幼女ルートアフター


※この物語はフィクションであり
登場する人物・団体・その他名称とは
一切関係ありません……ですよ!

もう聞き飽きるくらいssを読んでいるお前らだろうが、一応自己紹介をしておこう。
俺の名は高坂京介。
自分で言うのもアレだが、特筆すべきことなどない平凡な男だ。

「ねーお父さん」

俺の娘(世界一カワイイ)が話しかけてきた。

「ん、なんだ?」
「お父さんってしすこん?」
「はぁ!?」
いきなり何言い出すんだこいつは!?
どこでそんな言葉学んだんだよ……ってまぁ、予想はつくが……

「桐乃叔母さんから聞いたのか?」
「うん!お父さんと叔母さんは仲がいいんだねって言ったら、
〝あの兄貴はどうしようもないシスコンだからね~(´∀`)マ、アタシが可愛いからだけどね、フフン〝
だってー」

あの野郎、たまに来たと思ったら人のいない所で好き勝手言いやがって……
昔よりは仲が良くなったかもしれんが、俺はシスコンなんかじゃねえっての!

「そうか……お父さんはシスコンじゃないからな、我が娘よ!」
「うん、分かった!」

娘が笑顔で頷く。今年で10歳となる娘のその表情は、 初めて会った頃の妻にとても似ていて、その頃の思い出がふと蘇ってきた。
ふとしたきっかけで、俺の妹、桐乃からの〝人生相談〝を受けることとなった、それによって様々なトラブルと遭遇し、解決し、とにかく奮闘していたあの頃。
そして、今では妻となった彼女に初めて会ったーーーー

「お父さん?どうしたの?」
「ん、あぁスマン……昔の事を思い出していたんだよ」
「そうなの。あ、お母さんの小さい頃って、どうだった?」
「あぁ、今のお前ソックリだぜ。小さくて可愛くて抱きしめたくて……グヘヘ」
「……との事ですよ、お母さん?」
娘の視線の先には、
「/////」
顔を赤くして(⇦カワイイ)妻が立っていた。
ってオイ!?聞かれてたの!?途端に恥ずかしさが込み上げてきて、俺の顔も赤くなる。

「も、もう、京介さんったら……」
「は、謀ったな我が娘よ!?」
「たまたまだよー?」

くうっ……ヤベー。恥ずかしさハンパじゃないぜ。つーかさっきのアレって〝私はロリコンです〝って言ってるようなもんじゃねぇか!

「ま、まぁとにかくだ、俺は昔も今もお前を愛してるぜ!」
「///私も愛してます、京介さんっ♡」

妻が抱きついてきた。鼻腔をくすぐるいい香りだ……俺は妻の腰に手を回し、唇を近づけーーーー

「死ね、変態兄貴」
「!?きっ、桐乃ォ!?」

振り向くと、桐乃が汚物を見るような視線を俺に浴びせていた。

「桐乃さんの、いたんスカ……」
「ハァ……いつでも変態だね、アンタ。ちょーキモいんですケド」

桐乃は俺の家にちょくちょく遊びにくる……主に娘と遊ぶために。そしてそのたびに変な事を吹き込むから困ったもんだ。やれやれ。
「お前の妹好きも相当のモンじゃねーかよ」
「アタシはアンタみたいにどこでも発情期でイチャイチャしたりとかないんですケド?」

は、発情期まで言いますか……

「そ、それは……欲望が体の端から滲みでてるだけだっての!」
「……キモ」
「グホァ!」

シンプルなその言葉が俺のハートに突き刺さる。

「つべこべ言わずに、なんで素直に〝私は変態です〝って言えないわけ?」
「暴力は……いけない……」
マジ泣けてくるぜ。確かに否定できないけどさ。

そして桐乃は俺という名の汚物から視線を外し、娘と2人で別の部屋へと移動していった。

「京介さんは桐乃さんと仲がいいですね」
「今の会話でそうとれるお前が凄いぜ……」
「ふふっ♪」

妻が無邪気に微笑む。マジ天使の微笑み。

桐乃といえば、桐乃にこいつを紹介したときはヤバかったな……今でも良く覚えてるぜ。まだ彼女であった妻を取られちまうんじゃないかってくらいベタベタしてたな……

「なぁ……」
「なんですかっ?」
「今まで……本当に、ありがとな」
「へっ?いっ、いきなりどうしたんですか!?」
「そのさ……、昔の事とか思い出してたんだ」
「そう……ですか。懐かしいですね、京介さんが必死にパパを説得した事とか♪」
「あの時はヤバかったな……」
なんせ外国語を覚えるとこからだぜ?受験勉強より死ぬ気だったぜ!

「本当、俺なんかと結婚してくれてありがとな」
「私こそ……京介さんのお嫁さんになれて、夢のようです!」

ちょっぴり赤い顔の、乙女の微笑み。
あぁ、妻のこの顔を独り占めできるなんて、俺は世界の鼻つまみ者になってもお釣りが来るな……

「……覚えてますか?」
「何をだ?」
「私が京介さんに告白したときです」
「あぁ。無論、覚えているに決まってる」

「わたしは……あなたが、大好きです」
「そうか……なら、俺から1つお願いがある」
「俺と……付き合ってくれ」
「……はい……!」
あのときのようにキスを交わすーーーー
妻の唾液は蜜のように甘く、舌が水音をたてながら絡み合う。何度も交わしたキス。

しばらくの後、唇を離す。妻の口から垂れる唾液が扇情的だ……

しかし何度交わしても緊張するぜ。なぜかって?
そりゃーーーー

「愛してます、マネージャーさん!」
「懐かしい呼び方だな……愛してるぜ、ブリジット」


俺の嫁はこんなにも可愛いから、な。




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最終更新:2011年02月20日 23:21
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