21-57


 ・あやせ×京介
 ・ヤンデレ描写あり
 ・微エロあり



『お兄さんに相談があります。いつもの児童公園で16時に待ってます』

女子高生とは思えない程、飾り気の無いメールの送り主は…あやせである。
比較対象の女子高生とは、加奈子の事なんだが、あいつのメールは装飾過多で最早何が書いてあるのか理解できない。
しかし、俺がメールアドレスを知っている身近な女子高生や、元女子高生は、むしろあやせ寄りなメールの方が多い。
テレビや雑誌の特集ってのは、嘘とまでは言わねえが、取材方法か報道姿勢に問題があるんじゃないか?
まぁ俺にそれを確かめる術はねぇし、偶々俺の知り合いの女子が簡素なメールを送る傾向にあるだけかもしれないしな。
などとメールを確認しつつ、くだらない事に思考を巡らせながら児童公園へと向かう。

「よっ、あやせ」
「お久し振りです、お兄さん」
「しかし、あやせに呼び出されて、この公園に来るのも何だか久しぶりだな」

もう半年以上は経つのだろうか、黒猫との関係であやせに拒絶され、あれ以来なんとなく疎遠になってたんだよな…
俺も初めて彼女が出来て浮かれてたとはいえ、なんとも苦い思い出である。

「え、と…あやせ、それで相談ってのは何なんだ?」
「挨拶も早々に本題を切り出すなんて、昔の事を思い出してバツが悪くなったんですか?」

こえーよ!女ってこえーよ!いや、この場合、あやせが恐ろしいのか?
この年頃の女子ってのは、異性の心の機微を感じ取る力が強いって誰かが言ってたけど、その物ズバリ当てられたよ!

「ふふ、冗談ですよ、お兄さん」

てへ、と自分の額を小突くジェスチャーをするあやせ。
ラブリーマイエンジェルあやせたん、やっぱり可愛すぎるぜ!
そんなやり取りが、なんとなく昔に戻れたような錯覚を引き起こし、すっかり固くなってしまっていた心の内をほぐす。
あやせはそれを見越してこんな小芝居を打ったのだろか?いや、そりゃ考え過ぎか。

「それで相談なんですが、高校生になって、思ったよりも学校の授業が難しいんです。
 今のところは、なんとかついていく事が出来ていますが、このままモデルのお仕事と、学業を両立できるか心配で…」

シュンとした様子で語尾を濁すあやせ。
確かに高校の授業ってのは、2学期に入った辺りから難しくなってくる。
俺の場合、部活なんかの課外活動は、ゲー研で文字通り息抜き程度にしかしてなかったが、あやせはモデル業との両立である。
もっとも我が妹である桐乃みたいに、趣味に部活にモデル活動もこなした上で、勉強だって出来るっていう完璧超人も居るけどよ。
まぁ桐乃の場合は、天才とかそうゆうんじゃなくて、並々ならぬ努力の上に成り立っている完璧っぷりなのだ。
もっとも以前の俺は、そんな努力を露程も知らずに、何かにつけて自分と比較される桐乃を疎ましく思っていた時期もあった。
そのせいで桐乃には寂しい思いをさせちまったが…もしタイムマシンなんてモンが有るなら、過去の自分をぶん殴ってやるね。
おっと、いけねえいけねえ、今はあやせの相談を受けてるんだから、あやせに集中しなくちゃな。
「じゃあ予備校…は、まだ早いか。塾とかはどうなんだ?」
「はい。塾も考えたんですが、モデルのお仕事の都合上、決まった曜日に授業を受ける形だと不都合がありまして…」

そりゃそうか、いくら塾に通って勉強したって、歯抜けで出席してたんじゃあ効果が高いとは言い難い。

「じゃあ、家庭教師を使うってのはどうだ?」

俺の提案にあやせの顔が、パァッと明るくなる。

「はい!実は、お兄さんが家庭教師をしていると聞いて、もし良ければお願いできないかなと思いまして」

満面の笑みを浮かべ、熱っぽく語るあやせ。
しかし何処で俺が家庭教師してるって知ったんだ?
加奈子から聞いたなら間違いなく桐乃が黙ってないだろうし…あ、そういやあやせは、麻奈実のヤツと仲良かったんだよな。
元々俺に家庭教師の話を持ってきたのは麻奈実なのだから、麻奈実から話を聞いていたっておかしくはないか。
まだ家庭教師歴一ヶ月強とキャリアには不安があったものの、無事に加奈子の成績が上がった事で気をよくしていた俺は

「ああ、俺でよければ力になるよ」

と、あやせの家庭教師も受け持つ事に決めたのだった。

「では、急で申し訳ありませんが、お兄さんの都合がつくのであれば今週の土曜日からでもお願いできますか?」
「ああ、土曜日は授業を取って無いから予定は空いている。じゃあ土曜日にお邪魔するよ」
「はい!じゃあ、時間は12時でいいでしょうか?」
「ん?お昼時か、じゃあ昼食は済ませて行った方がいいな」
「あ、いえ、急な申し出を受けて下さったお兄さんにお礼の意味も兼ねて、お昼をご馳走したいんですけど、駄目でしょうか?」

ラブリーマイエンジェルあやせたんの手料理ktkr!!!
って願ってもないあやせたんの申し出ではあるが、そこまでお世話になってしまっても良いものなんだろうか?
しかし、長らく疎遠になっていたあやせからの厚意を無碍にする方が失礼なのではないのか?
せっかくあやせから歩み寄ってくれたんだ、ここは素直にあやせの手料理をご馳走になるとしよう。

「ああ、あやせの手料理楽しみにしてるな」
「え?私の手料理だなんて一言も言ってませんけど?」

満面の笑みで答えた俺に対し、きょとんとした顔で返すあやせ。
うわ、これは恥ずかしい。
まったくもって期待が先走った早とちりである。

「ふふふ、冗談ですよ、お兄さん。パスタを作ろうと思っていますが、お兄さんは好きなパスタありますか?」

本日二度目となるあやせの小芝居に踊らされる。
あやせのヤツしばらく会わねーうちに新しい技を覚えやがって…まったく末恐ろしい女だぜ。

「そうだな、丁度最近トマト風味の唐辛子が入ったマカロニみたいなヤツにはまってるんだ」
「ペンネアラビアータですね。解りました、楽しみにしてて下さい」
「おう、楽しみにしてるぞ。じゃあ土曜日の12時にお前の家に行くからな」
「はい、よろしくお願いしますね。せ・ん・せ・い・♪」

などと、冗談めかして言うあやせと別れ、帰路につく。
携帯を取り出し、時刻を確認すると、既に18時を回ったところだ。
我が家の夕食は決められた時間を逃すと、外食するものとして用意されないので早く帰らなくてはならない。
まぁどうせカレーなんだけどな…とひとりごちている京介の背中を見送る少女がポツリと言葉を漏らす。

「ふふふ…お兄さんってば笑顔と食べ物に釣られるだなんて、ホントチョロいんだから…」
「ここに来るのも久しぶりだな」

あやせの自宅を前にしてさほど遠くは無い過去に思いを馳せる。
思えば以前は全く信用されてなくて手錠をはめられたんだったな…って、まさか今回も手錠をはめられるんじゃないのか!?
いや!期待してないからな!俺はM男じゃない!…と思う。
インターホンを押すと、すぐに玄関が開き、扉の奥からあやせがヒョコりと顔を覗かせる。

「いらっしゃいませ、お兄さん」
「よう、あやせ。お出迎えは有り難いんだが、インターホンを押してすぐに顔を出すのは流石に無用心なんじゃないのか?」
「ふふ、大丈夫ですよお兄さん。お昼御飯の下拵えを終えて休憩していたら、リビングからお兄さんの姿が見えたので玄関で待ってたんです」

と、満面の笑みを浮かべるあやせ。

「お、おう。そうか」

と、あやせとは対照的にぎこちない反応しか返せない俺。
だってしょうがないだろう?いきなりあんなに眩しい笑顔を向けられたら男だったら誰だってキョドるに決まっている。

「ささ、上がってください。パスタの方は茹でて和えるだけですぐに出来ますから」
「おう、じゃあおじゃまします」

リビングに通された俺は、案内されたダイニングチェアーに座る。
既にテーブルの上にはつけ合せと思われるサラダボウルとピッチャーに入ったグレープフルーツジュースだろうか?が並べられている。
カウンターキッチンの向こう側に目をやると、エプロン姿のあやせが鼻歌交じりに料理の仕上げに取り掛かっているようだった。
そういえば、あやせのご両親の姿が見えないが留守なのだろうか?
まぁあやせの父親は代議士であり、母親もPTA役員をしているとの事だったので、土曜であっても休日とは限らないのだろう。

「おまたせしました」
「お、美味そうだな」

あやせの持ってきたパスタは、鮮やかな赤色をしており、取り分けてくれたサラダの緑と相まって非常に食欲をそそる。
それに高坂家の食卓では、カレーの茶色と御飯の白が色の大半を占めているため、感慨もひとしおである。
ふとあやせの方に目をやると、あやせの皿には黄色いオムレツが乗っていた。

「あやせはパスタじゃないのか?」
「はい、私は辛いのは苦手なのでオムレツとサラダをいただきます」
「そうか、手間をかけさせちまって悪いな」
「いえ、お兄さんに好きな物を食べて欲しくて作ったので、遠慮はしないでください。
 それでは冷めてしまう前にいただきましょう」
「ああそうだな、いただこう」

「「いただきます」」

日本人が食事の前に行う、食べ物となった数々の命に礼を示す儀式を済ませ、さっそくパスタを口に運ぶ。
トマトの酸味と甘味、ピリリとした唐辛子の程よい辛味のハーモニーが素晴らしい。
箸休め代わりのサラダも瑞々しいサニーレタスや、程よく茹で上げられたグリーンアスパラがドレッシングとよくあっている。

「こっちのサラダも美味いな。これはなんてドレッシングなんだ?」
「刻んだ玉葱を軽く炒めた物にお酢と油を入れてお塩で味を調えて、刻みバジルを少しだけ入れるんです」
「凄いな!こんな美味いドレッシングを作ったのか」

麻奈実も料理の腕前はたいした物だが、洋食に関してはあやせの方が何段か上を行っているだろう。
出された料理に舌鼓を打ち、料理の感想や、学校での出来事など談笑していると、あっという間に食べ終わってしまった。

「はい、お兄さん。グレープフルーツジュースです」
「お、悪いな」
「グレープフルーツは、とっても体に良いんですよ。それにフルーツは脂肪になりずらいので体型維持にも向いてるんです」

と、女の子らしい説明をつけ加えてくれる。
グレープフルーツジュースも酸味が強すぎず、程よい苦味がアクセントとなっていて飲み飽きない味だった。
「それでは片付けてきますね」
「いや、ここまで美味しい料理をご馳走になったんだ。片づけくらい手伝わせてくれ」
「はい、では食器を運ぶのを手伝ってください。食器洗い乾燥機に入れるだけなので後片付けは簡単なんです」

ペロっと舌を出し「便利な世の中になりましたよね」と悪戯っぽく微笑むあやせ。
俺は、その赤に近いピンクの舌に思わず見とれてしまっていた。

後片付けを済ませたところで、リビングの時計が『ボーン』と一回なる。

「あ、13時になりましたね」
「お、そうか。じゃあ腹も一杯になった事だしささっと勉強しちまうか」
「はいっ」

あやせの部屋は、あやせの付けている香水の香りだろうか、石鹸のような甘い香りにつつまれていた。

『加奈子はてっきりモテナイ男が女の子の部屋に初めて入って、「ああ良い匂いがするなぁ」とか考えてるのかと思ったぜ』

不意に以前の加奈子の発言が頭の中でリフレインする。
あー、いかん俺は変態じゃないのだから女の子の部屋の匂いをクンカクンカする筈が無いのだ。

「え、ええと、あやせは授業方針とか希望あるか?」

頭を家庭教師モードに切り替え、授業方針を決める為、あやせに質問をする。

「たまに授業で解らないところが出てくるんです。今までは桐乃に教えてもらってたんですけど、桐乃も部活やモデル活動
 がありますし、桐乃に頼ってばっかりじゃいけないなと思いまして」
「今は解らないところは無いのか?」
「はい、今のところは桐乃のおかげで特に理解できていない部分は無いと思います」

確かに些細な事でも理解できない部分を放置すると、積もり積もって後になったら手を付けられないって事にもなりかねない。
今のところ特に理解できていない部分は無いだろうという事ならば、例の麻奈実印の問題集「改」(俺が授業進度に合わせた)
でも解いてもらって、あやせの実力を確認させてもらうとするか。

「よし、じゃあ確認の意味も込めて、この問題集を解いてくれるか?」
「はい、わかりました」

さっそく真面目に問題に取り組むあやせ。
加奈子も今でこそ真面目に取り組んでくれるが、最初は問題集に取り組む事さえ嫌がってたからな。
お、やっぱりそこで詰まるか、そこはちょっと応用なんだよな。
などと、あやせが問題集のプリントにシャーペンを走らせているのを眺めていると、満腹になったせいなのか強烈な睡魔が襲ってきた。
いやい…や、まてまて、家……庭、教師が居眠りし、てちゃあ洒落になら…、んだろう…
ピチャ…ピチャ…チュル…チュプ…
ん?なんの音だろう、頭もボーっとする…股間もなんだか温かくて気持ちが良い…
俺はいったい何をしていたんだったか…
寝起きで朦朧としている意識を呼び起こし、記憶を整理する。
あやせの家庭教師に来ていて、突然眠くなって…?ってしまった「すまんあやせ!」

「ガチャッ」

飛び起きようとするが両手が何かに遮られて起き上がることが出来ない。
視線を上に向けると、ベッドの上で万歳をするような格好で、両手首には懐かしい鈍い光を上げる金属のリングがはまり
そのリングのツガイは、ベッドのポールをやはりリングで拘束している。

「ン、フッ、チュパ、ペロ…あ、お兄さん目が、ンフ、覚めたんですね、チュル…アハ…」

声のした方向に目を向けるとそこには、俺の股間に顔を埋め、リヴァイアサンにうやうやしく舌を這わせるあやせがいた。

「ちょっと待てお前!一体何をしてるんだ!」
「何って…チュル、お兄さんのペロ、おちんちんを舐め…て…チロチロ、るんですよジュププ」

そう言い終えるやいなや、あやせはリヴァイアサンを深く口の中に咥えこむ。
股間から背骨に向かってぞわぞわと這い登ってくるような未知の快感と、突然の出来事に頭が真っ白になる。

「そうゆう事じゃ無くてだな、こうゆうのは、夫婦とかカップルがする事だろう!」

あやせから与えられる心地よい刺激に耐えながら思考を纏め、精一杯の正論を吐く。

「プハッ、お兄さん、性交渉というのはカップルや夫婦でなくても出来るんですよ」

物理的に可能である…と、反論を述べながら、今度は手でリヴァイアサンを何度も繰り返し扱き上げる。

「それに、お兄さんのこれ…ピクピクしてきましたよ?ウフフ…気持ち良いんですよね?」
「そ…れは…クッ」

事実俺は、あやせの美しい手で優しく扱かれる事に快感を覚えており、反論の言葉を紡ぐ事が出来ない。
しかし、俺は桐乃と約束したのだ。
お前が彼氏を作るまで、俺も彼女は作らない…と。
であれば本来、彼氏彼女が行うべき行為をするという事は桐乃を裏切る事になるのではないか?と。
そうだ、俺は桐乃の笑顔を守る為にも桐乃を裏切るような事は出来ない。
両足は自由であるが、あやせに乱暴な事をする訳にはいかないし、仮にあやせを蹴り飛ばしたところで両手は拘束されている。
ただでさえヤンデレの気のあるあやせだ、激昂したあやせに首を刎ねられ、鞄に入れ持ち歩かれるというnice boatな結末は避けたい。
「それでも俺はこういった行為は、好き合っている同士でないと駄目だと思うんだ。なぁ、あやせ…今ならまだ引き返せる。
 それにお前だってこんな形で結ばれたって嬉しくなんてないだろう?」

不意にリヴァイアサンを握るあやせの手が離れる。

「あやせ…お前が何を思いつめてこんな行動に出たのか解らない。けどよ、俺h…グァッ!!」

あやせがリヴァイアサンを強く握った為、思わず情けない声を上げてしまう。
おいあやせ…それは洒落にならん痛みだから勘弁してk…
思わずモノローグの声さえも失ってしまう光景、あやせは光の無い目で

「嘘………それは嘘…嘘嘘嘘嘘嘘嘘!嘘吐かないでよ!」
「だってお兄さん、私に結婚してくれって言ったじゃない?私に結婚してくれって言ったでしょ?私に結婚してくれって言いましたよね!?」
「それをあんな泥棒猫の色香に惑わされて…それに私、お兄さんの事好きだったんです、いえ、今でも好きなんです…」
「だからお兄さんから結婚してくれって言われて凄い嬉しかったんです」

あやせは俯き嗚咽を漏らし、俺の腹部にあやせの涙が落ちる。

「でももし、私の想いが叶ってお兄さんと付き合う事になったとしたら、桐乃が悲しむんです!」
「私の大好きな桐乃が笑ってくれなくなるんです!」
「嫌………そんなの嫌…嫌嫌嫌嫌嫌嫌!嫌なんです!」

あやせは顔をあげ、あやせの顔にふわりとした笑みが戻る。

「でも私気付いちゃったんです。私も桐乃もお兄さんの事が好き。いえ、愛していると言っても良いです」
「そして私は、お兄さんの事も、桐乃の事も同じくらい好きなんです」
「お兄さんが私の事をまだ好きで居てくれてるならお兄さんと、桐乃と私…3人が幸せになれる方法を一緒に探してください」

ふいにあやせの顔が近づいてくる。
あと少しでキスをしてしまいそうなほど近い。

「ですから今からする事は、お兄さんが私の事をもう好きでないなら、私を騙したお兄さんの罪に対する罰です」

一体あやせは何をしようとしているのだ?
確かにあやせの言うとおり、俺のセクハラ発言であやせを傷つけた。
あやせが俺に対して罰を与えたいというならば甘んじて受けよう。

「そしてもし、お兄さんが私の事を好きだというのなら」

あやせがふぅっと息を吐き、そして

「んっ!あぁっ!」

あやせの叫びとともに、突然リバイアサンを温かい肉を分け進むような快感が襲う。

「は…あぁ…、3人が幸せになれる方法を探す約束をした契約の証です」
リヴァイアサンをあやせのヌラリとした肉壁がひくひくと撫で付ける。
あやせがゆっくりと腰を上げると、リヴァイアサンにあやせの破瓜の証である鮮血がこびりついているのが見える。
そしてあやせが腰を落とすと、リヴァイアサンは再びあやせの膣内に、プチュリという音を立てて飲み込まれる。
あやせと繋がっているという感覚と、あやせの上げる悲鳴か嬌声か解らない声が、絶え間なく俺の脳髄に快感という電気信号を送る。
いったい何十秒、何分が経過しただろうか。
目の前で起こる幻想的な光景に俺は時間という感覚を手放していた。
しかし先程まであやせの執拗な愛撫を受け続けていたリヴァイアサンが長持ちする筈も無く、いななきを上げ始める。

「お、おい!あやせ、もう出ちまう!どくんだ!」

しかしあやせは妖艶な光を瞳に宿し

「いいえ、駄目です。どきません」

と口を開くと、激しく腰を前後に揺らし始める。
あやせの陰毛と京介の陰毛が絡み合うほどに密着し、リヴァイアサンの頭にコリコリと子宮口が当たる。

「ふぇ!?え…ハァ、アァ!これ何?え?アァン、私…私…初めてなのに気持ちウ…ハァ!良いっ!」

あやせは破瓜の痛みに悩まされながらも、自らが主導権を握る体位の為、本能のまま快感を得られる動きを模索していた。

「クソッもう出ちまう!」
「キャッ!?アッ!アッ!アッ!ンッ!アァッ!アンッ!ハァッ!」

最初はされるがままだった京介も射精感が高まるにつれ、あやせに釣られ、下からあやせを突き上げるような動きをし始める。

「出すぞ!あやせ」
「は、ァい、お兄さんッ、の精液、アァンッ!私に下さいっ!」

あやせの最奥でぴたりと留まったリヴァイアサンから白い粘性のブレスが吐き出される。

「あぁ……はぁ…、お兄さんのピクピクしてます…」
「クッ…はぁ、しょうがねーだろ、男ってのは射精する時はこうなるもんなんだよ」

ハァ、射精したとたんに冷静になってくるとは、俺も現金なもんだ。
これが俗に言う賢者モードってやつなのかね。
息も絶え絶えといった様子のあやせが俺の胸へと倒れこんでくる。
胸に当たるあやせの吐息と、呼吸によるわずかな上下で鳩尾のあたりに当たるあやせの乳首がくすぐったいな等と思いつつも
あやせになんと声を掛けるか考える。

「なぁ、あやせ…お前には随分と辛い思いをさせちまったみたいで本当に申し訳ない」

俺の体の上で、あやせの体がピクリと硬直する。

「けどな」

あやせの体がさらに強張る。

「これからは一人で思い悩むんじゃねえ。俺達は、その幸せを探す契約したんだからよ」

強張っていたあやせの体から力が抜けたと思うと、あやせがウルウルと涙目でこちらを見つめてくる。

「え?それじゃあ…」
「ああ、俺もあやせの事が好きだ。お前が俺や桐乃を想ってくれてるのと同じようにな」

俺の首に抱き付きキスをしてくるあやせ。

「おいおい、キスは嬉しいけど、そろそろこの手錠外してくんねぇかな?いい加減手首が痛くなってきた」
「あ、はい…ごめんなさい」

しゅんとなりつつも手錠を外してくれるあやせ←カワイイ

手錠を外し終わり、あやせが潤んだ瞳でこちらを見つめてくる。
ああ!もうやっぱラブリーマイエンジェルは可愛すぎて、最高に「ハイ」ってやつだぁぁぁぁ!!!



その後、あやせとキスして乳繰りあっていたら俺のリヴァイアサンが元気を取り戻し第2Rに突入したのは言うまでも無い。

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最終更新:2011年07月25日 23:08
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