Love touch 2

369 名前: ◆36m41V4qpU [sage] 投稿日: 2013/04/16(火)

俺の妹である桐乃がエロアニメのDVDを偶然落っことしたのが、
俺が経験した一連の物語が始まるキッカケだった。
あれから俺の人生、エロアニメやらエロゲー抜きには語れない
っつっても 過言じゃない(のかも知れない)

そう―――今の俺がこんな風に存在するのも
(幾分大げさな言い方を許して貰えるなら)
エロゲーやらアニメとは切っても切れないと思うのだ。

それは、妹やヲタ関係で知り合った仲間だけの話ではない。

俺の彼女『あやせ』とも少なからず
『エロアニメ・ゲーム』には因縁めいたモノ
を感じざるを得ないのだ。

何故なら、俺とあやせの関係を確実に変化させたキッカケは
やっぱり『エロアニメ・ゲーム』だったから。

あのコミケの時に偶然出会わなければ、今の俺らは居なかったと思う。


そして、その影響は今も………………


「この浮気者っ!!!!」

「いやだからな、あやせたん―――俺の話をちょっと聞いてくれ」

「問答無用っ!
わ、わたしの身体を弄んだ癖にっ!
あ、あんなコトや―――そ、そんなコトまでさせてた癖にッ!
こんな身体にした癖に――こんなわ・た・し・させた癖にぃい!!!」

「いや――いや、あやせ自身心と身体は歓喜してた………よ?結構」

「強姦は親告罪 強姦は親告罪 強姦は親告罪(15回連続)」

「ま、待て 待て!だからご、合意の上だっただろ?」

「た、例え………法には問えなくたって、
あなたを社会的に抹殺することは出来るンですからっ!」

「ちょっとだから話を聞け」

俺はあやせに首に装備されている
―――例の"チョーカー"に指を触れると、更に軽く引っ張った。


「わ、わたしがドMだから、また強引にお尻叩いて言いなりにさせるのね
どうせ、またいじわるするんだ――性的虐待するつもりなんだ、へ、変態!」


なんつー恐ろしい台詞を言う様になったんだ、俺の彼女は

としかし罵詈雑言を爆発させてるのに
―――あやせはチョーカーを自分で外す

いい加減、俺も気付き始める(と言うか流石に色々学んだ)
例えば―――俺らみたいに彼氏彼女が喧嘩し始めるとする。
そういう時は(主に)女の子の方から、仲直りのキッカケになる
分かり易いサインらしき"何か"を出してるもんなのだ。

それをスルーしなきゃ、大事にはならない。

「んじゃ――ご希望通りぶっ叩くから、こっちに来いよ」

「ふんっ、す、好きにすればイイじゃない
――わたしに拒否権なんて無いんでしょ!」

あの日(あれから結構時間が経ったと思うが)から、
あやせは時々敬語をやめて、俺とタメ口で話す様になった

で、ついでに―――

「京介のサディスト、DV男、リョナ族、本物の鬼畜」

―――みたく俺のコトを『京介』って呼び捨てにするようになった。

こういう状況じゃなきゃ、あやせの言葉の響きに浸って居られるのだが、
今は流石にそういう場合ではない。


あやせは俺を罵倒しながら、(その言葉に大いに矛盾して)行動では
俺の膝の上に自ら乗っかった。
しかもご丁寧な事に わざわざ俺があやせの尻を叩きやすい様に
もしくは、これ見よがしに自分の形の良い尻を思いっきり突き出す。

でも俺はもちろん叩いたりはしない(一回ゆっくり撫でたけど)
そのままあやせを―――俺の太ももに、乗せたまま起きあがらせて
あやせの黒髪を、左右・両方・横から・優しく撫でてやった。

―――これが俺の彼女の最近のお気に入りらしい
(エッチモードが発動する時は、大抵このパターンからの始動が多い)


そして俺はこの状況であやせの目を、しっかり見つめて話し始める

「ゲームはゲーム、現実は現実だぞ?
全く別モノなんだから、ごっちゃにするなよな。
現実の彼女が、二次のゲームにそんなに目くじら立てないでくれよ?」

「普通のゲームならまだ許せるけど――認められるけど
だからって、何でエッチなゲームを
わたしが認めなくちゃ、いけない(んです)のよッ?!!」


説明しよう―――

『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』

俺らが喧嘩する元凶になったゲームソフト

前回の『ラブタッチ』から満を持して発売されたのだが、続編で
まさかの全年齢版から、敢えて成人指定版へパワーアップしたのが
『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』なのである。

―――俺は例によって桐乃のお勧めでプレイしようしていた
のだが………………

それはさておき、本当に中の人(声)が同じだったら、
俺だって絶対に買うと思うほど、前のソフトに俺はハマった。

確か前は、桐乃とあやせを仲直りさせようとしていたが
今は俺の彼女あやせたんが、烈火の如くプリプリ怒ってるわけだ

「なぁ………あやせたんさァ
あんまし嫉妬深いってのも、彼氏から言わせて貰うと
彼女としてどうかと思うんだけどな」

「ふんっ!(プイ)」

あやせが思いっきり右に顔を逸らしたので、
また両サイドの髪を撫でて、正面に視線を合わせようとすると―――

「べー(ぷい)」

―――舌を出して、今度は左を向いて避けられた。

「あのね、ゲームやアニメは俺の妹や俺の友達との大切な絆なんだ。
あやせも知ってるだろうけど、俺は親父と殴り合っても認めさせたんだぜ?
だから全部が――全部、いかがわしいモノじゃねぇんだ。
も、もちろん、別におまえも好きになれとは言わないけどさ」

「…………」

「それに自慢じゃねぇが、桐乃に勧められてやったゲームやアニメを
オカズにソロプレイなんてしたことはないぞ!
ジャパニメーションはもっと高貴で神聖、セレスティアルでディグニティなんだ。
エロゲーとアニメは文化なんだ――ミームなんだよ、あやせ」

俺は声を大にして言った。
なぜならば、この点が曖昧だったり少しでも疑われたりすれば
―――どう考えても、問題が解決する可能性は一㍉も残らないからだ。


「何をカッコつけてるンです?
京介さ(ん)のオカズは、眼鏡・巨乳のエッチなDVDと本だっただけでしょう」

「だから………約束通り処分しただろ?」

「………」

「俺が約束破って、エロDVDやネットのエロサイトを閲覧してたか?」


大学生にもなって自分のパソコンを
フィルタリングされている男

一人暮らしの部屋のベットの下の
段ボールには何も入ってない男
 
俺の名は――高坂京介


「そ、それは………そうだけど」

俺の説得がどうやら功を奏したらしい。
そりゃそうだろう
―――あやせは自分でドMで俺の良いなりと言った。
でもそれを言うなら、俺も負けず劣らずあやせの言いなりなんだ。

俺らのS気とM気ってお互いに多分、絶妙に方向が違うだけなんだな。
(だからきっと相性が良くて上手く行く(と俺は信じてる))

「だったら良いよな?」

「もうっ………か、勝手にすればいいよっ!」

「ありがとう、あやせたん」

あやせの気が変わらない内に、さっさと電源オン

「ぐ………うぅうぅぅ」

「おまえ、なんつー顔してるんだよ?!」

「………………イヤ、イヤ、イ ヤ」

「あの………?」

「わたしのコトは気にしないで、好きにやってっ!」

好きにやれと言われてるのに、
あやせのもの凄い握力に掌握されて、俺の手は指一本動かせなかった。


「な、何で5秒間隔で、気分変えるんだよ?
つーか、言ってることとやってることが―――」


「―――わ、わかりました。もう分かったって言ってるでしょ!」

「さーて、じゃぁ誰にしようかな」

『誰を選びますか?』

誰にするかとは、まず最初に誰に話しかけるか………だ


今回はバージョンアップしてキャラも増えていた。


絶対ヒロイン 黒髪の美少女 『藤崎あやか』 

その双子の妹 茶髪の美少女 『藤崎きりか』
 
ナイスボディ ショートの綺麗なお姉さん 『田宮まみな』 

深淵の果てからの使者 謎の美少女 『極聖天のルイ』

「………う~ん
こりゃ可愛い子ばっかで、マジ誰にするか迷うぜ」

こういうのって最初が肝心だからな

第一印象って大切なんだ

本当に――本当に、第一印象って大切なんだぜ?


「………………………………………………………………
………………………………………………………………
………………………………やっぱりぃイヤャァアァ!」

「―――ゲホ」

背後から側頭部に肘打ちと手刀の二連撃を喰らって
ダウンした所に、後頭部を踏み砕かれて俺は卒倒した。


「あっ、あいつゲーム持って行きやがった」


つーか、ゲームの女の子と一言も口聞いてないよ?俺



何となく桐乃の気分が分かった気がする俺だった。
それでも桐乃相手だと多少は遠慮してたあやせが俺が相手だと
○グネスばりに検閲が厳しい。

しっかし………ま~たこのパターンかよ。
これからどうしたもんか……な



三日後


メールしても電話しても返事が無く音信不通

心配になってあやせの実家まで行ったが、
美人のママさんと怖いお父さんに色々言われたが(別れろとかはでない)
結局、本人には会えずじまい


あやせたん――――最近はあんま嫉妬しないと思ってたんだがな


どうやって彼女の機嫌を直すか?
を考えながら、大学から帰宅して、自分の部屋のドアを開けると―――

ベットの上に、ちょこんとあやせたんが鎮座してた。

―――うぉ、ビックリした

「あの……………あやせさん?
まだ怒ってたりなんかしちゃったり……なんかしたりなんかしたりする?
俺は謝ろうと思って、何度か連絡してたんだけどさ」

俺は幾分用心しながら、あやせに訊いた。

あやせは、首を振った。

―――あれ?
結構ニコニコしてるぞ

「この前はごめんなさい。ねっ?
わたしの方こそ大人気なかったから、ホントにごめんなさい」

「いやいや、良いんだよ」

何も事件やらハプニングが起きずにコトが収まって良かったと
俺は思ったのだが―――

「だから、今日は京介に自由にゲームして欲しいと思ってるの、わたし」

「う、うん?」

………何か物分かりが良すぎて怖い。
非常事態に用心しながら、俺はあやせの出方を見ようとする

―――っ!!!

あやせがおもむろに鞄から取り出したのは、
包丁――などでは無く

(最近はそんな恐怖は感じてないから、俺っビビらなかったもんね!)

で取り出したのは
―――フリップボード??
クイズ番組とかで、解答する時に出すみたいなヤツだった。

「なに………それ?」

意味が分からん

「はい………ゲームスタートだぞ♪」

あやせたんは手書きで

『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』

の"タイトル画面"を描いていた

何だ、この手作り感バリバリ満載の
――何か本物買って貰えないウチの子が親から手作りで作って
貰った みたいな悲壮感があるゲームは?!

「あやせ………どういうことなの?」


次のフリップを掲げるあやせ

『誰を選びますか?』


黒髪の少女 あやか 

双子の妹 きりか
 
ショートのお姉さん まみな 

謎の少女 ルイ


「何………これ?」


フリップを改めて強調する俺の彼女

『『誰にしますか?』』


「んじゃ……"まみな"でお願い」


再び、何故かフリップを掲げる俺の彼女

『『誰にしますか?』』



「いや、だからまみな………で」

「………………………………………………
…………………………………………………
誰にしま―――誰にする?京介(きょ・う・す・け・)♪」」

「おいおい、口で言っちゃってるじゃん!
だから―――巨乳のまみ……」

「―――わかりました…もうぉわかったっ!!!
わたし、ちょっと豊胸施術してきますからっ!
髪切って、眼鏡かけてきますからっ、それまで待っててくれる?!
少しだけ 待・って・て・貰・え・ま・す・か・?!!!」

「うっ、うそ、ウソ、嘘―――お、俺はあやかオンリー厨だぜ!」

何、このゲーム こわーい


「オッス あやせだよ♪」

暫く気を取り直す時間を取ってから
あやせが元気よく言った。

「え? あやせなの?」

「え? あ、ああ………オッス あやかだよ♪」

「いや、おまえは どう考えても、あやせたんだろ?」

「だっ、だから………わ、わたしがキャラになってあげます
ゲームの内容自体は、ちゃんと頭に叩き込んできたからっ
大丈夫だよ、てへ♪」

「へ?」

「わたしでゲームをシミレーションすれば、
桐乃達と会話する時も話題は完璧だぞ、エヘン♪」

『藤崎あやか』のデフォルトの絵である
例の敬礼みたいな決めポーズであやせは言った。

「あ?あ、ああ そ、そうだね……あ、安心だ……たしかに安心……か?」


「何ですっ?そ、その冷たい目はッ?!」

「い、いえ別に………それで俺はどうすれば?」


「で、では、さっそく告白の場面からやりましょう♪」


またフリップボードを掲げるあやせ

『わたしに好きって言いなさい』


「俺……あやせが好きだよ
(俺の口が、この言葉の並びに馴れきって、もはやこの名前しか出てこない)」

『好き』と『あやせ』が対の枕詞の関係になるほど
俺はこの言葉を言ってたのか――と俺はこの時改めて気付いた。


「え?………うんっ!
わたしも京介が 好き――好き、大ァ好きぃっ!」


結果
あやせに―――息がつまるほど抱きつかれました。


「な、何だ?………これ
おいおい、もはやゲーム関係ないぞ」

「――はっ?あっ!ああ
ちょ、ちょっと気分が上がったから、えっと………気を取り直して」


「やっぱさ、普通にゲームはゲームで割り切った方が―――」

「―――う、うるさい!
わたし………ちゃんと考えてきてるンだからっ!
本当に――本当に凄い、"取っておき"を考えてるんだからっ!
二次元のゲームなんかより凄いんだから………黙ってプレイする!」


「まぁ………おまえがそう言うなら」

色々アレだけど、確かに一生懸命さは伝わる。


あやせはまた鞄から何か取り出す

「はい、これ!」

「なに、これ?」

だって………ペンを渡されても


「ふふっ♪
どうぞ、触ってくだ――さぁ、お触りなさい、遠慮なく!」

あやせは魅惑的な顔で、
肢体と胸を―――さっきの決めポーズから更に強調しながら言った。

「へ?」


『ラブ・タッチ・パネル』とフリップボード


それでも流石に、俺が躊躇していると


「ねぇ~早くし・て・?」

強引に俺が握っているペンを、
あやせのグロスでぷっくりとした柔らかい唇に
無理矢理当てさせられる。

「お、おう!分かった」

彼女がここまでやってるのに
ノリが悪くて雰囲気をぶち壊したら情けないもんな
ってコトで俺は腹を決めると、心眼を捉えるかの如く目標を
一気に突く

そうだ、俺は狼だ
血に飢えた狼なんだ
狼の牙が―――俺の『牙突』が炸裂する!

「ポチっとな―――」

「―――あっ、あん♪
ってぇ………な、何でいきなり、おっぱいな………の!?」

「いや、だってこういうのでは基本プレイだから」

「ちょっとぉ………良いですか、ねぇイイかな?
京介がそんな童貞くさい行動ばっかりを取ってると、
ゲームでも―――リアルでも女の子に引かれちゃう………よ?」

『惹かれる?』

フリップボードに、ちょうど握ってるペンを走らせ書いてみる

「イヤイヤ………字が違うし」


「まぁ、何にせよリアルの彼女はおまえだから、な?
それは別に違わないよな?」

「ふーん?そっかァそうなんだぁ
………ふふ、うんっ!それは間違ってない」

笑ってはる―――笑ってはるわ
まっ、リアルの彼女の好感度は高いに越したことはねぇけど


「ま、まずはキスの場面からや、やってみま(しょ)――やってみて?♪」

「うん……わ、わかった」

「ペンで撫でて、お、女の子をその気にさせるんで(す)―――させて?」

「へいへい………あー可愛い、可愛いな」

何か―――もはやこれはコントだよな
だって………ちょっと想像してみて欲しい
どう考えたって、笑いを堪えるのに必死になるだろう、コレ


「全然(ぜ・ん・ぜ・んっ・)気持ちが入ってないじゃないですか!!!!
どうしたんですか!!!!?」

「いや、でもゲームだから言えると言うか
目の前に、生身の彼女居るのに、ペンでなで回してもギャグと言うか」

「はっ?
そんな舐めた気分で、適当にプレイするなら
よくもゲームが絆とか文化だなんて言えましたね!!!」

「わかったよ!
その代わし、後でどうなっても俺は知らねぇぞ?」

「アハハ……そんな拙いペン捌きで、心配するなんて凄く滑稽だと思う
反対のコトを懸念した方がイイんじゃないの………かな?ボク♪」

魅惑的にいやらしく、そして俺のプライドを嘲笑
―――二重の意味で、挑発された俺は
おまえの弱いところは大体知ってるだぞ的な
俺のペン捌きであやせを責め始める。

「っ………た、大したコト………はぅ………あん……っ…な……ない
ん?(ビクっ)あっ……ゃ……んっ………全然たいし……あっあん♪」

本当に簡単に拍子抜けする。


あやせの身体は、ペンが触れば何処でも

―――否、触らないでかざすだけでも
―――否、かざさずにペンをずっと止めたままでさえ
―――否、もはやペンの存在――不在に何の関係なく

感じるようだった。


「え、エッチぃ………同じ………所ばっかり………でも………イイっ
してぇ………でもぉ………しなくてっ………も………イイっ……っ」


                 没★・入★・感★・


「な……なんでも………し……てイイ……きょうなら…何でもイイのおぉ」


―――我忘れて一気にプレイ感覚の様相を呈してくる
俺が一心不乱にペンを振り回していると

………あやせたん、何故か服を脱ぎ始めた

「えっ?」

「これはエッチな……ゲームだからァ…わたし………脱ぐの…ほら……ねっ♪」

一糸まとわぬ姿
まさに天衣無縫―――本当に天使か天女かと見まごう

―――でも

普段の清廉な表情は媚態に満ち、上品な顔は涎まで垂らし
何処までも透き通った白い肌は、夕陽の様に紅く――赤く高揚し
長い手足は、だらしなく意思を失ったように脱力し
普段は姿勢のよい美しい身体も、不意に痙攣し始めて

俺が執拗にペンでなで回すと


「っ………あっ………ひっ…あん……あ………アァ……あぅ」

一目で興奮と熱の源のような大きく張った胸をこれ見よがしに、
不自然なほど俺に強調し――触れられること(触れられないこと)期待して
激しく貪欲に求め



「もっと………して………いじわる………し………て……」

魅惑する様にくびれた腰をくねらせて
誘惑する様に例の如く臀部をフリフリさせて



「ほらっ………ほらァ………ココっ……にぃ……欲し…ぃ……してして?」

あやせは解放的に嬉々として、全てを露わに
俺が思わず躊躇うほど、全てをさらけだした



何か普段より―――すげぇエロい
つーか、普通に触りたい………んだが


――――――このゲーム、メチャクチャ凄かった


と思ってたら
流石は、最強に気が合う理想的なカップル?の俺らである

「ねぇ、京介………ペンじゃなくて、普通にして………くれ…ない……の?」


そう言われたら、俺はペンと理性は明後日に放り投げるしかない

でも、いざ触ろうとしたら―――止められる


あやせたん
―――ついに焦らしプレイをも完全にラーニングしてしまったのかよ!


最期のフリップボード

『京介くんと結婚したいな』



「おっ、おう………………け、結婚しよう」


「声が小さい!! もっと心を込めてっ!」


「あ・や・せ・結婚しよう!!!!」

「うん………早くしよう♪」


―――で

普通にベットに行って

「あっ♪…きょう好き………もっとしてぇ………あっ……ぁ…あん」

「あやせ………たん…あやせ………お、俺………もう………イキそう」

「ダメっ………もし先に…イったら………後、三回………追加……」

「が、我慢………しま…い?―――あっ、あやせ………おまえぇ?」

「ふっ♪………やっぱり………ダ~メ………五回に追加……
………あっ…ん……させる……からっ……それまではダメぇ………
わたしぃ……ゲイムクリア……させなっ………いから……許さな…い
………ずっとっ………ずっと………一緒………もう終わらせな……いっ」


結局、普通に(普段より何倍も萌え(燃え)気味に)やった(やられた)


「ったく、何だよ!
ゲームがもはや関係なくなってるじゃねぇか!結局」

「じ、自分が一番楽しんでた………癖に」

「そりゃ、そうだろうよ
おまえに誘惑されたら全自動発情システムは起動するさ
でもこれだと、いつもの俺らじゃん?」

でも俺らの夜の関係って、立場がまた――また再々逆転しちゃってるな。

別に良いのだが
―――つーか、俺らカップル もう後戻り出来ないだろうなぁ
(別に全然良いけどさ)


「うぅぅ………だ、だけどやっぱり、他の女の子を
京介には見せたくないもん、ぜ、絶対に見せたくないのっ!」

俺はこいつの強情さに
―――少し感動して、同時に胸がほっこりしちまった。
この期に及んで、まだ俺がゲームする事に納得出来ないって
俺はあやせにどれだけ、深く思われてるのだろう?

でも―――今はこの思いに浸ってる場合じゃないな。


「俺、ちょっと思ったんだが
今のあやせたんだと………
俺の――俺らの子供が何となく気の毒になるぜ
特に子供が男の子の場合だけど」

「…………な、何を意味不明な話をして
――はっ!え?」

「あやせたん、絶対に最高のママァンになると思うんだがなぁ」

「べ、べ、別にそんなコト言われても嬉しくなんて」

「嬉しくないのか、じゃぁ―――さっきの話はなし」


「ふっふん!
こ、こ、今回だけですよ
今回は………しょ、しょうがありません 
わたしが監視してる時に限り、許してあ・げ・る・」


やっと俺は(ゲームの?――じゃなくてリアルのゲームの)
『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』のゲーム画面の女の子と
会話することが出来た(挨拶だけど)

もちろん、あやかちゃんオンリー
あやかちゃんの好感度だけが異常に上がるわ――上がる


ベットの上で、あやせを膝に乗せたまま後ろから抱っこして
真剣に俺がプレイしてると


『えー?何で常にデートで植物園なんです??』

『あ~ダメ、あやかちゃんが可哀相!』

『あー女心全く分かってない、理解してないっ
こ、これだから終身名誉童貞の京介くんは本当に、もうっ』

『まったくぅ、どんだけ女心に無頓着なンです?あなたって』


結構な機嫌の悪さでダメ出しの連続攻撃


『あーあ、わたしってやっぱりぃ甘やかし過ぎちゃってる?
だから、ダメ男にさせちゃってるの………かな?
でも――でも、コレってこれちょっとだけ参考になるかも?
ふふん♪』

相変わらずの猛毒舌のあやせたんだったが



「あー、もう見てられない。わたしにもちょっとやらせてっ!」

その後は、やっと(あやせが主にプレイだから)
他のキャラと話すのも許可されましたとさ


「え??……キャー、す、凄い………エッチです、これ」

「お、おう、何か色々ヤバイな」

「えっ?えぇぇ?
な、何であやかちゃんが違う男の人に――あっ!!!」

「あやせたん……ちょおま、何を――何を選んだ?!」


    あやかちゃんヤンデレNTRルートになってたよ(汗)


そうやって、途中から俺ら二人で キャッキャ言いながら
結構楽しんでゲームした。


俺はしみじみ思った

妹とエロゲーするのは、悪くない

女友達とエロゲーするのも、悪くない

そして彼女とエロゲーするのだって、案外悪くない?

ちょっとくらいなら
―――こういう話題も時々だったらイイのかもな、きっと

まっ!
わざわざ あやせがコミケ行ったり、何かしらのコスプレとかして
欲しい願望なんて一㍉も無いのだ。
あやせにディープなヲタになられても、俺的には対応に苦慮して
困るだけだろう。

最初に出会った時  お嬢様の美少女
桐乃のヲタバレで  ヤンデレの暴力女
付き合う様になって 健気で優しい(かなり)エッチな彼女
今は         ???

あやせは色々変わったけど、変わらない部分ももちろんある。
尻をぶっ叩いて、ペンであやせの身体中を弄くり回してる
俺が偉そうに言うのは滑稽だけど

―――――あやせには、自然なあやせのままで居て欲しい。
物分かりがもの凄く悪く我が侭なあやせたんでも、
俺は大好きなんだからさ。


一通り『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』を終えると
俺の膝の上で、あやせたんがプルプルと身を震わせて、
俺に猛獣の如く襲いかかった。

「な、なんで結果が、きりかと結婚エンドになってるんですかっ?!
こ、この浮気者っ!」

           パチン!(最大撃ビンタ)

「痛ってぇだろ、あやせたん
理由なら簡単だろ? それは、おまえが――― ………」


俺には、このフラグがちゃんと見えたから―――


『……… ―――『きりか』にばっか話かけてるからだろ?!』
と言うとしたが


―――結局、最期まで言うのは辞める



「ねぇ、京介―――わたしの好感度、
あなたの選択で、だだ下がりだけど一体どうするつ・も・り・?」

と手に握っていた『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』本体を放り投げて
俺の膝の上で、身体の向きを背中から俺の正面に向き直して
下から見上(下げ)げて―――甘える(恫喝する)ように言った。

「あやせたんのご機嫌が早く直るように、
出来るだけハードに、俺があやせさんに"ラブタッチ"させて
頂きます!」

と男らしく?宣言しては みたものの………




この好感度のパラメーターなら、
かなり簡単に上がるのを、俺はすでに知っている。




<タイトル>

信じて待った俺のあやせたんが携帯美少女ゲーム(本人役)に
ドハマリしてしまい、逆セクハラしてくるようになるのは
往々にしてよくあること





おわり  

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年04月16日 06:05
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。