるでしょうけど、スカートに関しては何も言われなかった。
念のため自分で確認してみると、反射的に直してしまう程度には捲れている。
下着が覗く程ではないにしても、少しくらい反応してくれてもいいじゃない。

「……はぁ」

思わず2度目の溜息が出てしまう。なんとなくやる気になれなくて、PCをシャットダウンしてバッグに仕舞う。
考えたくはないけれど、やはり女として見られていないのかしら……。
そんなに魅力、無いのかしら?キスだってしたのに……。

……やめましょう。

どんどん沈んでいく気分を止めるため、思考を停止して仰向けになる。
彼の、匂いがする。男の匂いなんて好きではないはずなのに、彼のは違う。
とても落ち着いて、なんだかリラックスしてしまう。

その匂いを胸いっぱいに吸おうとして、すぐにやめる。これではまるで変態じゃない、私。………やだ、また少し濡れているわ。
落ち着いていたにも関らず、不快感を訴える体。下着が少し湿っていた。
いつもそうだ。彼と一緒に居る時、彼の事を考えている時、そこが濡れてしまう。

厭らしい、とは思う。
彼に対して劣情を催す雌の部分に、なんとも言えない嫌悪感にも似た感情を懐く。

それと同時に、狂おしい程に愛しい。
あのお人好しとしか言いようのない優しさ、意外と男性的で大きな手………独り占めにしたい。




それにしても遅いわね。

机に置いてある時計を確認すると、彼が出てから20分を過ぎようとしていた。
恋をすると時間の感覚が無くなると言うけれど、まさにその通りね。時計を見なければ気付かなかったわ。

彼のことだから予想より早く帰宅したあの子に捕まってるとか……そんなところでしょう。
恐らくこの先も、彼はあの子の世話を焼くだろう。振り回されて、罵倒されて、それでも。
才能だけでは飽き足らず、彼すらも独占するあの子が少し妬ましい。

ここで大人しく待つのも癪ね………こちらから出向いてあげましょう。
変な話でもしていようものなら、盗み聞いてやる。私を待たせた代償は大きいわよ?先輩。





「…………だったら………なん……よ?」
「………奈実は………だとし……」

階段を下りていくと、段々声が聞こえてきた。あの子じゃないみたいね……誰かしら?

「それじゃ瑠璃ちゃんとはどうなの?部屋に連れ込んで……変なことしてないでしょうね?」
「してねーっつーかそもそも連れ込んでるんじゃねぇよ!あいつが勝手に入るんだって!」
「ふーん?やっぱりあんたの事好きなんじゃない?それ」
「んなわきゃねぇだろ………」

お母様みたいね………今日は保護者会のはずなのに、どうしているのかしら?
何にしても、面白い話が聞けそうだわ。

「それじゃちょっと思い返してみなさいよ。いい?初めて家に連れてきた時はどうだったの?」
「……そりゃ、結構普通にしてたぞ?」
「普通って?」
「ゲーム作ってたよ、大人しく。それ以外は特に………」

私がベッドに寝転んでる事は黙っておきたいようね……出て行ってバラしてみましょうかしら。

「ちなみにあんたはどうなの?」
「どうって……なんだよ?」
「瑠璃ちゃんの事。どう思ってるの?好き?嫌い?」

………!!!!
知りたい。知りたいけど………怖い。聞きたくない。やっぱり今のうちに部屋へ―――

「……嫌いだったら家に入れないだろ。可愛い後輩だしな。それに―――」

それ以上は聞き取れなかったが、それでいい。聞くのが怖い。
急いで部屋まで戻って、再び定位置に着く。ここで大人しくしていればよかった。
可愛い後輩、か……。

彼にとって、私は恋愛対象じゃないのかな………。

ふと思い出して、自分の胸を触ってみる。あの子の情報によると、彼は「巨乳」「メガネ」、この2つに
弱いらしい。あの地味……じゃない、田村先輩がそれに近かったかしら。メガネはこの際だから無しとしても………
やっぱり小さいかしら?

私のソレは、少々ボリュームに欠けるかもしれない。有効性の高いと思われる武器が、2つとも私には無い。
……私はまだ成長期を過ぎていないはず。身長はこのところあまり伸びないけれど、胸はもう少し大きくなる。……そうであってほしい。
そういえば、揉まれると大きくなるなんて話があるわね。どうせ揉みたいが為に吐いた嘘が始まりなんでしょうけど
最近聞いた話では"ある特定の相手"に揉まれた場合、ホルモン分泌を促進して成長しやすくなるとか。

「……んあっ………」

いけない。変な声が出てしまった。
信憑性は低いにしても、そんな話を聞いては想像してしまう。彼の手の感触を。
無意識のうちにソレを揉んでいた自分の手を止め、落ち着くために深く息を吸う。

「……っ」

すぐに後悔した。ここは彼のベット。そんな事をすれば、嫌でも彼の匂いを……どうしよう。
無理矢理押さえ込もうとしていた下腹部の疼きが、もう止まらない。

しばらく戻ってくる様子は無かったし、大丈夫よね。我慢できないもの………。






制服のボタンを外しながら、少しだけ罪悪感を感じる。
彼のベットでだなんて……多分すぐ満足できるでしょうけど、彼はどう思うかしら?
もしバレたりしたら、どんな反応をされるだろう。いやらしく発情した私を見て、どんな顔をするだろう。

………今はそんな事どうだって良いわ。

ブラを上にずらして、少し触ってみる。どんなふうに触ってくれるかのかな……。
多分気を遣って優しくするのでしょうけど、荒っぽいのも悪くない。
貪る様に吸われるのも気持ち良いでしょうね……。

彼はスイッチが入ると暴走する傾向がある。最初はちょっと乱暴なくらいなのかもしれない。

それとも、こっちに興味を示すかしら?
先程からぐっしょり濡れているショーツに手を入れて、そこを軽く刺激してみると電流が走ったように身体が跳ねた。
普段より敏感になってるかも……。邪魔にならないようにそれを下ろして、再度そこに触れる。
……抱かれる時は、ここに入れるのよね………。普段は怖いから入れないけれど、恐る恐る指を入れてみると
奥のほうから熱い体液が溢れ出てきた。

趣味の関係上、どうしても耳年増になりがちな己の知識では「濡れやすい」方が良いらしい。
それと「締り」も強い方が良いと聞く。濡れやすさでは一応合格なんでしょうけれど、締りに関しては分からないわね。
入れた指を動かしてみても、体液が垂れるだけでいまいちよく分からない。

あ、いけない。シーツを汚してしまったわ………。でも案外気持ち良いわね……これが彼のものなら、もっとすごいのかしら………?



この部屋で彼に抱かれるのを想像し始めたその時、足音が聞こえてきた。ここに向かってくるみたいね。
……………大変…………!!

ぼんやりとしていた頭がパニックに陥った。今から制服を正すのは時間がかかってしまう。
一体どうしたらいいの!?こんなとこ見られたら……!

ベッドの脇にあった毛布に潜り込んだのと同時にドアが開いた。

「おい、寝転ぶだけならまだしも本格的に寝ようとすんなよ」

どうしよう……このまま寝たフリでもしていれば見逃してくれるかしら……。
しかしそんな都合の良い事は当然起こらず「なぁ、起きろよー。桜餅、好きだろ?」と声をかけてくる。
そればかりかこちらに近付いてきた。

「こ、ここないで!!」

咄嗟に声を出してしまった。お願いだから来ないで………。

「来ないで!じゃねぇよ、なんで本格的に寝ようとしてんだ」

願い虚しく、彼は更に近寄ってくる。せめて下着だけでも直そうとするが、毛布の中ではうまくいかない。
焦りも手伝って更にひどい状態になったかもしれない。それでもまだ、余裕は持っているつもりだった。
私の計算が狂って、彼に毛布を剥ぎ取られるまでは。

「ぬぁッ!?」

彼が毛布を剥ぎ取るなど予想もしなかった。口では何だかんだ言いつつ、優しくしてくれるのに。
私を見た彼が驚愕の声を上げる。一番見られたくなかったのに、見られてしまった。

「やっ……!!!」
「おま?!え、ええええぇぇぇええ?!」

混乱しているのか、目をそらすどころか思いっきり見てくる。視線を追うと、丁度下の方………最悪だわ!!

「かかかえ、返しなさい!」

なんとか毛布を奪い返して体を隠す事に成功した。素早く動けたのは奇跡だ。
全身がこわばって、そのままの姿勢で動けなくなってしまった。

「み、見たわね?」
「おま、お前、一体何を?!」
「見たのね……!!」
「い、いや、悪かっ――」
「煩い……!」

もしかしたらちゃんと見えてなかったかもしれないと思い、確認してみた。しかしこの反応……やっぱり見られた。
よりにもよって彼に。ここでいやらしく発情していたのを。大きな手で揉み解されるのを望んでいたソレも、彼の愛撫を
期待して体液が垂れるほど濡れていたそこも………全部見られた。

「と、とりあえず服を――」
「煩いわね……!そうよ、悪いのは私よ……!」
「いや!いいから服!」
「そうよ………先輩のベッドの匂いに欲情してしまったのが悪いと言いたいんでしょ……!」
「欲ッ!?」
「先輩が遅いからといって自慰行為に及んでいたのが悪いんでしょ……!」

自分でも何を言っているか分からないまま、出てくる言葉をそのまま発していく。

「ちょ、ちょと待て。お前匂いにって……?」

さっきまでとは違う雰囲気で質問され、少し冷静さを―――
「え…………あっ?!」

ここでようやく自分が何を言っていたのか理解した。自らバラしたのだ。「私はあなたの匂いに欲情してオナニーしていました」と。
顔から火が出る、という言い回しの意味を身をもって知った。とにかく何か別の話題に切り替えてうやむやに………。

「そそんな事……大体!遅すぎるのよ!何処で道草を食っていたのかしら?」

なるはずもないわよね。こんな話題じゃ。

「あー、そ、その……下におりたらお袋が居てよ。お前のことで話し込んでたんだ」
「わ、わわたしの、ことっ?」

自分が再び冷静さを失っていくのが手に取るように分かった。私のことって、好きか嫌いかとかっていう話よね………。
言葉が出てこなくなるまで混乱し始めたとき、不意にドアが開いて彼の母親が顔を覗かせた。

「京介ー、これから買い物行くけど何か食べたいものあるー?」

タイミングが悪いにも程が―――
「あら?何してるの?」

――しまった。ここは挨拶しておくべきだ。

「お、お邪魔してます」

そう言うと、一瞬驚いたような顔をして何やら思案顔になっている。一方彼はといえば、こちらを向いて青ざめている。
それもそうよね………こんな格好じゃ、まるで”事後”みたいじゃない。

「ほどほどにしなさいね」

結局それだけ言って出て行ってしまった。どう思われたのかしら………。

「さて、お前が勝手に喋った事を整理していこうか」
「だ、駄目!駄目に決まってるじゃない!」
「駄目じゃねぇ」
「くっ……!」

幾分か冷静な、というよりも冷めた声だったのもあり思わず否定したものの、すぐに否定で返されてしまう。
……あら?ズボンが……。あ、あれってもしかして元気になってるのかしら?心なしか顔も赤いし………。
…………適当にからかってこの場は収めましょう。

「…そんなに確かめたいのね、いやらしい「のはお前だろ」

科白の途中に割り込まれて一瞬混乱したものの、すぐに意味を理解した。
やっぱりいやらしい子だと思われてる……。怒ってるかしら………?
このままだと泣いてしまいそうで、毛布に頭まで潜り込んだ。

「怒ってる……?」

恐る恐る聞いてみるものの、答えは返ってこない。やっぱり怒ってる……。

「怒ってない。怒ってないから頭だけ出せよ、息が詰まるだろ?」

永遠のような長い間があったものの、答えは返ってきた。

「本当に……?」
「あぁ、本当だ。だからとりあえずそこから出て来いって。」
「うん……」

どうやら怒っていたわけではないようね。そうよ、考えてみればわかるじゃない。
この人が“こんな事”で怒るわけない。………………莫迦みたい。

「ちょ!顔だけ出てれば良いから!」

安心して毛布から出ると、随分と慌てた様子でそう言われた。………あ。

「?……なっ?!」
「とりあえず服をちゃんと着よう!俺出てくから!」
「もういいわよ!」

毛布に包まり直して、口をついて出た言葉がそれだった。
確かにもういい。見られた事に変わりはないし………さ、さっき見た限りでは元気になってたわよね?
もしかしたら……………とにかく、見られたことはもうどうでもいい。

「もういいから……そこにいて?」
「お、おう……?」

……大丈夫よ。押しの部分は今までので十分よね。引いてみましょう。

「…………ごめんなさい」
「いや謝るのは俺だよ。まさかお前が、その……」
「……グスッ…」
「――あのさ、さっきのは全部忘れる。俺は何も見なかったし、聞かなかった。それで勘弁してくれよ、な?」
「そんなの……!」

まるで娘の入浴シーンを目撃した父親のような言い草ね。
忘れるなんて言ったって、狙ってその記憶だけ消せるわけでもあるまいし。
それに、困るわ。忘れられては。

「そんな……そんなのイヤよ……」
「分かってるけどそれでも――」
「分かってないわ!」

分かってないわ、先輩は。どうして分かってくれないのかしら。
あなたが好きなの。好きで好きで堪らないの。だからあなたのベッドでこんな格好に………。
素直にそんな事を言う勇気、私には無いわ。気付いてよ、先輩。

けど、このまま黙っていても埒が明かないわね。ヒントくらい出してあげましょう。
…………今回だけの大サービスよ。

「ねぇ、先輩……。私が貴方のベッドで……その、オ、オ、ナニーしてたら嫌?」

本当に大サービスよ、全く。普段なら恥ずかしくてこんな事言えない。
けれど、彼の反応は少し予想外なものだった。

「嫌っつぅかビックリするわ!しかもそれ今聞くんだ!?」
「や、やっぱり嫌なの?」

さっきまでの余裕は何処へやら、一気に不安になってしまった。怒ってるのかな……嫌だったかな……。
やっぱり、私の勘違いだったのかな………?

「………その、なん…だ…嫌だとは思わなかった」

一気に落ち込んだ私に気を遣ったのか、優しい口調で言われた。
………前に情けをかけるなと言った筈なのだけれど。

「…嘘吐き」
「いやマジだって!」
「だったら!だったら何であんな反応を……?」
「そりゃあ……毛布引っぺがしたらお前の服が………脱げてたからビックリしたんだよ」
「そう……そうだったのね……」

その通りだ。本当に今日はどうしてしまったのかしら、この私が………。
私だって先輩が自分のベッドで…………………流石にそれは警察を呼んでしまうかもしれないわね。
そう、さっきの怒った様な態度はビックリしてたからよね。

………なら、顔が赤くなってたり……ズ、ズボン……が膨らんでるように見えたのは、そういう事で合ってるかしら?

「ねぇ、先輩」
「っ!?お、おぉ、なんだ?」
「責任を、取ってくれるかしら?」

もしそういう事で合っているなら、責任を取れと言われた彼がどう出るか………。
大丈夫よね?まさかそこまで鈍いなんて事……ないわよね?

「見たでしょう?私の……む、胸とか…!」
「……はい、見ました」
「そう、見たのよね………し、下もっ…」
「ホ、ホントごめん」
「謝らないで頂戴………み、見ようとして見た訳ではないのだから」
「いやでも――」
「見た責任は、取ってもらうわ」

次で王手ね、きっと。

「責任ったって………どうやって?」

ほら、王手よ。ここで素直に告白してしまおうかしら。
……それでは面白くないわね。

「……そ、そんな事、自分で考えたらどうかしら?」

考える前に口が動いていた。でも、それでいい。
こう言えばいい加減分かってくれるはずよ。これでもダメなら、少し失望するわよ?

「黒猫」
「……っ…」

今までと打って変わって真剣な声に、体が強張ってしまう。
………あ、変な顔になってないかしら?大丈夫よね。や、どうしよう……目を合わせられない……。

緊張が頂点に達した時、一番聞きたかった言葉を………彼は聞かせてくれた。

「俺の、彼女になってくれ」

思わず口元が緩むのが分かった。どうしましょう……多分今すごいにやけてる……。
………ここは少しハードルを上げるべきよ。そう簡単に認めないんだから。

「と、とりあえずは合格よ………」
「やっぱ俺のこと好きだったのか?」
「うん……でも先輩、私が何をしていたか忘れたの?」
「え…っと………黒猫さん?」

覚えているようね、良かったわ。

「あなたが邪魔するから満足出来なかったの。か、彼氏なのだから、責任を取って満足させなさい?」

おそらく、今日一番勇気を出して言ったセリフはこれね。




つづけ。





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最終更新:2011年02月13日 22:47
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