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【俺の妹】伏見つかさエロパロ18【十三番目のねこシス】

1 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 23:04:33.15 ID:/QsMkXw4
ここは伏見つかさ作品のエロパロスレです
次スレは>>980か480KBあたりで立ててください

◆まとめwiki
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/

◆前スレ
【俺の妹】伏見つかさエロパロ17【十三番目のねこシス】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1301391825/

◆書き手さんへ
 ○陵辱・NTR・百合・BLなどの特殊嗜好モノや、
   オリキャラなどの万人受けしないモノは投下前に注意書きをお願いします
 ○書きながら投下はお控えください

◆その他
 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりを
  ・SS投下宣言、直後は雑談をしばらく自重
  ・自分の嗜好に合わないSSなら黙ってスルーすること
 ○こういうSSが読んでみたい等のリクエストは節度を持って
 ○荒らし、煽りは勿論スルー
 ○sage進行です。メール欄に半角で sage と書いてください。ageた人を煽るのはやめましょう。
   大半のsageていないレスは荒らし目的の釣りか煽りです、慎重に見極めて反応しましょう。

2 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 23:26:09.89 ID:GAWgsGKe
>>1

3 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 23:27:08.25 ID:tEQx+SMm
>>1

 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりを

 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりを

 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりを


4 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 23:28:52.27 ID:dUPLOM3w
>>1
このスレが終わる前に一本くらい投下できたらいいなあ

5 名前:超小ネタ『魔法少女・まぎかなこ』 ◆h5i0cgwQHI :2011/04/22(金) 00:19:43.38 ID:hrgnflQK
「ねぇ加奈子、加奈子の願いって何?」
「んー、願い?」
「そう……」

あやせってば急に何言ってんだー?
そーだなぁ、加奈子の願いはぁ〜―――

「モデルになることかな」
「そう、モデルね」
「でもさーモデルって、でかいブスの方が優遇されんじゃん」

ちらっとあやせの顔を見てみた。
んー、なんだ?もっと怒ると思ったのに。
つまんねーの。

「加奈子、その願い、叶えてあげる」
「ほぇ?」
「だから―――」

あやせの目が怖ぇ……
なんか逆らえる雰囲気じゃねーんだけど

「だから加奈子、魔法少女になってよ」

おわり


6 名前: ◆h5i0cgwQHI :2011/04/22(金) 00:22:45.69 ID:hrgnflQK
以上でした。

京介(恭介)を麻奈実(緑)にとられた桐乃(青)の魔女化とか
黒にゃん(ほむほむ)とか
実はけっこーネタにできそうです。

あやせたんマジQB

7 名前: ◆h5i0cgwQHI :2011/04/22(金) 00:25:25.53 ID:hrgnflQK
おっと、忘れてた
>>1

8 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 00:34:27.12 ID:m0chgj/L
>>6
だが、黒にゃん(ほむ)は加奈子(まどか)を完全にスルーで
京介まくらをスンスンしていた

9 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 00:51:51.05 ID:hrgnflQK
>>8
あ、確かに完全スルーだwww

まーまどかの話題はスレチだからサラっと流してと。
とりあえずこれから仮眠モードに入りますw


10 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 01:08:57.21 ID:EL82s+gM
>>6


同じく全裸待機組ですわ

11 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 15:10:15.87 ID:iXPrGutG
そういえば、加奈子ものって少ないな
結構読んでみたいんだが

12 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 17:25:09.76 ID:/r3TB/N1
>>11
VIPの方にもあるけどもう見た?

ここだと桐乃・黒猫・あやせの三強状態だから仕方ない
もっとマイナーカプのが増えてほしいわ

13 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 17:28:54.98 ID:D9UwcXXV
沙織と加奈子はバカ騒ぎをバカな事と理解したうえで踊っているタイプだからな。
どう描いても、なんか違うということになるんだよ。

14 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 18:21:33.33 ID:GFZfyb+U
加奈子は難しいんだよね
あやせや黒猫に殺されないようにしないといけないから

15 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 19:36:55.67 ID:yq3xX5wG
加奈子は特典小説読んでからやりにくくなった

16 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 21:53:57.98 ID:AvniEJE8
『風』って別スレで続いてたりする?

17 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 22:05:43.91 ID:h3l6Tqmw
加奈子がゲーセンでコスプレしてる黒猫に親近感覚えて
UFOキャッチャーで四苦八苦してたら見かねた黒猫が景品代わりに取ってあげて惚れられて
百合百合しながら京介と3P突入するSSならお蔵入りになってる

18 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 22:09:28.98 ID:JSWmALFV
加奈黒とな

19 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 22:17:20.34 ID:KTABmfv8
メルル×クイーンか

20 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 00:42:27.39 ID:A9cBOLXH
>>17
おい!今すぐ蔵から引っ張り出して来るんだ!

21 名前:『クソガキが泣いた日』:2011/04/23(土) 01:18:53.95 ID:dXZhjg9M
登場人物
高坂京介 来栖加奈子 高坂桐乃 新垣あやせ

語り
高坂京介


弱いエロあります。
やってみます。

22 名前:『クソガキが泣いた日』:2011/04/23(土) 01:21:48.37 ID:dXZhjg9M
俺、高坂京介は何とか第一志望の地元大学に合格した。
一度くらい、一人暮らしってヤツを体験したかった俺は
ダメ元で親父とお袋に頼んでみたら、割と呆気なく認めてくれた。
妹の桐乃はちょっと渋い顔をしていたように見えたが、
それはシスコンで俺の目が曇っていたせいだろう。

親や妹から解放された俺は一人暮らしを満喫していた。
ん? お前、妹が居ないと寂しくて死ぬんじゃないのかって?
ふん。桐乃のヤツ、何かと理由をつけて俺のアパートに押しかけて来るから、
その辺はどうってこと無いんだな。

その日、コンパに参加した俺が一人暮らしを満喫できるアパートに帰る途中、
あり得ないモノ・その1に遭遇した。

「でへへへ〜、ナニ見てんのヨ?」

俺の目の前で酔って醜態を晒しているのは、クソガキこと来栖加奈子である。
このガキ、往来でこの醜態とは信じられねえ。
タバコばかりか、酒まで飲むとは想像以上のクソガキだぜ。
しかし放っておくワケにもいかない。このままじゃ脱ぎ出しかねない勢いだしな。

「オイ、何やってんだお前は!?」
「ハイッ! 加奈子ちゃんはぁ〜、お酒を召し上がっております!」

このクソガキ、すっかり酔っ払ってやがる。

「こんなところでマズイだろ。高校生のくせに酒飲みやがって」
「こんな? ところで? マズイ? にひひひひ。
 マズイなら〜、ドコに連れて行ってくれるのでしょうか、王子様?」

タチ悪りい。だが放ってもおけない。
甚だ不本意だが、俺がひとり暮らしを始めたマンションまで加奈子を運んだ。
言っておくがあくまでも運んだ、だからな。連れ込んだワケじゃないぞ。

「んあ〜! ナニすんだヨ!? ベッドに押し倒してどうするつもりだヨ?」

ベッドに寝かせてやると、ありがちな反応を示す加奈子。
まあ、酔っ払いの戯言なんぞ、無視にするに限る。
とは言ったモノの、このクソガキ、俺のベッドで暴れるわ、やかましいわで
どうしようもない。俺は諦めて、加奈子を床に寝かせ、布団だけ被せてやった。

‥‥‥‥‥‥



23 名前:『クソガキが泣いた日』:2011/04/23(土) 01:22:31.60 ID:dXZhjg9M
翌朝、俺が目覚めると、床に寝かせておいたはずの加奈子が居ない。
まさかひとりで帰った?と思うと同時に、俺は背中に温かみのある重さを感じた。
背中の方を見ると‥‥‥ア、アハハハ。
クソガキ‥‥‥加奈子が、俺のベットに潜り込んで居やがった。

「オイ、何をやって‥‥‥」

俺はあり得ないモノ・その2を見たね。
素っ裸で俺のベッドに潜り込んだ来栖加奈子というモノを。
言っておくが、こいつが勝手に脱いで、勝手に潜り込んだのだからな!

「う、うん‥‥‥」

やべ。加奈子が目を覚ましそうだ。
このシチュエーションだと、加奈子には酔っ払ったときの記憶が無く、
酔っているのを良いことに俺がベッドに引っ張り込んだってことに
なっちまうんだろうな。冗談じゃねえよ。
俺は寝たふりをして、加奈子の様子を伺うことにした。

「‥‥‥‥‥‥」

目を覚ました加奈子は状況を把握したらしく、無言のまま立ち上がって
ベッドから出て行くと、浴室のドアを開ける音が聞こえた。
何だ? シャワーを浴びているのか? 余裕だな、このガキ。
相当遊んでいるらしい。まあ高校生だしな。そんなもんか。

暫くして、浴室から出てきた加奈子が俺に向けて言い放った。

「オメー、起きろっての!」

クソガキ丸出しの加奈子の声が目覚まし代わりとはどんな罰ゲームだよ。
などと思っていても埒が開かない。朝っぱらから揉めるのも面倒だ。
俺は起き上がって加奈子の顔を見ると、自然とこんな言葉が出た。

「誰だ、お前―――――!?」

俺の目の前に居るはずのクソガキはどこにも居ない。
その代わりに居るのは、きれいなストレートヘアを纏った少女だった。
いや、わかっている。髪を下ろした加奈子だってことは。
だがこれは全くの予想外。クソガキのイメージが全く無いとまではいかないが、
相当薄まったのは事実。正直‥‥‥悪くない。
そして当の加奈子は俺のベッドに座り込み、俺に躙り寄って話しかけてきた。

「よう、加奈子ってどうだったヨ?」
「ど、どうって?」
「トボけんなヨ! オメー、加奈子が寝ている間にヤっちまったんだろ?」

何てことを言い出すんだ、このクソガキは!!



24 名前:『クソガキが泣いた日』:2011/04/23(土) 01:23:14.10 ID:dXZhjg9M
「ヤってねえよ!」
「ウソつけ! ヤってねえワケねえし!」

やっぱり埒が開かねえ、と思っていると、桐乃が俺の携帯を鳴らした。

「もしもし? 桐乃?」
『ちょっと近くまで来たからさ、アンタの部屋に寄ってくね』
「ちょ、ちょっと!」ツー ツー ツー

やばい。加奈子と一緒に居る現場を桐乃に見られたら、エライことになる。

「オイ、お前、早く隠れろ!」
「ああ? 何でだヨ?」
「桐乃が来るんだよ!」

桐乃、あやせとともに高校生となった加奈子は、俺のことを桐乃の兄貴と
認識するようになったのはいいが、今の状況は非常にマズイ。


ピンポーン

げっ! 桐乃のヤツ、もう来やがった。

「ナニそんなに慌ててんだヨ? 別に桐乃にバレたっていいジャン」

そうか‥‥‥それもそうだよな。
別に疚しいことなんて無いし、別に見られてもどうってこと無いよな。
俺は平常心を取り戻し、ドアを開けた。

「遅い! ナニ、モタモタしてんの?」

ドアを開けると桐乃様の有り難いお言葉。まあ予想通りだ。
予想外だったのは、

「こんにちは、お兄さん」

あやせも一緒だと言うことだ。
ヤバい。桐乃はともかく、あやせに加奈子と一緒の所を見られたら
問答無用で俺の明日は無いだろう。しかし、加奈子を隠す時間などない。

「おじゃましま〜す」

あやせが桐乃とともに部屋に上がり込んだ。これが“終わりの始まり”ってヤツか。

「相変わらず小綺麗で、なーんも無い地味な部屋! 楽しいことあんの?」
「でも、お兄さんらしいですね」

アレ? 加奈子はドコに行った?

‥‥‥‥‥‥



25 名前:『クソガキが泣いた日』:2011/04/23(土) 01:24:00.79 ID:dXZhjg9M
「おじゃましました〜」

桐乃とあやせを部屋から送り出し、部屋に戻るとベッドの下から加奈子の声。

「あいつら、帰ったかヨ?」
「なんだよ、結局隠れたんじゃねえか」
「ったりめえジャン! 桐乃はともかく、あやせはヤベーだろ」
「やっぱり、お前もそう思うか?」
「あのデカブスにこんなところ見られたら、加奈子の明日はねえっての!」

なんか俺と同じようなことを考えてんだな。

「ところで、さっきの続き」
「あ?」
「加奈子、どうだったヨ?」
「だから! ヤってねえっての!」
「にひひひひ。照れてねえで、ホントのこと言えヨ!」

このガキ、ビッチ丸出しだな。桐乃の小説に出てくるビッチは架空の人物だが、
こいつは現実の人間だから始末が悪い。アタマ来た。一言ビシッと言ってやる。

「お前みたいな女、こっちから願い下げだぜ」
「んあ!?」
「どうせお前、相当遊んでいるんだろ? エチトモだっていっぱい居そうだしな」
「‥‥‥」
「そんな女、相手にしてらんねえよ!」

フン。言ってやったぜ。

ポタッ

カーペットに何かが垂れる音がした。

「―――じゃねえヨ」

加奈子の顔を見ると、両目から大粒の涙。

「加奈子、そんなオンナじゃねえヨ!」
「―――ッ!!」
「オメーもそういう目で加奈子を見てやがったのかヨ!?」
「お、お前!?」
「うるせえ! 触るんじゃねえ!!」

落ち着かせるつもりで伸ばした手を強く拒絶する加奈子。

「うっ うっ うっ――― そんなオンナじゃねえヨ‥‥‥」

声を上げて涙を流して泣く加奈子の姿に俺は酷く困惑した。
確かに加奈子が誰かと付き合っているとかの話は聞いたことがない。
“遊んでいる女”というイメージは俺の勝手な思い込みなのかも知れない。

「あ、悪かった。言い過ぎた。許してくれ」
「許さねえ‥‥‥絶対に」

加奈子の潤んだ目は、あやせのそれとは全く別の意味で‥‥‥怖かった。



26 名前:『クソガキが泣いた日』:2011/04/23(土) 01:24:48.03 ID:dXZhjg9M
ピンポーン

「お兄さん? あやせです」

げっ! あやせ? 何でまた!?

「ちょっと忘れ物をしちゃったみたいで。カギ、開けてもらえますか?」

加奈子があやせの声を聞くと、玄関のドアの前に立ち、サムターンに指をかけた。

「(オイ、何をする気だよ!?)」
「(カギ開けたらどうなると思うヨ? 怖ええぞ? 明日はねえぞ?)」
「(どうしろってんだよ?)」
「(こっちに来いよ)」

脅しに屈した俺がドアの前でサムターンに指をかけている加奈子に近寄ると、
加奈子は俺にきつく抱きついた。

「(これでカギ開けてやんヨ)」

サムターンにかかった指が動こうとした瞬間、俺は片手でその腕を制し、
もう一方の手で加奈子を抱きしめてキスをした。

「ん! う、うん‥‥‥」

加奈子は鼻から声を漏らしながら、俺の背中に両腕を回して抱きついた。

どれだけの時が過ぎただろうか。
加奈子は俺の腕の中から逃れると、ベッドのある部屋に駆け込んだ。

「お兄さん? 居るんですよね? 開けてください」

我に返った俺はドアのカギを開け、あやせを部屋に入れた。



27 名前:『クソガキが泣いた日』:2011/04/23(土) 01:25:36.43 ID:dXZhjg9M
「どうしたんですか? お兄さん」
「ちょっと寝ていたんだよ。忘れ物だって?」
「携帯を忘れちゃったみたいで。探していいですよね?」
「オイ! 待て!!」

あやせはベッドのある部屋に駆け込んだ。
部屋に加奈子の姿は‥‥‥ない。またベッドの下か。
俺の焦りを余所に、あやせは部屋の中を見渡しながら携帯を探している。

「無いなあ。ドコだろう? ベッドの下かな?」

ちょ、待て!

「ここにも無いなぁ」

は‥‥‥?

「あっ、テーブルの下にありました」
「そ、そうか」
「お邪魔しました、お兄さん」

あやせを送り出した後、部屋に戻ると押し入れの中から加奈子の声。

「デカブス、帰ったかヨ?」
「お前、修羅場慣れしているように見えるぞ。そんなんだから俺に‥‥‥」
「俺に‥‥‥何だヨ?」
「いや、何でもない」
「‥‥‥しょうがねえよナ。こんな加奈子じゃナ」
「こんな加奈子?」
「オメーだって、加奈子が男と遊びまくってると思ってんだろ?」

加奈子はストレートの髪を揺らしながら押し入れから出ると、
俺のベッドに座ってふて腐れた気味に話す。



28 名前:『クソガキが泣いた日』:2011/04/23(土) 01:26:13.58 ID:dXZhjg9M
「いや‥‥‥そんなことねえよ。俺の言い過ぎだったよ」
「ホントに悪く思ってんのなら、そこに座る!」

加奈子はベッドの前の床を指差した。
なんだよこれ。桐乃と同じ、お白州モードじゃないか。俺は罪人かよ。
でも仕方ねえよな。あんなこと言っちまったんだから。

「オメー、さっきのは一体どゆこと?」
「さっきの?」
「加奈子にキスしたことだヨ!」
「あ、ああ。お前の腕と口の両方を塞ぐには、アレしかないと‥‥‥」

ゴン
膝頭を蹴られた。

「ちょっとこっちに来いヨ」
「はいはい、仰せの通り」

加奈子の命令に従い、俺はベッドに座る加奈子の隣に腰を据えた。
どうする気だよ?と思いつつ加奈子の顔をあらためて近くで見ていると‥‥‥

「ナニ、見とれてんだヨ?」
「ち、ちげーよ」
「さっきは口を塞ぐためとか言ってたけどヨ、ホントは普通にしたかったんだろ」
「‥‥‥」
「黙んなよ。当たりみてーじゃねえかヨ!」
「『当たりみてー』じゃねえかもな‥‥‥」
「にひひひひ。んじゃ、もういっぺんキスしてみる?」

目の前にいるストレートヘアの少女の誘惑に俺は‥‥‥負けた。

‥‥‥‥‥‥



29 名前:『クソガキが泣いた日』 ◆ACPRLbMxAk :2011/04/23(土) 01:27:21.31 ID:dXZhjg9M
翌日、俺は加奈子と会った。

「にひひひひ。オメー、やっぱ加奈子と会いたいんだナ」

目の前に居るのはストレートヘアの少女ではなく、ツインテールのクソガキ。
髪型が違うだけの筈なのに、どうにも印象が違いすぎる。
昨日のことが気の迷いとしか思えねえ。

「ナァ、昨日言ってたあのこと、ホントだったんだナ」
「あのことって?」
「『ヤってねえよ!』ってアレ」
「当たり前だろ! 俺は酔ったのをいいことに、そんなことしねえよ」
「そうだよナ。“酔った相手”には何もしねえよナ?」
「信じてくれるのか?」
「だってよオ、今もまだアソコにヒリヒリ違和感があるんだぜ?
 昨日『ヤってねえよ!』って言われた時はこんな感触無かったし。
 ベッドでキスだけだと思ってたのに、まさかあんなことにナ」
「‥‥‥こら。こんな往来で‥‥‥そんなことを」
「にひひひひ。この す・け・べ 」

クッ! あれは気の迷い! こんなクソガキと!

「あ、そうだ」

加奈子は思い出したかのように、髪を下ろしてストレートヘアにした。

「これからはヨ、オメーとふたりきりで会う時は、この髪にすっからヨ」
「あ‥‥‥」
「にひひひひ。見とれてんじゃねえヨ、す・け・べ」

加奈子はそう言うと、俺と目線を合わせるように俺の前で飛び跳ねた。

前言撤回。

あれは‥‥‥気の迷い‥‥‥なんかじゃなかった。


『クソガキが泣いた日』 【了】


30 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 01:29:02.57 ID:A9cBOLXH
>>29
初めてリアルタイムで読めた。
良作GJ!

31 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 01:47:14.75 ID:aq/C7rX2
>>29
GJ!!加奈子可愛すぎる

32 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 02:10:16.21 ID:ShUFQ5rf
謎のロングヘア少女とのデートを目撃されて修羅場るSSとかいけそうだな

33 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 02:37:40.39 ID:dWrISoET
>>16
続き気になるわなー

>>29
加奈子可愛いよ加奈子

34 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 05:05:23.69 ID:AfNzPv3K
>>29
YES!!かなかなSS待ってたよ!!
GJ!!

35 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 06:32:11.57 ID:laMwemmy
加奈子可愛いんだけどそれ以上にあやせが怖いw

36 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 06:58:44.24 ID:j8AhsM0l
加奈子との交際発覚後、ストレートヘアの加奈子とのデートシーンをあやせに目撃されて、
「お兄さん! 加奈子という恋人がいながら、あの女の子は一体誰ですか! 浮気ですか! ブチ■しますよ!?」
と詰め寄られて、京介アタフタ、加奈子ニシシな後日談を思い浮かべたw

37 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 08:34:58.41 ID:z5obfeXO
フヒヒ〜かなかなちゃん可愛いよ

38 名前:???:2011/04/23(土) 09:34:00.48 ID:Y1IqRzXZ
GJ!
かなかなちゃん可愛いよぅ〜 今度はあたしといっしょに寝ようね〜 ハァハァ デュフフ……じゅるり

39 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 12:13:58.85 ID:Yt172nDM
加奈子・・・(*´Д`)ハ〜ン♥

40 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 14:42:31.26 ID:obl2LGsn
加奈子 いいよね……

41 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 17:36:05.27 ID:f2PJcUF7
きりりんのも読みたい

42 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 22:42:40.77 ID:9sIJrQJN
黒にゃんのも読みたい

43 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 22:49:40.57 ID:AwODEM8R
沙織のもいいな…

44 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 22:50:58.36 ID:ziZRfdNX
ブリジットもいいですよ

45 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 22:52:23.62 ID:VDDmDbW6
我慢しなさい、お兄ちゃんでしょ

46 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 23:16:32.85 ID:G8d5cR/2
>>45
これ言われるとムカつく

47 名前:『新妻の憂鬱』:2011/04/23(土) 23:32:26.38 ID:dXZhjg9M
登場人物
あやせ 高坂京介 ほか

語り
あやせ


弱いエロあります。
やってみます。

48 名前:『新妻の憂鬱』:2011/04/23(土) 23:35:47.85 ID:dXZhjg9M
“あらゆる真面目なことの中で、結婚という奴が一番ふざけている”
―――ボーマルシェ「フィガロの結婚」より



「ただいま」
「お帰りなさい。お風呂にする? それともご飯?」
「もちろん、“おまえ”だよ」
「通報しました」

キュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュン

‥‥‥‥‥‥

「なあ、俺たち夫婦なのに防犯ブザーで通報されちゃうわけ?」

そう。
わたし、旧姓新垣あやせは京介さんと結婚した。
今はいわゆる新婚さん。うふふふ。ちょっと恥ずかしいフレーズ。
え? 近親相姦上等の変態鬼畜と散々罵っていた男と何で結婚したのかって?

それ、上手く説明できないのよね。

確かに“お兄さん”は、エッチで変態でドスケベのセクハラ野郎だけど、
悪い人じゃない‥‥‥と思う。
でも結婚するほどの好感度は無いはずだった。

でも結婚した。なぜだろう。わからない。

あ、言っておきますけど、わたし、女の人が好きって訳じゃないですよ?
カモフラージュの仮面夫婦なんかじゃありませんから!
ちゃんと、京介さんとも‥‥‥その‥‥‥してますし。
著名なジャーナリストの方が言っていた『日本人の平均』の回数には
ちょっと足りないけど、していますからね!
でも、あ、あれは、新しい命を授かるための神聖なもので、
そんな軽々しい気持ちでするものじゃありませんから!!

‥‥‥‥‥‥



49 名前:『新妻の憂鬱』:2011/04/23(土) 23:39:58.63 ID:dXZhjg9M
「行ってきまーす」

毎朝京介さんを送り出すわたし。ほら、ちゃんと“奥さん”しているでしょ?
あ、忘れ物!? もう、慌てん坊さんなんだから!
大急ぎで追い掛けて、バスに乗ろうとしていた京介さんにそれを手渡した。

「行ってらっしゃい」

京介さんを送り出したわたしはバス停のベンチに座り、考え事をしていた。
なぜ、わたしは京介さんと結婚したのだろう?

ピロリーン

メールだ。桐乃から? またわたしをからかうメールなんでしょ。
わたしは桐乃の気持ちを知っていて、京介さんと結婚した。
それで、桐乃との“友達”は終わった‥‥‥と思っていた。
でも桐乃は、わたしとの“友達”を終わらせなかった。
結婚後も今まで通りに接してくれる桐乃にとても感謝している。
ただ‥‥‥お義父さん、お義母さん、そしてわたしの両親と一緒になって、
わたしと京介さんの子供を心待ちにしているのがちょっと気になっちゃうのよね。

メールは、やっぱりわたしをからかうものだった。もう、桐乃ったら!
半ば呆れ気味にメールを閉じると、わたしと京介さんが写った待受画面が映った。

「パパだあ!!」

その声に振り向くと、小さな女の子がわたしの携帯を覗き込んでいた。
パパ? そんな人、何処に居るの?

「パパ パパ」

その子はわたしの携帯を指差して何度も『パパ』と連呼する。
え? どういうこと? この子は一体誰?

「コラ、だめよ! 済みません」

その子の母親だろうか。女性が女の子を制し、わたしに頭を下げてきた。

「だってパパだもん!」

女の子の叫びにその女性は、はっとした顔でわたしの顔を見つめた。
まさか‥‥‥京介さんに隠し子? うそうそうそうそ。うそでしょ?

ウ、ウフフフフ。

京介さんが信じられなくなった。もうこうなったら実家に帰るしかない。
そして‥‥‥押し入れにしまってある手錠と、そして“アレ”を持ってきて、
それを使って京介さんを‥‥‥ウフフフフ‥‥‥尋問してあげるんだから。
今日は金曜だから、今夜と土曜、日曜でみっちりと、ウフフフフ。
尋問のプランを練っていると、女の子が泣きそうな顔で私を見つめて,

「おねえさん、お顔コワイ‥‥‥」


“感情は絶対的である。そのうちでも嫉妬はこの世で最も絶対的な感情である”
―――ドストエフスキー「人妻とベッドの下の夫」より




50 名前:『新妻の憂鬱』:2011/04/23(土) 23:40:36.67 ID:dXZhjg9M
「あの‥‥‥もしかして京介さんの奥様ですか?」

ようやく我に返ったわたしに、女の子の母親らしき女性が話しかける。

「あ、はい‥‥‥」
「初めまして。わたしは―――」
「え‥‥‥?」

知らなかった。京介さんにそんな意外なところがあるなんて。
この女性はかつて、この女の子―――自分の娘を捨てようとして、
京介さんが住んでいたアパートの近所を偶然にも彷徨いていたところを
京介さんに咎められたという。
娘の父親が居ないことで将来が不安という事情を知った京介さんは、

『もしその娘が将来父親のことを知りたくなったときは、俺を父親と言えばいい』

と言って、自分の写メを撮らせたらしい。かなり乱暴な話だけど‥‥‥
そしてその言葉に後押しされ、勇気づけられて、娘さんを育て続けることが
できたこの女性は、京介さんに凄く感謝をしていた。

そうか‥‥‥
わたしがなんで京介さんと結婚したのか、ようやくわかった気がする。
口べたで、相手の心を読み切れず、勢いでその場を切り抜け、
そのくせ優しい言葉を掛けるところにわたしは惹かれちゃったのだろう。

よし。決めた!
私は一大決心をして、京介さんの帰りを待った。

‥‥‥‥‥‥

「ただいま」
「お帰りなさい」
「あー、今日は疲れたからまずは風呂‥‥‥」
「ダメです! “わたし”にして下さい!!」

帰ってきた京介さんに玄関先で大胆な台詞を吐いた。

「はい?」
「ですから! “わたし”にして下さいって言っているんです!」
「どうした? 通報でもする気か? いつもとは選択肢が違うじゃないか」
「通報なんてしません! 今日は、“わたし”以外の選択肢はありませんから!」

ひぃぃぃぃぃ。自分で言っていて、こんなに恥ずかしいなんて!
顔から火が出そう!!


“人間だけが赤面できる動物である。あるいは、そうする必要のある動物である”
―――マーク・トウェイン「間抜けウィルソン」より




51 名前:『新妻の憂鬱』:2011/04/23(土) 23:41:40.52 ID:dXZhjg9M
「‥‥‥」

玄関で立ったまま固まっている京介さんにわたしは続けた。

「何か不満ですか?」
「いやいやいや、不満だなんて、全く無い! 全く無いぞ! あやせ!」

う、う、もう〜! なんでそんな嬉しそうな顔しているのよ!
いやらしいです!

「じゃあ早速!」
「ちょっと、待ってください! 一応、シャワーだけは‥‥‥」

‥‥‥‥‥‥

わたしがシャワーを浴びて寝室に入ろうとドアの前まで行くと
京介さんがわくわくした調子で、歌を歌っていた。

 こんなこといいな♪ できたらいいな♪

もう! エッチなんだから!
などとドアの前で腹を立てていると、いきなりドアが開いた。
そして京介さんはわたしを抱き上げて寝室に連れ込み、ベットに横たえた。

そして、わたしを‥‥‥わたしの‥‥‥わたしに‥‥‥

 ソレ! とつげき♪
 あん あん あ〜〜〜ん♪ とってもだいすき 京介さん♪


はぁ‥‥‥
こんな軽々しい気持ちで‥‥‥自分が信じられない!!
わたしって本当はこんなにエッチな女だったんだ。いやらしい‥‥‥もうっ!
でもそれ以上に、京介さんは‥‥‥とてもエッチだった。
バカ!


“妻が夫に夢中なときは万事がうまくいく”
―――レイ「イギリスのことわざ」より




52 名前:『新妻の憂鬱』 ◆ACPRLbMxAk :2011/04/23(土) 23:43:00.57 ID:dXZhjg9M
ピリリリリ ピッ

「おう、桐乃か」

桐乃から電話? もう桐乃ったら! 京介さんはもうわたしのものだからね?
ちょっと邪魔しちゃえ。京介さんの携帯に近づいて声高に喋ってあげた。

『ひゃっ! やだっ、も、もうっ‥‥‥京介さんのエッチ!
 どこ触ってるんですか‥‥‥』
「―――ッ!!」

京介さんが声にならない声を出して驚きながら、桐乃と話し続ける。

「あ? 電話しながら? 『ラブタッチ』なんてしてないぞ!」

うふふふ。京介さんが桐乃に言い訳をしている。
わたしを放っておいた罰ですからね!
あ‥‥‥もうこんな時間。食事にしないと。
支度にかかろうとするわたしに電話を終えた京介さんが訊いてきた。

「なあ、“おかわり”は無いのか?」

くぅっ! この‥‥‥変態!

「ありません! そんなに期待しないでください!」

ちょっとだけ蔑み口調のわたしの言葉を聞いて、京介さんはまた歌い出した。

 あんなトコいいな♪ イけたらいいな♪
 こんなトコ あんなトコ たくさんあるけど♪
 あやせたんがみんな イかせてくれる♪
 ふたりのあいで かなえてくれる♪
 ふたりのせかいに イきたいな♪

 「ウフフフ! どこでもイく〜」

 あん あん あ〜〜〜ん♪ とってもだいすき 京介さん♪


もうダメ‥‥‥勝手に歌が出てきちゃう。わたしってこんなにも‥‥‥
わたしは京介さんの胸に縋り付いて、想いの丈を言葉にした。

「京介さん。こんなエッチなわたしのこと、桐乃には内緒ですよ?」


“結婚したら色々分かってきますよ。今まで半分謎だったことが”
―――モーツァルト


『新妻の憂鬱』 【了】


53 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 23:51:12.30 ID:z5obfeXO
“もし人生をやり直すのだったら、私は結婚しないでしょう”
―――チェーホフ

だが

“結婚するやつは馬鹿だ。しないやつは――もっと馬鹿だ”
―――バーナード・ショー

54 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 23:53:13.54 ID:AfNzPv3K
なにこれ
最近vipまとめで、かなかな分とあやせ分を補給してた俺の行動を見透かしてるとか…
何が言いたいかって言うと、GJだぜイヤッホゥ!!

55 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 00:02:39.95 ID:LZF170WG
いいぜこのバカエロ加減
たまらないぜ!

56 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 00:04:16.78 ID:suBvN8Xg
手錠とアレってなんだよwww

57 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 01:32:19.64 ID:UcrCQZld
京介があやせと日本人平均回数しかしないなんて信じられんw

58 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 02:07:25.68 ID:WKcOCP77
ドラえもんの替え歌がアホすぎるwww

>>57
あやせたんがやらせてくれなくて京介が生殺しなんだろ、きっと。

59 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 11:29:38.62 ID:ADRNVxlV
GJ

60 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 12:55:04.14 ID:bS1ol2kI
兄貴の消えた日の続きはまだか

61 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 15:04:02.46 ID:1JNnNupK
御鏡×桐乃とか沙織×部長とか黒猫×真壁君とか
敵をつくりそうな組み合わせの作品を所望してみる

62 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 15:06:49.19 ID:/Y7g0d3G
京介×赤城だろ

63 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 16:25:12.88 ID:5KkvFULz
ロック×桐乃
飼い猫のクロ×黒猫
御鏡×あやせ
赤城×麻奈実
部長×沙織
ブリ×加奈子
真壁×瀬菜ちゃん
ぷーりん×フェイト

64 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 17:18:05.93 ID:dQPJxfLZ
最後の三行は普通にいける組み合わせだ

65 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 17:21:43.28 ID:/Y7g0d3G
ぷーりん×京介って斬新じゃね?

66 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 17:22:07.31 ID:2s8NzVU7
>>65
その発想はなかった

67 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 17:25:04.08 ID:m4og5VAk
バイトで稼いだ70万を握り締めてバイクを買いに行く赤城
急いでいたため曲がり角で女性とぶつかってしまう
ぶつかった拍子に落ちる封筒
それを拾う女性
「これは…………ねえ、あなた、私に投資してみない?」
そして始まるどうしようもないボーイ・ミーツ・ガール

こんな感じの赤城×フェイトが読みたい

68 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 17:41:36.48 ID:1JNnNupK
フェイトそんがガール・・・?


69 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 17:48:52.46 ID:m4og5VAk
疑問符つけるべきだった
反省している

70 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 17:56:43.74 ID:ek9vG58R
ガール
girl 【名】
女の子,少女;未婚の女(⇔boy)
(年齢・既婚・未婚を問わず)女性
おねえさん《店員などの呼びかけ;年齢を問わず用いる》

71 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 18:01:22.70 ID:1JNnNupK
なんと
イメージ的には成人以下だけどそうだったのか

72 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 18:08:49.67 ID:ZNnK6tzG
「女子」を女性全般を表すときにも用いるのと同じでしょ

73 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 19:20:52.41 ID:lJQECUn+
チェリー・ミーツ・ダメージョ

74 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 22:10:13.62 ID:+j0ksorD
>>29
髪を下ろした加奈子って、マロミさんのid=15773959みたいな感じだろうか。

75 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 00:18:21.33 ID:TOB5Yuym
良く考えるとブリ×加奈子って無いな。
まとめwikiとVIPのまとめスレも見たけど、どっちにも無かった。
百合百合でもほのぼのでも誰か書けないか?

76 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 00:35:12.50 ID:Y5n7/CCl
>>61
個人ブログあされ

77 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 01:16:14.37 ID:PaOKAbzy
>>75
神は言っている、お前が書けばいいんじゃね? と……

78 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 03:46:39.09 ID:NVe+rrQ2
>>75
俺の妹がこんなに可愛いわけがないは百合板にもあるんだぜ

行ったことないけど

79 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 08:13:53.24 ID:T1liKaoe
>>75
百合スレは君を待っている

80 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 11:21:33.02 ID:T8AOnlcM
>>75
ここではやめろ

81 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 20:01:41.29 ID:dDHnmt4I
>>75
ここではやめろ
という声には耳を傾けなくて良し
投下する時は付け込まれないように百合表記をば

82 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 00:33:15.43 ID:B+qoiwC/
>>77>>80>>81
自分で書けたら苦労はしない。
だが、このスレで百合スレを紹介すると書いてくれる人がいるから
言ってみるだけ言ってみた。
うん、さっそくブリ加奈でほのぼのSSが投下された。

>>78-79
百合スレ住人だ。

83 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 01:25:02.91 ID:W2yWb9qK
兄貴はまだ消えたままか
早く続きが見たいw

84 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 03:31:26.65 ID:KVfo3lpw
瑠璃ちゃんの素肌はひんやりしてそうなイメージだけど
中猫ちゃんはあったかそうだな。子供は体温高いし

85 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 03:31:41.19 ID:KVfo3lpw
誤爆った。ごめん

86 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 03:32:29.51 ID:lLcYzvHz
誤爆でも

京介に抱きしめられたら黒猫は体温が上がっちゃう

87 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 06:47:41.95 ID:aMZjTbm4
ある日、彼の家を訪ねたところ玄関の扉に張り紙がしてあった。

『温暖化対策のため、省兄に御協力ください』

「!?」


88 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 07:27:22.12 ID:Oks9yOVm
>>87
「なによこれ!」
「ようは独占しすぎるなってことよただでさ暑っ苦しいんだから」
「北から南にまで住まいがある拙者には関係がござらんな、ちょっと北まで京介氏と行って来るでござる」
「あなたたちといること自体がお兄さんが変態になるきっかけなんです。しばらく私が預かりましょう」

「きょうちゃん、いつまでいるの?」

って妄想が浮かんだ

89 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 08:22:12.00 ID:RDoahqe3
子猫を食べたい

90 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 12:30:57.96 ID:1HbjSuM6
五更家三姉妹猫丼

91 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 12:35:28.85 ID:t5Uwew3S
長女、末女だけ喰って中だけはオアズケ状態にして苛めぬきたい

92 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 16:44:24.72 ID:sbMOum/H
じゃあ中猫ちゃんはあたしが頂くわね……フヒヒwww

93 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 16:52:40.42 ID:hQxlbw/+
下猫ってまだ幼稚園くらいじゃなかったか
鬼畜とかいうレベルじゃねーな

94 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 20:35:26.88 ID:sLSoTTJ/
桐乃×赤城(兄)を本気で誰か書いてくr
書いて下さい

95 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 21:25:32.61 ID:6mzepT4m
書き方の順番からすると、桐乃が、赤城(兄)を、なのか……?
何かしら京介を貶めるような発言をうっかり言ってしまった赤城(兄)を、桐乃が反論し、
口論の熱が講じていつもの京介に対するがごとく高圧的な態度で赤城(兄)に当たり始
める桐乃。一方、親(心)友の妹という強く出づらい心情も影響して弱気な赤城(兄)。
両者の口論の強弱が勢い立ち位置にまで影響し、雰囲気も怪しくなり出し、赤城(兄)を
やや性的に弄り始める桐乃。そのまま勢いの儘に云々……までは妄想した。
桐乃のイメージはやや女王様(コギャル)風味チックで、本番はなしで、虐める桐乃、
なぜかそれに感じてしまう赤城(兄)……というイメージだな。

96 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:05:19.26 ID:7BvjedSm
14話配信でゲー研メンバーに萌えることが分かった
誰かデブ×デブとかデブ二人×真壁くんとか書けよ

97 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:06:04.54 ID:i7XLqdwk
うわあ

98 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:09:15.84 ID:6y/3FnY6
801板に(・∀・)カエレ!!

99 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:11:49.96 ID:7BvjedSm
だって真壁くん可愛いじゃん……

100 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:11:52.64 ID:QCKb/wj6
とはいえ真壁くんは受けだろうな。世間の評価的には。

101 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:15:29.80 ID:MqplY31+
瀬名
寝ろ

102 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:17:47.31 ID:rILQewCR
真壁くんは女装以外認められない
それでせなちーに掘られるのが見たい

103 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:20:06.84 ID:m+k/z3HU
ホモ話は他でやれよ
気持ち悪い

104 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:23:05.91 ID:QCKb/wj6
必ずしもBLネタではないぞ。真面目な話。
瀬菜ちゃん攻めとか真壁くんのお姉ちゃん(未登場)攻めとか。色々可能性はある。

105 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:30:39.97 ID:kdeyL2HN
真壁先輩に作画資料を、とか

106 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:35:48.62 ID:RDoahqe3
瀬菜に逆レイプされる話なら読みたい。瀬菜のエロss少ないから。エロい身体してるのに。

107 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 22:49:32.27 ID:OLMO+GzD
>>105
それいけるかも

108 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 23:32:55.50 ID:3+JMSwlR
せなちーが真壁を逆レイプして、騎乗位で腰振りながらバイブを真壁のアナルにブチ込むとか、そんな感じになるか?
まあどうであれ、真壁が受けなのは間違いないw

109 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 23:35:32.36 ID:8Fj4MIZb
瀬菜「あの、真壁先輩……作画資料に協力してくれませんか?」
真壁「え、ええ!?」
瀬菜「だ、駄目なら、駄目で別に……」
真壁「い、良いよ!僕に任せて」
瀬菜「そ、そーですか。ありがとうございます」
瀬菜「じ、じゃあ、ちょっとズボン脱いで貰っていいですか」
真壁「う、うん」(い、いきなり、そんなことするなんて//)
瀬菜「ちょっと四つん這いになって、お尻突き出してくれませんか?」
真壁「う、うん。ちょっと恥ずかしいかな」
瀬菜「………ウヘヘ」

ドスッ

真壁「アッーーー!?」

110 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 23:43:47.18 ID:rILQewCR
>>109
すばらしいw

111 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 23:47:27.37 ID:RDoahqe3
協力してくれた礼として処女あげるんだな

112 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 23:57:28.88 ID:8Fj4MIZb
>>111
瀬菜「お兄ちゃんの処女を特別にあげます」

113 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 00:35:46.43 ID:CQ38x/KE
たまに思うんだが、男で処“女”っておかしくないか?
いや、処“男”でも変だが。

114 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 00:42:41.37 ID:Caloe/Is
貞操でも操(みさお)でも好きな方をどうぞ

115 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 01:32:16.71 ID:NAaa5bI5
少なくとも『純ケツ』ではなくなるわけだな

116 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 03:48:17.53 ID:k+poPbws
ダレウマ...

でもないな

117 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 08:28:10.92 ID:J/BagyFh
後ろの童貞

118 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 16:24:37.08 ID:iBxbNtbF
14話配信で、京介のエロゲーマー発言とか黒猫のオナニー連呼とか瀬名のアナルファック発言とかもうエロパロなみに酷いんですがw
つーか高校生で「よし、エロゲーを作ろう!」とか、アホすぎるわw
R18の意味をわかってるのかと小一時間(ry

しかし、ベッドの上の黒猫かわいいよ黒猫

119 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 16:49:00.14 ID:xiBjnxGt
真壁君も好きなアニキャラのコスプレ(女装)する変態なんだよね

120 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 16:59:46.65 ID:Caloe/Is
あの真壁くんを1,8倍イケメンにしてオタク臭を取り除いた御鏡はどんだけ可愛いんだよ

121 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 17:32:39.57 ID:J/BagyFh
高校生が18禁ゲームを作るのって法的にどーなんだ?

122 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 18:37:18.80 ID:ntchyUuD
真壁君の女装オナニーSSとか大丈夫なんだろうか
注意書きすればおk?

123 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 19:31:33.77 ID:X2YVul1h
>>121
例えば、千葉県青少年健全育成条例においては、
いわゆるわいせつ図画類に関して、青少年(千葉では18未満と規定)向けへの規制内容は、

図書を販売、頒布、交換、貸付、あるいは、読ませ、聞かせ、見せること
とされている。

制作することは規制されていない。

124 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 19:31:35.58 ID:xiBjnxGt
佐天さんのフィギュアぺろぺろしながらオナニーすんのか?

125 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 19:32:19.44 ID:rZzgrT1f
>>121
エロゲーを作る事自体は、高校生だろうが五歳児だろうが法的には何一つ問題はない
実はプレイすること以上に、作ることには何の制限もないかも

ちなみにエロゲーをプレイする事や、買うことについてだけど、そもそも18歳未満購入禁止ってのは
エロゲー業界側の自主規制であり、店舗に求めている対応であって、いわば単なるお願い
法的な制限ではないから、実は買うこともプレイすることも、"法的には"問題ない
ただ、国の法律はともかく、地方の条例でエロゲーや成年誌を買うことを禁止している場合もあるので要注意
千葉市がどうだったかは知らん

それはそれとして、連中が作った『強欲の迷宮』はエロゲーではないよ。ライトなBL要素はあるそうだけど
結局エロゲーをつくる意見は却下されたし、瀬菜のガチでハードなホモ要素も大幅に抑えられた模様
アニメでは、なぜか部室のホワイトボードに「ジャンル エロゲー」って書いてあったけど、多分スタッフのミス

126 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 19:33:29.42 ID:rZzgrT1f
なんか被っちゃったけど、>>123さんが正しい情報を書いてくれているので、そちらを参照して。>>121

127 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 19:35:21.36 ID:J/BagyFh
>>123
作る過程で「読ませ、見せること」に触れるから、実際には無理だなw

128 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 19:43:35.92 ID:X2YVul1h
>>127
制作に関与していないテスターにプレイさせるならダメだろうけど、
作中では制作者自身がテストしていたから、どうだろ?
ゲー研の外に出さないかぎりはセーフじゃね?

129 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 19:46:31.66 ID:X2YVul1h
あと気になること。
せなちーがスパークするシーンはこれからも配信専門になるのだろうか。
あれ、地上波じゃアウトだろw

130 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 21:34:22.97 ID:izidAvCB
本スレでも言ってたけど
『アナルファック』は原作ですらアウトだったからなw

131 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 21:40:33.83 ID:DtXdZBII
今ここに投下するSS書いてるんだけど
この板って1レスの改行制限何行なの?

132 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 21:46:57.39 ID:U9SeSGdU
>>130
そうだなwwww
ただ原作ではセーフだけどあえて伏字にしてやばいぞ感を出してるってのもあると思う
俺的にはピー音とか入ったほうが面白かったのではと思っとるww

133 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 22:08:28.67 ID:qqso2yaA
>>131
4096字、60行だったはず
期待してるよ〜

134 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 22:15:52.71 ID:Caloe/Is
>>131
六十行

135 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 22:22:13.56 ID:DtXdZBII
>>133>>134
ありがとう
区切りのいいようにしながら60行以下に分割して投下します

ちなみに書いてるのってまとめにある
「もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら」の後編を
作者でもないのに勝手に書いてるんだけどいいかな?

未完のまま相当時間が経ってるみたいだし、
読んでてすごく面白かったから続き書きたくなって書いてるんだけど
投下していいものだろうか?

136 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 22:32:22.59 ID:Caloe/Is
これで二度目だな……。
道徳や常識を掲げて反対したところで、最終的な意思決定は投稿者一人の良心や倫理に基づく。
投下するつもりならどんな反対意見にも聞く耳を持たないだろうから、もう俺はとやかく言わないけど、
「投下していいものだろうか」 だなんて、顔も見えない赤の他人に価値判断を委ねるぐらいなら投下すべきではない。

137 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 22:37:51.39 ID:DtXdZBII
すみませんでした

138 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 22:47:53.41 ID:S78JjdLG
>>132
あえてピー音つけてギャグ色を強めに出してるってのはあるね
今期某アニメの立木の「自主規声!」なんかもそうだけど

139 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 23:00:18.97 ID:X2YVul1h
画の規制も多いな。
「お兄ちゃんのことなんか〜」とか「そふてに」とか、
動物アイコンで隠しまくり。
そう考えると、アニメ4話の宅配テロに起因する押し倒しイベント、
よく規制が入らなかったモンだよ。

140 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 23:11:56.56 ID:S78JjdLG
>>139
その辺は例の都条例決まってから厳しくなった気がするけどね
同時期にやってたヨスガなんてもっと酷いシーンの連発だった訳でw
最近じゃ津波ネタなんかもね

141 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 23:16:25.16 ID:X2YVul1h
「そふてに」で津波を想起させるであろうシーンが丸々規制されていたよ。
2分くらい?画が出なかった。

142 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 01:16:08.27 ID:Wd4PrObx
兄貴が消えた日の続きはまだか

143 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:20:45.34 ID:zd3GUqsl
育毛剤氏の復帰を祈って投下します。本人じゃないのであくまでもifです。


「なんでそう思うんだ?」

「なんでって……そんな気がしたから」

カンかよ、まあ、あながち間違っちゃいない。俺は妹が嫌いだった。
勉強もスポーツも何でも出来て、それどころか容姿も上の方。
当然、近所のおばさん連中からはもちろん、親からの評価も俺より断然良かった。
わかるか?この惨めさが。3つも年下の妹に何一つ勝てなかったんだ。
嫌いだと思うどころか居なくなっちまえばいいとさえ思っていたんだ。

しかし、もうそんなことは過去の話だ――

「別に、もう6年も会ってないんだ。好きとか嫌いとか、そんな感情ねーよ」

「ふーん………ずいぶん薄情なんだね」

「あぁ?」

「居ても居なくてもどうでもいいってカンジじゃん」

「………ちげーよ。居ないんだからどうしようもねーだろが。割り切るしかねーんだよ」

「じゃあ、もし妹に会えたらどうする?」

「………謝る。許してくれるかどうかわかんねーけどな」

「え?なんで?」

「俺が妹をシカトしてたのも嫌ってたのも、結局俺のくだらねー嫉妬が原因なんだよ。
なのにあいつを一方的に悪者にしてたからな……………兄貴なのに……」

「……………後悔してるの?」

「……まぁな」

そりゃ、この歳にもなれば変なプライドなんていらないさ。
俺があいつを避けたりしなければこんな事にはならなかったんじゃないか?
何か俺に出来ることがあったんじゃないだろうか?
妹が出て行ってから後悔しなかったわけがない。
あいつの悩みも、あいつの気持ちも、何一つ汲んでやれなかった。

俺がこいつみたいな家出少女を放っておけないのも、そういう気持ちがあるからなんだろう。

「――だから、会いたいよ……会えるなら……」

144 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:21:55.57 ID:zd3GUqsl

親父はたぶん居場所を知ってると思う。なんてったって現役の警察官だ。
家出した娘の居場所を調べて把握しておくくらいのことは出来ただろう。
本当に会いたいなら聞けばいい。でも、それは違う気がする。
ずっとほったらかしていたのは俺の方だ。だから、俺が自分で見つけないと意味がないんだ。

……なんで俺はこんな話してるんだろうな?
やっぱり酒のせいかそれとも睡眠不足のせいか。

「それで警察になったんだ」

「ふん!その通りだよ。もういいだろ、いい加減寝せろ」

リノに背を向けて本格的に寝に入ろうとする。
もう満足したのだろうか話しかけてこなかった。

 ――――シュル…
   ―――シュル……
     ――パサッ……

衣擦れのような音が聞こえる。布団が合わずに頻繁に寝返りでもしてるのだろうか?

「………ねぇ」

またかよ!いつまで相手すれば寝させてくれるんだこの女は!
もういい加減無視を決め込んで寝ないと明日がキツイ。放っておこう――
――そう思っていたらベッドの軋む音の後、足音が聞こえてきてリノがコタツに入ってきた。
何を考えてるんだ、俺からベッドを奪っておきながらそれを捨てるだと?まったくふざけてやがる。
本来の用途とは違う為に二人も布団に入ると相当狭い。
必然的に、リノは俺の体に抱きつくような形で横になっていることになる。

「……何考えてんだよ」

「いいじゃん、一緒に寝よ?」

「人をベッドから追い出しておいて何言ってやがる」

「じゃ、ベッド行く?あたしもそっちの方がいいし」

「あのなぁ…」

顔を見て話をしようと寝返りをうちリノの方へ顔を向けると、そこには驚愕の景色が広がっていた。


145 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:24:37.57 ID:zd3GUqsl

「んな、な、なななななななんでハダカなんだよっ!?」

「ちょっ!ばか!声が大きいって!」

服はさっき乾かしていたはずだから着れないなんてことは無い。
普段着だから寝苦しいといったって下着まで脱ぐことないだろ?
しかも俺にしがみついてくる必要がどこにある!?

「何考えてんだおまえは!?」

「そっちこそなにそんな狼狽えてんの?あ、もしかして童貞?」

「ひ、人をからかうのもいい加減にしやがれ」

「い、いいじゃん。あ、あたしも一緒だし」

「は?」

「だから!あ、あたしもそういうコトしたことないし……」

つまり処女ってことか?ふざけんな。
よく知りもしない男の家にホイホイ上がりこんで傍若無人な振る舞いをして、
寝てる男に自分から裸になって抱きついてくるような家出少女が処女だと?
説得力ねーにもほどがあるだろ!

「……だったらなんでいきなりこんなことしてんだ?」

にもかかわらず、処女だというリノの言い分を信じたのは、
抱きついたこいつの胸から伝わってくる心臓の鼓動が、こっちが驚くくらい激しかったからだ。

「や、なんていうかさ。チャンスだと思って」

はあ?ふざけてんのかコイツは!
処女捨てるチャンスがありゃ誰でもいいってことかよ!?

「あ、あたしさ、今まで処女でいられたのって奇跡かもしれないんだよね」

「………何の話だよ」


146 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:25:31.21 ID:zd3GUqsl

「ホラ、あたしっていわゆる家出少女ってヤツだし、
ソレ目的で声かけてくるオトコとかいっぱいいるじゃん?
ママのお店に来る連中からそういうことされそうになったこともあったし……
あ、もちろんママは知らないよ。自分で何とか逃げてたから」

「ヘヴィだな……」

「うん、やっぱり初めてってそんな相手にとられたくないじゃん。
みっともないかもしれないし綺麗事かもしれないけど、初めては好きな人に……
それが無理でもちゃんと“いいな”って思える人にあげたいじゃん」

「……それが何で今日会ったばっかりの俺なんだよ」

「初めてをあげるなら……あんたみたいな男がいい」

「……お前に俺の何がわかるっていうんだ?」

「優しいことぐらいわかるよ」

しがみついてくる手が震えている。怖いなら無理しなけりゃいいのに。
コイツは一体何に怯えて、何を求めてるんだろう?

「いざって時に責任とれねーからやめろ」

「あはっ、言うと思った」

「なんだと?」

「きっとあんたならそう言うと思ってた」

「じゃあ、さっさと服着て寝ろ!」

「やだ」

「テメっ、いい加減にしろ!大体そんな危ない目に会うくらいならおとなしく家に帰りやがれ!」

我ながら馬鹿なことを言ってしまった。
誰も好き好んで家出なんてしない。家に居ても安心できないから家出するんだ。


147 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:26:24.08 ID:zd3GUqsl

「………あたしだって帰れるなら帰りたい」

「……泣くくらいなら帰ればいいだろうが……」

「……居場所がないだもん……」

『居場所がないなんてお前の思い込みだ。両親はちゃんとお前を待ってる――』
そう言えたらどれだけラクだろう?でも俺はそんなことを軽々に言えない。
ごく僅かとはいえ、居るからだ。ロクでもない親が。

「……それでも……一度帰ってみたらどうだ?」

「勇気が出ない……」

「一人で生きていくって思う方が、よっぽど勇気がいると思うけどな」

「一人なら……誰にも裏切られずにすむよ?」

「……世の中裏切るような奴ばっかじゃねーよ」

「じゃあ、あんたが教えてよ。優しい人もいるって証明してよ」

「………意味わかんねーよ」

「鈍感!」

「悪かったな」

そっと髪をなでてやる――
こいつも色々あったんだろう。泣きたくなることも怒りたくなることも。
それこそ、人間不信になりかけるようなことも……

しがみつく腕の力をゆるめたリノは涙で濡れた顔をそっと近づけてきた――


148 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:27:16.47 ID:zd3GUqsl

     ん…ちゅ…ちゅぷ……ちゅ……


初めてキスした相手がロクに知りもしない女子高生ってまずいなぁ……
そもそも警察が未成年に手を出すなんてヘタすりゃ懲戒免職モノなのに……

「っはぁ…」

顔を赤らめたリノがこちらの心配を見透かしたように見つめてくる。

「あ、あのさ、なんか誤解してるみたいだけど、あたし一応ハタチだからね」

「……そうなのか?」

「そだよ、………だからママは気兼ねしないであたしを置いて逃げたんだと思う」

………………そういうことか。
もうわかったから。だからそんな泣きそうな顔するな。

「だからお願い……勇気をちょうだい」

「………ここでいいのか?」

「……どっちでもいいけど………ベッドがいい」

どっちだよw素直じゃねーなあ、この性格じゃ苦労することの方が多かっただろうに。
意地を張りたい気持ちもわかるが、つらい時にはつらいと言った方がいいんじゃねーか?

「やめて欲しくなったらちゃんと言えよ?」

「うん……」



  ギシッ―――

「あ、あんまりジロジロ見ないでよねっ!?」

「見なきゃ出来ねーよ、お前の言う通り童貞なんだよ俺は!」

「へ、へぇ、やっぱりあたってたんだ」

「ああ大正解だよ。……彼女作ろうとか、そういう気になれなかったからな」

ベッドに座るリノに覆いかぶさるようにしてもう一度キスをする。今度は俺からだ。
俺の人生にこんな展開があるなんて思ってもいなかったが、
相手が自分以上にパニくってるのを見てると逆に冷静になれるもんだな。

「っふぅ…」

服を脱いでお互い全裸になった俺達はそのままベッドに倒れこんだ。
最初に見た時にも思ったことだが、コイツ相当美人だな。
自分でも言っていたがこの容姿で一人家を飛び出して暮らしてきて、
誰にも手を付けられなかったのは本当に奇跡なんじゃなかろうか……


149 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:28:05.43 ID:zd3GUqsl

「な、なに?あたしの美貌に見とれてるの?」

「ああ、そうだよ。……お前綺麗だな、顔も、体も」

「な、な、なっ…!」

「返されて照れるくらいならアホなこと言うな」

「…んっ!」

恥じらうリノにキスをする。目を閉じればこいつも少しは落ち着くだろ。
頬を撫でながら優しく唇を離す――
リノのちょっと拗ねたような表情が印象的だ。

「あんたホントに童貞?やけに落ち着いてるじゃない」

「お前があんまり慌ててるから逆に落ち着いちまったんだよ」

「く、なんか悔しい…!  っあ!!」

そっと胸に右手を当てる――
さっき抱きつかれていた時に感じた鼓動が手のひらから強く伝わる。
内側からの波打ちと、その肌の滑らかさと柔らかさに俺は心奪われた。

「ふっ…ん…!」

リノの様子を見ながら出来るだけ優しくそのふくらみを揉みしだく。
左手で頬と髪を撫でながら右手でその左右の乳房を交互に愛撫していく――
やがて俺はその頂上にある突起の誘惑に負けて、そっと口を近づけた。

「ひゃあ!!―あっ!はンッ!!」

甘い――
いや、実際には甘くなどないのだろう。
ただリノから立ちのぼるどこか懐かしい香りが、俺の味覚を支配しているんだ。

――ちゅ……れる……れる…

舌先でサッカーでもするように口の中で乳首を転がす。
そのたびにリノが嬌声を上げてその体が跳ねる――

「あっ…!やあぁっ…!!」

俺の頭を抱きかかえるようにリノの手が伸びてきたが、俺はその手をとってしっかり握り、
舌を次第に下半身へと移動させていった――


150 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:28:57.46 ID:zd3GUqsl

「ぁんっ…んっ…」

ヘソ、脇腹、足の付け根――
全ての部位に優しく口づけをしながら、リノの反応が良い部分を重点的に責める。
強く握ったその手にはリノの指と爪が食い込んでくる。
だが、その手のひらから伝わる熱が俺の行動をさらに促していた――

うっすっらとした茂みの中のワレメに舌を伸ばす――
リノのソコはもう既に湿っていた。

「――っあ!? ひゃんっ!!んっ!んーーっ!!」

  ぴちゃ…ぴちゃ…

水音を立てながらリノの秘所を舐め回す。初めて味わうその蜜の味を堪能しながら――

「あ…あぁ…っ!!」

リノの反応を窺いながら続ける。鼻先にあたる小さな突起にも刺激を加えながら――

「ひっ! いっ…! ぁあっ!!」

両側にある足が俺の顔を締め付けてくる。
止める為か、離さないためか――どっちなんだろうな?
閉じようときつく締め付ける足と違って、
さんざん舐め回したそのワレメはパックリと口を開き始めた――

顔を上げて握りしめていた手を離す。脇から足にかけて優しく撫でながらそっと足を開かせる。
リノ上気した顔を見つめながら、最後にもう一度だけ聞く。

「いいんだな?」

「……うん」

息を荒げながら受け入れる返事をする。ならばもう何も言うまい。
俺は自分のいきり立った分身をリノの中に埋めていった――

「ひっ! いたっ!! あぁ!!」

俺のソレにブツリと何かを引き裂いてしまったような感覚が伝わり、
見てみると二人の結合部から色のついた体液が流れているのが見えた。

「血が……、痛むか?」

「…うん、ちょっと痛い…けど、平っ気ぁ!!」

大丈夫そうな様子を見て根元まで押し込んだ。


151 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:29:42.07 ID:zd3GUqsl

「ひっ! くぅ!!  ――あぁっ!!」

暴れるリノに体をぴったりと重ねて腕を回し抱きしめる。
優しく、それでいて強く。

「ふっ うぅ〜!! んっ! んっ!」

唇でリノの口を塞ぎながら、少しずつ動く――
ゆっくりと引き抜いて、また埋める。その繰り返しだ。

「はぁ! あっ! んっ!」

頬に流れる涙を舌でそっとすくいながら優しく体を撫でる。
だが俺自身、初めての快感に限界はもうすぐそこまで来ていた。

「…クッ! リノ、俺もそろそろ…!」

「うんっ…! 来て、京介…!」

名前を呼ばれた時、コイツの髪に付いているヘアピンが目に付いた。
どこかで見たことがある気がする、これは――?

「き…リノ……!?」

「あ、ああ!!京介っ!京介っ!!」

一瞬、意識が別のところに飛んだ間に、リノの足が俺の腰に巻きついて来て
射精の瞬間に引き抜くことが出来なかった―――





152 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:30:51.90 ID:zd3GUqsl


「……どうすんだよ俺」

避妊具もつけずに行為に至ってしまったのは明らかに俺の落ち度だ。
そもそもそんな準備がなかったのならするべきじゃなかった。

「何落ち込んでるの?」

「……これで後悔しない奴が居たらただの馬鹿だろ」

「ちょっ!?それって失礼じゃない?相手があたしで不満だっていうの!?」

「ち、ちげーよ馬鹿!!お前みたいな可愛い子が相手なんだから不満なんてないっつーの!
 ただ……、その……、避妊を…しなかったワケだろ?それを公開っつーか反省してんだよ…」

「ああ、いざという時のセキニンってやつ?」

「そうだよ!!っていうか何で男の俺が狼狽えて女のお前が落ち着き払ってるんだよ?
 どう考えてもこの状況で焦るべきなのは女のお前の方だろが!!」

「あ、あたしは出来たら出来たで別にいいかな〜って」

「何言ってやがる……犬猫拾うのと訳が違うんだぞ」

「誘ったのあたしなんだし別にあんたに責任とってもらおうなんて思ってないよ?」

「俺が嫌なんだよ!そういう無責任なことはしたくなかったの!!」

こういう事は後から後悔するんだ。いや、後から悔やむから後悔って言うんだ。
もし俺の妹がこいつみたいなことになってたらと思うと胸が張り裂けそうだ。
頭をバリバリと掻き毟りながら自責の念にかられていたところ、
背中に柔らかいものが当たってきた―――

153 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:31:32.29 ID:zd3GUqsl

「本気で悩んでるんだ?」

「………わりーかよ」

「ううん、嬉しい。あんたやっぱり優しいね」

さっきまでとうって変わって今度は俺がリノに慰められてるような状況だ。
ただ、だからと言って解決するわけでもない――

「ちゃんと見つけれたから良かった」

「……何の話だ?」

「あんたが聞いたんでしょ?なんでこんなところに居るんだ?って」

「………そうだよ、お前彼氏探してたんじゃなかったのか?」

「男探してるっては言ったけど、彼氏探してるっては言ってない」

「じゃあ、誰を探してたんだよ」

「ん〜?あんたみたいに優しい男」

甘えるようにギュッと抱きついて摺り寄せてくるリノに、不覚にもドキドキしてしまう。
隠そうにも鼓動が早まってるのは聞こえてるんだろうなぁ……

「……おだてたところで何もでねーぞ?」

「ううん、ちゃんと勇気が出たよ」

「勇気?」

「うん」

ひょっとして家に帰る気になってくれたのか?
それなら、それはそれでめでたいことだ。
だが家出した娘が妊娠して帰ってきたとなれば、またひと悶着あるに違いない。
さっきの話を聞く限り、リノの父親はかなり厳格な人物のようだし――

「帰るのはいいけど、もし何かあったらちゃんと俺にも連絡しろよ?」

「何かって何?」

「……また家に居られなくなりそうだったら、相談くらいには乗ってやる。
 それにその…万が一妊娠してたりしたらおおごとだろうが」

「気にしなくていいって言ったのに……、でもアリガト」

リノに引き寄せられるまま体を寄せて二人で横になる。


154 名前:もしも、京介が桐乃とぶつからなかったら 後編if:2011/04/28(木) 01:32:33.71 ID:zd3GUqsl

こいつの年齢が二十歳過ぎてるというのであれば、
仕事や住むところを見つけさえすれば普通に生きていくこともできるだろう。
保証人が必要な場合は俺がなってやればいい。
万が一の場合は……責任をとる。こいつの居場所になってやればいい。
場合によっては子供だけ引き取ることもあるかもしれない。
何にせよリノ一人に負担を押し付けるような真似だけはしないように…

色々と先のことを考えながら俺は眠りに落ちて行った―――




pppppppppppppppppppppppppppppppp………………

強烈な電子音に頭をかき回されながら目を覚ます。
やけに寒いと思ったら裸じゃないか。昨夜はあのまま寝てしまったのだ。
リノはどうなんだとベッドを見渡すも彼女の姿は無い。

「あれ?どこに行ったんだ?」

部屋を見渡し、耳を澄ましても、俺以外に人の気配はない。
それどころかあいつの服も無くなっていた。

「帰った……のか?」

コタツの上にある書置きを見ながらひとりごちる――

「『またね』かよ。」

不思議と置いて行かれたような気はしない――
それどころか、ずっと探していた誰かを見つけたような気がするのはなぜだろう?

窓を開けて朝日を入れる――
いい予感がする、なにかとても楽しいことが待っていそうな、ワクワクした予感。
こんな明るい気持ちになったのは久しぶりだ。

「さて、仕事に行かないとな」

昨日までの疲れもどこ吹く風に、気力に満ちた調子で家を出る準備をする。
次に家に帰った時、きっとそこには何かとてもいいものが待ってそうな気がする――

【Fin】

155 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 02:34:48.78 ID:MQyhl41E
Gj!

156 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 02:37:41.65 ID:I3QON0Zi
>>143-154
乙。
以前に本人じゃないけど書きたいと言ってた人とは別人なんだろうか?
まあ、誰でも良いけど。俺は楽しめたから。
今度は一から書いておくれ。

157 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 03:11:21.97 ID:eoYcfgDN
久々に本気でウザっ!と思う書き手を見たわ
書き手としてではなく、人としてウザい

158 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 03:16:36.74 ID:I3QON0Zi
>>157
あんたみたいな読み手は良く見るな。
>>1の「その他」をもう一度よく読んでみ?

159 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 03:20:15.44 ID:PV8aq6Vy
そう? 書き手もそうだが読み手にもウザイ奴なんてゴロゴロいるのがエロパロなんだが

>>154には乙と言っとく
出来れば他スレや書き手スレなんかで傾向やルール的なものも知っとくといいよ
次回は変な奴に絡まれないようにな


160 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 03:43:49.49 ID:PVR8xpog
>>154
おつー


161 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 04:00:09.75 ID:6YQ3+gtw
ずっとキチガイ張り付いてるなこのスレ

162 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 04:08:20.92 ID:eoYcfgDN
A「人のSSの続きを勝手に書いても良い?」
B「やめとけ」
A「わかりました」
   ・
   ・
   ・
A「人のSSの続きを勝手に書いてるんだけど投下しても良い?」
C「やめたほうがいい」
A「すみませんでした」
   ・
   ・
   ・
A「投下します」

163 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 04:20:20.85 ID:D30T7yGK
自分の意見がスルーされたからって、粘着すんなや
都合のいい部分だけ抜き出してるけど、「投下しても良いんじゃないか」って意見もあったろ

確かに、その「まったく関係ない赤の他人に許可を求める」やり取りに、何の意味があったのかは疑問は残るけどさw
そんなことするから、変な粘着がついちゃう
理由が何であれ、おどおどしながらの投下は等しく誘い受け的反感を買うから、その辺は気をつけたほうが良いかも

164 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 06:47:07.53 ID:XAQwWxMi
同じことが起きないように兄貴が消えた日の完結編は作者がキッチリ投下してくれよ

165 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 07:00:13.00 ID:USyMyFEf
元も書き手ももう半年くらいも音沙汰なしだしいいんじゃね

166 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 07:32:01.67 ID:P8M6GJs0
半年ぶりに続きを投下するとかエロパロじゃザラにある
乗っ取りするくらいなら同じようなシチュエーションでもっかい書いた方がいい

167 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 12:28:23.52 ID:JP50vqn2
ザラって、そんなのあるの?

168 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 12:39:34.14 ID:a1mmxeSj
え・・・

169 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 12:58:29.48 ID:elZHJf0Z
これで元のSSの後半とネタが被っていたら、もう本家は投下できないね。


170 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 18:30:35.31 ID:woDrVbZS
>>154
よかったよー 乙!先気になってたから別人が書いたとはいえその形を見られてよかった
育毛剤氏の続きを気になるのは俺も同じだ

171 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 20:38:46.57 ID:NgpXSLBd
皆やりたいようにやりなよ
ここは自由なスレだ

172 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 20:41:51.20 ID:m6HkiAvl
だから他人に委ねるなと言ったんだ

173 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 22:55:19.30 ID:PV8aq6Vy
とまあ、了承無しでの続編書いたり、3次作品、更に誘い受けのような書いてもいい?レスは荒れる元だったりする
今度からは気をつけなよ、アホにツッコミどころを見せちゃいかん
めげないようになー

174 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 22:59:41.89 ID:xCuSODkV
文句つけるのも自由だしな

175 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:02:03.74 ID:m6HkiAvl
その通りだな
>>154みたいな作品が今後増えないことを願う

176 名前: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/28(木) 23:02:51.39 ID:J2kkL+bt
どーせこんなところに書いてスレまとめ位にしか残らないんだから
了承なしに続編書くくらいは個人的にはどーでもいいと思うけどね
荒らしは群がるからなあ

177 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:03:59.12 ID:u75LbvHQ
半年前なら問題ないだろ。1ヶ月前とかは問題だろうが。

178 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:10:38.82 ID:punN/Y2E
まあかなり前に前編しか書かないまま投下して
後編書く気ない俺みたいなのもいるから続編他人が書くのは別に文句ないわ

179 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:13:51.91 ID:D30T7yGK
というか、他人に続き書かれたからって、本人が続編書いちゃいかんわけでもないしな
本当に嫌なら、別人が書いた方を保管庫から消してもらう権利はあるだろうけど
>>154の問題は誘い受けを何回もしたことくらいだ

180 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:18:03.61 ID:foKrv7XZ
駄目だろ言われても書くなら、最初から聞くなよ
これに意見言ったら、荒しとかもはやアホにしか思えない

181 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:20:19.58 ID:punN/Y2E
押すなって書いてあるボタン見つけたら押したくなるだろ?
あれと一緒だよ

182 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:26:07.91 ID:uUkfGmuP
続きを勝手に書かれて面白い気分になれる書き手はまずいないしな
全体的な書き手が減る行為なのは間違いない

つーかホントに投下する馬鹿っているんだな

183 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:40:48.17 ID:USyMyFEf
その書き手が行方不明なんだから別にいいじゃん
嫌なら時間的猶予もあったんだから何かしら意思表示すればいい

184 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:47:04.32 ID:uUkfGmuP
間が開いたから勝手に書いていいなんて事がまかり通る事がだめなんだよ
ちょっと考えればどんな良作でも糞にする荒し手順になることに気付けks

185 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:47:18.43 ID:G3A23kQA
ss読むだけの足りない馬鹿に限ってクレーマーもどきの汚いレスするんだ

186 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:03:00.20 ID:5uXMBptR
未完成で良作w

187 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:07:38.96 ID:704Ac4iu
そもそも、未完のまま何の音沙汰もなく長期間放置すること自体
(色々と事情がある可能性もあるんで積極的に叩かれこそしないが)普通は好まれない行為だな
ていうか、場所によっては叩かれることもあるな。ここで、そんな馬鹿なことはして欲しくないが

188 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:12:57.03 ID:7P48Vr3i
>>178
お前は早く書いて投下しろwww

189 名前: ◆imANKaxb3U :2011/04/29(金) 00:13:31.44 ID:epyKLmgw
>>179
>>>154の問題は誘い受けを何回もしたことくらいだ


>>154氏の名誉のために書きますが、
2ヶ月ほど前に一度問うたのは私であって、
決して154氏ではない。
取り消して下さい。

190 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:17:10.83 ID:7P48Vr3i
>>189
すまんが、鳥はなりすまし防止にはなるが、自演釈明にはならん
つーか、あんまり騒ぎを大きくすんなw
>>173で結論はでてるさ


191 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:40:40.36 ID:j12erdDn
>>178
続きマダー?

192 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:46:07.24 ID:cHrPA7S5
人の褌で相撲を取ってるんだから
誘い受けが無くても批判する人はいるだろ
賛否両論なのは当たり前。>>154は配慮に欠く

193 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:59:46.04 ID:2f6qY+XI
まあ度胸はあるみたいだから、オリジナルをバンバン上げてくれればいいさ

194 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 01:03:23.42 ID:cHrPA7S5
失踪した桐乃と結局セックスさせるだけなら前編から書き上げろよ、とも思う

195 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:14:11.90 ID:DtXPa3PM
語り手⇒京介
登場人物⇒京介、ブリジッド、加奈子

エロは無しかな?
とりあえず初投稿だけどやってみる

196 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:17:52.00 ID:DtXPa3PM
「どこ行ったのよ、クソマネェ・・・」

俺の名前は高坂京介。
いきなりだが俺は、今とても驚いている。
なぜかと言うと目の前には半べそをかきながら「元」マネージャーを、

もとい俺を探すクソガキ、来栖加奈子がいたからである。

197 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:21:16.58 ID:DtXPa3PM
**********************
「俺、お前らの担当外れることになったから」

あやせからの人生相談(今回はとても長かった)を終えた俺が
加奈子とブリジットにそう告げたのは一ヶ月前のこと。

「えっ!マネージャーさん、いなくなっちゃうんですか!?」

泣きそうな顔で俺に問いかけるブリジット。可愛い。
今回の人生相談は非常に長かった。
それに伴って俺がマネージャーとして過ごす時間もいつもの比にならないぐらい長かった。
つまり、それだけ俺とブリジット達は長い時間一緒にいたんだ。
「高坂京介」として生活しているとなかなか会えるもんじゃないので、正直な話俺もかなり寂しい。

198 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 01:21:18.85 ID:C+XbJ7JY
今回みたいな物語性のないお粗末な三次創作なら逆にいいんじゃねw
とも思ってしまうが、こうも有り体に他人のふんどしをパクる行為は作者の倫理にもとる

199 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 01:24:12.34 ID:UgpFoA3x
ごちゃごちゃうるせーな
嫌なら見なきゃいーじゃん

200 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:24:46.01 ID:DtXPa3PM
「クソマネ、なんでアンタはそういっつも・・・」

加奈子がいつもとは対照的な声で何かをつぶやく。
あまりにも声が小さかったので、最後の方はよく聞き取れなかったが。

「あん?なんてったんだ?」

「なんでもネー。ま、頑張れヨ。会社で見かけたときは声ぐれぇかけてやッから」

あ、あの加奈子がこんな台詞を・・・。信じられん。

「おう、そん時はまた頼むよ」

まあ、もう明日から担当を外れるどころか、「マネージャー赤城浩平」の存在はなくなるんだけどね。
そう思うとやっぱり寂しいな。受験生でなければもう少しここにいられたものを。


201 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:27:43.82 ID:DtXPa3PM
「じゃあ、俺は行くわな。いままでありがt「せ、せめて最後ぐらいマネージャーさんのために何かさせてください!」

ブリジットがそう言ったことがキッカケで、その日は俺の送別会をすることになった。
その送別会では加奈子の歌を永遠聴かされたり、
ブリジットに手紙をもらったり、
コレを送別会といわずに何を送別会と言うのかというほど普通の送別会だった。
ただひとつの疑問点は

「・・・。」

この、異常なまでにおとなしい加奈子である。

いつもの加奈子なら、ロリコンがいなくなってよかっただの、せーせーするだの、
俺をバカにしたようなことを言ってきてもおかしくないはずだ。
だが今日はどうだ。俺を罵るどころかブリジットへの悪態すら見られない。
まあ、意外としっかりしたヤツだから、最後ぐらいはいい子でいようってことなんだろうけど。

202 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:30:04.87 ID:DtXPa3PM
こんな送別会を開いてもらっているのに深く考えるのはやめにしよう。
赤城浩平としての最後ぐらいは、人生相談を忘れて楽しんでも・・・いいよな?

送別会を終えた俺たちは、事務所の前に来ていた。
加奈子たちは家へ帰り、俺は事務所へ戻る(まああやせに会うだけなんだが)ことになっている。

「じゃあな、2人とも。これからも頑張れよ。」
「・・・はい。」「・・・オウ。」

ブリジットと、心なしか加奈子も寂しそうだ。
お互いにかなり情を抱いてしまっているから、それもしょうがないだろう。

そうして俺は加奈子たちに背を向け、入り口の自動ドア通りぬける。

なんでいっつも加奈子の前からすぐいなくなっちゃうの、という加奈子の声は
自動ドアの隙間から俺に届くことは、なかった。



203 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:32:51.08 ID:DtXPa3PM
そうして今に至る。

本物の赤城と偶然事務所の前を通ったところで、最初のシーンにつながるのサ。

『どこ行ったのよ、クソマネェ・・・』

加奈子が俺の探している。あの加奈子が、目に涙を溜めて俺を探している。
この一ヶ月で何があったのかは分からない。ただ加奈子が俺を探していることは確実だ。

「すまん、赤城。用事を思い出したから今日はここで切り上げよう。」

「なんだ急に?まあお目当てのブツ(ホモゲー)も買えたから別にいいけどよ。」

こいつはこういうとき本当に障害にならない。いい友達だぜ。
俺は赤城にいつか埋め合わせをする、と伝えて加奈子のもとへ・・・行く前に。
ちょこーっとだけ寄りたい店があるんだよな。店へ行くくだりは割愛させていただこう

204 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:35:02.52 ID:DtXPa3PM
***********************************************

今俺は、加奈子のすぐ近くにいる。
こうして会うとなるとなんだか緊張するな。寂しがってる中学生に会うだけなのに。
さて、腹を括るか。俺は髪をかきあげ、さっきの店で買った物、サングラスを掛けて加奈子のもとへ向かう。

「加奈子」

俺の呼びかけに振り向いた加奈子は泣きそうな顔を、驚いたような嬉しいような
微妙な顔へと変える。やっぱ寂しかったのか?悪いことしたかな・・・

そんなことを考えていると、急に俺の体が重くなった。



「クソマネ!なんでアンタはっ、なんでっ、あんたは・・・」

加奈子が俺の胸に顔をうずめるように俺に飛びついてきたからだ。
そして何かを言おうとしているが、その声は途切れ途切れでよく聞こえない。
つーか、寂しいとかそんなレベルでこんな状態になるものなのか!?



205 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:37:32.35 ID:DtXPa3PM
「わ、悪かったな。急に事務所を辞めることになっちまってよ。」

「うっ、バカ。バカバカバカ!なんで何も言わずにいなくなっちゃうの!?」
              

「どうしていつも、加奈子の前からすぐいなくなっちゃうの!?」

・・・ん?今こいつ、なんつった?
まるで愛の告白みたいな・・・

「ど、どういう意味だよそれ?」

「だからっ!加奈子はアンタが傍にいて欲しいの!もうドコにも行かないでっ!」

いつもの喋り方からは想像できないような喋り方。
でもそんな喋り方が、加奈子の本気を俺に伝えてくれた。




206 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:39:34.06 ID:DtXPa3PM
「加奈子!」

ほぼ無意識だった。
ほぼ無意識に俺は、加奈子の背中に手を回していた。

「悪かったな、寂しい思いさせちまって。もう大丈夫だ。」
「俺はもう、ドコにもいきやしねーよ。」

俺がそういうと、俺を抱きしめる加奈子の手に更に力が込められた。

「バカ。ったりめーじゃん。加奈子が離さなねーヨ。」

久しぶりに聞いた。生意気な加奈子の声。
ただその声は今まで聞いたものとはまた違った、声。
「高坂京介」が加奈子から受けた、愛の告白だった。

「落ち着いたか?」

「うん・・・。アリガト」

俺たちは体を離し、近くのベンチに腰掛けている。
あんなことがあったから、ちょっとこっ恥ずかしいけど。



207 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:41:58.02 ID:DtXPa3PM
「まず、最初に言わなきゃなんねーことがある。」

加奈子が不思議そうな顔をしている。
でもこれは、俺のけじめだ。赤城浩平としてでなく、高坂京介として
加奈子の傍にいてやるためのけじめなんだ。

「俺の本名は高坂京介。マネージャーの仕事なんてしてないし、まだ高校生だ。」

俺はサングラスを外し、髪を下ろす。

「き、桐乃の彼氏!?でも、高坂って・・・」

「ああ、正確には桐乃の兄貴だ。色々事情があってさ。」

加奈子は一瞬だけ真剣な顔をしたが、すぐニシシと笑って

「オメーが誰であろうと加奈子の好きなのはオメーなんだヨ!気にすんなって。」

といって腕を絡めてくる。やっぱなんだかんだでいいやつなんだな、コイツ。



208 名前:『ずっと傍に』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:45:07.67 ID:DtXPa3PM
「もうお前のマネージャーでいられることはないけどさ、人生のマネージャーでいてやってもいいんだぜ?」

と、俺。正直言ってて恥ずかしい。

「はあ?マネージャーなんかで済むかよ!いつか夫にしてやんよw」

と、加奈子。俺より恥ずかしいこと言いやがるぜ。
そこで一旦沈黙が起こる。しばらくたってから加奈子がつぶやく

「じゃあ加奈子も、言いたいこと言うね?」

また、あの加奈子らしくない口調だ。
このときの加奈子は、普通の女の子に見える。実際そうなんだろうけど。

「さっきは泣いちゃってちゃんと言えなかったけどさ。」
「加奈子、アンタのこと。京介のことを。」
「世界で一番―。」

それから桐乃が加奈子の義妹になるのは、まだ先の話・・・



209 名前: ◆N1DYQE3WUpBt :2011/04/29(金) 01:47:36.80 ID:DtXPa3PM
おしまい!

今見返すと圧倒的に短かった。
エロ要素も入れたほうがよかったかな・・・?

初投稿だから、大目に見てください(´・ω・)

210 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 01:48:37.05 ID:dsGsmAYN
乙ン

211 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 02:11:32.82 ID:7P48Vr3i
>>209
初乙!
エロは難しいからなwww
バンバン書いてこれからも投下してくれw





以降、まだ昨日の事引っ張る奴がいたら問答無用で荒らしな

212 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 02:39:28.51 ID:wFY0F1I9
もう駄目だこのスレw

213 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 03:58:22.87 ID:iTk4IqPU
>>209
オッケーだGJ

214 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 05:46:44.02 ID:Cncg8fjQ
>>209
加奈子の口調が違う気がする。

215 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 08:43:29.43 ID:0DU0Nc1x
>>209GJ!
初投稿にしてはよくやったと思う
次回作に期待

216 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 09:14:06.91 ID:1resYtCR
>>209
GJ
加奈子可愛いよ加奈子

217 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 12:11:23.03 ID:hMa7PdB7
まず間違いなく賛否両論になって荒れるから三次創作はやめろって話
つか別に「後編」でもなくたいしたことのない内容だったし

218 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 12:47:12.44 ID:/cRldcx7
>>209
GJ。かなかなちゃんかわゆすなぁ
ただ、途中で口調がきりりんのそれと被ったから気を使うといいかも

219 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 12:57:01.19 ID:XytbI+Wf
あれ、加奈子が可愛いぞ・・

加奈子可愛いよ加奈子!

220 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 13:44:08.93 ID:704Ac4iu
荒らしたいに、三人が頑張ってるけど、みんなにスルーされていて、全然荒れていない印象

221 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 14:14:58.41 ID:HK1UCqUb
スルーしようとして反動的に別の作品をちやほやしようとしている
こんな悪い雰囲気で、無理に称賛されても俺は嬉しくないから投下したくない

222 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 15:00:22.58 ID:EPckGyjp
その報告はしなくてもいいです

223 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 15:07:50.40 ID:lQ3PVD2a
俺書き手だけど別にいいじゃん、という報告もいらないな
肯定してるやつも性質の悪い荒らしと同等だよ

224 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 15:14:05.71 ID:/ej99xqo
こういう流れができるからから全部できてから投下しようぜと何度も……

あやせの髪コキSSカモーン!

225 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 16:24:31.47 ID:EqQXOPdQ
フェイトそんがリアとブリジットをプロデュースする外人キャラ三人(うち一人はクォーター)の組み合わせが見てみたい
もちろんオチはフェイトそんが酷いブーメランを食らうこち亀形式でw

226 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 20:57:06.77 ID:bgJEulsr
フェイトさんが風俗に堕ちるssが読みたい

227 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 22:32:58.56 ID:jKKwzGC/
もうここにSS上げる気にはならんわ

228 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 23:26:22.93 ID:rIT2KhVx
アニメで一番吹いたのはフェイトそんが有能そうなキャリアウーマンになっていたことw
あのキャリアウーマン風の彼女が風俗嬢に身をやつす姿はさぞ見物だろうな。
でも、原作の駄目女フェイトそんが風俗嬢やっているのもエロティックでいい感じがする。
何と言うか、妙なリアルさがあってw

229 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 00:13:45.65 ID:pmNLRGJO
「また指名してくれたんだね。フフッ、僕嬉しいよ」

「さぁ、今日はどんなコースにする?選んでくれたまえ」

「え……君もなかなか意地が悪いな。僕に胸でなんて…気にしてるのに……」

「ど、どうかな…?上手く出来てるといいんだが…気持ち良い?」



ダメだ泣きそうになる
フェイトさん堕ちたら絶対キャラ作るよな

230 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 00:25:50.30 ID:0quvOtba
だからぷーりん、そこまで堕ちる前に、さっさと娶ってやれとあれほど・・・

231 名前:兄妹←→姉弟:2011/04/30(土) 00:40:26.82 ID:vfN+FBSr
語り手⇒桐乃
登場人物⇒桐乃、京介と佳乃(過去の)


全年齢板でツイッターに因んで京介がきりりんを看病する話を書こうと考えてたら
きりりんが過去に行き小学生京介に看病される話になり、
さらに何故か小学生京介とのえっちい話を書いてみたいと思うに至ってこちらにきた次第です。
えっちい話を書くのは初めてなので何分至らぬ点があると思います。

232 名前:兄妹←→姉弟:2011/04/30(土) 00:42:02.17 ID:vfN+FBSr
今日はあやせの家に泊りに行くことになった。
学校が終わって、本当ならそのままあやせの家に向かうつもりで着替え一式持ってきてたんだけど、
忘れ物をしてしまったのでいったん家に戻ることにした。

家に向かって歩いてると、なんだか頭がふらふらしてきた。
おかしいな、さっきまで体調は万全だったのに。
もうじき我が家というところで、あたしは立ちくらみを起こしてうずくまってしまった……

「…ちゃん、お姉ちゃん」
誰だろう、あたしをお姉ちゃんと呼んでるのは?
ぼんやりした意識が徐々にはっきりしていくと、そこにはあたしを覗き込む京介の姿があった。
あれ、ちょっと待って?
なんであたしの目の前にいる京介は、小学生の時の京介なの?

「気がついたのね?」
傍からお母さんの声がした。見ると、お母さんも確かに若い。
「あなたが家の前で倒れていたから、部屋まで運び入れたのよ。
動けるようになるまで休んでいくといいわ」
「ありがとう…ございます」
「京介、ちょっとお姉さんの様子を見ててあげてね」
「うん」
お母さんは部屋を出ていく。

今あたしがいるのは、2階の和室。中学に上がったあたしの部屋としてリフォームされる前の古い部屋だ。
あたし、やっぱり過去にいるんだ。
しかし、それにしても……
京介の奴、やたらニコニコしながらあたしを見てるんですケド。
「あたしの顔に、何か付いてるの?」
「だって、お姉ちゃんが美人だからさあ」
ちょ、いきなり何言い出すのよコイツ!
「俺も、こんな美人なお姉ちゃんの弟だったらよかったのになあ」
「アンタ…にはお姉ちゃんはいないの?」
「いないよ。妹ならいるけど。今日はおばあちゃんの家に行ってて留守だけどね。
そうそう。俺は京介。高坂京介って言うんだ」
相変わらずニコニコしながら語りかけてくる京介。
「あたしは桐乃、こう…じゃなかった、新垣、新垣桐乃」
とっさにあたしはあやせの苗字を借りる。
「へえー、お姉ちゃんも桐乃って言うんだ。すごい偶然。うちの妹も桐乃って言うんだぜ」
「あらあら、ずいぶん楽しそうにお姉さんと話してるじゃない」
「お母さんお母さん。このお姉ちゃんも桐乃って名前なんだって」
「あらまあ。ところで桐乃さん、あなたのお家には連絡しといたほうがいいかしら?」
「いえ、あの、両親が旅行に出かけてて、家には誰もいないんです。
友達の家に泊まるつもりだったんですが……」
「そうだったの。じゃあもう少し休んでいって、動けるようになったらお友達の家に行く?」
「はい、そうさせて貰います」
そんなこんなで、あたしはもうしばらく休ませてもらうことになったのだけど……

233 名前:兄妹←→姉弟:2011/04/30(土) 00:44:19.13 ID:vfN+FBSr
「桐乃さん、桐乃さん」
お母さんがあたしに声をかける。
「ごめんなさいね。私の親戚が急に倒れたって連絡があって、これから出かけないとならないの。
何か問題があるようなら、うちの京介に言って。
京介、もしお姉さんの体調が急に悪くなったりしたら、隣のおばさんに連絡して助けてもらって」
「分かった。大丈夫だよお母さん」
「隣のおばさんには話しておくから。じゃあ桐乃さん、動けるようになるまで休んでいってね。それじゃあ」
慌ただしく部屋を離れるお母さん。
家には、あたしと京介だけが残された。

「今日はお父さんも出張だから家には俺しかいないんだ」
「そうなんだ。一人で大丈夫?」
「大丈夫だよ。それに、お姉ちゃんもいるじゃん」
「えっ、あたし?」
「お姉ちゃんせっかくだから泊まっていきなよ。まだ動けないんでしょ」
コイツ、何てこと言ってんだか。
でも……小さい京介は……なんだか可愛い……かも
あたしの中で、これまでにはなかった「弟」への感情が、少しずつ膨らんでいった。
「あたしが、お姉ちゃんになってもいいのかな?」
「うん、いいよ。よろしくね、桐乃お姉ちゃん」
「うん、京介」

夜になった。あたしと京介は食事を済ませる。
お母さんから電話があって、京介が、あたしが具合が悪いので無理させず家に泊まることになったと説明し
お母さんも承知したようだ。

「お姉ちゃん、風呂に入ってくるね」
「はーい」
こんな感じで、すっかり二人は打ち解けていた。
元が実の兄妹なんだから当然と言えば当然なんだけど
京介がお風呂か、お風呂お風呂……
あたしも、いっしょに入っちゃおう、かな。

234 名前:兄妹←→姉弟:2011/04/30(土) 00:46:24.59 ID:vfN+FBSr
「京介!お姉ちゃんもお風呂入るねー」
裸になるなりそう言ってあたしはお風呂のドアを開ける。

「わ、わあ、お姉ちゃん何だよ!」
いきなりのことに慌てだす京介。これがまた超カワイイんですケド。
京介は両手で股間を隠していたが、あたしは反ってそこに意識しないわけにはいかなかった……

「京介、お姉ちゃんが京介の身体を洗ってあげるね」
「いいよ、自分で洗えるから」
「もおっ、アンタは弟なんだから、お姉ちゃんのいうことを聞きなさいよ!」
あたしは思わず大きな声をあげてしまう。
「わかったよ…」
しゅんとなって答える京介。
「いい子いい子。それでこそあたしの弟ね」
いつもと逆の立場で、あたしが京介の頭をなでる。

あたしは京介の背中を洗い終わると、京介のおチンチンに手を伸ばす。
「男の子の大事な場所なんだから、お姉ちゃんが丁寧に洗ってあげる」
「あっ…お姉ちゃん、そこは…」
あたしの手の中で、京介のおチンチンがどんどん固くなっていく。
「もう、京介ったら、おチンチンが大きくなってるよ、エッチなんだから」
「だってお姉ちゃんがいじるから…」
「何言ってんの、洗ってあげてるだけでしょ!」
「いや、でも、あっあっでちゃうっ!!」
壁に向かって勢いよく京介の精液が飛び出す。
「京介、大丈夫?」
思わずあたしは声をかける。
「…大丈夫。それより、今度は、俺がお姉ちゃんの身体を洗ってあげるね…」
「うん…洗って」



235 名前:兄妹←→姉弟:2011/04/30(土) 00:48:20.92 ID:vfN+FBSr
京介はあたし同様にまず背中を洗うと、
「お姉ちゃんの、おっぱい、洗うね。」
そう言ってボディーソープを塗りたくると、あたしの胸に手を伸ばしてきた。

「あ、あん」
京介の手の平が、あたしのおっぱいを弄ってる。
もみもみされてる。指が、乳首も撫でてくる。
「お姉ちゃん、おっぱいモミモミされて、気持ちいいの?」
「なんてこと聞いてくんのよ。このエロ弟!あ、あん」
兄貴に弄られてると思うと、感じて、気持ちよくて、乳首も…凄くいい…

「気持ちいいんだよね。だって、お姉ちゃんがいけないんだよ。
先に俺にエッチなことしてくるんだから、仕返しだよ」
京介はあたしに背後から抱きついてきた。だもんで、京介のおチンチンが、あたしのお尻に当たってくる。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん…俺、お姉ちゃんにおチンチン入れたい…
お姉ちゃんとエッチしたい」
「待って、お願い」
「でもお姉ちゃん、俺、我慢できないよ!お願い、エッチさせて!」
正直、あたしのアソコも熱く、そしてヌルヌルに蕩けていた。


236 名前:兄妹←→姉弟:2011/04/30(土) 00:50:43.66 ID:vfN+FBSr
「じゃあ、一つだけ条件を出すから、それを守って。そしたら、入れていいよ」
「守る守る。で、条件って?」

「今からアンタは、あたしのこと、お姉ちゃんじゃなくて桐乃と呼び捨てにしなさい!
決してお姉ちゃんと呼んじゃダメ! 必ず桐乃と呼び捨てにするの!」
「えっ…それは……」
「簡単でしょ、お姉ちゃんの言うこと聞けば、エッチできるのよ!」
「だって、それじゃあ……」
「それじゃあ、って?」
「だって桐乃と言うんじゃ、妹にエッチしてるみたいで」

「ハア?何言ってんの?あたしは本当の妹じゃ……本当の妹じゃないじゃん!
アンタの妹はおばあちゃん家なんでしょ。だからいいジャン……
桐乃って呼び捨てにしなさいよ!!」

こんなこと言ってるけど、あたしは京介に犯されたかった。だから「桐乃」って呼ばれて、犯されたかった…

「…分かった、じゃあ……桐乃…」

「んん、京介のが、入って、入ってくるう」
京介のおチンチンが、あたしの中にゆっくりゆっくり収まっていく。
「桐乃、気持ちいい、気持ちいいよお」
「あんっ、おくに…ついた…京介のおチンチンが」
京介が腰を揺らしはじめた。
「あはっっ…きょう…すけ…やん、激しすぎるよ…エロすぎるよ、きょうすけっっ」
「桐乃、キモチいい、きりののおマンコが、俺のチンチンをぎゅって…
桐乃のほうが、絶対エロいって」
「そんなこと、あっ、ああっ、だめえ…あああっ…ああん」
ずぼずぼと京介のチンチンが出たり入ったりを繰り返す。
キモチいい、すごくいい。
もうたまらない。こんなによくて、もう、どうしようあたし……



237 名前:兄妹←→姉弟:2011/04/30(土) 00:54:27.99 ID:vfN+FBSr
「桐乃、桐乃っ、もうすぐ出ちゃいそうだよっ」
「いい、いいよ。京介の、精液、あたしの中に、出して、てか、出しなさいよっ」
「出しちゃうよ、本当に出しちゃうからね。くうっ、出る……」

ドビュッ ビュッ……

「ああっ、京介に、あたし犯されちゃった。京介のおチンチンで、あたしのおマンコが犯されちゃった…」
「…ご、ごめん」
「違うの、謝らなければいけないのはあたしなの。
あたしが誘惑したの。ブラコンなエロエロ妹が、京介を誘惑して
興奮しちゃった京介が我慢できずに仕方なくあたしを犯しちゃったの……」
「桐乃、妊娠しちゃうのかな?」
「妊娠しちゃってもいいかも
てか、妊娠させて。だってあたし、京介が好きだもん。好き、大好き……」
「ねえ、桐乃?」
「何、京介?」
「桐乃と、キスしたい。いい?」
「……うん、キスして、京介」
「大好きだよ」
「あたしも」

チュゥッッ

甘ったるいキスに、なんだか頭がクラクラしちゃって………




238 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 01:02:09.24 ID:yDJhK4Ry
荒らしたいに、三人が頑張ってるけど、みんなにスルーされていて、全然荒れていない印象だな

239 名前:兄妹←→姉弟:2011/04/30(土) 01:02:36.77 ID:vfN+FBSr
「…乃、桐乃」
ぼんやりした意識が徐々にはっきりしていくと、そこにはあたしを覗き込む京介の姿があった。
「…京介??」
そこにいた京介は、今の、高校生の京介だった。
「何だよ、人のことイキナリ名前でよびやがって」
あたしは顔が真っ赤になった。
「なんでもない、なんでもないから!」
「分かったよ。分かったからおとなしく寝とけ。
お前が家の前でうずくまってたのを見た時は慌てたわ」
「そうだったんだ、ゴメン、迷惑かけて」
「ずいぶんしおらしいじゃん。こりゃ明日は雪かな?」
「うっさい、早く出てって!!」
「へいへい」
兄貴は出ていこうとするが、あたしは思わず声をあげてた
「あ、あのね」
「何だよ」
「あ、ありがとう京介、すごく…よかった……」


終わりです

240 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 01:02:46.80 ID:GlxyX420
>>209
乙。
せっかくだからブリジットをもうちっと絡めても良かったかなと。
今後も期待してる。

241 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 01:04:16.60 ID:vfN+FBSr
どうもありがとうございました。
これにて失礼いたします。

242 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 02:16:32.92 ID:BisQRJzr


なんかそろそろ濃厚なブリジットちゃんエロssが読みたくなってきた
珠希ちゃんエロssでも可

243 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 02:18:02.18 ID:nuwBUl8a
GJ
要するに桐乃は京介なら良いんだなw

あと投下に被せてレスしてる奴らは荒らしだと思って気にしないでくれ

244 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 03:13:00.62 ID:Sl6y5q3F
>>201
遅まきながら乙と共に、『永遠』ではなく『延々』な? とツッコミを入れてみる。
永遠だと今もずっと聞かされ続けてることになってしまうからな?
まあ、そうなると『ずっと』とかも使い勝手の難しい日本語ではあると思うけども。

245 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 05:09:18.88 ID:SBu1L7QO
桐乃を守るためとか言ってあやせに無理矢理性欲処理されるSS読みたいな!

246 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 09:12:19.76 ID:TwbduvCe
エロパロwikiにあるオナホであやせにしごかれるのなんてまさにそれだよね

247 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 09:44:33.11 ID:GNFHayam
>>245
なぜベストを尽くさないのか

248 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 10:33:52.98 ID:CpnLM5nl
何故か京介を女体化させてきりりんと百合…ってのを考えたが

誰得なんだ。

249 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 10:43:50.32 ID:0quvOtba
ぶっちゃけ、逆(桐乃の弟化)はpixivでありふれてる

250 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 10:45:53.19 ID:/W648bLX
はじめての女体化に戸惑う京介を積極的にリードする桐乃

251 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 14:38:32.19 ID:yJpANgQk
>>245
京介かトラウマでEDになり目的を達成したあやせ。
しかし今度は自分の性欲が抑えられず…

桐乃を襲うか京介を襲うかは知らん

252 名前:名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 17:25:29.61 ID:WM3FQ3tk
>>239

桐乃の願望の夢化ならありえると思ってしまったw

253 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:15:51.25 ID:EBdm/MDg
登場人物
高坂京介 新垣あやせ 高坂桐乃

語り
高坂京介


エロありませんが、やってみます。


254 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:18:39.44 ID:EBdm/MDg
「お兄さん! ご相談があります!」

俺の目の前に居る黒髪でスタイル抜群の美少女は言うまでもなく
ラブリーマイエンジェルこと新垣あやせだ。
その美少女あやせから相談を持ちかけられるのはこれで何度目だろう。
そして酷い目に合うのは、これで何度目になってしまうのだろうか。
酷い目に合うくらいなら、あやせの相談など聞く耳を持ちたくはないのだが、
相談を断ったら、あやせの仕打ちが怖すぎる。
仕方ない。あやせの『相談』とやらを聞くことにするか。

「で? 相談って一体何だ?」
「お兄さん。わたしの恋人になって下さい」
「よしわかった」
「即答ですか!? 少しは驚くとか、聞き返すとか無いのですか?」

即答に決まっているだろ。聞き返すだって? 俺が聞き漏らすわけ無い!

「わたしの話を最後まで聞いて下さい! さもないと通報しますよ」

ああ。やっぱり何らかのエクスキューズがあるわけね。期待させるなよ、ホント。

「恋人になってくれって、どうしてまた?」
「実はわたし、ドラマに出演することになったんです」
「マジかよ! すげえじゃん!!」
「ええ。恋人同士のストーリーを演じるのですけど」

こ、こ、恋人同士だぁ!?
許せん。どこのどいつがラブリーマイエンジェルの恋人役を!?



255 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:19:28.94 ID:EBdm/MDg
「それでご相談というのは、わたしの演技の稽古に付き合って欲しいんです」
「え? つまり、俺にあやせの恋人役をやってくれと(グフッ)」
「お兄さん、気持ち悪いです。あくまでも演技の、稽古としてですからね!」

演技の稽古とはいえ、あやせたんと恋人同士になるなんて最高じゃないか!

「どんなシーンの稽古をするんだ? もしかして、キスシーンとか!?」
「い、いやらしい! 何を考えているんですか!? そんなシーンありません!」

あやせが身を捩りながら、両の手で自らを抱きしめる仕草をする。←少しエロい

「で、どんなシーンなんだ?」
「結構シーンが多いんです。待ち合わせとか、一緒の買い物、映画、食事とか」
「へー。まるっきり恋人同士のデートだな」
「そんな軽い感じで言わないで下さい! わたし、この仕事に賭けているんです」
「悪い悪い。でもそれってどうやって稽古するんだ? 部屋の中でやるのか?」
「いいえ。実地で稽古をつけてもらいます」
「つまり‥‥‥その、俺とあやせがデートをするってコトか?(グフフッ)」

もしかしたら、今の俺ってスゲーニヤけた顔をしているんじゃないか?
と言う漠然とした疑問を感じていたが、その疑問はあやせのフルコンによって
確証へと変わった。
言っておくが、あやせがフルコンプリート上等のゲームオタになったのではない。
あやせのフルコンタクトを俺が喰らったってコトだ。マジ、いってえよ!

「お兄さん? いかがわしいコトを考えたら直ぐに解りますよ?」

俺は鈍痛を感じる腹を摩りながら、あやせの警告じみたセリフを拝聴した。

‥‥‥‥‥‥



256 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:20:06.09 ID:EBdm/MDg
さて、稽古の当日がやってきた。
俺があやせとの待ち合わせ場所に向かうと、あやせはすでに来ていた。

「悪いな、待たせて」
「いいえ、わたしも今来たところです」

いやいやいや、ホントは30分くらい待っていたんじゃないのか?
ホント可愛いなあやせたん、という想いはあやせの意外な申し出に遮られた。

「お兄さん。稽古を始める前に、わたしと契約をお願いします」
「ケイヤク‥‥‥? それって俺と将来を誓うってコトか?」
「ブ、ブチ殺されたいんですか? 稽古の最中にわたしにヘンなことをしない
 と言う契約に決まっているじゃないですか!!」

契約ねえ‥‥‥。最近『契約』って言葉にはウラがある気がしてならない。
できれば、契約なんてしたくねえよ。ましてや契約相手はあやせだぞ?
ぜってー、ウラがあるって! それも超弩級のモノが。

「ごめん。契約はできない。でも! お前にヘンなこと、絶対にしない!」
「ホントですか‥‥‥? いいです。信用します!」

意外にもあやせは俺の申し出を受け入れてくれた。ちょっと拍子抜けだな。

「最初は買い物のシーンからお願いします」
「つまり、俺とあやせで買い物をするってコトか?」
「そうです。実地の稽古ですから」

まさか、イブの時の桐乃みたいに、アレ買えコレ買えって展開か?
何かイヤな様相を呈してきたな。
などと俺が不安に駆られていると、あやせは俺の左腕にしがみついてきた。

「お、おいッ!」
「何ですか? 恋人同士の演技の稽古ですよ? このくらいしないと!」

なんてこった。まさかラブリーマイエンジェルにしては大胆な行動だ。
これは稽古とは言え、展開が楽しみだぜ!!



257 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:20:48.29 ID:EBdm/MDg
最初に俺があやせに連れて行かれたのはアクセサリーショップ。
とは言うものの、桐乃に連れて行かれた店に比べれば、ずっと安価な品揃え。
そうだよな。あやせくらいの年齢なら、このくらいの値段のアクセサリーを
ねだるのが普通なのだろう。桐乃が異常だっただけだな。
外見よし、スタイル抜群、あまりお金もかからない。コレで性格が‥‥‥
いかんいかん。欲張ってはイカン。

‥‥‥‥‥‥

「次は映画ですね。この映画にしましょう」

と、あやせが指差した作品は、ライトノベルを書く高校生のストーリー。
映画の内容に突っ込みを入れるのは無粋だと解ってはいるが、
ラノベって、高校生でもそんなに簡単に書けるモノなのか?
桐乃もケータイ小説を書いていたが、アイツだって結構苦労して書いていた
気もするけどな。そんな簡単に書けるモノじゃないよな、多分。
う。何かあの小柄な女子高校生、ちょっとイラっとする声質だな。
なぜだろう。

‥‥‥‥‥‥

そして食事。
考えてみれば、あやせと二人で食事するなんて、初めてだよな。
モデルであっても人によっては大食な人もいるようだが、
あやせはやっぱり小食だった。訊けば、モデルは自己管理も厳しいらしい。
そう言えば桐乃もあまり食べる方じゃないな。アイツも自分には厳しいからな。

‥‥‥‥‥‥

食事を終えた俺とあやせは公園を散策している。公園散策なんて地味なコース、
麻奈実にしか通じないと思ったがそうでもないようだ。

「あの、お兄さん? ひとつ訊いていいですか?」
「なんだ? あやせ」
「お兄さん、もしかして今日の稽古の間中、桐乃のことを考えていませんか?」
「え‥‥‥? どうしてそう思うんだ?」
「お兄さん。質問に質問で返すのは図星と取られても仕方ありませんよ」
「‥‥‥」



258 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:21:37.27 ID:EBdm/MDg
確かに。
俺は無意識に『あやせは○○。そして桐乃は××』って比較を繰り返していた。
考えてみればあやせに失礼な話だ。本当のデートではないとはいえ、
あやせが真剣に取り組んでいる演技の稽古の最中に、俺は本当に失礼なヤツだ。

公園の池に架かる小さな吊り橋の上で、俺が打ち拉がれた気分になっていると、

「ごめんなさい、お兄さん。ちょっと雰囲気を悪くしちゃいましたね」
「いや、そんなこと無いぞ」

俺は、俺に背を向けて吊り橋から下を見るようにしていたあやせに囁いた。
その時、一陣の風に揺すられた吊り橋の上で、あやせが体勢を崩した。

「きゃっ」
「危ねえ!」

俺は背後からあやせを抱きしめ、体勢を立て直させた。
うわ、わ、わわわ、あやせたんを抱きしめてしまった。

「お、お兄さん! ドコを触っているんですか!? い、いやらしい!!」
「お前が、橋から落ちるかと思ったから」
「あ、ありがとうございます」

俺は冗談半分で、あやせを少しだけきつく抱きしめた。

「ダメですよ! お兄さん、契約してくれなかったじゃないですか!!」
「え‥‥‥? それじゃ、契約していたら、どうなっていたんだ?」
「それは今からじゃ言えませんよ」
「じゃあ今から契約するぞ!」
「それはダメです。時間切れです。『覆水盆に返らず』ですよ」

ああああああ! 俺の頭の中で人参・大根・胡瓜・茄子・莢豌豆が
『もったいねぇ〜 もったいねぇ〜』と声を揃えていやがる。

‥‥‥‥‥‥



259 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:22:34.75 ID:EBdm/MDg
後日、あやせが出演したドラマのネット配信を桐乃と一緒に見た。
今日が、女優・新垣あやせの誕生の日か、と思いつつ、桐乃の部屋の
パソコンの前に俺と桐乃は鎮座した。
そしていよいよ、配信開始時刻に。


『オッス! あやかだよ。恭介さん、遅いんだから!』

あやせ演じる“あやか”が、恋人“恭介”との待ち合わせからドラマが始まった。
うおおおおお、ラブリーマイエンジェル兼アクトレスあやせたん、最高だぜ!

『恭介さん、私と契約して下さい』

へ? 契約のセリフじゃないか。アレも稽古の一環だったのか。

『あやか? 契約って‥‥‥?』
『恭介さんがわたしといつまでも一緒に居るという契約です』
『もちろん、契約するぞ!』

“恭介”役の俳優がニヤけながら、“あやか”と契約をする。
クソ! これでドラマの中であやせたんとイチャつくってコトかよ。
また野菜共が俺の頭の中で『もったいねぇ〜』と言ってやがる。


そしてドラマは、稽古通りのストーリーで進行する。
演技とはいえ、あやせたんのイチャつくシーンがこれほどイラつくとはな。
しかし冷静に考えると、稽古の時の俺たちもこんな状態だったワケだから、
そう考えるとあまり腹も立たない。



260 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:23:18.02 ID:EBdm/MDg
そして場面は郊外の渓谷に架かる吊り橋。吊り橋のシーンも稽古だったのか。

『やだ! 怖い!!』
『ははは。大丈夫だって、あやか。俺がついている』
『恭介さんって頼りになるのね!』

その時、吊り橋が揺れ、あやせ演じる“あやか”が体勢を崩した。

『きゃっ』
『危ない!』

“恭介”が背後から“あやか”を抱きしめ、体勢を立て直させた。
うわ、わ、わわわ、俺って端から見るとこんな状態になっていたのか!!

『恭介さん! ドコを触っているんですか!? い、いやらしい!!』
『お前が、橋から落ちるかと思ったから』
『ありがとう。うれしい‥‥‥』

背後から抱きしめられた“あやか”が“恭介”の腕を手に取った。
そして―――

ガチャ

は‥‥‥?
俺の目に、信じ難い、しかし既視感のある光景が展開された。
“あやか”が“恭介”の左手に手錠を打ち込み、もう一方を自らの右手に打ち込んだ。

『あ、あやか? 何だこれは?』
『ウフフフフ。これで、あなたとわたしはいつまでも一緒ね』
『‥‥‥』
『どうしたの、恭介さん? 嬉しくないの?』
『あ、いや‥‥‥取り敢えずコレ、外してくれないか?』
『どうして? いつまでも一緒に居られるんだよ?』
『あ、あやか? お前‥‥‥?』

“あやか”の目から光彩が消え失せ、“恭介”の表情が見る見る曇っていく。



261 名前:『新人女優』:2011/05/01(日) 01:24:04.97 ID:EBdm/MDg
『だって恭介さんって、ほかの女の人に優しすぎるんだもん。
 学校じゃ同級生、後輩の女の子、妹さんの友達にも優しいし、
 そして何よりも、妹さんへの優しさ‥‥‥わたし、許せない。
 わたしだけに優しかったら、凄く嬉しかったのに!!』
『落ち着け、あやか!』
『ウフフフフ。もうダメよ。恭介さんはわたしと契約したのだから』

け、契約‥‥‥!!

『恭介さん、下を見て。いつもなら水がいっぱい流れているのに、
 今は水が少なくて、岩が剥き出しになっているよ。落ちたらどうなるのかな?」
『あ、あやか! やめろ!!』
『恭介さん、ずっと、ずーっと一緒だよ』
『あやか! やめろ!! あやかあああああぁぁぁぁ‥‥‥』

“恭介”の叫び声と木立から飛び立つ鳥の羽音が重なった音を背景にした青空。
その次のシーンでは、誰も居ない吊り橋が揺れていた。
そしてエンドロールが流れ始める。

‥‥‥‥‥‥

「うわあ、あやせの役、こわーい!」
「ああ‥‥‥、スゲー怖い‥‥‥な」

桐乃のドラマの感想に、俺はそれしか言えなかった。
いや、これはドラマ! 要するにお芝居! フィクションのテロップも出た!
作り話さ! こんなこと現実にはない‥‥‥はずさ。

‥‥‥‥‥‥



262 名前:『新人女優』 ◆ACPRLbMxAk :2011/05/01(日) 01:27:25.53 ID:EBdm/MDg
俺は自分の部屋に戻ると、あることに思いを馳せていた。
もしあの時、あやせと「契約」していたら、今俺はこの場に居ただろうか?と。

ピリリリリリ

電話か。―――ッ!! あやせから!? ピッ

『お兄さん、わたしの演技どうでした?』

あやせはまるで子供のようにはしゃいだ様子で、俺の感想を聞いてきた。

「あ、ああ。凄く良かった‥‥‥ぞ?」
『ホントですか? 嬉しいです!! お兄さんと稽古した甲斐がありました!』
「お役に立てて‥‥‥ホント良かったよ」

かつてこんなに息苦しい電話があっただろうか。

『ところでお兄さん? ご相談があります!』
「何だ?」
『実は、わたしの演技が好評だったようで、次の出演が決まったんです!』

アレは“演技”なのか? そうなのか?

「そうか。よかったな、あやせ。今度はどんな役なんだ?」
『年老いた資産家と結婚する若い女性の役です』
「‥‥‥」
『そこで、また演技の稽古を』

ピッ
俺は通話を切り、携帯の電源も切った。


『新人女優』 【了】


263 名前: ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/01(日) 02:25:08.27 ID:B04/w+vi
展開が異常すぎるww

でもGJといわせていただこう

264 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 02:53:44.44 ID:BsqfnVZd
>>262
契約すると黒猫と二重契約になるわけだからヴァルハラに旅立つ日は近いな

265 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 07:03:27.18 ID:T/bU8s0g
あやせ「加奈子?魔法少女になってくれるよね。」

加奈子「え…」

あやせ「だって私たち、 友 達 で し ょ ?」

加奈子「わかったわかったってー。(滝汗)じゃあ、とっとと契約済ませちまおうぜ」

あやせ「あははは!!!加奈子は酷いなぁ!!友情には見返りを求めないって、あれは嘘だったんだ!嘘つき!!この嘘つき!!!!!!!!」

加奈子「やりますやりますやらせてください!!!!!」



結局、かなかなは契約なしに強制的に魔法少女にされたのでした。
※その戦いぶりは他の魔法少女が絶句するほどの苛烈なものだったようです。あやせが怖かったようで。

あやせ「もうすぐ、ワルプルギスの夜が出るけど…倒せなかったら分かってるよね??」

加奈子「はぁいいいい!!!!」

266 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 09:51:29.64 ID:Hp3RW3nq
>>262
あやせの本質を見抜いて抜擢したキャスティング担当の眼力の恐ろしさよw

267 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 10:00:35.29 ID:Q70oNUXu
>>266
初登場はあんなに可愛かったのにな
どうしてこうなったw

いや病んでるあやせさんも可愛いけどね

268 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 10:12:28.83 ID:swwf5i6N
ネット配信ドラマか…
テレビじゃちょっとできないよなw

269 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 10:57:02.43 ID:BU7KRdER
GJ!俺と契約してラブリーマイエンジェルになってよ!

270 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 10:59:29.31 ID:jm8v8bNE
あやせ「ぶち殺しますよお兄さん!」


桐乃「え?兄貴がマミった!?」


271 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 17:13:37.28 ID:6u3GviNt
あやせこえー!

272 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 18:11:48.53 ID:DZlHDFSz
デレないヤンギレ美少女天使あやせたん

273 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 18:49:59.13 ID:FK4Ev73q
何回ループしてもヤンデレエンドで終わるぶれないあやせたん。

274 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 20:23:41.61 ID:Q92fSjzq
今回もGJっす!

275 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 00:22:18.03 ID:lTERun5v
>>262
GJでした。
あやせたんと契約しないなんて、京介以外に冷静だな。
しかし、このドラマの脚本てあやせ作だとしか思えんな。

ところで、ACネタが入るのはトリがACだから?

276 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 08:44:11.74 ID:aP48w8km
SS読み過ぎて、原作と区別がつかなくなりつつある。

アホちゃう?>おれ

277 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 10:03:42.44 ID:CSj4bsvM
>>276
ドンマイw

278 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 11:26:25.35 ID:R10plsxO
そういう時は一巻から読みなおしてリセットするんだ
いまから読めば連休明けに8巻が出るのでちょうどいい

279 名前: ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 15:59:48.02 ID:kXLGpkua
エロまったくなしの誰得SSを投下します。
ごめんなさい。
※エロい続編を作るつもりではおります。

『沙織マキシマム』
語り:ブリジット


280 名前:『沙織マキシマム』 ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 16:02:14.69 ID:kXLGpkua
今日は、大好きなかなかなちゃんとお買い物に来ています。

日本で働くことになって、初めは不安がいっぱいだったけど。
かなかなちゃんと仲良くなって、今は毎日が充実しています。

かなかなちゃんはメルルのことをあまり知らないので、
また今度イベントもあるし、私が教えてあげなくちゃ。
ってことで、秋葉原まで来ていたんですが―――


「おう、かわいいじゃんかよ。遊ぼうぜー」

こ、こわいお兄さん達に絡まれてしまいました。
4人組で、みんな筋肉ムキムキです。

「て、てめぇらブリジットに指一本触ったら……」
「くくく、プルプル震えちゃって」
「その反抗的な目、ゾクゾクするぜ」

どんなにかなかなちゃんが強がっても、男の人たちには敵わない。
ここは裏道で、人通りも少ない場所なので、助けも望めません。
は、早く逃げなくちゃ。



281 名前:『沙織マキシマム』 ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 16:04:20.12 ID:kXLGpkua
「二人ともロリかわいいなぁ……久々の上物じゃねぇですか、ボス」
「だな。ん?どこかで見覚えが」
「―――きめぇんだよ」

かなかなちゃんの前蹴りは空を切りましたが、
一瞬の隙にかなかなちゃんが私の手を握ります。

「チッ、逃げるぞブリジット」
「う、うん」

男の人たちの脇を抜けると―――

「おおっと、逃がさねぇよ」
「痛っ!?」

男の人に腕をつかまれました。

「逃げて、かなかなちゃん!」
「バカやろう、かなこだけ逃げられっかよっ!」

かなかなちゃんは私の腕をつかんだ男の人に立ち向かっていきます。
でも―――

「っと、じゃじゃ馬だなぁこりゃ」
「は、離せよ!」
「ハハハ、その方が楽しめるってもんだ」


282 名前:『沙織マキシマム』 ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 16:06:24.52 ID:kXLGpkua
あっという間に後ろから羽交い絞めにされてしまいました。
男の人の手が、かなかなちゃんの胸に伸びます。

「や、やめろ!やめろー!」

こんな、こんな目に遭うなんて……
私がかなかなちゃんを誘わなければこんなことに。

怖い。悔しい。悲しい。

私の目から涙がポロポロ溢れてきたその時でした。


「待つでござる」

振り返ると、そこには。

すごく高い身長。
モデルのようなボディ。
綺麗な髪。

そしてそれを全て台無しにする
いかにもオタクという感じのファッション。

グルグル眼鏡をかけたその人は、
腕を組み仁王立ちの格好で言いました。


283 名前:『沙織マキシマム』 ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 16:08:51.12 ID:kXLGpkua
「この秋葉原にて、勝手な真似はさせないでござるよ」

その堂々とした出で立ちにあっけに取られながら、
ボスと呼ばれていた男の人が口を開きます。

「誰だ貴様は」
「今の私は……マキシマム沙織、とでも名乗っておきましょうか」
「ふざけてんのか?……てめぇら、やっちまえ!」

それは、一瞬の出来事でした。

息をする間もなく、男の一人が地面に倒れました。
頭から落ちたのでしょう、白眼をむき、泡を吹いています。

私もかなかなちゃんもあっけにとられ、
逃げるのも忘れてその場に座り込んでいました。

圧倒的なパワーを持ちながら、それを直接ぶつけることはしない。
むしろ男達の力のベクトルを巻き込み、操り、気付けば男達は倒れている。

流れるような正確な動作。
そしてこの投げ方は―――

「合気道!?」


284 名前:『沙織マキシマム』 ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 16:11:48.07 ID:4dsISudi
「ブリジット、あいきどうって何だよ?」
「パパに聞いたことがあります。ニッポンの武道です」

日本の古流柔術から派生した、柔道とはまた違う武道。
相手の力を利用して投げるため、非力な女性が護身術として習うことが多い。

でも、少し違和感があります。
合気道にしては少し……

「攻撃的……な気がします」
「ど、どーゆーことだよ」
「合気道は、相手の力の流れを利用して投げるんです」
「ふーん」
「つまり、戦い方としては完全に後の先になるはずなんですよ」

でも、マキシマム沙織さんは自分から動いて相手に技を掛けていきます。
合気道には存在しない技や、当身なども織り交ぜながら。
もしかしてこれって―――

「槇嶋流合氣柔術……」
「なんだそりゃ!?」



285 名前:『沙織マキシマム』 ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 16:13:52.72 ID:4dsISudi
あっという間に三人目を片付けた彼女は、振り向きざまに言いました。

「ふふ。拙者は、現代ではすっかり廃れた古流武術の使い手なのですよ」

やはりそうだ。
私は興奮で頭がクラクラしてきました。

かなかなちゃんは全然しらないみたいですけど。

「ま、まさかあの『槇嶋流』が現存していたんですか?」
「ど、どういうことだよブリジット」
「パパから聞いたことがあります」
「?」
「日本にはかつて、最強の柔術の一門が存在したと」
「ええっと、それが―――」
「そうです、かなかなちゃん。この『槇嶋流』なんです」

「いやぁ、そんな照れるではありませんか」

彼女は最後の一人に向き直ると、背中越しにポツリと言いました。

「時代に取り残された『最強』に、たいした価値などございません」


◇ ◇ ◇


286 名前:『沙織マキシマム』 ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 16:15:57.71 ID:4dsISudi
「みいつけた」

この時、私はまだ知りませんでした。
私とかなかなちゃんを助けてくれたマキシマム沙織さんに、
さらなる敵が迫っていることを。

「ふふふ。案外近くにいたんですね……槇嶋流」

新垣流忍術……江戸の闇に暗躍したその流派の
現党首が、すぐ近くで見ていたことを。

「桐乃のプレゼントのために秋葉原まで来たら、とんだ拾い物でした」

これはまだ、戦いの序章にすぎません。


おわり


287 名前: ◆h5i0cgwQHI :2011/05/02(月) 16:18:00.03 ID:4dsISudi
以上です。

エロ忍術を使うあやせを書きたかったのに
気付いたらノリノリで柔術使いの沙織を書いてました。

続編作るとしたら今度こそ
エロ忍者マスターあやせを登場させたいと思います。

ではでは。

288 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 16:28:35.61 ID:QyxuXdDi
>>287
なんという誰得感www

あやせのエロ忍術はちょっと読みたいけどさ


289 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 17:00:45.80 ID:1j0npDc1
なぜブリジットとパパが古武術にそんなに詳しいんだw

290 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 17:53:36.86 ID:FBkhs9ly
解説キャラはやっぱ必要だしな

291 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 17:55:36.30 ID:gCA5/yhg
これブリジットの親父は暗殺術の使い手になりそうだなw

292 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 18:48:33.94 ID:+rPP976y
海外の日本オタのブリ父が古武術詳しくても、ねw

293 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 19:18:19.83 ID:WCH0Eax3
外人なのに日本人以上に、日本に詳しい人っているよなw

294 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 19:26:08.78 ID:g1w2fCUY
キーンさんとかな

295 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 20:48:40.73 ID:EG1//2oN
始まってます

ttp://www.chiba-monorail.co.jp/kinenticket-110514.html


>近隣の皆様や他のお客様のご迷惑になる恐れがございますので、
>徹夜での販売待ち等、長時間の場所占拠はご遠慮ください。

よく分かってらっしゃるw



296 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 20:49:18.48 ID:sqmsJcQG
京介×瀬菜は無いのかね

297 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 20:57:31.25 ID:BIl8j3al
ふと気になったんだが、京介以外の男性キャラを主軸にした場合、誰(男)が誰(女)とカップリングするなら許せる?
俺は赤城or真壁だったら、瀬菜相手ならOK。それ以外の女キャラはちょっと……かな。

298 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 21:01:23.08 ID:Zni4B11X
>>297
まあ京介とくっつかないとモヤモヤするな

299 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 21:13:10.97 ID:sqmsJcQG
大介×佳乃なら許せる

300 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 21:23:45.75 ID:mlTSmu7B
……ロック×加奈子(ボソッ

301 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 21:29:40.94 ID:1j0npDc1
赤城×真壁かと見間違えてドキッとした

302 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 21:50:52.32 ID:WCH0Eax3
赤城と麻奈実

303 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 22:12:00.31 ID:YknKR4xY
主人公=自分の奴が多いからね
エロけりゃなんでもいいよ

304 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 22:19:00.68 ID:BF1U/ZgX
ぷーりんさん×フェイトさんの中年コンビを忘れてるゾ☆

305 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 22:25:08.77 ID:WCH0Eax3
渋い組み合わせだな

306 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 22:53:19.11 ID:aP48w8km
風の後編 もしくは 中編、後編 はまだでしょうか?

っていうかここで待っていればいいんだっけ?

307 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 23:08:41.21 ID:v6S/DQ1v
赤城×麻奈実
真壁×瀬菜ちゃん
この二つはあり

308 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 23:12:28.00 ID:MBBSl43b
あの配信14話で、恥らうかのようなしぐさを見せる真壁くん…フヒヒッ

309 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 23:16:06.82 ID:0qpXGkCD
ここから黒猫が正ヒロイン転落しなければ何だってかまわん

310 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 23:20:43.79 ID:/SQIlBjV
女性キャラに比べて男性キャラが少ないからな

311 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 23:50:27.72 ID:Zni4B11X
>>304
ぷーりん「フェイトちゃんのおっぱいはプリンよりも小さいですね。わたしはそんなところが好きです」

フェイト「よ、余計なお世話です///」

こんなとこか?


312 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 07:50:08.48 ID:A0Jhkhcj
京介以外の組み合わせはNTRっぽくて受け付けない

313 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 10:22:56.98 ID:Qe+f7X62
珠希ちゃんにエッチぃ事するSSマダー?

314 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 14:22:28.71 ID:nzZ71LP+
>>313
もう8巻売ってるとこあんの?

315 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 15:44:38.75 ID:u4Pk2B/3
今日秋葉原行ったついでにゲマととら覗いてみたけど、まだ売ってなかった

316 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 17:45:45.25 ID:QwCRxn0s
8巻に黒猫妹でるの?

317 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 20:25:55.24 ID:7yc/yeH4
>>304
20代の女性を中年て・・・


318 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 20:36:02.47 ID:QwCRxn0s
30でババアになるのが、この業界

319 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 21:07:44.21 ID:PnajiXat
妹だってそのうち30過ぎておばさんになるんだぜ
桐乃だってそのうち(ry

320 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 22:15:18.81 ID:u4Pk2B/3
>>319
その頃にはブリジット以外全員30代だw

321 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 22:25:29.40 ID:nzZ71LP+
桐乃は特別に他のキャラより早くおばさんになれる確率がある

が俺はそれを望まない

322 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 22:35:45.91 ID:wCSkdxxu
しかし俺妹の女性陣は年とっても若く見えそうだな
30代に入っても普通に20代で通用しそうな気がしないでもないw
佳乃さんがいい例かとw

323 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 22:51:36.98 ID:A0Jhkhcj
二次元なんだから描く人のさじ加減次第です

324 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 22:55:45.82 ID:iGyt/Bxh
>>321
それ叔母さん

325 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 01:58:27.00 ID:HdXwiT3i
俺妹Pの特典小説で実際に『おばさん』だったしな

326 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 10:08:17.46 ID:xBCfuICF
そしておばちゃんになっても姪にママと呼ばせようとする妹様お前絶対諦めてないだろ可愛い

327 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 20:15:03.69 ID:NnJdBPNb
>>295
こんなんまでやってるのかw

328 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 20:40:34.99 ID:yp/0bYdi
兄貴が消えっぱなし‥‥


329 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 23:22:24.00 ID:atqa3008
あやせルート後の黒猫をさがしてみるか

330 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:15:15.04 ID:iveSPj1M
登場人物
高坂京介 新垣あやせ

語り
高坂京介


少々エロありでやってみます。

331 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:19:42.57 ID:iveSPj1M
俺の目の前に居る黒髪の美少女は新垣あやせ。
妹・桐乃の親友であり、スタイル抜群、容姿端麗、清廉かつ気高い女の子だ。
ちょっと、思い込みの激しいところが少々問題だが。
今、俺はそんなスーパー美少女と俺の部屋に二人きりで居る。
「どうせロクでもない状況なんだろ?」と想像した人、それは正解だ。
何しろ、あやせは今、俺の部屋の隅で震えながら怯えているのだ。

それも全裸で。

さて、俺が変態鬼畜野郎ではないことをどうやって説明したものか‥‥‥

‥‥‥‥‥‥

「お兄さん、ご相談があります!」

いつものように俺を呼び出し、いつものように相談事を持ちかけるあやせが
俺の目の前に居る。今度はどんな無理難題なんだ? 
だが、そんなあやせの相談事の前に俺は一言、言いたい。

「なあ? その『お兄さん』ってもう止めにしないか?」
「え? でもわたし、これでもう慣れちゃってますから」
「そうだけど、俺たち‥‥‥今は恋人同士だろ?」

うわぁ、言っちまった。自分で言っておいてこれだけ恥ずかしいとな。
そう。俺とあやせはいつの間にか恋人同士の関係になっていた。
安心しろ。まだ“そういう関係”にはなっていない。
もっとも俺の予定では、あと数回でエッチシーン突入の筈だけどな!
でもそれには、丁寧にフラグを立てておかないと、俺の身の安全が保てない。

「お兄さん? 何か変なことを考えていませんか? 身の危険を感じましたが」
「偶然だな。俺もだ。それで、相談って何だ?」
「はい‥‥‥最近お仕事が忙しくて、勉強の方が疎かになっていたんです」
「あー、最近、モデルでの露出、増えたもんな」
「ろ、露出なんて言わないで下さい! 通報しますよ!!」

何か、最近のあやせ、すげー過敏になっているな。
この調子じゃ、フォークとスプーンを出しただけでも通報するんじゃないのか?



332 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:21:14.71 ID:iveSPj1M
「ですから、お兄さんにわたしの勉強を見て貰いたいんです」

つまり、疎かになった勉強を取り戻すために俺に家庭教師をしろってことか。
意外だな。あやせが勉強と仕事を両立できないなんて。
おっと、桐乃と比較してはダメか。アイツは特別製だしな。

「じゃあ、ドコで勉強する? 図書館がいいか?」
「あまり人目につく場所は‥‥‥。もし良ければお兄さんの家で」

キタ、キタ、キタ――――――ッ!!
これは? もしかして、早くもエッチ突入か? ってイカンイカン。
あくまでもあやせの勉強のためだからな! 俺、自重しろ!

‥‥‥‥‥‥

「お邪魔します」

あやせが俺の部屋にやってきた。
しかし、勉強というお題目があるだけで、簡単に俺の部屋までやって来るんだな。
ちょろ過ぎねえか? 我が恋人ながら、いや恋人だからこそスゲー心配になるぞ。

「あ、あくまでも、勉強のためにここに来たのです! 勘違いしないで下さい!」
「わかってるよ。早速だけど、あやせの成績ってどんなものなんだ?」
「テストの結果は持ってきてないんですけど、数学と英語がちょっと苦手です」
「そうか。じゃあ、数学から始めるとするか」

中学の数学なんて久しぶりだが、結構覚えているもんだな。
あやせも飲み込みが良くて、実に調子よく勉強が進む。
こんなに飲み込みが良いのなら、少し工夫すれば成績だって落ちないだろうに。
この調子なら、時間が余るんじゃねえか? と思えるぜ。

‥‥‥‥‥‥

「ありがとうございました。お兄さん」

ホントに時間、余りやがった。さてどうしたものか。
その時、俺の中の卑猥な感情が頭をもたげた。
とりあえず‥‥‥ダメ元で言ってみるか。



333 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:21:57.51 ID:iveSPj1M
「なあ、あやせ?」
「何ですか? お兄さん」
「キスしていいか?」
「ブチ殺しますよ? そもそも、そんな事をするために来たんじゃありません!」

あやせが汚いモノを見るかのように吐き捨てる。はぁ。やっぱりその反応かよ。
曲がりなりにも恋人同士だろ? でもここで引いたら、恋人としての俺が廃る。

「勉強はさっき終わっただろ? あとは‥‥‥」
「べ、勉強のためにお兄さんと二人きりになることを認めたのですからね!」
「キスも“勉強”だろ?」
「もう、お兄さんってば‥‥‥いやらしいです」

よしよし。ここで俺の作戦は、
(1)あやせたんには積極性を出して貰う
(2)そして積極的に俺を誘うように仕向ける
(3)最終的に高坂京介のターン
いわゆる、俺視点で誘われ攻めってヤツだ。うーむ、どっぷりゲーマーだな、俺。

「お兄さんのばか‥‥‥優しくして下さい」

オイオイ、もうこんなに積極的!? あやせたん、ちょろ過ぎんぞ。
第1段階、早くもクリアか?

「いやだ。イジメてやる!」
「この‥‥‥変態」

OKサインを貰った俺はあやせの両手首を掴んでベッドに押し倒した。

「きゃっ! お兄さん‥‥‥わたしもお兄さんの手を握っていたいです」

そうか。そうだよな。イカン、変態鬼畜野郎になるところだったぜ。
あやせの懇願を受け入れた俺はあやせと掌同士を合わせ、お互いに握り合い、
そして‥‥‥愛し合った。

‥‥‥‥‥‥



334 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:22:30.35 ID:iveSPj1M
俺が、とても愛おしかったあやせの上から脇に退けると
あやせは両の手で顔を隠し、小刻みに震えていた。
ごめんな。ちょっと、やりすぎたかも。
そう思っている中、あやせは起き上がると俺を突き飛ばして部屋の隅に逃げ、
まるで子犬のように震えている。


とまあ、ここまでが冒頭の状況説明になるんだな。
え? 俺が変態鬼畜野郎ではないことの説明ができてないって?
慌てるな。それはこれから説明しよう。


「あやせ、ゴメン。ちょっと、やりすぎたかも」
「へ、へ、変態! 変態!! 変態!!!」
「あ、あやせ?」
「近寄るな! 変態ッ!!」
「変態ってお前!?」
「わたしを『イジメてやる』って、まさかこんな変態プレイだなんて!」
「変態プレイって、俺があやせの耳を甘噛みしたことか?」
「違います!」
「あやせの足の指の間を舐めたことか?」
「違います!」
「あやせの‥‥‥後ろに‥‥‥指を入れたことか?」
「そんなんじゃありません!!」

俺の理解を超えた取り乱し様のあやせは、俺の理解を超えたコトを言い放つ。

「―――振ったことです」
「あ? 何だって?」
「ですから! こ、腰を振ったことです!! それもあんなに激しく‥‥!」
「‥‥‥はい? 良く意味が解らんが?」
「惚けるのですか? だったら証拠をお見せします!!」



335 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:23:06.94 ID:iveSPj1M
あやせは、俺の部屋にある桐乃のノートパソコンを手慣れた様子で操作して、
ブラウザでエロ画像サイトを表示させた。

「見て下さい! 腰なんか振ってないじゃないですか!」
「いや、それ静止画だし。動画じゃないとわからないだろ」

俺はアカプルコ・コムのエロ動画を再生してあやせに見せた。
その動画を見たあせやは顔を真っ赤にし、

「は、はぁ、はぅ‥‥‥!」

バシッ

「ど、どういうつもりですか!? ブチ殺しますよ!? 汚らわしい!!」

久々にあやせのビンタを喰らった。いってえ!

「いや、だからコレが普通なんだって」
「ウソ! ウソですっ!! こんな破廉恥なことが、はぁ、はぅ‥‥‥!」

バシ――――ン

またビンタを喰らった。いってええええええ!!
しかし、腰を振ることを知らないなんてマジかよ? あまりにも疎すぎんぞ。
う〜ん、これはあやせに性教育的指導を行う必要がありそうだな。
しかし‥‥‥冷静に考えると、何だこの状況?
俺の部屋で、俺とあやせの二人が、お互い裸のまま覗き込んでいるのは、
桐乃から借りたノートパソコンに表示されているエロ動画サイトって異常だろ。
もしこの状況がお袋や、ましてや桐乃に見られたらどうなるんだ?
まあ、あやせに見られるよりはずっとマシと思うが、そのあやせは俺と一緒に
エロサイトを見ているわけで。やっぱり異常だよな。この状況。

‥‥‥‥‥‥



336 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:25:58.21 ID:iveSPj1M
―――とまあ、これで俺が変態鬼畜野郎ではないことが解ってもらえたと思う。


あやせの顔を伺うと、真っ赤な顔をしている。
漫画やアニメなら頭から煙を噴いているところだろう。
そう思いつつあやせを見つめていると、あやせはとんでもないことを口にした。

「わたし、そういうことに疎くて‥‥‥良かったら教えてもらえませんか?」

第2段階の誘い、キタ、キタ、キタ――――――ッ!!
こ、これは美少女を調教するという、至極のシチュエーション突入か!?
家庭教師からそっちに突入ってエロゲでも鉄板人気コースだろ。
よーし、みっちりと突き合って、いや、付き合ってやろうじゃないか!
あ、あくまでも、あやせの歪な知識を修正するためだからな! グフフッ。

「お兄さん。何かいやらしいことを考えていませんか?」
「気のせいだ」

恥じらいながら、自分自身を抱きしめて身を捩らせるあやせ ←かわいい
そして、その日から第2段階に突入した。

‥‥‥‥‥‥
「お兄さん、そ、そこは! ダメですっ!!」
「大丈夫だよ。俺に任せろ」
‥‥‥‥‥‥
「お兄さん、これはどうですか?」
「まだ少し甘いな」
‥‥‥‥‥‥
「お兄さん、こうしてあげます」
「おお、いいね!」
‥‥‥‥‥‥
「お兄さん、動かないでください」
「うおおおおおおお‥‥‥!」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



337 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:26:38.39 ID:iveSPj1M
あやせは日々、俺があれこれ教えたことを砂が水を吸い取るように吸収した。
さらにあやせは自ら進んで、アレコレ勉強してくるんだな、コレが。
すげえよ。すげえエロくなったよ、あやせたん!
よーし、第2段階クリアだぜ!

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「お兄さん、起きてください!」

あやせの声で俺は目を覚ました。

「んあ? 俺、どうしたんだ?」
「もう! 夢でも見ていたんですか!?」

ああ、確かに夢心地の状態だったが。まるで夢のような‥‥‥ゆ、夢?
そうか。夢か。そうだよ! 夢だったらどんなに良かったか。

「さてお兄さん。目を覚ましてください! 続きがありますから」

は、はははは。やっぱり夢じゃなかったか。
あやせはアレコレ勉強した“成果”を俺で試してみるんだよ!
そのせいで俺は、精も根も尽き果てた状態だ。
さらに最近のあやせは、俺が疲れた様子を見せようものなら‥‥‥

「‥‥‥わたしのことキライ?」

泣き出しそうなか細い声で俺に問いかけてくるようになった。

「そんなことあるわけないだろ」
「ウソ! わたしのことをキライになった証拠だってありますよ!」



338 名前:『誘われ攻め』:2011/05/05(木) 01:27:13.21 ID:iveSPj1M
そう言ってあやせが取り出した“証拠”を俺は凝視した。
万歩計‥‥‥?

「これがどうしたんだ?」
「わたし、これを身につけていたんですよ」
「はぁ?」
「段々数が減っているんです! これってわたしをキライな証拠ですよね!?」
「か、数って‥‥‥?」
「わたしの口からそんな破廉恥なことを言わせるんですか? 通報しますよ!」

ドコに通報するってのよ?
それに破廉恥って、既にかなり破廉恥なことを言っていると思いますがねえ、
あやせサン? それ、エロ過ぎませんか?

「とにかく、わたし、お兄さんのためにイロイロと勉強したのですから、
 家庭教師のお兄さんにはみっちりと付き合ってもらいます!
 真面目に取り組んで下さい。数が減るなんて絶対に許しません!!」

黒髪の美少女は、文字にすると何の変哲もないが、
その実、とんでもなく破廉恥な内容の言葉を俺に投げつける。
何だこの状況? まさか、調教するつもりが、調教される羽目になるとは。


でも、正直―――悪くない。



339 名前:『誘われ攻め』 ◆ACPRLbMxAk :2011/05/05(木) 01:28:59.61 ID:iveSPj1M
あ、そう言えば当初の目的‥‥‥

「あやせ、お前、勉強‥‥学校の方の勉強はどうなっているんだ?」
「大丈夫です。わたし、成績は良いんですよ!」
「いや、勉強が疎かになったって言ってたろ?」
「はい。疎かにはなりましたが、成績は落ちていませんし。うふふふ」

黒髪を揺らしながらあやせが微笑む。どういうことだ?
そもそも、あやせの勉強を見ることから始まったことなのに。
そう言えば、エロ画像サイトも手慣れた様子で表示させていたっけ。

「なあ、あやせ?」
「何ですか?」
「あ、いや‥‥‥何でもない」

俺は、俺を変態扱いした元となったあのことをあやせに問い質そうとした。
本当に知らなかったのか? と。
だが止めた。今さら問い質して何になるのか。
俺の腕の中にはラブリーマイエンジェルあやせが居る。
それで十分だ。他に何が必要だというのだ。

「でも、お兄さん。一言だけ」
「何だ?」
「わたしが大っ嫌いなのは、ウソを“吐かれる”ってことですから」

あやせはそう言うと俺の胸に顔を埋めてきた。あやせのターンが始まるサインだ。

あれ‥‥‥? おかしいな。第3段階は? 俺のターンは一体ドコに?

ま、いいか。


『誘われ攻め』 【了】


340 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 01:40:15.80 ID:d4V17C0s
>>339
乙でした。
あやせたんエロい!
あれ?でも、このあやせって京介のこと亡き者にしようとしてるの?
いかに若くてもこれだと長く持たないのでは・・・

341 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 02:50:56.98 ID:UVRys+hl
干からびた京介とツヤツヤしたあやせが見えるw

342 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 03:10:47.54 ID:k3TCFEK/
なにその房中術

343 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 15:31:48.61 ID:PrEFPsro
>>339
おおお乙です!
最近あやせSSが見れて幸せですたい

344 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 18:49:26.83 ID:uMpfQr2o
俺妹8巻で黒猫に振られて京介ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

345 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 18:57:29.79 ID:pRDLlHfY
あんなクズ振られて当然だと思うがな

346 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 19:00:03.95 ID:Sfe/4aQu
まあ京介アニメの影響でイケメンだの言われてるけど
原作見ると実際は結構アレなのよね

347 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 19:06:50.97 ID:uMpfQr2o
104 名前:名無しさん必死だな [sage] :2011/05/06(金) 18:59:12.61 ID:yIxFpV/U0
>>57
前の巻で京介が幼い頃に桐乃と一緒に写ってる写真が無いという事が突然分かる
最新刊で実は京介と桐乃は本当の兄妹じゃありませんでしたーついでに黒猫にもフラれましたー
これで京介桐乃ルート確定しましたーで終わり




超展開過ぎるw

348 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 19:27:48.63 ID:q8uPAtrZ
腹パンしたいとか言ってたこともあったっけ

349 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 19:31:30.47 ID:Xoz5f0VA
展開うんぬんより原作スレで暴れてるワカメがうぜーな

350 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 19:34:29.66 ID:vs0TH8hn
告白は案の定かませフラグだったというのか……

351 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:30:43.32 ID:vuJ4DR18
>>344ネタバレ死ね

352 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:42:03.63 ID:uMpfQr2o
誰にも渡さないッ!!!
http://viploader.net/pic2d/src/viploader2d686500.jpg

353 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:43:56.95 ID:OnkBexfL
…予想の範囲内だったとはいえこういう展開は実際やられたら萎えるな(´・ω・`)

354 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:47:38.87 ID:mxPg47Y5
>>347
いろいろ萎えた

355 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:48:51.75 ID:VLV5NIM2
予想通りですってか当たり前じゃん
でもスレチでバレな話題はここまでにしようぜ

356 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:51:18.64 ID:GikXSP3h
ソースのない情報なんて簡単には信じられないよ(´・ω・`)

357 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:52:39.93 ID:PPAF5XGC
おいおいおい、同人ぐらいしかやらない義理設定やっちまうとか血迷ったか?
昔似たような少女マンガは肉親?→義理?→肉親?のループをやって失敗した。

こういう公式が匂わせたらアウトだろ。竜頭蛇尾疑問をはさまず貫かないと

358 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:55:20.80 ID:Qr8Qo9i7
まあなんだ。
挿し絵が何ページに入っているか列挙できたら、まだ信憑性もあるだろうが。


359 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 21:01:22.41 ID:/gS+Jqcj
http://oct.2chan.net/may/b/src/1304669279027.jpg

360 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 21:17:25.48 ID:hLJRyP50
まあ発売日前には2chを覗かないほうがいいよな
どこでバレがあるか分からん

361 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 21:22:57.39 ID:pbD56SuD
>>347は嘘バレだろ? 義妹ルートは既にPSPでやってたじゃん。「ゲームはifルート」って公式で言ってたぞ

362 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 21:26:52.11 ID:uUmcNU6/
そんな事より消えたままの兄貴を何とかしてくれ

363 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 21:36:59.94 ID:OGNNYqR0
竜頭蛇尾疑問をはさまず?

364 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 22:03:07.28 ID:BxUdZnBw
黒猫と別れただけで近親展開にも全く向かってない気がするが

365 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 22:37:02.77 ID:mxPg47Y5
黒猫は噛ませ犬だったのか

366 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 22:45:49.15 ID:tCohrlYv
今後黒猫のSSを読める機会は無さそうだな

367 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 23:11:06.68 ID:GmYiG+7O
>>1ぐらい嫁って打とうとしたら今書いてないんだな
新作バレは5/11の0時からだっけか
…もう遅いが

368 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 23:18:33.99 ID:9tnuxmio
8巻 黒猫と付き合う⇒桐乃義妹説⇒黒猫と別れる
9巻 桐乃と付き合う⇒桐乃実妹説⇒桐乃と別れる
10巻 黒猫と付き合う⇒あやせに■される

369 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 23:29:27.65 ID:wSDuVjhp
まだ読んでないのに壮絶なネタバレされちまったよ・・・

370 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 23:38:27.64 ID:/NPm24Ug
>>366
SSなんだし本編なんか気にしたってしょうがないべ


371 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 03:50:46.38 ID:PcV7xCYw
こんなとこまできてワザワザネタバレとか
20Sv喰らってとけちまえよ

372 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 08:47:11.52 ID:/XD9Zjg/
>>368
あやせじゃなくても、■したくなるな


373 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 09:31:17.75 ID:b5EanpqN
もう主人公赤城に交代でいいよ

374 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 09:35:41.08 ID:rLEsnHcf
ヒロインは高坂先輩ですねわかります!

375 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 12:20:54.23 ID:wKCzMxO3
すまない、ホモスレ以外(AA略

376 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 12:22:01.51 ID:V1+sBP24
バレの内容よりも、色々感情的になって暴れてる人間が多くて嫌になるわ……
この気持を吹き飛ばしてくれるSSカモン

377 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 16:39:42.14 ID:iMBUUwd9
ごめん、新バレ見て書く気失せた

378 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 16:49:39.19 ID:1sqJ9G3R
書き溜めたのはあるけど
もう駄目だなこりゃ

379 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 17:15:42.43 ID:2w8B/idp
てかSSで似たような内容のヤツあったよね

380 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 17:45:34.26 ID:BF38woA6
ネタバレ書いた奴反省しろksg

381 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 17:51:42.73 ID:eDBfr8Rl
義妹て……、おちんこと同じ展開で噴いたw
実妹だからこそ他作品と一線を画するものがあったというのになあ。

382 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 17:52:25.72 ID:sfSSGDD8
さすがにゲームでつかっちゃったネタだし、
義妹と見せかけてやっぱ実妹でしたーだろ……

383 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 18:09:52.20 ID:gr3iw/BN
おね☆ツイ方式に小説、漫画、アニメで3パターンのパラレルおち

384 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 19:08:59.91 ID:5JR0DzA+
俺もダメだわ
投下したss保管庫から削除したい

385 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 19:10:54.02 ID:yfng6IOb
黒猫派と桐乃派ってのは共存できるからこそおいしいって思ったんだが違うらしいな
振る振らないは展開の一つとしてありだと思うけど、どちらも壊滅させる義妹設定だけは心底理解できない。

386 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 19:11:33.58 ID:Cyz0zJ6L
wikiの編集ってどうやったっけ?
俺もSS削除したいな、ブログやTwitterも消すつもりだし

387 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 19:13:09.59 ID:s2Ri17Tg
いや、義妹はないみたいだぞ、とだけ言っておく
バレきてはいるけどそっち方面のバレはいっさいデマだったっぽい

388 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 19:26:55.62 ID:vECRKk2g
自分で読んだわけでもないのに未確認情報だけで右往左往するって…

389 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 19:30:25.88 ID:V1+sBP24
こっちの人はもうちょっと冷静だと思ったんだがな
ストーリーラインをなぞって大雑把に書けばどんなものでもつまらなく見える
この物語で重要なのはもっと細かい部分だろ?
少なくとも自分自身で読むまではどんな評価も下せんな

390 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 19:34:12.05 ID:5JR0DzA+
唐突な転校がマジなら俺は一抜け
ウソバレだったら……まあ、創作意欲は今のところ沸かない

391 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 19:54:36.35 ID:iMBUUwd9
あー駄目だ、全然書けんw
バレ食らう前に書きあげときゃよかった

392 名前:人形がそんなに気持ちいいわけない:2011/05/07(土) 21:07:47.88 ID:EeyPE76N
投下します


SS初めてです。
エロありです。




393 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:12:33.05 ID:EeyPE76N
「さてジュースでも飲みに降りるか」
誰にいうでもなく独り言を吐くと自分の部屋を出て居間に向かった。そこには我が妹がいつものように電話でしゃべくっていた。
冷蔵庫から取り出したジュースをグラスにそそぎ、ソファに座り、雑誌をパラパラとめくりながらちまちまと飲む。
「あはは、それじゃあね」と桐乃が電話を終える。
「なにしてんの?」いつものごとく実の兄に向けるにはあまりにも温度の低い声がかけられる。
「雑誌読んでんの」事実を言ってやる。
「それあたしのなんだけど…」
「うん」
「あたしがのってる女の子向けのファッション誌なんだけど…」
「うん」
「もしかしてあたし目当て…とか」心なしか妹の声が弾んでいる気がする。気のせいだ。
「いや、あやせたんしか見てないから。あやせたんはぁはぁ(*´Д`*)」
「きもっ!!きもすぎるからあんた!なにがあやせたんはぁはぁなの!たんとかつけるなんてきもすぎっ!!」
お前に言われたくないぞ。加奈子とブリジットちゃんのメルルとアルのイベントでのお前の姿を見せてやりたいぜ、まったく。
「というのは半分嘘で」
「半分は本気なのっ!?」
「まぁ、落ち着け。俺が見たいのはあやせたんだけじゃない。」桐乃を真摯に見つめ
「えっ、それって…」もじもじする妹。
「ブリジットたんはぁはぁ(*´Д`*)」
「しねぇぇぇぇぇぇ、このロリコン野郎がぁぁぁぁ!」
受話器を投げて来る。とっさによけるがそこは運動神経抜群な妹。ものの見事に額に当たる。その衝撃でグラスから雑誌にジュースがこぼれる。ちなみにのんでたのはカルピスだ。


394 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:17:11.70 ID:EeyPE76N
「うお…ブリジットちゃんの顔にカルピスが…まるでがん…」
「うおぉぉぉぉぉぉ!神聖なる超萌え萌えな私の妹のブリジットちゃんにこれ以上の暴言をのたまうと無間地獄すら生ぬるい恐怖と苦痛を肉体と精神と魂に味わわせてやるわ!」
まるで黒猫みたいな物言いだな。やっぱお前ら仲いいのな。
わ、わかった…だから妹よ。その鈍器を降ろそうな。オーブンレンジを持ち上げた妹をなだめてやるのであった。

「……」
「……」
それからとくに会話するでもなく俺と桐乃は居間に居続けた。桐乃は雑誌をめくり、俺はというと部屋の隅で一人神経衰弱をしていた。なぜかって?それはきいてくれるな。あとでわかることだからね。
俺はともかくなんで桐乃までいるんだ?電話も終わったんならさっさと自分の部屋に戻ってエロゲーでもやればいいのに。そんなふうに考える俺って兄貴失格?いや、桐乃の方こそ妹失格じゃね?いや、両方か。
ま、自分の雑誌を俺のおかずにされないように見張ってるんだろうな。それにしてはやけにそわそわしてるな?そわそわしてるのが実は俺だからそうみえるだけか?

ピンポーン。

唐突にインターホンのチャイムが聞こえた。
「「…!?」」と同時に玄関のほうをむく俺と桐乃。
やべ、急いで立ち上がろうとするが長時間床に座っていたせいか脚が痺れて立ち上がれない。その間にも妹が居間を出て玄関口に向かうのが見える。
ひどく急いでいるようだ。こちとらもっと急ぐ理由があんだぞ。廊下のほうから荷物を受け取るやり取りが聞こえる。まずい、このままでは…!?
痺れた脚を押さえながらようやく玄関口にたどり着くとそこには誰もいなかった。
桐乃は自分の部屋に行っているようだ。マジでまずいぞ…!?
踵をかえす俺の背後で玄関の戸を開ける音がした。
振り向くと人間一人分がはいってそうな大きさの箱を抱えた配達員がいたのだった。
ほっ…どうやら一番恐れたことを免れたらしい。
桐乃は大方ネット通販で注文したエロゲーなんかが届いてあんなに急いでたのだろう。
実の兄に深夜販売の行列に並んでエロゲーを入手させようとした仕向けた妹である。一秒でも時間がおしいのだろう。
勝手にそう判断した俺は健康食品とかかれた箱の伝票にサインするのであった。
ま、盛大に俺の勘違いだったけどな。


395 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:21:54.86 ID:EeyPE76N
自分の部屋でその巨大な荷物を開けるとそこには自分にそっくりな全裸の俺がいるのだった…

……あれ。
俺の視力がおかしい。視覚情報を伝達する俺の視神経がおかしい。視神経からの情報を翻訳する俺の脳がおかしい。
「「な、な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!」」

もののみごとに俺と妹の叫びが重なる。
すると
ドンドン!バン!バン!とこちらの部屋に猛然桐乃が突っ込んできた。額にすっごいシワを寄せて俺に詰め寄り胸倉を掴むと有無を言わせずに自分の部屋に連れていくのであった。
体力的に女子中学生の妹に高校生の兄がなすがままってのはどうしようもなく哀しくなるな。つか胸倉って。せめて襟首にしてほしいね。

つれてこられた桐乃の部屋にも一人分くらいの大きさの箱が横たわっていた。開封されている。まさか…そうそのまさかだ。
「な、なんなのよこれはぁぁぁぁ!」
バシッと箱の中身を指差す。
そこには俺の妹である高坂桐乃に瓜ふたつな裸の人形があった。
「こ、これは…」
これは、人類の夢と希望に満ちあふれた我等が誇るオリ○ンタル工業のリアルドールであった。


396 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:24:26.61 ID:EeyPE76N
「マ、マスケラのコスプレに使うためのものだ…」
俺の言葉に桐乃は納得なんか微塵もしないという顔だ。
「そんなわけないじゃない!だってあたしに似てるもの!」
そう真っ赤な嘘である。
「いや、違う。違うぞ、妹よ。これは黒猫の同人誌のオリキャラであって断じてお前ではない。」
「じゃあ、コスプレに使うってなににつかうのよ。どんなシーンよ」
「性奴隷にするとこ」
「え……うわぁぁぁぁん!変態!変態!変態!!」
「いや、前回のコミケの同人誌では無難なシーンしか撮影してなかっただろ?次回はちょっとエロもありかなって。
だからっておまえらとそんなことできないだろ?それで赤城(兄)に借りた我等が誇るオリ○ンタル工業のカタログにマスケラのオリキャラに似たのがあったんで注文したんだぜ!どーよ、俺のコスプレ魂!」
本当は桐乃の写真を送ってそっくりのものをつくってもらったオーダーメードなんだが妹には内緒な!
「わたしならいいのに…」
「え?なんかいった?」
「うざ、きも、しね」
「三連コンボかよ」
いや、一方的に攻められるわけにはいかない。
「つーか、あれはなんだよ!」
と、俺の部屋でひっそりと仰向けになる超俺似の人形を示す。


397 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:27:02.54 ID:EeyPE76N
「え、あ……」急に汗をダラダラ流す桐乃。
「そ、それは…わ、た、しのじゃ…」
「送り先がお前の名前になってるぞ」
「あ、あんたがあたしの名前を…」
「なにが悲しくて俺が俺のダッチワイフを注文せねばならんのだ!
瀬菜なら京介×京介のナルシストカップリングはぁはぁマジやべぇあそこぬれぬれ鼻血とまらんという妄想をするがあいにくBLなんて属性持ち合わせてねぇぞ!」
「きっと闇の別人格が引き起こした悲劇ね」
「黒猫か、お前は!」肩で息をする。
「ぜぇはぁぜぇはぁ、もういい、わかった!そんなに俺のことが嫌いなんだな」
「え?」ぽかんとする妹。
「この人形を俺に見立てていじめ倒すんだろ!まったく悪趣味だな!」
「な、なにいってるの?」
「惚けんのも大概にしろ。黒猫にシスカリのネット対戦で負けまくってんだろ。そのストレスを解消するためのいわば主婦にとっての大きなクマのぬいぐるみみたいなもんだろ。
最近は受験勉強であんま一緒に遊べてないと思ったらお前は俺に発散すべきストレスが溜まりにたまってたんだな。」
「へ?あ、そーなの!そーなのよ!あんたに暴力振るえないで苛々してたのよ!」
「ドメスティックシスターかよ」
「なにそれ!?新作!?」
「ば、ばーか。だがな、これだけはいっておくぞ」
桐乃がビクッと肩を震わす。
「瀬菜には渡すな。絶対ろくなことにならん」
赤城(兄)もひどいことになる。
「わ、わかってるわよ…」
そんなこんなで俺のリアルドールへの追及はうやむやになったのであった。


398 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:29:47.84 ID:EeyPE76N
さてようやく待ちに待った時間だ。
ベッドに横たわった桐乃人形(たった今命名した)を裸になった俺は眺める。何故裸かって?もちろん桐乃人形を全身で堪能するためさ。
しっかしよく出来てるな。完全に桐乃にしかみえない。
俺のリヴァイアサンが今にも暴発しそうだぜ。
桐乃人形の本物よりも若干豊かな双丘をもみしだくと本物としかおもえない感触だった。
さすが○ASAが開発したという人肌に限りなく近づけた人工皮膚だけのことはある。NA○Aすげー。
もう我慢できない俺はププローションを桐乃(人形)のあそこに垂らすと怒れる「週末」の破壊神を入れたのである。
じゅぷぅぅぅ

ものすごい音が響く。

はっとして動きを止める。今の音聞こえた?
大丈夫みたいだな。今さらながら鍵がかからない部屋に恐怖する。桐乃にこんなところみられたら即死だな。

気を取り直して行為を始める。
桐乃が俺を締め付ける。中もぬれぬれで完全にこちらをまっていたものらしい。やらしい妹め。
腰を動かすと


じゅぷぅぅぅじゅぱっじゅぷじゅぷ!


なにこれ。でかい音なんですけど。
絶対桐乃に聞こえてるって。

399 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:31:38.01 ID:EeyPE76N
ドタドタ!!

「!?」咄嗟に抜く。

バン!

ドアにかけよる。

バッ!

なんとかドアが開くのを阻止する。

「ど、どうした?」いかん今の姿を見られるわけにはいかない。
「な、なんでもない…あ!」なにかに気づいたように
「開けるな!絶対開けるなよ!開けたら殺すかんな」と恫喝する桐乃。え?まさか裸なのばれてる?
「ね、ねぇ…」
「な、なんだ?」
「き、きこえた?今の…」
「なにが…」むしろこちらのほうこそ聞こえた?
「聞こえてないならいいわよ…ところで家から出てってくれる?」
「はぁ?」
「なんでもいいから出てってよ!」
「いやいや俺にも自分の部屋でしなきゃならない用事があってだな。むしろお前のほうが出てってほしいなって…」
「なんでわたしが…つか、なにしてるの?」
「な、なんでもいいだろ?そっちこそなにしてるんだ?」
「ば、馬鹿じゃないの。この変態!」いやお前に言われたくないが…ふと桐乃の今の狼狽ぶりとさきほどの人形を思い浮かべる。
「もしかしてあの人形になにかへんなことしてんじゃないだろうな?」この質問は実に両刃の刃すぎるのだが。
「し、してるに決まってるじゃないの!…はっ!?」
俺の妹はテンパると決まって口を滑らす癖がある。この慌てぶりから桐乃は顔を真っ赤にしてるだろう。こいつだけ恥ずかしい思いをさせて平気なほど俺は桐乃のことを嫌ってはいない。
「実は俺もなんだ。今はちょっと中を見られたくなくてさ。よし、分かった。出てってやるよ」
「え…あんたも…。あ、あ、あのぉ!!」突然声を上げる桐乃。
「ん、どうした?」
「あ、あたしも…出るから…」
「は?」
「だから家じゃやっぱお母さんとかいつ帰ってくるか解らないし鍵がかかっていても音とか漏れてプレイに集中出来ないし…」
どんなプレイかは想像したくねぇ。きっとテロリストですら一瞬で口を割るに違いない拷問をあの俺に似た人形にするに違いない。どんだけストレスフルなんだか。
「よし、分かった。お互い楽しもうじゃないか」

400 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 21:31:43.82 ID:A75DWVZe
つまんね

401 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:33:25.32 ID:EeyPE76N
「変態」
外に出て開口一番桐乃はそう言ってきた。
桐乃の変態という言葉に言い訳じみた反論をする。
「ふ、プロ根性といって欲しいな」
「見下げた下ネタ根性ね!」
桐乃は俺が肩に下げた大きく膨らんだスポーツバッグを見ながら言う。
桐乃は桐乃でキャスター付きの旅行かばんを引きずっているのだがお互いのかばんの中身は誰にも見せられないものが入っていた。
その見せられないものとはあのお互いに似せて作った人形である。桐乃が指摘してきたのはその人形ではなく、その人形に着せるであろう衣類のことだ。
その衣類とは桐乃が着ていたスクール水着だった。
「黒猫のあの同人誌にもでてたろ?あのシーンを再現するためにはどうしても必要だったんだよ」
もちろん嘘だが建前上そのように言う。俺はあくまでマスケラの同人誌のシーンを再現するコスプレ活動の一環としてこの桐乃人形を担いでいるのだ。
「で、どこに行くんだ?」
「わ、わかってるくせに…」
「はぁ、またあそこか…」たしかにあそこなら思う存分したいことができるしな。それに前にも桐乃と行ったしな。音が出ても気にならないし、人目がつかないところ。
あそことは、ラブホテルのことである。

402 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:36:11.91 ID:EeyPE76N
「ふう、着いた〜」
部屋につくなり、桐乃はぼふんとベッドに倒れ込む。
その微塵も緊張した様子のない態度に自分がいかに異性として意識されていないか分かる。ラブホテルは前回と同じところだ。
しかし、前回は桐乃が冬の真っ只中水を被ってひどく震えている状況を何とかしたいためにがむしゃらに行動したのだ。今回は他に考える余裕もあったためここに向かう途中や部屋に入るまでとても緊張してしまった。
「桐乃、問題が一つあるんだが…」
「なによ」
「部屋が一つしかないんだが…」
同じ部屋で兄妹が変態的な行為を見せあう状況になる。
みなまでいわなくとも桐乃は分かったように
「ここの部屋しか開いてなかったし、かといって他のホテルに移動するのも面倒だしね。よし、あんたはトイレでしなさい」
「狭っ!駅弁ならできないこともないけど疲れるわ!」
「駅弁って!?あんた、あたしの人形になにすんのよ!」「いや、まて誤解だ。」誤解じゃないが。
「う〜ん、それなら…」と桐乃は「ならあそこでいいわね」と風呂場を指差すのであった。


403 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:38:15.48 ID:EeyPE76N
湯気がまだ立ち込める風呂場に入る。
ついさきほどまで桐乃が使用していたのだ。
バスローブ姿の桐乃とすれ違うさいに香ってきたなんともいえない香りに囲まれ陶然とする。
磨りガラスのドアを閉めると桐乃のシルエットが鞄からなにやら取り出そうとしているのがぼんやりと確認された。
自分もスポーツバッグから人形を取り出し、逸る気持ちを抑えて組み立てる。組み上がった人形に例の水着を着せ、エアーマットに仰向けにおく。その扇情的な光景に急いで服を脱ぐ。磨りガラスのため桐乃にも自分が裸になったことが分かってしまうが気にしない。
この部屋ですることに関し桐乃は不干渉を貫く。こちらも向こうですることには徹底して無視を決め込む。これが桐乃と交わした約束だった。


デジカメをセットする。マスケラの同人誌の再現という大義名分を掲げているがそれとは関係なく後で自分が楽しむために撮影するのだ。ゆうなればおかずを自分で調達するのだ。


404 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:41:11.36 ID:EeyPE76N
スク水姿の桐乃を前にリヴァイアサンを沈めることは出来なかった。勃起しまくったそれは磨りガラスごしにも見えるだろう。そんなことを意識しながら桐乃に触っていく。
水着ごしにお尻や胸を撫でる。完全に痴漢行為だ。脚を絡ませたり、首筋を舐めたりする。ローションを垂らしてローションプレイなんかもした。
興奮はとどまることを知らずついには挿入する。あまりの気持ち良さに向こうに桐乃がいるのも忘れ人形のモデルとなった人物を連呼して叫ぶ。いやらしい音が響くのも構わず腰をふる。

じゅぷじゅぷっ…ねちょねちょっ、じゅぷじゅぷ!!

狂ったように桐乃の名を叫び人形とセックスする。

気にする必要はまったくなかった。
なぜなら向こうからもおなじようにこちらの名を叫び

じゅぷじゅぷ!ねちょねちょ、ぱんぱんっ

という淫靡な音が聞こえていたからだ。磨りガラスごしにも裸になった桐乃が自分そっくりな人形に跨がり自分の名を呼びながら腰をふるのが見えた。

そうして互いに絶頂を迎えた。
互いになにが行われたのかは気づいているが不干渉を貫くことにした。

それから何回かおなじようにラブホで行為を繰り返した。その間に桐乃とは撮影内容を交換して鑑賞する仲になった(桐乃のノーパソで撮影した内容を見ようとしたがなにかの手違いで桐乃が撮影したものを見てしまったのだ。その結果このような関係になったのだ)。
鑑賞といってもはじめは各々自分の部屋で見るというものだった。しかし内容の意見を交わすうちに一緒に見るようになったのだ。それだけに止まらずラブホでは同じ部屋の同じベッドの上で互いの兄妹をもした人形と変態的な行為を見せあう仲にまで発展した。
完全に快楽のために人形と行為に及んでることを二人は隠すそぶりも見せない。
「ああんっ、このぶっとい棒たまんないわっ!あんたと違って気持ち良すぎ!」
「んっ!言ってくれるぜ。そっちこそガバガバなんじゃないか?この桐乃たんは相変わらず締まりが凄いぜ!」
と互いに挑発しても実のところ指一本触れはしない。その一線だけは二人とも超えられずにいたのだ。

405 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:43:29.38 ID:EeyPE76N
桐乃とのセックスをしまくってどうやら俺は変態的な思考になったようだ。
桐乃以外とセックスしたくなったのだ。
おっと、ここでいう桐乃は桐乃そっくりな人形のことだ。実の妹に手を出すほど鬼畜じゃないさ。

かといって現実世界に彼女を持たない俺はエロゲーの主人公のごとくとっかえひっかえいろんな女の子とむふふなことはできない。それを少しでも匂わせようものなら変態のレッテルを貼られかねない。
すでに一部の可愛い後輩からはセクハラ先輩と呼ばれているがこの際無視しよう。
いや、あの胸は無視できないな。あれに挟んで貰えたらどんなに素晴らしいことだろう。
ん?待てよ。その手があったか!
さっそく赤城(兄)に電話をする。
「なんだ?」
「お前の妹とセックスさせてくれ」
「な、な…」声にならないといった様子だ。
「だから瀬菜とやらせてくれ」
「だ、だれがお前なんかに瀬菜の処女をくれてやるんだ!」
こいつ絶対誤解している。
「安心しろ。俺が用があるのは本物のほうじゃない。お前の妹そっくりな人形をかしてくれといってるんだ。」
「……ど、どうしておれがそれをもってることを…!?」

406 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:44:24.43 ID:EeyPE76N
お前がなかなかバイクを買わないからさ。鎌をかければやっぱり当たってた。
俺も事情を説明する。
「そ、それでか…なるほど。お前もか…同情するぜ」
何故かすんなり得心する赤城から出た言葉は実に今の自分の状況と合致していた。ある1点をのぞけば。
赤城兄妹もそれぞれに似た人形を所有しており、俺と桐乃みたいに人形相手に行為を及んでいた。
ただし組み合わせが実に変態だった。
赤城兄は自分そっくりな人形相手にホモプレイを強要されているのだった。それをみながら瀬菜は自身とレズプレイに興じる。むしろこちらが同情に値する。
「ううう…だから俺はまだ瀬菜ちゃん人形に指一本触れてもいないのさ」
「安心しろ。性格は悪いがスタイルはバッチリな俺の妹とやらせてやる!」
ふと背後に気配を感じると
「だぁれが性格悪いですてぇ」と怒りのオーラを放つ桐乃がいたのだった。
俺の計画は桐乃にばれ、さらに瀬菜人形は瀬菜自身が有していることで瀬菜も協力してもらわざるをえなくなり、人形的な意味合いで兄妹スワッピングが行われることになったのである。




407 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:46:17.71 ID:EeyPE76N
いつものラブホを2部屋借りることにした。
これから変態的な行為を行うことがわかっていても兄妹でもないのに裸を見せあうことに抵抗があったのだ。そのため俺と桐乃、赤城兄妹で別々の部屋で行うことにした。


………
……
…ふう。
部屋には精液を垂らす瀬菜人形にもたれ掛かる俺と同じく横で浩平人形にぐったり身体を預ける桐乃の姿があった。
気持ち良かったかって?よかったなんでもんじゃない。すっげー気持ち良かった!超興奮した!
部活の後輩と本当にセックスしてるような錯覚に陥り、そのいやらしい身体をたっぷり堪能した。桐乃が浩平に貫かれている様子をみて本当に桐乃が寝取られているように思ってしまって罵声をあげた。
実際、浩平人形の棒は浩平自身のアナルが突っ込まれたり、棒同士をくっつけあったりしてるだろうから桐乃の膣に浩平の成分がちょっとでもはいったのは間違いないのだ。
そう指摘すると桐乃も瀬菜人形のあそこには瀬菜の愛液がついてるのだからまるで生でしてるみたいねと浩平のあれをくわえながら挑発した。

俺たちは大満足なプレイができたが赤城兄妹は違った。
瀬菜だけが満足して浩平はどこか様子がおかしかった。
理由をきくと俺の人形を相手させられたのだという。
成仏してくれ。
だが
「俺の棒には妹のいやらしい液がついてるぞ」と囁くと赤城兄は猛然と俺に似た人形の棒をしゃぶりだした。それをみて瀬菜がより一層興奮しだしたのは言うまでもないだろう。

408 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない:2011/05/07(土) 21:48:15.71 ID:EeyPE76N
人形の裸を見たということもあり俺達高坂兄妹と赤城兄妹は同じ部屋で人形を介した変態行為に及ぶようになった。浩平もようやく桐乃や瀬菜の人形とセックスできるようになりはしゃぎまくった。
それに兄妹以外の異性の裸や恥態を見るのはひどく興奮する。
瀬菜が豊かな胸で俺人形の棒を挟みねっとり舌を絡ませるのを見ると人形と立場をかえれたらと本気で思ったりなんかしてどうすれば本物の瀬菜とセックスできるか悩んだりした。
もうこんな関係だし、告白してもむしろOKじゃないかとおもわないでもないが迫るのは勇気がいった。浩平の目もあるし、桐乃に聞かれたらきっとなぜだか怒りまくるにちがいない。
そこでこんな提案をすることにした。
「俺と瀬菜、桐乃と浩平で二つの部屋に別れてプレイを撮影して後でみんなで見るってのはどうだ?」
なぜという追求は驚く程なくむしろこの提案はとても歓迎された。


単刀直入に言うとそのプレイで俺と瀬菜はセックスをした。その時は桐乃と浩平はしなかったようだ。なぜなら撮影したプレイの上映会で誤って俺と瀬菜のセックスを流してしまったのだ。桐乃は自分たちだけずるいと言い、俺と瀬菜の目の前で浩平と行為に及んだのだ。

結局、本物の兄妹スワッピングをすることになる。
それでも実の兄妹でセックスはしない。むしろその縛りがあるためより一層興奮するのだ。


つづく…?

409 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 21:54:16.47 ID:NmJzW3n/
そんな性癖で大丈夫か

410 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 21:55:49.89 ID:EkHPD5/h
何か凄まじい物を読んでしまった気がする

411 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:05:31.37 ID:9GHlp34t
何が何だか分からない・・・

412 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:10:26.20 ID:Mpbmpje7
石原「これぞ文学」

413 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:20:24.39 ID:Va4R++y7
>>386
上のメニュー画面から編集でいけるよ
でも管理人が逃げてるんで削除は出来ないからリンク消すくらいかな

414 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:35:00.46 ID:9GHlp34t
ss全削除?

415 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:46:11.77 ID:Cyz0zJ6L
>>413
サンキュー
しかしリンク消すのは結構怖いな、他の人のを消しそうで

416 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:50:23.09 ID:2w8B/idp
>>409
一番良い性癖を頼む

417 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 23:06:34.34 ID:OOIBA7EZ
消しちゃうの? 勿体無いなぁ。
今のうちの全部ダウンロードしとこっと。

418 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 23:18:22.82 ID:yfng6IOb
>>415
そこは怖がるところじゃないだろう。

>>408
お、お疲れ様です・・・
うん、なんだ、読みやすいし完成度も高いし何より笑えるんだが。
非処女設定とある意味NTRなのはかいてほしかったかな。

419 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 23:47:49.03 ID:OOIBA7EZ
早速消えてるけど、すでに全部ダウンロード済。

でも902は消えてもいいSSだったので問題なし。

420 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 23:49:11.13 ID:yfng6IOb
なんだ小ネタか。

421 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 00:26:19.82 ID:qDQagtDy
新しいバレ来てるけど酷いぞ

422 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 00:32:23.15 ID:xWdn725T
ちょっと全巻+ゲーム捨ててくるわ

423 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 00:32:33.29 ID:9ppoHvLM
もう食えないクマー

424 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 00:50:47.28 ID:dhAequGK
>>421
それは誰にとってだ?

425 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 00:57:46.74 ID:qDQagtDy
>>424
知りたいなら伏見つかさネタばれスレpart2(実質25)の413見てくれ
酷い以上の感想は完全にネタばれになりそうだし
作品消して欲しくないなぁ

426 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 01:01:40.49 ID:dhAequGK
>>425
いや知ってるよ
むしろ個人的にはテンションアップなんだよね

427 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 01:34:08.44 ID:6Wc+EcMq
黒猫派じゃなかったのになぁ
なんか急激に冷めてしまった…

公式の読者に対する扱いって
ただの金蔓なんだなとわかったよ

428 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 01:37:31.86 ID:L7itek+M
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima092095.jpg
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima092096.jpg
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima092097.jpg


全派閥喧嘩両成敗、総討死展開ワロタwww

429 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 01:40:05.20 ID:dQVNnHTc
【 ひと目で分かる8巻概要 】

三木
 ↓
 ○  ご苦労。十分稼がせて貰ったよ
 く|)へ
  〉   ヽ○ノ
 ̄ ̄7  ヘ/ ←黒猫厨
  /   ノ
  |
 /
 |




430 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 01:42:15.15 ID:iAxBtkK5
なるほど、おおむね理解した
おい七巻あとがきで恋愛編クライマックスつってこれかw
え、まさか当分恋愛とか棚上げするつもりですか

431 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 01:45:49.48 ID:6Wc+EcMq
9巻からは恋愛やらないらしいから
黒猫終了確定だな

もうSS書いてもむなしいだけだ

432 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 01:48:58.20 ID:yL08CB+O
沙織サイドの俺からすれば諦観と言うか特に何も気にしてないけどな
今まで通りSSに想像力をぶつけるだけだ

433 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 03:12:55.49 ID:ZkGadi3v
ま、これだけが作品じゃねえしな

434 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 03:55:43.54 ID:oIy9tBwN
似た展開をやったハヤテのごとくでは個人サイトが激減して
SSも投下されなくなったけど、ここも同じようになるのだろうか

435 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 05:30:20.93 ID:LK3cyX11
よく分かんないけど原作にない展開を想像してニヤニヤするのがSSなんじゃないの?

436 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 06:20:01.87 ID:RRJTyHpu
五更家に通う京介or新生活で黒猫NTRの2パターンが増えそう
まーそんな気力もなく冷めたんですけどねー
日向ちゃんとの絡みがなくなるのが辛い

437 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 06:45:16.99 ID:ARh914ZC
>>435
作り手側として激しく同意。


438 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 06:45:49.16 ID:ARh914ZC
ageちまったよ、すまんorz

439 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 07:51:43.83 ID:gepa1ahe
誰派とか関係なく、萎えるなw
なんつーか、責任もって話を展開して欲しい

440 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 08:58:43.13 ID:LCLKf3TE
昔の女とよりを戻そうとする
妹のために奮闘する
回想シーン

死亡フラグはロックになすりつけるか?


441 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 11:08:39.02 ID:Lw/Pot+c
別に誰がヒロインになろうと関係ないな……
単純にあのキャラたちが動いてるところを見るのが楽しいから読んでるし
「こうなったら面白いんじゃないか?」というのが浮かんだらSS書くし

442 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 11:13:38.68 ID:XUVOannJ
作品自体への興味が全くと言っていいほど無くなったからもうむりりん

443 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 11:18:18.79 ID:dhAequGK
じゃあいちいち報告せずに黙って去れば良い

444 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 12:46:13.61 ID:AP4YMdU6
「そんなこと言わないでもっと貴方様のSS読ませて〜ん」って引き止めて欲しいだけのガキなんだろ

445 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 13:12:38.98 ID:SDb5/vNk
(人によって違うのはわかるけど、)あなたにとっての俺芋のTOP5もしくはTOP10を教えてください。

私は、俺芋SSの初心者でどこから読んでいいのかわからないので、みなさんのアドバイスがほしいです。



446 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 13:47:48.42 ID:0cYiVApt
ネガキャンしてる厨房がうざいったらありゃしない
お前の興味なんてそれこそ誰も興味ねえよ
おとなしく消えろよ

447 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 14:07:49.10 ID:IRao4h3s
そして誰もいなくなった‥‥

448 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 14:18:09.51 ID:ECSLhLbE
黒猫が可哀想過ぎるわ……なんか作者に裏切られた気分

449 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 14:20:56.67 ID:ECSLhLbE
すみません、黒猫スレと誤爆しました

450 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 14:42:43.62 ID:LCLKf3TE
>>448
>>449
そのための漫画版だろ

451 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 15:02:51.01 ID:aZSneRx3
地方では、まだ売ってないんですよ

ネタバレふざけんなよ

452 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 15:07:50.73 ID:7mHICpy4
都心でも売っとらんですよ

453 名前: 忍法帖【Lv=35,xxxPT】 :2011/05/08(日) 15:25:08.07 ID:NiITpwj2
今日秋葉原でゲマととらとメイト覗いても売ってなかったぞ
バレってどっから流出してんだろうな?

454 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 15:28:55.32 ID:BvkJWHs+
本屋内部等の関係者が濃厚
あとは罰則きにせずぶっぱなしてあほ本屋があるのかもしれんな

455 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 15:37:31.69 ID:3N8EaaBx
本屋にはまだ搬入すらされてないんじゃないっけ?
おそらく運搬業かそれより前の部分での関係者が濃厚。
一部じゃ公式が意図的にバレしてんじゃないかって言われてるぞ

456 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 15:58:02.66 ID:POh/6KZS
明日も都心ですら無いかもって言われてるしね

457 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 16:13:35.30 ID:roAb3UzG
京介がカスすぎる

458 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 16:36:24.43 ID:oIy9tBwN
つまらないと思う理由=自分の想像していた展開と違うという人は
他人の創作物を読む資格がないんじゃないかと思う
たぶん何読んでも不満の方が多いだろ

459 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 16:55:11.66 ID:XRhdJeYL
萎えた萎えた言ってる奴らなんなんだ?
良くも悪くもある程度予想出来た展開だったと思うんだが…

転校以外は

460 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 16:57:48.26 ID:+6+9WvyM
桐乃は桐乃で兄と親友の恋ぶち壊してあげくにキープならいいよ的な考えしてるようだし

461 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 17:04:57.03 ID:ID8RqOFR
とりあえずこの目で8巻読むまでは心の整理が付かん
書きかけは落ち着いたら8巻の要素取り入れて再構成
うん、そうしよう。ひとまず酒飲んで寝よう。酒は心の隙間を埋める魔法の水ってね

462 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 17:07:47.32 ID:bN4KTDHr
だからバレの話をするなと言ってるだろ!

463 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 19:22:00.73 ID:8pQjJYwe
ネタバレは発売の24時からじゃ……
ルールくらい守ってほしいし、萎えた裏切られただの愚痴を言う場所でも、くだらない報告をする場所ではないからな、ここ
ましてやキャラを叩く場所なわけがない、キャラを愛でるところだからね
キャラやストーリー全てを含め原作をありのままに受け入れられないなら、黙って去るか自分の願望を作品にするかのどちらかにしてくれて
あとネタバレやめて

464 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 19:36:52.28 ID:eBufYL7e
無駄だよ・・・ガキが大量にいるし、連休中だし・・・

465 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 19:38:52.69 ID:r2LTFs8L
そこで兄貴復活ですよ!
つーか消えたままなの何とかしてよマジで…

466 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 21:54:57.90 ID:IRao4h3s
>>463
それ明文化されたルールじゃ無いから、暗黙の了解っていっても知らない人もいるわけで……
まあ実際に読んでも無いのにここで愚痴愚痴言っても仕方ないんだけどさ

467 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 22:30:23.69 ID:3L6lvsYr
他人の創作物を読む資格がない奴は消えろ
俺は資格があるからいい

468 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 22:39:57.53 ID:oIy9tBwN
実際にはまだ赤信号なのに、前の人が堂々と渡ってたから
青になったと思って一緒に渡っちゃったような人も多いんじゃないだろうか

469 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 23:18:26.35 ID:y1Fci6UW
赤信号
みんなで渡れば
大惨事

470 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 23:34:58.14 ID:Q8o8fqmR
なんつーか、最近甘ったれた読者増えたよね
とりあえず、自分で読まずに喚いてる奴らは、物語読む資格ないと思うわ

471 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 00:17:13.56 ID:K/Bj3n+z
>>463
おれココでネタバレ喰らったんだけど…

472 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 00:52:11.20 ID:huPiAygA
俺も愚痴らせて貰うわ

なんつうか本スレの荒れようを見ると痛々しくてかなわん
第一バレが本当だったとしてまだ物語自体完結してもいねぇのに文句ばっかり
完結してみないとどうなるかも解らんだろうに騒ぐには気が早すぎ
展開が気に入らんなら黙ってフェードアウトしろよ一々報告すんな誰も気にしてねぇよと言いたくなる
まるでガキが駄々こねてんの見てるみたいだわ

まあこれを本スレで言えよって話なんだろうけどさ

473 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 00:54:24.51 ID:S8PgX17H
本スレで言えよ

474 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 00:58:00.05 ID:7o8TUXmj
>>472
おまえ、おまえが嫌ってる書き込みと同じような書き込みをしてるよ

475 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 01:47:45.24 ID:thkyTX/a
それ一番言われてるからな。 とりあえず脱げ。下もだよ(半ギレ)

476 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 02:12:42.42 ID:qwGRS6I0
でもネクタイは忘れるなよ
紳士の嗜みだぜ

477 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 02:18:39.40 ID:8gRfQfkc
いいから桐乃や黒猫のエロいSSを書くんだ
すべてはそこからだ

478 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 02:32:36.22 ID:7o8TUXmj
桐乃に隠れて逢瀬を重ねる黒猫と京介とか背徳感があってなかなかいいシチュだと思ったけど
俺はもう筆というかチンコが折れたから誰か書いてよ

あと、大介一人称で「京介じゃない方の息子が立った」ってネタを長らく温存してたけど
こっちは、まあ、もともと筆が進まなかったから、やっぱり誰か頼むわ

479 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 03:02:23.42 ID:w84qpII8
あークンカの人黒猫の妹で新作書いてくれないかなー
童貞の妄想じゃあのSSは書けないよ

480 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 06:16:45.27 ID:GZ8z8scJ
くだらないネタ温存してるところに思わず微笑んじゃったよ。

481 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 07:04:09.50 ID:w8qkNmwB
黒猫病弱ネタを暖めていたんだが微妙な雰囲気になってしまった・・・

482 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 07:34:41.95 ID:KOjY8mQt
何か誘い受けばっかだな……
内心>>444なのが見え見えでウンザリ
書く気失せたなら失せたで黙って消えればいいのに

483 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 08:52:18.28 ID:3HAJcTaD
あー、俺書く気失せたわ、書く気出なくなったわー
みたいなミサワが多すぎww

484 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 12:08:40.18 ID:cwtLnZCN
>>483
あー書く気なくなったわー
いいネタ温めてたけど雰囲気悪いから書く気無くなったわー
残念だなー書く気出ればSS出せるんだけどなー

485 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 12:19:46.86 ID:jks6jBJi
日向PSPで見た。メチャクチャ犯したい

486 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 12:20:09.43 ID:GOolNDXP
てす

487 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 12:48:45.09 ID:dpJIm4gf
珠希ちゃんに猥褻な行為をするSSがまだ一つもないとは失笑を禁じ得ないな

488 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 13:17:33.56 ID:vg4PnK7L
久しぶりに保管庫見たら黒猫のSSが消えまくってやがる…。
絶望してるのは分かるが完結してなかったえろねこSSまで消えてるってどういう事だオイ。作者まだここ見てたのか。

489 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 13:19:16.25 ID:QKIGFrQj
商業行ったわけでもあるまいに自分のSS消すってどういうことなんじゃろうか

490 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 13:27:42.43 ID:Eldvb2db
やる気やら情熱やらなくなったんじゃね?
消すのは作者の自由だしいいだろ

491 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 13:41:56.10 ID:QKIGFrQj
本人がいかんと思ったのなら仕方ないな
モチベって大切だよなぁ…

492 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 13:50:09.00 ID:vg4PnK7L
しかし原作がああなってしまうからここのSSに癒しを求めてきたというのに、それさえ無くなってしまうなんて。
全くユメもキボーもありゃしない。

493 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 13:54:46.96 ID:MfUiZROs
その気持ちはわからなくはないけど吐いた唾は飲むんじゃねえよと言いたい
その時書きたいと思った気持ちは嘘じゃないだろ

まあ過去ログ漁って読めるからまだいいけどさ

494 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 13:59:08.80 ID:jSkDODLW
気持ちもクソも作者の自由だろ
人間なんだから心変わり位するだろうて、それを判断するのは本人だし

495 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 14:11:49.23 ID:qwGRS6I0
勝手に他人のまで消してるヤツがいてもわからないのではないかという不安

496 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 16:02:41.09 ID:TpWP4qDK
>>495
俺もそれだけが心配
俺妹関係のスレは今どこも愉快犯みたいなのが来てるしさ

497 名前: ◆FWTxbOL4ewRu :2011/05/09(月) 16:09:48.52 ID:7o8TUXmj
今は管理者いないみたいだけど
自分で消したから復旧は不要

498 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 16:16:05.99 ID:o6Fg6tsO
いやあ黒猫派の手の平返しが面白いw

499 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 16:27:46.46 ID:yD6qjvYx
「もしもしー、瑠璃ー抜きたいからエロ写メ撮って送ってよ」
「うん。ちょっと待ってて」
…………
ピロリーン
「届いた?動画も送ってみたけどこれでイける?」
「ああ、ばっちりだ。愛してるよ」
「……うん。おやすみ」

いいなー京介裏山

500 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 18:42:35.26 ID:dpJIm4gf
なにそれエロい

501 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 19:08:28.82 ID:3PO86UXS
「代わりに、というわけではないけれど」
「ん?」
「あなたのエロ写メも送って頂戴」
「よし、任せろ」
「フッ、冗だ…えっ?」
「えっ?」

502 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 21:36:45.05 ID:CcLAvx+P
桐乃スレのまとめWikiは作者以外の奴による削除くらったみたいだね
その後復旧してるけど

503 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 21:46:41.30 ID:prZQ7NPc
>>502
バレの内容や黒猫スレの荒れよう見てると、八つ当たりされたと邪推せざるを得ないな

504 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 21:53:32.18 ID:yP5UUPWs
>>503
愉快犯ならこのタイミングでwikiに手を出す理由もないからな
確立で言えば、やはりそうなるだろう
しかしあそこは管理者いるから、アクセス履歴もバレバレだろうにバカな奴

505 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:04:39.63 ID:yD6qjvYx
わざわざ出張するのも馬鹿らしいって感じだったから
愉快犯だろ

506 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:05:19.60 ID:hksgrI4m
今回の騒ぎは大袈裟過ぎる気がするな
この展開はある程度予測できていたし(転校は除く)
似たような話の予想系SS読んで耐性できてたってのもあるが

507 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:10:16.15 ID:yP5UUPWs
>>505
wikiができたばかりってならともかく、今更愉快犯が出張してく方が考え難い
あの本ブチ破ったような奴が暴走したと見るのが自然だろう

508 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:13:03.03 ID:jks6jBJi
かんなぎ妊娠騒動みたいに、本やぶって見せびらかす馬鹿でそう

509 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:14:33.15 ID:3PO86UXS
もう出たんじゃないの?
よく知らないけど

510 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:14:57.32 ID:yD6qjvYx
全関連スレにざまぁとかレスしてた奴じゃないのかね
それこそスレも飛び越える勢いで同時刻に暴れたの見たけど
決め付けて疑うのはしたくないがな

511 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:26:41.87 ID:yP5UUPWs
>>510
あの手合いは基本的に冷静だから、足残すような間抜けなことはあまりしないけどね
まあ、ここで論じても結論でないし、断定するつもりはないが

512 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:34:25.13 ID:jSkDODLW
祭に乗じて煽ったり力の限り荒らせれば何でも良いって奴もいるからな
良くある事

513 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/09(月) 23:47:37.23 ID:HSz0toro
空気読まず投下します。

人形が気持ちいいわけがないの続きです。


視点:京介


登場人物:京介、桐乃、大介、佳乃


エロあり。
親子相姦?ものなのです。

514 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/09(月) 23:49:38.93 ID:HSz0toro
「ただいま〜…ん?」
家に帰ると居間の方から言い争う声が聞こえてきた。
桐乃と親父だ。
まさかあのコレクションが見つかったのか?
慌てて二人のもとに向かう。
そこには泣き腫らした顔の桐乃と怒り心頭といった面持ちの親父が対峙していた。
「京介か…いいところに来た」
親父が俺に近づくと胸倉を掴み、テレビに顔を向けさせた。
「これの説明をしてもらおうか」
「なっ…!?」
テレビには俺と桐乃がセックスする光景が流れていた。
互いの名を呼びあい、兄妹で身体を貪っていた。
「ち、違うんだ。親父。これは誤解だ。」
「なにが誤解なんだ?」ぎろりと睨む親父。
「本当に誤解なの」と桐乃。
「俺と桐乃はセックスしちゃいない」
「嘘をつくな。この映像が動かぬ証拠だ」
たしかに一見これは俺と桐乃がセックスしているようにみえるが実は偽物なのだ。
「これは合成なんだ。俺と桐乃は兄妹なのにセックスしたいと思っちまう変態だがまだ一線を超えていないんだ。」
「桐乃と同じ言い訳か。たしかに昨今はこういう映像の合成技術が進歩しているときくがこれはCGとかそんなレベルではない。それに兄妹で性行為をしたいなどと認めおったな。やはり変態ゲームの影響か」
「親父、まずはこれをみてくれ…」
桐乃に目配せをする。察した桐乃は驚くが俺の覚悟を読み取ったのか了承する。
俺と桐乃は自分たちの部屋から自分たちに似た人形を親父に見せる。
「そっくりだな…だがどうみてもこれは本物の京介と本物の桐乃が交わったようにしかみえないぞ」
「同じ視点から俺と桐乃人形、桐乃と俺の人形が同じプレイしたのを合成すればこの映像になるんだ。これをみて本気でしたような気持ちになって桐乃としたい衝動を抑えていたんだ」
「そんなこと信じられんな。やはりあのような変態極まるゲームや本を即刻処分すべきだった。それにそういう関係のあるやつらと今後は付き合うのはやめろ」
親父の言葉にカッとした俺はまたもや桐乃や黒猫、沙織たちの擁護の言葉を吐き、さらには自分勝手な独白を言うと
「それなら実際に確かめてみればいいだろ!」とまくし立てたのだった。
「ふん、のぞむところだ」
と親父は返事をしたのだった。
親父が去ってからとんでもない約束をしたことに慄然とする。
「あ、あんたなにを言ってたのか覚えてる?」と涙目の桐乃。
「ああ、残念なことにはっきりと覚えてる」
親父と桐乃が本当にセックスしているような動画を作成することになったのだ。当たり前だが本当にセックスするというのはなしで。


515 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/09(月) 23:53:27.84 ID:HSz0toro
ついに親父との約束を果たす日がやってきた。
今、家には俺と桐乃と親父しかいない。 母さんは主婦友達と遊びに出ていってしまっている。
今回の件は内容が内容なだけに母さんには知らせていない。家族会議にするにはあまりに過激すぎるためだ。
「あのときは父さんもついカッとなって引き受けてしまったがこれは…」
桐乃の部屋に俺達はいる。家で唯一鍵の掛かる部屋はここしかないためだ。もし母さんが予定より帰ってきた場合に備えてだ。ラブホの方が安心してできると親父にいったがむろん許してくれるはずもなかった。
ベッドでは全裸の親父が仰向けになったあの桐乃人形と向き合っていた。桐乃と親父がセックスする動画を作成するために必要な撮影をこれから行うためだ。
もちろん本当に実の妹と父がセックスするわけではない。相手に似た人形とセックスする動画を合成することで件の動画を作成するのだ。
ちなみに俺と桐乃も裸になっている。親父の羞恥心を軽減するためだが効果は今ひとつだ。
親父は物言わぬ自分の娘そっくりな人形に挿入するだけでなく、それを実の娘や息子に見られることにひどく狼狽し、及び腰になっているようだった。
状況が状況なだけ同情もしたいが俺と桐乃の命運がかかるためここは鬼に徹することにした。
「男なら二言はない、だろ?親父」俺ははっぱをかける。
「お父さん、このお人形をあたしだと思って抱いて」 桐乃ナイス!じゃねえよ!よけいにやりずらいだろ!
親父のあれはさらに萎えたようだ。この状態では挿入は無理だ。
そこであるモノを渡す。
「これは?まさかドラッグじゃあるまいな!」
「いや、違うぜ。バイアグラだ」
「なるほど意図は理解した。」
嫌々ながらもバイアグラを飲む親父。
さらに追い討ちをかける。
「なあ、親父って桐乃の友達のあやせって娘を知ってる?」
「う、うむ…前に母さんと桐乃の撮影現場に行った時に挨拶をしたな」
「ふ〜ん。そうなんですか」
「なにがいいたい?」
「じゃ〜ん、これな〜んだ!」
「そ、それは…!?」
あやせの記事の切り抜きをまとめたものを見せる。これは親父が集めたものだ。
「桐乃の記事を集めるのはわかるがこれはないと思うんだが」
「ええい。桐乃の友達のことを知るためでな…」
「まあそんなことより、あやせが最近ヌード写真撮影したってしってる?」
「「えっ!?」」と驚く桐乃と親父。
「これだよ」と一枚の写真を見せる。
「な…!?」
そこにはあやせたんが一糸纏わぬ姿があった。
親父はくいいるように見つめる。
桐乃が俺につかかってくる。
「あんた、これはどういうことよ!まさかあやせになんかしたんじゃないでしょうね!?」
「違うって。二人ともきいてくれ。これはいわゆるアイコラと呼ばれるものでつまりは合成写真というわけだ。ほらこんなもんもあるんだぜ」とあやせが複数の男たちに抱かれているアイコラをみせる。
「に、偽物なのか…ごくり」親父はなおもそれらの写真を見つめる。
「だが効果はあったようだな」
「え?…はっ!」
いつしか親父のあそこはビンビンになっていた。
「ふふふ、これで挿入できるな」
「いや違うんだ、桐乃。俺は決してお前の友達をみて欲情しているわけではなく、薬のせいでな…」
たじたじの親父を見て桐乃はにやりと笑みを浮かべると
「私はパパを信じてるよ。さあ桐乃にパパのぶっといの挿れて」と桐乃人形のローションで満たされたアソコを広げ親父を誘う。
おいおいこれじゃさっきみたいに萎えさせるだけじゃないか?というのは杞憂だったようだ。桐乃の言動に薬による作用も相まってさらに怒張しているように見受けられる。

516 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/09(月) 23:54:39.15 ID:HSz0toro
「………」
勃起したまま親父は目を閉じ、額にシワを寄せている。薬によって極限まで高められた性欲と娘の目の前で娘を模した人形に性行為をするという罪悪感という肉体と精神の葛藤に蝕まれているんのだろう。
俺はそんな親父を見ているのが辛くなった。
桐乃も同じように感じたのだろう。
「や、やっぱりやめにしない?こ、こんなのっておかしいよね…私たちが変態だったことでいいよ…」
さっきまでとテンションを一変させて声を震わせながら行為の中止を求める。
「ね、ねぇ…あの薬の作用を抑える薬ってないの?」と桐乃が尋ねる。俺は非情な返事をする。
「残念ながらない。あの量なら10回以上は射精しないよおさまらないな。なにもしなくても1日はあのままだし」「そ、そんな…じゃあ、ここから出ていこうよ。そしたらパパも一人で…」
「わかった。出るか、桐乃…」
「…!?」と親父は目を見開く。
俺は親父に言ってやった。こんなこと大きなお世話かもしれないけど言ってやったぜ。ちくしょう。
「でもそうすると親父は俺と桐乃がセックスしたと認めるということになるな!」
「…!」
「俺の肉棒が桐乃の蜜壷を掻き回し、互いに肉体を貪り、俺から放たれたどろどろザーメンが桐乃の内股を伝ったことになるな!」
「…!!」
「はっ、これでめでたく兄妹相姦できるってわけだ!桐乃の処女は俺が貰ったぜ!」
「それはならぁぁぁぁん!!」
親父は吠えた。
そして
「桐乃の処女は俺が貰う!!」
とんでもないカミングアウトした親父は目の前の桐乃人形の腰をむんずと掴むと挿入し……


果てた。


517 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/09(月) 23:55:56.43 ID:HSz0toro
「お〜い」
桐乃人形の上で肩を震わす親父に声をかける。
射精して気づいたのだろう。息子と娘の前で娘の名を叫びながら娘と同じ姿の人形相手に腰を振りまくった姿を見られたことに。
賢者タイム中の親父の心境はいかほどか。想像したくもないほどの自己嫌悪に囚われているのだろう。
そんな親父を見捨てるほど桐乃は親父のことが嫌いではないようだ。
「パパ、ごめんね」と桐乃。
「……」
「見ててちょっと恥ずかしかったけど、嬉しかったよ」
「え…?」と親父。
「あたしと兄貴がやっていないって信じてくれたからしてくれたんでしょ?」
「…そ、そんなことは…」
どうみても親父はそんな理由でしていない。でも本当のことはどうでもいいのだ。
「それに…あたしの名前を呼んでくれた。すっごくあたしを愛してくれてるってことなんだよね。あたし、パパの娘で本当によかった…」
「…!」
感極まったように顔をあげる親父。その泣き面をみると胸が締め付けられるぜ。よし、俺も親父を元気づけるか。
「親父、湿っぽいとこすまねぇがな。桐乃の処女については問題ねぇ。桐乃はすでに処女喪失済みだ」
「なっ…!?」と親父。まさかお前が…という目で睨まれる。
「え…?」と桐乃。まさか赤城兄とのことを言うつもりなの…と目で訴えられる。
「ふふ、安心しろ。桐乃の処女を奪った相手はこれさ」
俺は俺自身の人形を掲げる。
「こいつさ。こいつがあんたの娘の処女を奪ったにっくき相手さ。いやむしろこの人形のモデルとなった俺がある意味桐乃の処女を奪ったかもな。しかもほらこんな映像まである」
と携帯のディスプレイに例の俺と桐乃の合成したセックス動画を流す。
「……」ぽかーんとする桐乃。
「ぬぐぐぐ…」息子を撲殺する怒りをこらえるので精一杯といった様子の親父。
「悔しいか。悔しいんなら俺たちに見せ付けてみろよ。桐乃とのセックスを。そんでもって俺たちを悔しがらせてみろ!」
俺たちというのは俺と俺人形のことだ。
親父はまだ一回しか射精していない。まだまだ射精しなければ薬の効力は消えない。
すでに親父の一物は復活している。それも怒りのためかより大きく聳えていた。
親父は桐乃人形に再び向き合うと合体したのだった。

何十回とあきらかに薬の効力が消えてなお親父は桐乃人形を抱き続けた。
俺はビデオカメラを休むことなくとり続けた。
俺と桐乃は親父の技巧を凝らしたもはや芸術とさえいえそうなアクロバティックな行為の数々に驚嘆の声をあげた。
「すげぇ、なんて体勢なんだ!」
「パパっつたら激しいんだからっ////」
「ま、まさかこんな方法が…ごく…」
「ううう、あ、あたしも…」

途中で桐乃も親父の横で親父そっくりな人形と親父と全く同じプレイを繰り広げ驚かしたもんだ。
さすが天才。記憶力、運動神経やらなんやらハンパない。これには親父も大喜びで何度実の娘に手を出そうとしたことか。しかしぐっと堪え、娘と淫語の応酬に留めるという精神力を見せた。
もはや大義名分なんか消え失せていた。



518 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/09(月) 23:58:37.48 ID:HSz0toro
これで親父も桐乃との近親相姦願望をいだくなるようになり、めでたしめでたしというわけではなかった。
親父があんなにも狂ったのは、実のところ薬の作用や過激な状況、それに一時の激情に任されてのもので、つまり、行為の最中何度桐乃に手を出そうとしてもそれは一過性のものでしかなく、
冷静になった今は実の娘を抱きたいなどと思わず、ただひたすら自己嫌悪に囚われるだけだ。
そんな親父に俺も桐乃も声をかけることはできなかった。
親父は何も言わずに部屋を出る。俺と桐乃は黙々と部屋の後片付けして、風呂場で3体の人形と自分たちの体を洗った。
風呂場ではおまえたちが期待するようなことはまったくなかったぜ。俺がなんで洗う必要があるって?そりゃあんな激しいものをみたらムラムラしないほうがおかしい。
だから残りの人形に俺のリビドーをぶつけたわけだ。おいおい。引き算なんかするなよ?虚しくなるだけだ…


519 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/10(火) 00:00:29.48 ID:HSz0toro
帰ってきた母親とともに夕食を囲む。
「何かあったの?」
何も知らないはずだがそこは母親。俺達と親父の間に不穏な空気が漂っていることを察知したのだろう。
俺と桐乃は答えることはできない。
内容があまりに過激だし、父親に薬物まで投与し、半場強引に行為に及ばせたのだ。親父がここでばらすなら俺達は黙っているしかない。
「いや、なんでもない」
親父は答える。
「あらそう。あなたがそういうんでしたらこれ以上は問いません。京介、お父さんをあまり困らせないでね」
「えっ…!?」
何もかも見透かすような母の言葉に狼狽する。その慌てぶりに母がやっぱりねという表情を浮かべる。
「ッ…!」
向こう脛を蹴られる。桐乃だ。桐乃のアイコンタクトをうけとる。なになに?なんだただ鎌をかけただけか。それにだいたい俺が原因でこんな雰囲気になるもんな。
母さんにはばれてない。チクリと胸が痛んだが母が知ったらそれどころの痛みではないだろう。
今更ながら俺達の行為が常軌を逸しているか分かるだろう。だが後悔はしていない。



夕食が済み、自室に引きこもった親父に声をかける。
「親父、少しいいか?」
返事がする。
「京介か…入れ…」
部屋に入る。
「な…」
そこには桐乃の写真や記事が散らばっていた。
桐乃が生まれた頃から現在に至るまでの姿が納められていた。如何に親父が桐乃を大切に思っているかがその一枚一枚から伝わって来る。
「なんだよ、これは…?」
「見れば分かるだろう。俺に桐乃の父親を名乗ることはもはや出来ん。父親失格だ」
「はっ、たかだか娘似の人形相手にセックスしただけで娘を愛する失格はない、か。失望したぜ。あんたの桐乃への想いはたったそれだけで崩れるもんかよ!」
「お前風情になにがわかる…だが、あんなことを俺はしでかしてしまった…何も言えん…」
「ああ、わかんねぇな〜だって俺は桐乃の兄であんたの息子だ。父親の立場ってのはどんなだかしらねぇ。だがな…あれを見てもそう言えるんなら仕方ないな…」
「あれだと?」
「そう、あれだ」
「あれとは?」
「ここでは危険すぎる。桐乃の部屋に移動だ」
「うむ…」


520 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/10(火) 00:02:16.09 ID:HSz0toro
そんなこんなで桐乃の部屋。
「……」
親父は娘の顔をまともに見えないでいる。
「桐乃、もうできたのか?」
「ふふん、あたしを誰だと思ってるの?」
「一体何の話をしているんだ?」と親父。
「まあ、これを見ても同じ台詞を桐乃の前で言えるかな?」
桐乃のパソコンの動画プレイヤーをクリックする。
すると
「なっ…!?」
ディスプレイには親父と桐乃が一糸纏わぬ姿で性行為に耽る姿があった。そのあまりのリアリティに親父は唖然とする。桐乃のあそこに親父のアレがはっきりと挿入されているのが確認される。
「ま、まさか、知らぬうちに桐乃と…」
「違うよ、パパ。これを見て?」
桐乃がクリックを操作すると小さなウインドウが二つ開き、親父と桐乃がそれぞれ相手に似た人形相手に行為を及ぶのが映しだされる。
「ま、合成ってわけだ。」
「しかしこんなこんな短時間に…」
「本当は編集に一週間とかもっとかかるんだがな。桐乃が少しでも早く親父の不安を取り除きたいがために合成プログラムを組み上げたってわけだ」
「な…」驚く親父。それもそうだろう。いくらパソコンに疎い親父でもこれほどの短時間でこれほどのクオリティのものを作成するのに才能というものだけで説明できるわけがなかった。
「愛だよ。娘が親父を想う気持ちがこれをつくりあげたんだ。それだけじゃない。桐乃の動きを見てみろ。まるきり親父の動きに連動している。これはこうなることをみこしての桐乃の決意の顕れなんだよ」
「あ…」
「それにな。ほら二人の掛け声をきいてみろ。お互いが互いを労るようなそれでいて挑発し合い淫猥な雰囲気を永続さえしようと尽力しているのがわかる」
「ああ……」
「みろこの動きを!もはや桐乃は親父を見ていない。それなのに寸分違わず反応している。これは親父が己の快楽のためではなく、桐乃が最も気持ち良くなるように動き、
桐乃もまた親父を気持ち良くさせるという気持ちの顕れなんだ!ほら二人とも目をつぶってるのにこの舌の絡ませようはまるで本当にしているようだ!」
「あああ……!
「もうこれはただの合成映像じゃない。親父と桐乃が如何にお互いを父娘の情を抱いているのか。それを示す証なんだ!」
「あああああああ!!!」
親父は崩れ落ちる。
「俺は桐乃を愛していいのか!?俺は桐乃の父親でいていいのか!?」
「ふ、親父。きくあいてが間違ってるぜ。」
「桐乃…」桐乃と顔を合わせる親父。
「お父さん…」目に涙をためる桐乃。
それだけですべては通じたようだった。


521 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/10(火) 00:04:06.57 ID:HSz0toro
さて、父と娘で感動してるとこ水でもさすかな。
「親父、これでわかったろ。俺たちがセックスしてないって」
「ああ、そうだな…」と親父。
じっと桐乃がこちらを睨みつける。なんか文句でもあるのか?なるほど今はもはやそんなことは関係ないって?
そんなの知るか。ちょっと意地悪してみたくなっただけだ。
「しかし、すっげーリアルだな…俺ですら本物かと疑うぜ。なぁ、親父。今から数時間前を思い出してくれないか?桐乃に似た人形としてるところを…」
「あんた…まさか…だ、だめよパパ!あんな奴の言うこと聞いちゃあ…」桐乃は慌てて親父の意識を現在に引き戻そうとするがすでに遅い。
「ん?……あ」
稲妻にうたれたように硬直する親父。
「親父、どうしたんだ?」俺はきっとにやにやしているだろう。
「パパ、それは違うの!錯覚なの!」
「ま、まさか、そんな…だがこれは…どう考えても…」今度こそ蒼白する親父。親父は一体何を見ているのだろうね?

『俺は本物の桐乃とセックスしている…!』

親父が今再生している記憶では、本物の桐乃とあらんかぎりの淫猥な行為に耽っているのだろう。

「お、俺は…一体……なんてことを……」

このままでは本当に自殺しかねないので真相を打ち明けることにした。

「親父はあの時、桐乃に指一本触れちゃいないよ」

「え?」ほうけた様子の親父。


522 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/10(火) 00:08:04.69 ID:HSz0toro
「だから錯覚なの、パパ。人間の記憶ってのは曖昧で人物の顔や姿も過去に関連するものに置き換えられたりするの。
だからあたしそっくりの人形としていると知っていてもいざ思い出すとその人形があたし自身に置き換えられたわけなの。それに…」
とパソコンのディスプレイを見つめる。
「こういう記憶ではごまかせない映像記録をみるとそれであたかも本当に行われたように感じるの。夢で見た情景を体験したように思っちゃうみたいにね。」
「まあそんなこといっても錯覚した記憶ってのはそうそうもとに戻らないんだぜ。脳内麻薬が分泌しまくって意識が若干朦朧としてたってのも影響あるかもな。それに!」
親父はびくんとする。今自分は救われているのだろうか?それとも奈落の底に向かって墜ちているのだろうか?
「記憶ばっちりの桐乃もその錯覚からは逃れられないときた。むしろ桐乃の方が関連づけて覚えるのが得意なぶんより鮮明ときた!」
曖昧なのに鮮明とはこれ如何に。これには根拠がある。なぜなら桐乃はこの錯覚をより鮮明にするというスキルを極めたのだ!天才だからね。なんでもありだ。
「つまり、親父と桐乃は本当にセックスした思い出を持ってるんだ!しかも実際は肉体関係にあるわけじゃないから父娘の関係は崩れない。クリーンだ。
背徳感を抱く必要がねぇ。いや、むしろ娘を汚すことなく快楽をともにした点に関し、これ以上の父と娘の絆はないな!熱熱だぜ。ぴゅーぴゅー」
ぼうだと涙を流す親父。
「すまない…」
もう一声だ。桐乃に目配せする。
「じゃーん。こんなのあるんだよ!」
桐乃はTシャツやネクタイなどを親父に見せる。
「こ、これは…!?」
桐乃は説明する。
「これはあたしとパパが初めて結合した記念Tシャツ。結合したときの写真がプリントされてるの。ほらパパとあたしの結合部分がモザイクなしではっきりみえるでしょ?これは騎乗位記念ジッポ。ほらこうして動かすと騎乗位してるみたい。で、つぎはね…」
ペチと桐乃の頭を叩く。
なぁ、桐乃。こんな短時間によくもまぁこれだけのグッズを作成できたと褒めたいところがだな。なんだ。親父が若干引いてるぞ。おいおい。はじめて自分の娘が変態だと気づき始めるぞ。それはそれで面白いがそうではなく。
「親父、こんなんがあるんだぜ」と写真をみせる。まあ、動画のワンシーンをスクリーンプリントしてプリントアウトしただけだが。
「親父と桐乃のはじめてのセックスをおさめた『記念写真』だぞ」
「記念、写真…?」
「そうそう。これなんかよく撮れてるな。それにこの動画をDVDに焼いたものもある。ほらパッケージもあるんだぜ!
『実録!禁断の一線を超えた父と娘!父は警○関係者、娘は有名読書モデル!モザイクなし!』とタイトルまでしてあるぜ!なあ、これからもそんな『記念撮影』しようぜ!」
すまん桐乃。俺もどうかしてるわ。
「……いくらだ!よこせ!おおー桐乃可愛いよ桐乃綺麗だよ!」
と暴走する親父。うお、親父が娘の記念品収集オタクだったの忘れてた!


523 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/10(火) 00:12:57.90 ID:fh112/0a
やや落ち着きを取り戻した親父が言う。
「京介、桐乃。実は昨今、日本では家族内での凶悪犯罪が増加傾向にあるんだ」
「親父…」「パパ…」な、なんだこの雲行きは…
「それらの家族関係を調べてみると驚くことに実に半数が家族間で性交渉が行われていたというではないか。やはり近親相姦は犯罪の温床になると俺は個人的に考えている。
血が繋がった者同士での性行為は罪悪感や背徳関などでそれらの関係を歪ませてしまうのだと。現在、近親相姦願望がある者の割合はどのくらいかわかるか?6割だ。日本人の6割が近親相姦願望を抱いている」
「ぱねえな」
「ああ、ぱねぇ。もちろん6割すべてが実際にしてしまうわけじゃないがそれでもそういう暗い感情を抱いて生きることになる。かといって本当にするのは生物学上にも精神的にもマイナスでしかない。」
「親父、なにが言いたいんだ」くそ、結局親父は許してくれなかったのか…
「安心しろ。俺はなにもおまえたちの行為を否定している訳じゃない。むしろ凄いと関心している。願望というのは叶えられないほど叶えたくなるものだ。どんどん欲求が膨らんでしまう。
それが本人の自制で止められなくなったとき人は禁を犯す。だが、お前たちの方法はそんな願望を抱く家族を救う光となるかもしれん。偽物とはいえ近親相姦したという記憶だけでどれほどのものがその願望を弱めることになるか」
ぱああと桐乃の顔が輝く。たぶん俺もだ。
「だが、お前たち二人では心配だ。俺も監督者としてこの行為が果たして未来の日本を救う一助となるか見届ける必要がある」
「へっ、実の娘セックスしたい言い訳しかきこえないな」
「え?そうなの?パパ?」
「そうだな俺もその6割だ。桐乃とセックスしたい!」
親父は俺達の優しさに打たれてそんな嘘をついたのだろう。なんにせよ。これにて一件落着!

……と思うだろ。それがまだだったんだな。

がちゃ
母「なにこれ?」
父「これは桐乃との愛の記念撮影なんだ!」
俺「だーちがうー!」
妹「父と娘の情愛の証なの!記憶もあるの!」

ああ、どーすんだこれ!

というわけで俺と母のあれをダイジェストでおおくりします。

524 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 00:15:56.78 ID:meIfoVmH
パパ?

525 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない2:2011/05/10(火) 00:16:52.49 ID:fh112/0a
母「ふーんなるほど。合成ね」ふーん
俺「ああ」合成なんだよ
母「信じらんないわ。あたしにもつくってこれ。あんたとのセックス動画」ちらっ
俺「ぶふー!」ちらっじゃねー
妹「兄貴とぉ!」ぱぁぁぁぁ
父「ぶくぶくぶく」
俺「でもな。母さんと同じ人形が必要なんだ」こればっかしはな…
妹「…」
母「わかったわ。じゃあ、さっそくしましょ」するする
俺「だーなんで脱ぐんだー」話きけよ
母「だって『本物』と見比べないとね」かもーん
父「ぶくぶくぶく…」
妹「あ、あのね…」ちら
俺「ん?なんだ?」
妹「これ、なんだけど…」そそ
母「まあ私にそっくり」うっとり
俺「なんでそんなもんもってんだ!」ぴきぴき
妹「えっと兄貴と母のセックスをぴんぐーみたく撮影しようと…」えへっ(*^.^*)
俺「どんだけ範囲が広いんだ」がーん
母「さっそくしましょ」かもーん

数時間後

母「あはは、本当にしてるみたい」どんどん
俺「しくしく」
妹「お兄ちゃん…」
父「京介ェ…」
俺「だって母さんどんだけ騎乗位すきなんだよ…それに『これまでの日常で母さんを誘う状況を20個言いなさい』ってなんだよ。」
妹「お兄ちゃん…」
父「京介ェ…」
俺「どんだけノリノリなんだよ。完全に俺男優気分だよ。バイアグラ無理矢理飲まされてなんとかもったってだけだ。正直はじめのほうはちょっと興奮してたけどもう無理。」
妹「お兄ちゃん…」
父「京介ェ…」
母「おほほほ。じゃ、つぎは4Pの撮影しましょ」
俺、妹、父「「「ーーーー!?」」」


つづく?

526 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 00:24:31.39 ID:MKZIF6g0
混沌としたSSだなww

527 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 00:56:36.46 ID:/zWRDkFc
最初から、かませ猫って言われてたのに、いまさら何が気に入らないのか分からないんだが?

528 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 01:16:31.31 ID:XV4vq4Wu
黒猫と別れるところ以外の展開が概ねアウトだったな

529 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 01:31:03.70 ID:qUEtMhZ/
>>527
いまさらだろうと気に入らないものは気に入らないんじゃね
シャナみたいにグダついてきたから俺はもう原作切るけど

530 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 01:35:51.36 ID:Z74reBtA
そういう空気は読まなくてもいいっすよ、乙ー。

しかし狂気を感じるSSだww(褒め言葉)

531 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 01:40:06.68 ID:34DIvU3S
電通の戦略を思い出した。
捨てさせろ、流行遅れにさせろ、きっかけを投じろ、混乱を作り出せ、みたいな。

見事にみんな引っかかってたりしてw
誰が得すんだかわからねーけどさw

532 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 08:48:27.39 ID:4/0HvwZ0
随分と遅くなってしまった…気がつけば自分で言い出してから二週間
PCクラッシュにデータ破損。兄貴どころかデータごと消えてしまったあの日
先日漸くPCが修理できたのでなんとか発売前にと突貫で書き上げれました

今更かとも思いますが投下します。朝から何やってんだと突っ込みはやめてあげて

 兄貴の消えた日 後編   12〜15レス予定

533 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 08:49:27.53 ID:4/0HvwZ0
 ユラユラと体が揺られる。フワフワとした浮遊感。それにこの温かいぬくもりはなんだろう。

「ああ〜、くそ。上りにくいな。桐乃目覚まさないだろうな? 今目を覚まされて暴れられたらたまらねえぞ」

 すごく近い場所から声が聞こえる。それはあたしが求めてやまない、あいつの声だ。

「桐乃が、軽かったのがっ、せめてもの救い、かっ!……ぃしょっと!うし、後は部屋まで運ぶだけだな」

 うっすらと開く目から見えるのは思ったとおり、京介の顔だ。
 あたしは今一体どういう状況なんだろうか。もしかして、京介に抱きかかえられてる?
 でも、たしか京介は……ああ、そっか。これは夢か。ずっとあたしが見続けていた夢。
 ちょっと考えればわかりそうなことだ。あたしの妄想の産物の京介が、こうしていること自体が既に夢だって言ってるようなもんだよね。
 あはは。なんて、都合がいいんだろう。
 でも、夢ならもう何も遠慮も隠す必要も、ないかな。意地を張らなくてもいいのかな?
 あたしが求めるままに京介を求めても、いいのかな?

「ふう。こうして大人しくしてれば可愛いのによ。普段の憎たらしさが嘘みてえだよ。ホント」

 あんたあたしのことそんな風に思ってたんだ。……わからなくもないケド。
 憎たらしいってことぐらい……自覚してる。素直になれない自分。 でも、それは京介も悪いんだから。
 この数年間、ずっとあたしを放っておいたくせに。
 いっつもフラフラと他の女とイチャイチャして。なのにあたしにはそっけなくて。
 そのくせ、いざという時は助けてくれて……そんなの、あんたにどう接していいかわかんなくなるに決まってんじゃん。

 ガチャリ、と扉が開く音がする。
 それからユラユラとした感覚が少しした後、ボフンとやわらかいものの上に置かれた。
 かぎ慣れた匂い。これは……あたしのベッドかな。多分そう。どうせなら京介のベッドがよかったのに。
 ベッドに横にされたあたしに布団が掛けられる。
 狭い視界の中、あたしに「おやすみ」と言って振り返る京介の姿が見えた。多分部屋に戻るんだろう。

 ――嫌だ。行かないで。もう、あたしを一人にしないで。傍にいてよ。

 そんな想いがあたしの心を埋め尽くす。そのせいだろうか。あたしは京介の袖の裾を無意識のうちに掴んでいた。

「桐乃?」
「兄貴……」

 振り向いた京介の目と視線が交わる。
 京介があたしを見てくれる。掴んでいる手が、今京介がここにいることを教えてくれる。ただそれだけの事実が嬉しい。

「わりぃ。起こすつもりはなかったんだけどよ」
「……ううん。…………わざわざ運んでくれたんだ?」
「ん、お、おう。いや、一応起こそうと思ったんだぜ?
 でも声かけてもゆすっても起きねえし。このままリビングで寝かしとくのもまずいかなって……」

 しどろもどろになりながら言い訳をする京介。そんな京介が可愛く見えて内心クスリと笑った。
 でも、少し前までの京介ならそこであたしを部屋まで運ぼうなんて思わなかったはず。せいぜい、寝ているあたしに毛布をかけるのが関の山なはずだ。

「毛布、掛けてくれればよかったんじゃないの?」
「いや、なんか麻奈実から連絡があってよ。
 お前の様子がおかしかったから早く家に帰ってやれって言われて……そんで帰ったら、なんかお前がうなされてるみたいだったし……」

534 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 08:50:09.82 ID:4/0HvwZ0
 『麻奈実』。その名前を聞いた瞬間、さっきまで嬉しいという想いに染められていた心にドロリとしたものが流れ込んだ。
 黒い『それ』はあたしの心を一瞬にして侵食していく。
 『それ』が何なのかなんて、自分じゃわかりきってる。どこまでも醜い、そんな感情。ギリッっと歯を食いしばった。

 ――あんたの口からあいつの名前なんて聞きたくない!

 黒い『それ』は『嫉妬』という明確な形を持ってあたしを支配する。
 京介の腕を力いっぱい握り締めてグイッと自分のほうへと引っ張り込んだ。突然のことに京介は対処できなくてこっちに倒れこんでくる。
 あたしは京介を引っ張った勢いを利用して、寝起きとは思えないような機敏な動きで京介と体を入れ替えて馬乗りになった。
 ぐつぐつと煮え返る心とは裏腹に、頭はいやに冷静だ。
 もう随分昔のことのように思える最初の人生相談。そのときと同じ構図になる。違うのは、ここがあたしの部屋か京介の部屋かってことぐらい。

「お、おい。なんのつもりだ!? 」
「うっさい。黙って」

 俯いてるあたしの顔は京介には見えてないはずだ。でも、あたしの雰囲気が普通じゃないことに京介も気付いたみたいだった。

「黙ってって……やっぱりお前何かおかしいぞ。麻奈実が言ってた通り、やっぱり何かあったんじゃ……」
「黙れって言ってんでしょ!!」
「!!?」

 これ以上その名前を聞きたくない。あたしは京介の口を塞いだ。自らの口を使って。
 これがあたしのファーストキス。ムードも何もあったもんじゃない。本当に泣きたくなった。

「んん!? ん、んうぅぅぅう!!?」
「ん、んふっ、 ん…んん! んっんっ、んぅぅう!」

 目を見開いて暴れる京介を、無理矢理押さえつけながらキスを続ける。
 本当はこんなことしたくなかった。
 あたしだって女の子だ。初めてのキスは、夜景の綺麗な場所で好きな人と、って思ったこともある。大好きなエロゲに出てくる妹達みたいに、両思いの相手といつまでも思い出に残るようなキスをしたかった。
 だけど、結果はこれ。嫉妬に駆られて、どうしようもない自分の想いをおさえきれずに、無理矢理押し付けるようなキス。こんなの……あんまりだ。でも――京介とキスしている。そんな今に歓喜をあげている自分も確かに存在した。
 素直になれなくて、周りの目を気にして、京介の態度にやきもきして、ずっとくすぶり続けた想い。それが今、キスを切欠にあふれ出して止まらなくなってる。
 愛情と嫉妬、歓喜と失望、これが現実であってほしいという希望と夢であるという諦め。色んなものが混ざり合ってあたしの理性を狂わせていく。
 もう―――止まれない。止まるもんか。

「んん〜〜っ、ぷはっ! ハァ、ハァ…… お、お、お、お前何のつもりだ!? 流石にこれは冗談じゃすまねえぞ!?」
「……冗談なんかじゃないし」
「なんだって?」

 京介の言葉を聞かずにあたしはその場で膝立ちになった。
 そのまま服に手をかけて、スルッと一気に脱いだ。今日着ていたのはワンピースタイプの服だったから、一枚脱げばあたしが身に着けているのは下着だけだ。
 こんな姿を京介に見られてると思うとすごくドキドキする。心臓の鼓動とまらない。    

「ちょ!? ば、バカ! いきなり服脱ぎだすなんてお前何考えてやがる!? 服着ろ! 服!それと俺の上からどけ!」
「ねえ、あたし綺麗かな?」
「人の話を聞けよ!い、今はそんなこと言ってる場合じゃねえだろ!」
「何で?」
「何でって……」 

535 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 08:53:11.36 ID:4/0HvwZ0

 真っ赤な顔で狼狽する京介の手をとって、あたしは自分の胸へと押し当てた。
 大きな手。胸の大きさには少しだけ自身があるけど、京介の手にはスッポリとおさまってしまう。

「んっ――ほら、あたしこんなにドキドキしてる。わかる?」
「あ……う……」
「冗談、なんかじゃないから。あたしは、ずっとあんたとこうなりたかった」

 本心からの言葉だった。
 白状してしまうけど、あたしは今までに何度も京介を想って自分を慰めたことがある。
 アメリカへ発つ前まではそんなことは一度もなかった。でも、京介が迎えに来てくれて、自分を必要としてくれるんだと思って、
 そして家でエロゲをしていたら、あたしはいつの間にか自分を慰めていた。京介に、触られるのを想像して。
 それはきっと、自分の中にある気持ちを誤魔化すことができなくなったから。京介のことを、男として好きだということが。
 それからというもの、あたしは自分を抑えることが出来なくなった。エロゲに自分達を重ねて慰めたこともあったし、
 自分で想像してスることもあった。壁一枚向こうで、京介が寝ているのをわかっててベッドでしたこともあった。

「で、でもお前、俺のことキモいとかウザいとか言ってたじゃねえか」
「あれは……んっ…た、確かに言ってたケド、別にあんたのこと嫌いなんて…ぁん!言ったこと、ないし……」
「で、でもだな……お、俺達は兄妹だぞ。こ、これは、まずいだろ!?は、早く手を離せ!」
「んんっ…そんなこと、言ってるけどさ兄貴…んぅっ!さっきからあんたの手、あたしの胸揉んでるじゃん」

 そう、こいつは口ではそんなことを言っておきながら、あたしの胸をさっきかずっと揉んでいるのだ。
 さっきから途中途中で言葉が切れるのもそれが原因。……この変態スケベシスコン兄貴め。

「こ、これはっ――!」
「いいよ、兄貴なら。だってあたし、あんたのこと―――好きだし」
「!?」

 すっごい驚いてる。それも仕方ないか。これはあたしが今まで素直になれなかったせいなんだから。

「す、好きって、マ、マジで言ってんの?お前」
「うん。あたしはあんたが好き。ていうかここまでやってそこに行き着かないあんたもどうかと思うけどね。
 ……もう逃げない。誤魔化しもしない。あんたがどう思おうと、あたしの気持ちは変わらない」
「そ、それって兄貴として好き……とかっていうことは……」
「しつこい。あたしはあんたが、一人の男として好き。誰にも渡したくない。だから――あんたの初めて、あたしが貰うから」
「! まっ――!?」

 体を少し横手にずらしながら、さわっと京介のズボンを押し上げる『それ』をなで上げる。
 あはは、今ビクってした。あたしが気付いてないとでも思ってた? 気付かないわけないじゃん。こんなにおっきくしちゃってさー。
 やっぱりこいつ、あたしで興奮してる。もっともっと、あたしだけで頭が一杯になればいい。あんな女のことなんか忘れるぐらいに。

「ほら、口じゃそんなこと言ってるくせにこれはなんなの? 妹の体で興奮するとか……もうシスコン否定できないよね。あんた」
「や、やめろ。桐乃」
「いーや」

 そう言ってあたしは京介にもう一度キスをした。
 
「はん、んちゅ……ん、ん、んぅぅ」
「んぁ! ん、ん、んンっ!、んっんん!」

 キスしながらピクッピクッって時折震える京介がヤバイくらい可愛い。まあ、あたしがキスしながら京介のものを撫でてるせいなんだケド。
 京介の抵抗が弱まったのをいいことにあたしは京介の口に舌を差し込んだ。京介は一瞬目を見開いたけど、もう抵抗するのを諦めたのかそれ以上の抵抗はなかった。

「んふっ……んく、んふぅ……ん、んっ……んちゅ」

 あたしの舌が京介の歯を、舌をなめあげるたびにくちゅくちゅといやらしい音がする。そんな音が耳を震わせるたびに体が熱を持ってあたしを興奮させる。
 すごい、これ……気持ちいい。こんなの気持ちよすぎてやめらんない。こんなに京介とキスするのが気持ちいいなんて思いもしなかった。

536 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 08:54:13.05 ID:4/0HvwZ0
 
「あん、ん、んっ……んちゅる、んは!ぁんん……! んふ……んちゅ、ちゅ、ちゅる……」

 もっと、もっと、もっと……。
 今まで我慢してきたものを吐き出すようにキスを続けているうちに、熱を帯びる自分の体の奥から湧き上がってくるものを感じた。
 え? うそ……あ、あたし……キスだけで、イっちゃう――!?

「んちゅっ、ん、ん、…んふぅ!?」

 あ、あ、クる、クる……! きちゃうよぅ――!
 そんな風に思っていたときに、あたしが一方的に絡めていた京介の舌がいきなりあたしを絡めとる様に動き出した。
 お互いの舌が絡み合うことで不意打ちのように倍増した快感に、あたしは一気に上りつめていく。

「ん、んむぅっ、んく、んはぁ……んちゅる、ちゅるる……ん!ん!……っ!…っ!」

 絶頂を寸前にした体はピクピクとした震えをあたしに伝えた。
 だ、だめ……もう、我慢できない。あたし……京介と、京介とキスしながら――イっちゃう!
 イく、と思ったその瞬間、あたしは京介にぎゅうっと抱きしめられた。

「んん〜〜〜〜〜〜!!!!」

 頭がホワイトアウトするように真っ白になる。ビクビクと快感に襲われて痙攣する体は、京介に抱きしめられていて身動きが取れない。チカチカとする視界に、自分がイったんだって自覚した。

「んぷはぁ……ハァ……ハァ…」
「き、桐乃? だ、大丈夫か?」
「ば、ばか……ハァ…ハァ…あんたがいきなり抱きしめるから、イっちゃったじゃん……」
「す、すまん」
「あやまんなくていいっての。……すっごく、気持ちよかった……」
「そ、そうか?」
「うん」

 京介に抱きしめられて、その温かさを感じながら余韻に浸る。
 すごく幸せな時間。でも、こいつはどういうつもりなんだろうか。さっきまであたしを拒否してたのに……どうでもいいか。どうせこれは――――夢なんだから。

「なぁ、桐乃。俺……」
「ところでさあ」
「…っ、な、なんだよ」
「『これ』、さっきより大きくなってない?」
「!」

 京介に抱きしめられてるせいで位置的にあたしのお腹辺りにある『それ』は、さっき以上に大きくなっているような気がする。ズボンの上からでも熱いのがわかった。

「こんなにパンパンにしちゃって……今楽にしたげる」
「ちょ、ま!?」

 ジ〜〜〜〜〜。
 京介に起き上がられても面倒だから、あたしは器用に京介に体重を預けながら下半身を浮かせてズボンのジッパーを下ろす。
 山になってるせいで上手くいかないかと思ったけど、案外すんなりとジッパーは降りた。
 そのままテントを張っている下着に手を伸ばし――一気に『それ』を剥き出した。
 それを見たあたしは――

537 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 08:55:39.41 ID:4/0HvwZ0

「……キモッ!」
「てめ、人の勝手に出しといてなんだよそれは!」

 だって仕方ないじゃん。エロゲじゃモザイクかかってて形なんてよくわかんないし……
 じたばたと暴れる京介を押さえながらそんなことを考える。もう、そんなに暴れないでよ。押さえるのも大変なんだから。

「んぁ!?」
「うっ!?」

 バタバタ暴れる京介のチ○ポがずりゅっとあたしの股間をこすった。その時にピリッとした感覚が体を走って声をあげてしまう。
 落ち着いたと思っていた体はまだまだ熱を持っていて、それを切欠にまたスイッチが入ったようにしてあたしの興奮を高めていく。

くちゅり

 そっと自分の股間に手を伸ばしてみれば、一度イってしまったせいか、そこはもうびしょびしょに濡れていた。
 下着が意味を持たないぐらいに濡れているのは、自分の興奮の度合いを示してるともいえた。
 くちゅくちゅと自分のをいじりながらあたしは自分の上半身を起こして京介の顔を見下ろす。

「ん!…兄貴、見える?…んくっ。あんたとキスしてて、あたしのここ、こんなになっちゃった…」
「く、桐乃、それは……! んおっ!」

 チ○ポの裏筋に自分の股間をあてつけるようにしながら自分でもそこをいじっていく。くちゅくちゅと音を立ててこすれる感じがたまらない。あたしの股間とこすれる刺激が強いのか、京介も苦しいような、気持ちいいような顔をしている。
 あたし、京介に見られながら、京介でオナニーしてる……!

「んくっ、兄貴の、エッチ…んっ! なに、妹のシてるところ凝視してんの? キモいっての……んんん! ハァ…ぁふっ…そんなに見たいなら…あんたも手伝ってよね…んぅっ!」
「くそ。桐乃…っは、お前、今度は何を…?」

 あたしは自分のブラのフロント部分に手をかけて――プチンとそれをはずした。
 ハラリと落ちるあたしのブラ。今、あたしの胸が京介の前に、さらされてる。何もつけてない、そのままの形で。
 京介にはどう見えてるんだろ。あたしの胸は、京介の好みかな……そういえばこいつ、巨乳好きだったっけ。

「っ、…見える? あんたの好きなお、おっぱい。こんなに乳首もビンビンになってる……!」

 ヤバ、なんかおっぱいって言ってて超恥かしいんだケド。でも、なんか余計に興奮してきたかも。

「…………ぞ」
「え?」
「もう……止まれないからな!」
「あんっ」

 ぐわしって音が聞こえるような勢いであたしの胸が京介の手に掴まれた。そのままぐにゅっぐにゅっともみしだかれる。

「ちょ、ちょっと、んんっ! あ、あんた勝手にひとのんぁあ!? ふぅ…んくっ! 胸を……っ!」
「お前が…手伝えって、いったんだろうが…っ!」
「そ、だけど…ぅふん! はっ、んあっ、んく、…んきゅぅ!? あっ…んは! ちく、び…んくっ…やだぁ…!」

 あたしのおっぱいが、おっぱいが京介にもまれちゃってる。それに、乳首が手の平に転がされて……刺激がつよすぎちゃうよぉ!

538 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 08:56:32.36 ID:4/0HvwZ0

「桐乃、気持ちいいのか?」
「ば、ばかじゃん……うぅんっ、あ、あんたの手なんか、んくっ、きもちいいわけ……」
「そういいながら、ここはさっきよりも……」
「んぁぁあっ!」

 きゅっと乳首をつかまれたせいでのけぞりながら悲鳴じみた声をあげた。
 そんなあたしの反応を見た京介は、そのまま乳首を離さずにコリコリ、キュッキュッとあたしの乳首をいじめる。
 だめ、ダメだってきょうすけぇ。そんなにされたら、あたしがまんできなくなっちゃう!

「あぁん! あ、にき…っ! そんなに、乳首んぁっ、ばっかりぃ……あはぁっ」
「だってお前すっげえ気持ちよさそうな顔してる」
「ば、ばかぁ、 みるなぁあ!」

 恥ずかしくて両手で顔を隠すけど、京介の手は動くのをやめなくてどんどん気持ちよくなってくる。
 そのせいか、気付かないうちに自分で腰を擦り付けるように動かしていた。ぐちゅぐちゅと聞こえる音もさっきより大きい、気がする。
 や、ヤバイって。これ以上ちょっと、がまんむり。京介の手が気持ちよすぎて、あたまへんになるっ。

「ほら、桐乃。もっと……」
「だ、だめ!」
「うお!?」

 はぁはぁと肩で息をつきながら何とか京介の手をあたしの胸から離すことができた。
 さっきまで触られてた胸がジンジンと熱い。まだ感触が残ってるみたい。
 股間に手を伸ばす。そこはもう準備なんて必要がないぐらいに濡れてる。今からここに、京介のを…

「兄貴。あたし、もう我慢できないから……いいよね?」

 自分の下着をずらして京介のをそこにあてがう。くちゅり、と音を立ててキスをしたそこから熱さが伝わってくる。
 手の平なんか比べ物にならないぐらい熱い、それ。
 その様子をまるで呆けたように見つめる京介は、何を考えてるんだろうか。

「いくよ……?」
「――! まっ」

 京介が入ってくる。十分以上に濡れていたあたしのそこは、思っていたよりもスムーズに京介を飲み込んで行く。ズズズとある程度は入ったところで、覚悟を決めた。

 ツプ、ズブブブ、グチュン!  ――――――…………っ

「ふぅぅううんっ!! …っ、ハァ、ハァ、…………うっ、ぐ……」
「くお、あつ……! 桐乃、お前泣いて……」

 あたしの顔を見て京介が焦ったように声をあげる。京介が言ったように、あたしは泣いていた。
 痛かったわけじゃない。痛かったから泣いたんじゃない。むしろ、痛みで泣けていたらよかった。

 今、これが夢なんだと思ってても、どこかで期待してた。痛みがあれば、これは夢なんかじゃないのにって。現実なのにって。
 京介を確かに膣内に感じるのに、でも、そこに至るまでに痛みがなかった。あたしは、処女なのに。
 それだけで十分だった。
 これは夢だ。どこまでも夢なんだ。最後には全部消えてしまう、ひと時の夢。
 だったらもう遠慮することなんてない。あたしの全部をぶつけよう。

539 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 08:57:08.70 ID:4/0HvwZ0

「桐乃、痛いなら無理は……」
「大丈夫。痛くなんかないから。それよりも、動くから……勝手にあんただけでイかないでよ?」

 京介の胸に手を置いてゆっくりと腰を上下させる。

 じゅぷ、じゅぶぶ、ずぷ、じゅぷん……

「は、あふっ……んん! 兄貴、気持ちいいよ。ああぁ……んくっ!」
「く……俺も……すっげえ気持ちいい。ぬるぬるなのに、締まって……!」
「んんん……ホント? じゃあ、もっと……あ、は……はやく、するからね」

 じゅぷっ、じゅぽっ、じゅっ、じゅっ、じゅぶ、じゅぷっ。

 動きが速くなった分、勢いがついて京介がコツコツとあたしの奥を叩く。そのつど頭の先まで突き抜けるような快感があたしを追い詰めていく。
 
「ああぁ、あんっ、ん、ん、んぁあっ! 兄、貴……! すごい、すごいよ……んんん! うぁ、あっ! あんたのが、コツコツって、あたしの奥まで届いてる!」
「くぅ!桐乃……っ」

 体の中でどんどん大きくなっていく快感に、力が入れられなくなってきた。そのうちに手をつく体勢を維持できなくなって、京介の体の上に倒れこむ。

「ん……兄貴、あにきぃ……んちゅる、ちゅ、ちゅる、んん…っ!は、んむぅ…っ……っ」
「ちゅび、はむぅ……き、りの…んちゅ、ちゅ、んん」
「んんん……はぁっ、はっ……あにき…好きって、好きって言って……」
「桐乃…?」
「お願い。あたしの、こと……好きっていって……!」

 夢の中だけでもいい。京介から好きって言ってほしい。

「桐乃……好きだ」
「……!」
「好きだ……好きだ、桐乃!」
「ああ……あにき……っ、きょう、すけ……京介!」

 一番聞きたかった言葉。怖いぐらいの幸福感があたしを包んでいく。

「んちゅ、好き、好き、はぁんん! ……きょうすけ、すきなの……ちゅ、ちゅく……もう、どこにもいかないで……」
「んぷはっ。ああ、俺も桐乃が好きだ。ずっとお前の傍にいる。もう離さねえ」
「ぜったい? ぜったいだよ? もう、どこにもいかないでね?」
「どこにもいかねえよ。絶対だ」
「……うん!」

 じわっと涙が溢れる。これは夢。だからそれは果たされない約束。でも、それでもよかった。
 京介からそれが聞けただけで、あたしはもう十分だ。
 倒れこんでしまった時に止めてしまった動きを再開する。

540 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 08:59:17.66 ID:4/0HvwZ0

 ぐちゅん、ぐちゅう、じゅぶっ、じゅぽっ、じゅぽっ

 お互いが求めるように、合わせるように動くことでさっきとは比べ物にならない速度で何かが駆け上がっていく。

「んあっ、あん、あ、……あふ! ああぁあん! んふあ、あっ、あああっ!きょう、すけ……あたし、もう……っ!」
「ぅく……ああ、俺も、もう――!」
「ん、うん……いいよ……ああ……そのまま、あたしのなかで……んんんっ!」
「で、でもそれは」
「い、いいから!……そのまま――!あ、あ、あ」

 パンパンパンと肉のぶつかる音が響く。だんだんと何も考えられなくなって、京介を感じることしかできなくなってくる。
 だめ、もうげんかい。クる。さっきよりもぜんぜんおっきいのがクる!

「くぅ!? 桐乃、もう、出る!」
「あたしも、いく、いく、いっちゃう……っ!……っ!」

 そして

「ぐ――、でる!」

 どびゅる!びゅるるる!! びゅるる、びゅるるるる!

「!? 熱っ……あああっ、ああぁぁああっ!? んふあ、ああっ、あああん! いく、いくぅううあああ―――!!」

 あたしは自分の一番奥に京介の熱い迸りを受けて

「んあ……あ……ふ……ん……」
「はぁ、はぁ……ん、おい、桐乃? 桐乃?」

 眠るように気を失った。

541 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 09:00:09.83 ID:4/0HvwZ0
目を開けたその眼前に、京介がいた。どうやら眠っているようでスースーと寝息が聞こえる…ってそうじゃなくって――!?
 へ? あ、え、うえ? な、なんでこいつがいるの? 兄貴はいないはずで、現実じゃなくて――!?
 混乱する頭は正確な答えが出せなくて、よけいに混乱に拍車がかかっていく。
 と、とりあえず一回起きなきゃ!
 そう思って体を起こした時にはらりとかかっていた布団がまくれた。その下のあたしは、パンツ一枚しか着ていなかった

「き、きゃああああああーーーーーーっ!!」
「うおぉお!? 何だ? なにごとだ? 何があった!?」

 あたしの叫び声に隣で寝ていた京介も目を覚ましてしまった。
 何事かと辺りを見回していた京介と目が合う。

「き、桐乃!? お前、一体何があっt「こっちみんなバカ! エッチ! シスコンのド変態!! あっち向いてろ!!」ぶへぇ!?」

 バッチーン!と痛快な音を立て京介の顔をはたいたあたしは布団を手繰り寄せる。
 ちょ、な、な、なんであたし下着一枚なわけ?それになんでこいつと一緒に寝てなんて――
 とそこまで考えて、思い出した。
 も、も、もしかして、あの夢だと思ってたのは――!?

「いちちちち……。おい、ひでえじゃねえか! 俺が何したっていうんだ!」
「う、ううう、うっさい! それよりこれの説明しなさいよ! あ、あんた一体あたしに何したわけ!?」
「いや、何って、言われてもな……」
「ちょ、ちょっと、そこで顔赤くして黙んないでよ! ま、ま、まさか――!」
「まさかって……お、お前が誘ってきたんだろうが! 俺がお前をここまで運んでやったらお前がいきなり――!」
「わかった! もういい! もういいからそれ以上いわないで! お願いだから!」

 ま、マジなの!?あ、あたし、こいつと、その、一線越えちゃった!?
 あれ、でもそれだったらなんで……ああもう! 考えるの後にしよう。今は一回状況を整理しないと。

「と、とりあえず着替えるから一回でてってよ。今、あたしちょっと混乱してるから……。そしたらリビングに集合。わかった?」
「わかった……また後でな」

 そう言って京介は部屋から出て行った。
 はあ、とにかく一回着替えよう……うわ、なんかベトベトする。股の間になんか挟まってる感じがするし……一回シャワー浴びよう。それぐらいの時間ぐらい大丈夫でしょ。
 あたしは一度シャワーを浴びたあと、布団のシーツを処分した後にリビングへと向かった。
 これは後で知ったことだけど、処女でも行為の際にまったく痛みがないこともあるそうだ。
 赤い染みのついたシーツの言い訳なんて、思いつくわけがないししかたがなかった。

542 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 09:00:58.93 ID:4/0HvwZ0
「……つまり、俺は桐乃の妄想の産物で?実際にはいないもんだと思い込んでいたと」
「……うん」

 リビングに集まったあたしたちは、昨日のことについて一通りのことを話した。
 何であたしがあんなことをしたか。というのが大部分だったけど。

「お前、実はバカなのか?」
「な――!?もとはといえばあんたが悪いんでしょ!?
 一昨日、 あんたなんで帰ってこなかったわけ? あたしはそのせいで色々と勘違いしちゃったんですケド!」

 そう、全部は一昨日こいつが帰ってこなかったのが悪い。その説明はしっかりしてもらわないと!

「ああ、それか……てかお前携帯は?昨日なんでか繋がらなかったんだが」
「う……こ、壊れた」
「壊れた?」
「う、うん。一昨日階段で落とした拍子に踏みつけちゃって、こわれちゃった」
「そういうことか……まあ、一昨日は連絡しなくて悪かったよ。こっちも色々あってな……」
「色々って?」
「……酒で酔いつぶれた」
「はあ?」

 こいつ、今なんて言った? 酒で酔いつぶれたとか聞こえたんですケド

「いや、久々に赤城と遊んでてだな、あいつの家に行ったわけなんだが、
 赤城のやつがそこで酒を出してきてな。明日は休みだし少しぐらいいいだろって話になって……」
「…………」
「お、俺は帰ろうと思ってたんだぞ!?
 自分でも酔いつぶれるなんて思ってなかったんだよ!まさかコップ一杯で潰れるとか思わねえだろ!?」
「ふぅん……それで妹一人残して泊まってきたわけ」
「た、確かに桐乃を一人にしたのは悪かったと思ってるけどよ……でも連絡はしてたはずだぞ。俺じゃなくて瀬菜が、だけど」
「……え?」
「後で聞いたんだが酔いつぶれた俺達を見て瀬菜がこっちに連絡入れたらしい。
 家電にかけたけど誰も出なかったから留守電に入れといたって言ってたぞ」

 留守電……あはは、そういえばまったくそっちは頭になかった……かも。
 そろ〜っと電話機のほうを見てみれば留守電のランプがチカチカと光っているのが見える。

「……聞いてなかったのか?」
「……うん」
「なるほどな。もしかして黒猫がお前の様子がおかしいって言ってたのも……」
「黒いの、そんなこと言ってたの?」
「ああ。「いつもなら軽く流してしまうような冗談なのに、随分と動揺していたわ」とか言ってたぞ」
「うう……」

 まさか京介がいなくて情緒不安定だったなんて黒猫には絶対に言えない。言えばからかわれるのが目にみえてる。

「じゃ、じゃあ、あの表札は何よ!? 何でいつもかかってる表札がなかったわけ!?」
「あれはただぶら下げてた画秒が折れただけだぞ。表札自体は部屋に置いてある」
「……マジ?」
「おう」

 なに、つまり、あの時あたしがこいつの部屋に入って、それを確かめておけばこんな勘違いしなかったってこと?
 ズーンと自分に嫌気がさして顔を俯かせる。
 全部、あたしの空回りだったってわけ? それはあんまりなんじゃない?

543 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 09:04:27.89 ID:4/0HvwZ0
「麻奈実も心配してたぞ。あやせには何でか「ぶち殺します!」とかって追いかけられたが。あれは怖かった…」
「……なによ、あいつ。あたしがあんなこと言ったのに心配? お人よし過ぎるでしょ。そういうところがムカつくのよ」
「桐乃?」
「……なんでもない。あやせに関してはあたしもよくわかんない
 (むしろ何であんなこと言ったのかあたしが聞きたいぐらいなんだケド)」
「そうか……桐乃」
「何よ?」

 俯いた顔を上げて、京介の顔を見ればいつになく真剣な顔でこっちを見つめていた。
 普段見せない凛々しい顔にドキッと胸が高鳴る。

「まあ、昨日までに何があったかはわかった。じゃあ……昨日のことは、全部、嘘か?」
「そ、れは……」

 嘘は、ない。昨日あたしが京介にしたことは、全部、自分が望んでいたことだ。そこに嘘は一つもない。

「……ううん。あれは全部本当のこと。あたしの気持ちも、ずっとあんたを想ってきたってのも、全部本当のことだよ」
「……そっか」
「あんたは? あの時言ってくれたのは……勢いだけ? それとも……」

 正直、これを聞くのは怖い。でも多分聞けるのは今をおいてないと自分の中の何かが訴えている。
 きっと、今ならどんな返事でも受け止めることが出来ると思う。

「……桐乃」
「何?」
「俺はさ、お前のことがずっと大嫌いだった。お前は俺をまるでさもいないように無視してやがったし、
 いざこうやって話せるようになったかと思えばお前の口から出るのは文句や罵倒ばっかりだ。」
「……うん」

 言われてみればその通りだ。いくら素直になれなかったとはいえ、思い返せば随分ひどいことをしてきたように思う。

「でもな」
「……?」
「そんなお前が留学して、いなくなって、すごく寂しいっての自覚して、お前を迎えにいって、顔を見れたときに思ったよ。漸く会えた、ってな」
「……」
「お前がこっちに帰ってきてからも色々考えてみたんだよ。俺は何でお前なんかのためにこんなに頑張ってんだろうって」
「……なんかは余計だっての」
「うるせえよ。……どうしても妹ってだけじゃ処理しきれない感情があるのはわかってたさ。
 それでも無理矢理そういうのに理由をこじつけて、自分を誤魔化してた。それが、漸くわかったんだよ。昨日な」
「それって……」


544 名前:兄貴の消えた日 後編:2011/05/10(火) 09:05:28.80 ID:4/0HvwZ0

 それは、そういう意味で受け取ってもいいの?

「昨日も言ったけどな。改めて言うぞ。俺は桐乃、お前が好きだ」
「うん」
「確かにお前は妹だけど、それだけじゃなく、女の子としてお前が好きだ。お前にはもうどこにもいってほしくないんだ」
「うん……うん!」    」

 涙が頬を伝う。それは昨日流したような悲しい涙なんかじゃなくて、嬉しくて、嬉しくて自然にもれていく涙だ。

「この先いろんな問題もあると思うけどさ、俺はそれでもお前と一緒にいたい。桐乃は、どうだ?」
「あたしも……あたしも、あんたと一緒にいたい! ずっと、ずっと一緒にいたい!」
「だったら、ずっと一緒だ。もう絶対に離さないからな」
「あたしだって、あんたのこと、絶対に離さないからね」
「おう」
「……今日からあんたのこと、二人きりのときは京介って呼ぶからね」
「なんだか照れくさいな」
「いーじゃん。そのほうがそれっぽいでしょ?」
「それもそーだな」

 ふたりで見詰め合って笑いあう。そんなひと時に幸せを感じる

「だから、さ」
「ん?」
「あんたはこれからあたしの兄貴じゃなくって」

 これから先、いつまでもこのときを守っていきたいと思う。
 あたしたちなら、それが出来ると思うから。だから――

「あたしだけの、京介だからね!」

 これからも、ずっとずっと、よろしくね。



-END-

545 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 09:11:36.24 ID:4/0HvwZ0
以上です。

ものすごく遅くなって申し訳ないと言うしかありませんです
あんな見栄を張っておきながらこの様。
まっていてくれたかた(いるかわかりませんが)すいませんでした
これから書くときははもっと短いやつにしようと思います


それはそれとしてエロシーンムズ過ぎ……自分には到底無理だとわかりました。
もっと短く纏められればよかったのに。見栄を張るからこうなる。
書くにしても女のこ視点はもうしません。すいませんでした。

546 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 09:49:28.46 ID:4/0HvwZ0
忘れてた…

前編、中篇は前スレの 738 847 になります
もしくはエロパロまとめのほうにあります

色々抜けててすいません。であ

547 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 10:00:24.90 ID:RlsNEdFk
>>533-545
みんな、悪ふざけがすぎる。
きりりんお疲れさま。


548 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 10:10:47.17 ID:a8Zl8Gux
>>545
おおおぉよかったよおおお!朝からいいもの見れた!

549 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 12:45:06.12 ID:WcFe7XP0
>>545
お疲れ様、GJでした。
自分が望んでいたきりりんが見れて満足しています。

550 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 16:00:14.65 ID:reGGj3Wj
とりまG巻読んできた。壮大な痴話喧嘩…

551 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 17:57:47.69 ID:mYKjR3HA
他のスレでの発売前の叩きっぷりほどではなかった

552 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 19:44:57.46 ID:MKZIF6g0
>>545

8巻ネタは本日24時でよろし?
いや、書いてないけど

553 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 19:45:04.52 ID:/f2ldTMF
京介のセフレ的立場になって、桐乃に隠れてエロいことする黒猫の話はまだですか?>>8巻後の設定

554 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 23:17:27.06 ID:8XzI0jlH
まあネタバレはいい感じに予想を裏切ってくれたよ
そして全てのネタバレが真実とは限らない・・・!

555 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 23:25:15.75 ID:iK6JdlsP
百聞は一見にしかず。

たかが1枚や2枚のバレ画像ですべて信じ込んで騒ぎだした奴らは見事に釣られたな

556 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 23:58:00.49 ID:kgfkWVOq
作品批評は本スレでやればいいし
エロパロ板ってのは、まず作品をありのまま受け入れてることが前提で、その上で様々な妄想に馳せるところ
騒いだ奴らは所詮スレチってことか


557 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 00:01:34.29 ID:O9nGNtXZ
で、批判したやつ分析を始めるやつがわいて泥沼化

558 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 00:02:51.19 ID:/HBD8aJj
>>533-545
まってたよぉ!

実は興奮しすぎてまだ読んでいない。
明日の楽しみに取っておく。

ほんとにありがとう!

559 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 00:23:52.48 ID:TngkqXyw
アンソロジー、京介が痛いキャラに描かれている作品があるな。
インデックスと御琴がそれぞれ眼鏡をかけている薄い本を
京介が持っているなんてw

560 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 00:33:57.87 ID:hilDyf5C
まさか、あの京介が正解だったなんてな

561 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 01:43:33.28 ID:xvjRylFy
アパートタイプの社宅だと絶対トイレ和式じゃないよなーがっかりだ
盗撮ネタはもっと早くにやるべきだったか

562 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 01:54:07.98 ID:fuQEgkoq
>546
完結GJ。待ってたぜ

563 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 05:19:26.71 ID:ptq1sihH
>546
この話を読んでいると「涼宮ハルヒの消失」を思い出す。
桐乃が体験した恐怖はキョンが体験したものと同じだろう。

もし「高坂京介」が「五更京介」となっていたら完璧「消失」と同じ展開だな。

564 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 12:17:19.87 ID:y2PjtPgG
最新刊で一番キュンと来たのがあやせの話でごめんなさい
あれは良い闇あやせになる(キリッ

565 名前: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/11(水) 19:33:51.15 ID:463PBS4Z
俺も黒猫もの書いてたけど8巻読んだらあやせペロペロしたくなってきた

566 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 19:53:24.44 ID:zJdvL5u2
伏見はもっとあやせのヤンデレ部分をもっと出すべき
京介にデレデレの桐乃に嫉妬して辛く当たる位やって欲しい

567 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 20:01:04.56 ID:ktoswWCk
ゲ、ゲ−ムでいいのではないでしょうか……

568 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 20:21:31.87 ID:C1vcZ092
8巻が想定してた中で最悪の展開でガッカリだわ…
もう(完)でいいよこれって吐き捨てたわ

569 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 20:23:10.05 ID:zJdvL5u2
>>567
え・・・
ゲームってそんな展開なのか
金銭的にキツイから今だに買ってないんだが買わなければいけなくなっちまったな

570 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:18:13.05 ID:srCL5/1h
>>569
バッドエンドの1つに、ヒロインに殺されるエンドが

571 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:32:46.28 ID:TngkqXyw
>>569
その内容のために、「犯罪」のコンテンツアイコンが俺妹Pに付されている。

http://www.cero.gr.jp/rating.html



572 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:35:30.42 ID:TngkqXyw
あと、おまけのブロック崩しゲーム。
失敗したときに各キャラのセリフがあるが、
桐乃、黒猫、加奈子はバカにしたセリフを、
麻奈実と沙織は慰めるセリフを言ってくれる。
いずれもキャラの内容に合ったものだが、
問題はあやせ。
なんつうか、怖い。

573 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:38:16.69 ID:VRB2ulpe
で結局さんざん言われてた↓はどうなった
・猫いちゃ
・猫破局
・桐乃義妹
・沙織空気

574 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 22:20:52.47 ID:LHlMe9ei
猫いちゃはあった。2章〜3章がそれに該当。ちなみに1章は告白されてから付き合いだすまで。
破局は微妙。確かに恋人関係解消という意味では破局と言えるけど、どちらかと言えば凍結の方が近い。
義妹は完全にデマ。そんな描写はどこにもない。
沙織は1章で出番があっただけで、それ以降は出てきてない。空気といえば空気? ちなみにあやせの出番も同じぐらい。

575 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 22:41:49.10 ID:wfWX3Suu
雑談するならよそいけ

576 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 23:04:17.82 ID:gn+jd6AO
正に8巻の黒猫は.
あやせ「そのルートは、すでに私がPSP版で通った道だ!」
だしな...
あやせのほうはその後は腹ボテ行きまですませたし
正に真ヒロインだな

577 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 23:30:05.56 ID:x4WbQZf3
ライターで何するつもりだったんだ?まさか、加奈子みたいに裏でマイセン(マルボロだったか?)を…。

578 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 00:22:15.66 ID:wb0YC1lT
黒猫とキャッキャウフフしたいよおおおおおおおおおお

579 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 01:48:18.90 ID:cWL6Qjz7
つかさたんは黒猫の最終目的地までキチンと書くのかね
途中で俺翼エンドならそこらのSSレベルなんだが

580 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 02:22:29.62 ID:MYMYEg2e
???「最近拙者の影が薄い気がするでござるよ京介殿」

581 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 02:28:29.46 ID:QE1Ln96R
一応6巻で一章分もらった後なんだぜ? 遠い昔のように錯覚するけどw
でも、次巻ではまた一章貰えそうだね
そろそろ、あんたの視点の話も来るんじゃないか?

582 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 02:38:01.81 ID:dKIV4erm
ハーレムルートあるかもな
そしたら誰も不幸にならず万々歳で俺歓喜

583 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 05:02:58.17 ID:R2O22Apy
京都面妖編の闇桐乃に監禁された京介のその後が気になって気になって仕方がない
桐乃に飼われる京介いいなぁ

584 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 08:48:16.86 ID:3eFH80NH
あやせに飼ってほしい

585 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 08:59:43.32 ID:qD7C8ELD
それよりあやせを飼いたい

586 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 09:28:54.48 ID:TC5oXLlx
大介さんコイツです

587 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 10:13:22.43 ID:cup0ZroP
新規シナリオが開放されたと見られるあやせルートに俺歓喜

588 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 13:33:03.80 ID:OP9850VG
PSP百合ルートの桐乃は真っ先に親父に相談すべきだったんじゃないだろうか


589 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 14:22:29.67 ID:WRlgs+BC
8巻のルートだと
まなみ、あやせ、加奈子、沙織といって、黒猫、きりの の順が王道か?
うん、いけそうだな

590 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 19:30:21.89 ID:DFZ3RZ6t
>>589
女装した真壁君が抜けてるよ

591 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:04:46.00 ID:fKyF/zbC
>>590
瀬名ちゃん、ハウス!

592 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 23:12:56.18 ID:oTXKkuTL
>>586
このスレの大介パパンだと、
「私の娘に何かようか?」と言い出す可能性があるぞw

593 名前:短編『付き添い』 ◆ACPRLbMxAk :2011/05/12(木) 23:35:24.76 ID:VgerZr9D
「そろそろ時間よ」
「はい‥‥‥」

珠希はいつもなら「はいー」という明るい感じの返事なのに、今日は暗い。
まあ、それも当然のことね。今日は歯医者に行く日なのだから。
食後に歯を磨く癖をつけておけば、こんな呪わしく愚かなことにはならないのに。

「姉さま。やっぱり、痛いのでしゅか?」
「そうね。痛いでしょうね」
「う、ううう」
「ちゃんと歯を磨いておくべきだったのよ」

そう。全ては油断だ。
妹たちだけは悪魔の呪縛に囚われないよう、私はいつも気にかけていた。
それなのに、こんな莫迦なことになるなんて。
歯医者までの道程は、何らの変遷も無く、いつもの町並み。
だが珠希には歪な風景に見えることだろう。
歯科医院の白い外観の建物は、これから始まる悪魔的儀式を想像させないものだ。
だが、この中でどれだけの苦しみが展開されたであろうか。

「初診でお願いします」

受付で保険証を出してから、私と珠希は待合室の椅子に腰を掛けた。

「―――さん、どうぞ」

受付に陣取る小悪魔の呼び出しに応じ、一人の雄が診察室に入って行った。
待合室には珠希と私の二人だけ。
ということは、次の呼び出しで覚悟をしなくてはならない。
不安そうな顔をする珠希と目が合った。

チュイ――――ン

診察室から漏れてくる禍々しい音に反応して珠希が身を縮こまらせる。

「とても痛そうでしゅ」

泣きそうな目で深い不安の底に沈んだ珠希を救うために、私は珠希を抱きしめた。

「これは殆どの人が通るなのよ。この軛から逃げてはいけないわ」
「はい‥‥‥」
「大丈夫。千葉の堕天使が、この苦しみから解放してあげてよ」
「はい‥‥‥」

「五更さーん、診察室にどうぞ」

遂にやってきた。

「はいっ!」

私は立ち上がって診察室に向かった。

「姉さま、がんばってね」

無邪気な顔で私を励まそうとしている珠希が愛らしい。
クッ‥‥‥私ともあろう者が、虫歯になるなんて。


『付き添い』 【おしまい】


594 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 23:47:12.91 ID:cXPGBEw9
>>593
なんてこったwww
GJ!

595 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 23:53:34.75 ID:5WJwYvDO
そっちかよwww

596 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 00:11:30.31 ID:HZGza5dy
小悪魔とか雄とかイチイチひでえと思ってたら
オチがもっとひどかったw

597 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 00:17:16.15 ID:QLMtMasP
お前かよww

598 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 00:31:12.79 ID:hnQuFp9S
わろた乙w
寄りによって下の方w

599 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 00:58:14.61 ID:ZCL5S8HU
妹たちを気にかけるあまり自分のことがおろそかになったのかww

600 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:01:51.04 ID:VIwdVPCy
投下します。


例によってエロありです。


601 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:03:06.83 ID:VIwdVPCy
「なぁ、どうしたんだよ?」
最近麻奈実の様子がどこかおかしい。
どこか元気がないんだよな。
でも、前に今回みたいな勘違いな落ちかなと思ってしばらく様子を見ていたがそうではなく、やはりなにか心に影を落とす何かがあるにちがいない。
麻奈実がそんな状態なまま自分の面子のため何日も放置していた俺が憎らしい。
俺の愚かさを少しでも挽回できるように俺は麻奈実に直にきくことにしたんだ。
「え?…な、なんでもないよ…」
あきらかに動揺する麻奈実。
「なんでもないことないだろ。悩み事があるんなら相談にのるぞ。いつもいつもお世話になってるしな」
麻奈実は少し表情を明るくし、
「きょうちゃん…ありがとう…でも、こればっかしはあたしがなんとかしないといけないことなの…」
そういうと再び表情が曇る。
くそ、力になれないなんて…
「そっか。でも無理するなよ。もしかしたら俺も少しは手伝えるかもしれない。そのときは遠慮なく頼れよ」
麻奈実は力無く笑って頷くのだった。


602 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:04:37.78 ID:VIwdVPCy
放課後、今日はゲーム部に顔を出さす日だがそれは無視して麻奈実と一緒に帰ることにした。
黒猫はちょっと残念な顔をしないでもなかったが気のせいか。いや、気のせいではない。それは黒猫の大の仲良しの瀬奈が最近学校に来ていないのだ。そのため俺がいなくなるとめっきり口数が減ってしまうのだ。
そんな邪推はあるいは的外れかもしれない。そうだ。あの黒猫のことだ。俺がいなくても部長や真壁君とマニアックなゲーム論でも展開してるにちがいないだろう。
なんにせよ、目下俺は麻奈実の悩みを探して解決すべく、麻奈実とできるだけ行動をともに必要がある。
今日は図書室で勉強を教えてもらい、その後田村屋に寄ることになった。
勉強中は普段と普段とそんなに変わらなかったが田村屋に向かう麻奈実のあしどりがちょっと重い気がするな。自分の家に関係があることなのか?
まさかじじいが危篤とか?
そんな俺を待っていたのは、白装束姿のじじいだった。 「うおいっ、なんちゅう格好してんだ」
しかし、じじいは無言でこちらを恨めしそうに見ている。
な、なんか本格的だな…
「なぁ、麻奈実、なんかいってやれよ」
と言っても麻奈実は無反応。
ロックやばあさんもいるがじじいについて全く反応しない。まさか見えていないのか?
え?まさかホントにじじい死んだの?それでいまみえているのは何か未練を残したじじいの地縛霊!?


603 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:05:23.79 ID:VIwdVPCy
「な、なにか思い残すことでもあったのか…?」
俺はビビりながら地縛霊と化したじじいに尋ねる。
じじいは明らかに脚をつかわずに滑らかにこちらに寄ると心底恨めしそうな声で
「麻〜奈〜実〜と〜結〜婚〜し〜ろぉ〜」
「なに言ってやがる!?」
バシンとじじいの後頭部を叩く。確かな手応えを感じる。
すると
「あんちゃん、煽られ耐性なさすぎ!俺なんて帰って2時間は無反応だぜ!」と自慢げにロック。
「あらあらおじいさんに反応しちゃだめですよ。図にのらせるだけですからね。ちなみに私は朝からおじいさんと目線を合わせていませんよ」とばあさん。
「うおっ、じじい可哀相すぎっ」と俺は思わず口を滑らすと
「家のモンにかまってもらえなくてワシは寂しかったんじゃ」と泣きついてきやがった。
田村家のじじいへの扱いだんだんきつくなっていくな。しまいには死んでも葬式あげてもらえないんじゃないか?
そんなじじいに一抹の同情心を抱く。
そのあとばあさんとじいさんから麻奈実といつ挙式を上げるんだなんだかとからかわれたのはいうまでもないな。
しかし、麻奈実はその会話に加わらずお茶の準備や家事の手伝いをしたりしていたな。
夕食をご馳走になり、泊まれと言われるまえに家に向かった。


604 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 01:05:34.50 ID:8AUFXgux
さっすが、クオリティに定評のある氏の作品w
乙!!

605 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:07:08.36 ID:VIwdVPCy
家に帰ると
「しぇ、んぱぁぁ〜い、お、かえぇりぃなさぁぁ〜いいんっ、あっ、、ん、、そこぉぉぉ、、、じゅる、あはは、、れろれろ、、、」
リビングで薬を投与された赤城の妹の瀬奈があへ顔のまま親父にアナルを犯されていた。
「京介、今日は遅いな。はぁはぁ、瀬奈ちゃん、おまんこからいやらしい液がだらだら出ているよ。いやらしいね」
「ん、、、だってぇ、、だぁい、、しゅけのぉ、ねぇんりょおうぼぅがぁんんっ、、あたしの、、ろぉなぁぃでぇ〜、、ん、、とぉけちゃってぇ〜るのぉ〜ぅん」
親父は瀬奈の腰を掴むと上下にゆっくりじらすように動かしていく。瀬奈はそのたびに喘ぎを上げ、蜜壺から淫猥なる液を垂らしていく。
「ただいま。麻奈実のとこで食べてきた」
そう言うと
「地味子とはしたの?ねぇ?」
どこからか桐乃のからかう声が聞こえてきた。
声を向いた方をみると60型のTVのディスプレイに桐乃とお袋、それに赤城兄の浩平が全裸で絡みついている。
浩平は左右から桐乃とお袋に挟まれ、「せなちーのお○んこトロトロだよ〜おにいちゃんはこのお○んちんをどこいいれたいの?」と桐乃に声責めされている。
カメラのモニター越しにリビングの親父と瀬奈と両親の寝室にいる桐乃とお袋と浩平はプレイを見せ合いしているのだ。
「実の妹のとろとろお○んこをこの棒で掻き混ぜたいんでしょ?ねぇん…」とお袋も浩平に囁きかける。
「あぁぁ…入れたいです!ぼくは瀬奈に生でいれたいです」と浩平。


606 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:08:46.16 ID:VIwdVPCy
俺はため息つくと制服を脱ぎ、裸になる。
浩平の目の前で瀬奈のとろとろお○んこに挿入する。
浩平の絶叫がスピーカーから聞こえた。
「うわ、ますます勃起させてる。この変態!」と桐乃はなじると浩平の肉棒を自らの中に取り込む。
赤城妹は俺と親父に挟まれ、赤城兄は桐乃とお袋に顔と性器を塞がれる。
俺は瀬奈の口の中に強引に舌を入れる。瀬奈はとろんとした目のままなすがままだ。腰を動かし、瀬奈の舌を舐めながら麻奈実のことを考える。
麻奈実の様子は学校だけではなく、自分の家でもどこかおかしかった。いやむしろ家の方がその度合いは大きかった。
他の家族はどうかというとロックもどこかおかしいんだ。俺に対しなんかよそよそしいっつーか後ろめたいことを隠してる感じだったんだ。
そのことを麻奈実のことも合わせて聞いたら案の定ロックはひどく狼狽しながらもなんでもないとあからさまなごまかしをした。
そんなことを考えながらふとともに粘性の液体がかかるのを感じる。ふと俺と瀬奈の結合部分を眺め遣ると白い泡のようなものが出てくる。精液だ。しかし俺はまだ射精していない。親父のだ。
子宮にたっぷり注がれた親父の精液が俺の弩張したものによって瀬奈の愛液とともに外に追いやられているのだ。
思考を戻す。そういえば、麻奈実とロックの会話がほとんどなかったな。ん?珍しく姉弟げんかでもしてんのか?しかしこの天然姉弟なら数時間、いや数分で仲直りしそうなんだがな。
瀬奈の子宮の向こうから俺の亀頭が刺激される。瀬奈の大腸を掻き乱す親父の肉棒がこちらまで衝撃を与えているのだ。
俺の携帯が鳴る。麻奈実からだ。とろんとした気持ちが吹き飛ぶ。瀬奈と行為をしたまま電話に出る。


607 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:09:53.27 ID:VIwdVPCy
「……」
「どうした?」
「…ええっとね…きょうちゃん…」麻奈実のらしくない躊躇いが声。瀬奈が俺の耳たぶを舐めはじめる。
「おう」
「あ、あのね…」なかなか切り出さない麻奈実の煮え切らない態度に俺は苛立ちを瀬奈の乳首を噛んで紛らわす。
瀬奈は声を発する。
「だ、だれかそこにいるの…?」
「いや、俺だけだ。で?」
瀬奈の性器から俺の性器に微量の薬が染み込むのがわかる。瀬奈ととろけるような錯覚に陥る。瀬奈は親父がうっかり家に住む持ち帰った事件の物証である麻薬を誤って吸引してしまった。
一回の摂取であるため依存性などの禁断症状はでなかったがそのかわりこの麻薬は少量でも強力な催淫性を催し身体から自然に抜け出るにはまる一ヶ月はかかる。
性行為を行うことで性器を介して薬を抜くことができるのだ。
だがここで意識を混濁させるわけにはいかない。どうにかして理性を保つ。
「……その、きょうちゃんに相談したいことがあって…」「わかった。今からだよな?今からそっちにむかう」
腰が勝手に動く。とめられない。
「…あ、うちじゃなくて…帰りにとおるあの公園で…」
俺のなかでなにかが猛烈な勢いで高まるのを感じる。
「わかった。今すぐいく」
携帯を通話を切ると俺は瀬奈にどろどろの液を射精する。抜くと白い液が垂れて来る。
俺は素早く服を着込むと公園に向かった。


608 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:12:42.60 ID:VIwdVPCy
公園につくと麻奈実がブランコにぶらさがっていた。となりのに座る。
「ごめんね」すまなそうな麻奈実。
「気にすんな」本当に気にする必要はねぇ。俺は好きで麻奈実の役に立ちたいんだ。
麻奈実は相談内容を話し出した。
なんでも弟のロックの自分への態度がおかしいという。
「あたしに最近ベタベタ甘えてくるの」
「シスコンだもんな」
「それに一緒に風呂に入っているときにね」
「仲いいな〜」
「あ、、、あれをね」
「ふむ、あれか」
「あれなの。あれをね、大きくして私にみせつけるの」
「……」
「それにね、お風呂の床に仰向けになってソープごっこしようなんていうのよ」
「……」
「それを拒否するとね今度はあれを触ってほしいっていってくるの」
「……」
「それからたまに一緒の部屋で寝るんだけどね。夜中に目を覚ますとあたしの上にのっかっていたの。」
「……」
「のっかるっていってもほとんど重さは感じないくらいなの。でも寝間着ごしに弟のあれをあたしのあそこに押し付けるのはわかるの。躊躇いがちにちょんちょんって感じ何だけどね」
「……」
「びっくりして声もでないよね。でも弟はわたしになにがしたいんだろ?まさか、姉弟なのに、わたしと…」
「わかった。何も言うな。俺にまかせろ」


609 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:20:21.85 ID:VIwdVPCy
数日後
「どうだ?」
麻奈実に調子をきく。
「う〜ん、なんだか喜んでたよ。あんちゃん最高!って」「そうかそうか」
俺はロックに麻奈実そっくりな人形を渡したのだ。


さらに数日後
「あのきょうちゃん、やっぱりだめみたい。またまえみたいにおかしいの」
「うーん、そうか。なら麻奈実にも手伝ってもらうか」
「?」
俺はロックに渡したものを見せる。
「あ、あたしそっくりだよ、このお人形さん」
「そりゃそうだよ」
俺はロックが麻奈実とセックスしたい。つまり近親相姦願望があることを明かした。
「や、やっぱり…」落ち込む麻奈実。
「でも近親相姦願望もってるのは日本では6割ちかくに臨むんだぞ。ロックはじつはそんなにおかしくなかったりするんだ。この場合願望をある程度叶えないと大変なことになるんだ。その方法がこれさ」
と携帯で俺と桐乃とのセックスを見せる。
「え?え?なにこれ?」驚く麻奈実。
種をあかす。
「人形さんで合成?」
「そうだ」
俺は麻奈実にロック似の人形を持たせ近親相姦映像をつくることを提案した。


610 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない3:2011/05/13(金) 01:22:09.73 ID:VIwdVPCy
そのまた数日後
「みてみてーこれ」
「お、よくできてるな」
麻奈実は自分の弟とのセックス映像を見せた。
まるで本物みたいだ。
「で、どうだ?」
「だめだったみたい」
「え?」
「だってわたしたちここまでしてるのよ」
と別の動画をみせる。
「え?」
麻奈実のアナルにロックが嵌めていた。二人とも裸だ。これは合成ではない。
「お尻まではやらせてあげるの。でもあそこにいれるのは近親相姦になるからだめよね…」

つづく…

次回予告

麻奈実嬢と彼女の実弟の行為を前に高坂兄妹、瀬奈兄妹、そして高坂親子は何を想うのか。

次回「禁忌の代償は」

嘘です。
次はブリジットちゃんでも出そうかな。

611 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 01:54:45.77 ID:NN6NnInt
ブリジットこい

612 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 11:57:46.53 ID:ek+8pJjx
>>593
GJ
黒にゃんヘタレ可愛いよ

613 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 15:03:07.53 ID:soLr8fNO
>>610
欲望満ち溢れてるのがGJ

614 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 19:59:41.48 ID:UBWDtSj9
京介がボクシングで7階級制覇を達成するSSを書こうと思ったけど
そんなSSの存在意義を感じられなかったのでやめた



615 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 20:00:55.33 ID:I6AdZNbs
どんなSSだよwwwwww

616 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 22:10:09.18 ID:hnQuFp9S
セコンドがハーレムで相手が普段以上の力を出すのが目に見えるようだ!

617 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 23:34:49.71 ID:VrVP+Agg
>>610
おかしいこいつらナニかおかしいww

618 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 00:24:23.77 ID:VFbtesQG
>>608
>公園につくと麻奈実がブランコにぶらさがっていた。

ちっ、眼鏡豚がブランコの柱で首吊ったのかと思ったのに

619 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 00:26:53.41 ID:JP48ORkS
おっぱ揉むぞ雌豚

620 名前:『騙し・騙され・騙しあい』:2011/05/14(土) 01:52:46.42 ID:h8Nq8U36
登場人物
高坂京介 新垣あやせ 赤城浩平 ほか

語り
高坂京介


たまには凄くきれいなあやせを、エロ無しでやってみます。


621 名前:『騙し・騙され・騙しあい』:2011/05/14(土) 01:53:15.31 ID:h8Nq8U36
「高坂! 合コン行こうぜ!」

俺の親友である赤城浩平から突拍子もない誘いがあったのは昨日のことである。
受験生の分際で、同じく受験生である俺を合コンに誘うとはどういう了見だよ。
もっとも、受験での息抜きが必要だと俺は思っていたので、渡りに船とばかりに
赤城の誘いを受け入れた。
一応言っておくが、『赤城の誘いを受け入れた』という部分だけを抜き出すのは
厳禁だからな!

そして翌日。
俺は合コン会場で赤城からとんでもねえことを言われた。

「相手は何と女子大生!」
「はぁ?」
「そして俺たちも大学生!」
「今、何と?」

赤城のヤツ、俺たちを大学生と言うことにして、女子大生との合コンを
セットしたらしい。

「お前、そうだと知っていたら―――」
「来なかっただろ? だから今教えた」
「お前がこんな策士だったとは意外だぜ。褒めて遣わす」
「有り難き幸せ」
「うっせ。ところで大学生同士の合コンってコトは酒が出るのか?」
「あー、それはない。今日の店は酒が出ねえから」

こうなったら腹を括るか。受験の息抜きってコトでな。



622 名前:『騙し・騙され・騙しあい』:2011/05/14(土) 01:53:36.18 ID:h8Nq8U36
俺と赤城のほかヤロー三人の合計五人が合コン会場の店に入って暫くすると、
少しばかり目立つ感じの女子大生五人組がやってきた。

「初めまして〜♪ ヨロシクお願いしま〜す」

目立つ感じだけあって、綺麗で垢抜けた感じの女(ひと)揃いだ。
それにしても赤城のヤツ、一体ドコで知り合ったんだよ?
ん‥‥‥? 端に居るあの女、帽子を目深に被ってロクに顔も見えねえ。
ははーん。さては人数合わせのために、強制連行されてきたんだな。
俺も似たような状態だから文句も言えんが。
そんな俺の怪訝な視線を感じ取ったのか、女子大生の一人が話し出す。

「ごめんなさい。この娘、合コン慣れしてないから、恥ずかしがっているんです」

やはりそうか。ご愁傷様。

「ホラ! 帽子取って!!」

端から二番目に座っている娘がその娘の帽子を奪い取ると、
帽子の下に隠されていた長い黒髪と清楚な表情が晒された。

―――おお、あやせ、あなたは何故あやせなのか?

さてココで俺の脳内に、エロゲばりの選択肢が現れた。

1.『あれ? あやせじゃないか!?』
2.『すっげー可愛い!』
3.『初めまして。俺は高坂京介』

1を選んだら、合コンで男女が知り合いだったなんて雰囲気悪くなるだろう。
サークルクラッシャーなんて誹りを受けた俺にとって、合コンクラッシャーの
称号が追加されるのは何としても避けたい。

2を選んだらどうなるか? 俺はあやせを知らないと言う前提でのセリフだが、
この状況であやせが俺の意図を酌み取ってくれる保証はない。
そのケースにおいて『通報しますよ!』と言う展開が恐ろしい。

結局、3を選ぶしかあるまい。これならあやせだって、
『俺とあやせはこの合コンで初めて合った』という芝居を俺がしているコトに
気付くはずだ。



623 名前:『騙し・騙され・騙しあい』:2011/05/14(土) 01:54:08.45 ID:h8Nq8U36
「初めまして。俺は高坂京介」
「は、初めまして。新垣あやせと申します」

よし。選択肢は正解のようだ。
挨拶もそこそこに、合コンは早くもツーショットコースに突入した。
その途端、あやせは速攻で俺の隣にポジションをキープして来やがった。

「こ、高坂さん? ココ、いいですか?」
「あ、ああ、もちろんだ」

お互いに作り笑いしながらの会話が痛々しい。そしてヒソヒソ話が始まった。

「(お兄さん? どういうつもりですか? 大学生だなんて!)」
「(お前こそ、女子大生ってどういうことだ? 何歳誤魔化しているんだよ!)」
「(わ、わたしは人数合わせでモデル仲間の娘に無理矢理誘われたんです!)」
「(ちょっと待て! モデル仲間だと? あの娘たち、幾つなんだよ?)」
「(わたし以外はみんな高3です)」
「(げ、マジ!? 俺たちと同い年かよ)」
「(皆さんも高3なんですか!?)」

はぁ‥‥‥。お互い、騙し騙されとはな。呆れてモノも言えねえ。
俺たちも甘く見られたもんだな、と思いつつ、赤城の方を見ると

「オイ、高坂。新垣さんといい雰囲気じゃないか。上手くやれよ」

などと暢気な様子。シアワセな赤城が羨ましいぜ。
そんな赤城が入れた茶々の言葉に、あやせの顔は真っ赤になった。

それから合コンは、お調子者赤城の奮闘により、盛り上がって幕を下ろした。
そしてツーショットコースで成立したカップル同士で、自由行動となった。
当然、俺は‥‥‥あやせと自由行動という運びに。ああ、怖ええええ!



624 名前:『騙し・騙され・騙しあい』:2011/05/14(土) 01:54:34.92 ID:h8Nq8U36
「まったくもう! 信じられません!!」

俺との自由行動の中、ウソを吐かれるのが大っ嫌いなあやせは甚くご立腹である。

「大学生だなんて、わたしを騙そうなんて!」
「騙すって‥‥‥! そもそも騙せてないし、騙せるわけ無いだろ」
「言い訳なんて聞きたくありません」
「お前だって、女子大生だと騙そうとしていたじゃないか」
「あれは! あれは‥‥‥。もう知りません!!」

あやせは、消え入りそうな声での反論もそこそこに、俺を放って駆け出した。
おい、待てよ! の俺の呼びかけを無視したあやせは人混みに消えた。
相変わらず聞く耳を持たない女だな。もう放っておくか、とも思ったが、
今回の責任の一端はウソで塗り固められた合コンをセットした赤城の片棒を
担いだ俺にもあるわけで、あやせをこのままにしてなんかおけない。
人混みをかき分けていくと、何やらチャラい様子の男に話し掛けられている
あやせがいた。

「どうしたんだ、あやせ?」
「あ、彼氏サンが居たんだね。ゴメンね!」

チャラい様子の男はそう言うと、人混みに消えていった。

「何だか、おかしな人に声を掛けられました」
「この辺には怪しげなスカウト紛いのヤツがいるらしいからな。気をつけろよ」
「はい‥‥‥ありがとうございます」
「礼なんて要らない。そもそもこんなことになったのは俺にも責任の一端が」
「当然じゃないですか! 全部、お兄さんのせいです!!」

あれえ? このシチュエーションでは感謝のキスじゃないのかよ?
堅すぎるガードはいけませんよ? あやせさん。



625 名前:『騙し・騙され・騙しあい』:2011/05/14(土) 01:55:18.39 ID:h8Nq8U36
「罰として、これからわたしに付き合って貰います。まずはあのお店です」

げ。桐乃と同じパターンじゃねえか。荷物持ちか? 何か強請られるのか?
どっちにしろ最悪だぜ。
そんなあやせに引っ張り込まれた店―――コスメショップはヤローが入るのは
小っ恥ずかしい場所である。店内を見回すと当然若い女性ばかり。
俺はもう、溶けて無くなってしまいたい気分だ。

「なああやせ、何でこの店なんだよ? 男の俺にはキツ過ぎるぞ」
「特に理由はありません。罰ですからね」

何だよそれ? 理由も無しに引っ張り回すのかよ? 桐乃並みだな。
居たたまれなくなった俺が落ち着きも無くキョロキョロしていると、
店内に貼られているポスターに目が留まった。
そこは見慣れた、そして今、俺と一緒に居る黒髪の美少女が写っていた。

「あやせ、あのポスター‥‥‥」
「見られちゃいましたね。わたし、キャンペーンガールのお仕事を頂いたんです」
「すげえじゃないか」
「ありがとうございます」

『ねえ、あの娘、あやせちゃんじゃない!? あのポスターの!』
『ウッソ!? マジ?』

そんなヒソヒソ声が店内のあちこちから聞こえ始めた。

「お兄さん! 逃げましょう!」
「え? ちょ、」

あやせは俺の手を取って走り出すと、手を取られた俺も一緒に走り出した。
女の子、それもこんな美少女と手を繋いで街中を走るなんて、
俺の人生のキャッシュには収録されてないもんな。
そんな得難い経験をしつつ暫く走った俺達は、建物の壁に背中をもたれて
息を切らせていた。

「まるで映画のワンシーンみたいですね、お兄さん」
「そ、そうだな‥‥‥」

俺のキャッシュを漁っても、エロゲのワンシーンしか出ないのが情けなかった。

‥‥‥‥‥‥



626 名前:『騙し・騙され・騙しあい』:2011/05/14(土) 01:55:59.31 ID:h8Nq8U36
俺は今、あやせの家の前に居る。俺にとっては伏魔殿と言うべき場所である。
何しろ、行く度に手錠かけられるわ、階段から落ちるわでロクなことがない。
本当なら来たくもなかったのが、あやせを独りで家に帰すのも気が引けたので、
男の責任としてあやせを送ってきたわけだ。

「お兄さん、送っていただいて、ありがとうございます」
「ああ、今日は済まなかったな」
「ホントですよ! もうあんなウソに荷担しないでくださいね」
「わかったよ」
「それと‥‥‥今日は助けてくれてありがとうございます」

なんだ。やっぱり感謝してくれていたんだ。安心したぜ。

「お兄さん、目を閉じてください」
「え?」
「お願いですから‥‥‥目を閉じてください」

キタ―――――ッ!!
俺の頭の中には『(俺+あやせ)×感謝=キス』の公式が浮かんでいた。
目を閉じて、内心ニヤニヤ顔面デレデレな様子であやせのキスを待っていると、

「えいっ♪」
ムニュ
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

あやせは俺の両頬を左右に引っ張った。やりやがったな、このアマ。
チキショー! 騙されたぜ。

「キスすると思ったんじゃありませんか? 変態ですね」
「あのなあ、この状況ならドラマでも漫画でもアニメでもラノベでもエロゲでも
 キスする場面だろうが! 騙しやがって!!」
「きゃ、大声出さないでください。通報しますよ!」

お前、前世は頭にドクロの髪飾りでも着けた悪魔だったろ!
などと伏魔殿の前で伏魔殿の住人に言えるはずもなく、俺は言葉を飲み込んだ。
そんな俺に対して、伏魔殿の住人の口から吐いて出た言葉は、

「もう一度目を閉じてください」
「何で!?」
「お兄さんの変態属性を診断するためです!」
「変態属性って、お前!」
「いいから目を閉じてください。さもないと防犯ブザー鳴らしますよ」
「わかったよ。もうどうにでもしろよ! ハイハイ、目を閉じましたよ!」



627 名前:『騙し・騙され・騙しあい』 ◆ACPRLbMxAk :2011/05/14(土) 01:56:49.51 ID:h8Nq8U36
チュ

俺の唇に何やら温かく柔らかいモノが触れた。え‥‥‥。
目を開くと、あやせの清楚な顔が俺の目に大写しになっていた。
ええええええ‥‥‥‥!!
狼狽する様子の俺を余所に、あやせははにかみながら言葉を紡いだ。

「本当‥‥‥お兄さんったら、すぐに騙されるんですね。ちょろ過ぎですよ」
「お、お前、今、何を!?」

酷く混乱し、酷く狼狽する俺とは対照的に冷静な様子のあやせは、
清楚な表情を赤らめながら、俺に問いかける。

「わたしの口が何をしたかを、わたしの口から言わせるんですか?」

つまり、“口づけ” “接吻” “チュー” 要するに “キス”をしたってこと!?
マジ? マジ?? マジ??? 俺、何時フラグをあやせに立てていたわけ?

「お兄さん。今日はありがとうございました。それでは失礼します」

そう言い残すとあやせは、伏魔殿に向かって歩み始めた。
取り残された俺は、ある想いに耽っていた。

『ブチ殺します』

この言葉から始まったあやせに対する俺の恐怖心。
その恐怖心は顔面ハイキック、手錠、ライターで補強されていった。
だが‥‥‥もしかするとあやせは、俺を騙し続けているのだろうか。
そして俺は騙され続けているのかも知れない。
そして俺は、伏魔殿の中に消えて行くあやせの後ろ姿に向かって言ってやった。

大ウソ吐きのあやせさん。
あなたの口から、いつか必ず本当のことを言わせて見せます。

ってな。


『騙し・騙され・騙しあい』 【了】


628 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 02:20:54.20 ID:kfdOw7ww
GJ!

629 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 02:28:31.77 ID:IqAs0xBn
GJ。キレイなあやせもいいな

ところで、よくラノベやSSで女の子との買い物でコスメや下着の店入るのに男が恥ずかしがるけど何で?
流石に一人じゃ抵抗あるけど、女性の連れが居れば平気じゃね?

630 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 03:46:28.54 ID:tf3GQBpl
>>629
連れがいても下着の店は勘弁してほしいな。目のやり場に困ることこの上ない。
コスメはまあちょっと場違い感があるだけで耐えれるけど。

631 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 06:57:44.23 ID:KgScVmtb
>>627
あやせ天使すぎる…!
GJ!
ニヤニヤが止まらんw

632 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 07:45:02.83 ID:Y9sbogXs
なんという...乙!!
こんな俺得SSに巡り逢えるとは...
乙女座のうんたら...

633 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 12:44:40.03 ID:rvT9c9Ac
乙です。やっぱあやせいいなぁ
でもあやせのことだから実は人差し指と中指でした、みたいなオチだたり

634 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 13:24:06.18 ID:8m6E0hmN
あやせの白魚のような手に触れられるなんて御褒美です

635 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 13:47:48.34 ID:r2DadD6f
>>634
実は媚薬が仕込んであるのだった

636 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 14:14:33.68 ID:x7AIYJ57
>>627
乙!
あやせSSは本当にハズレなしの良作ばかりだな

637 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 20:40:04.26 ID:BkOYuxEZ
エロパロスレのあやせは、エロのありなし関係なく割りと性格がやわらかいような…?

638 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 20:50:47.81 ID:pO+fxOX0
京介「あやせ、結婚しよう」あやせ「ほ、本当ですかお兄さん!?」
ってここじゃなくてVIPだったのか
まさかの本編予言でびっくり

639 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 23:43:27.51 ID:Y9sbogXs
デスティニーノートってやつです

640 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 09:37:29.41 ID:SkEEP0c7
いいえ、ディスティニープランです

641 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 12:02:41.78 ID:k4xYiwWC
黒猫「私と京介が結ばれることは生まれたときすでに遺伝子によって決められていたのよ」
桐乃「そんなの納得できるわけないでしょ! あたしは戦う!」

こうですか、わかりません><

642 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 12:20:04.30 ID:hHwHKE8e
黒猫転校するのか
なんかそういうの聞くと原作読む勇気がでない

643 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 12:30:23.54 ID:VrUMdbRb
その件について、散々ネガってる俺だけど、とりあえず読んでみることをお勧めするよ
多分、思っているほどヒドイ物ではないし、十分楽しめると思う

それでも俺はネガる気持ちを抑えられないがw、そこは人それぞれ

644 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 13:01:25.86 ID:uZF+X7va
>>627
めぞん一刻の響子さんを思い出すな。

645 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 14:17:30.59 ID:hmpTatq8
沙織に比べれば黒猫なんて全然恵まれてるよ(京介との恋愛的な意味で

646 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 15:29:37.02 ID:wrA8ozyp
藤林丈司

647 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 15:32:30.76 ID:vKZ9wxRY
「先輩、そこじゃありません。敵機の攻撃パターンからみて、このあたりが弾幕が薄いです。」
「お、おうそうか?」
俺は自機の位置を右側に移動されようとしたが、無惨に被弾した。
「だから言ったのに。ちょっとこそてください。」
黒猫が俺の背中を包み込むように密着し、コントローラーを握った。
あ、あの、黒猫さん。柔らかいおっぱいが背中に当たるんですが、、
黒猫は無言のままゲームをリスタートする。
さすがの自機の操作だ。動きのちがう敵と自機と弾丸を同時に認識するなんて芸当は俺には無理だね。
黒猫は無言のままだ。ボタンを連打すると微妙に胸が揺れ、背中にふよふよといい感触が伝わる。
「はぁ、はぁ、ひっ。」
ゲーム設定が厳し目なので、黒猫も苦労してそうだ。しかし、耳元でそんな声出されると、変な気持ちになってくるんですが、、


648 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 15:33:01.11 ID:g9W+BT57
ところで、あやせ宅から帰る際、手錠を外した描写がどこにもないんだが、
つまりはあの後ずっとあやせと手錠で繋がれたまま物語が進行していたのだろうか
あれ以降全てのシーンで脇にあやせが控えてたとか思うと、あまりにもシュールすぎるんだがw

649 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 15:35:57.54 ID:vKZ9wxRY
俺は画面に集中する振りをして、背中に意識を集中した。
な、なんか小さく少し固いものの感触がするんだが。
ふと気がつくと、画面上ではすでに自機がすべて被弾し、ゲームオーバーのテロップが出ている。
にもかかわらず、黒猫はボタンを連射しつつ、胸を擦り付けてくる。
「黒猫?」
俺はそっと振り向き彼女の顔を見ようとした。すでに密着状態なため、黒猫の潤んだうつろな目が目の前にある。
「はぁ、はぁ、はぁ、き、京介。もう、私だ…め〃…」
俺は自然と唇を重ねた。

650 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 17:44:21.81 ID:h9wH5udY
>>642
いいから読んでみろよ
ネガキャンを真に受けてるとバカを見るぞ

651 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 18:05:42.88 ID:SVYwgNVV
読み終わっても転校だけはないわって思うけどな
別に転校させなくてもいくらでもやりようあっただろうに
通い夫、通い妻化も悪くはないが
ベッドの中で激しく求めてくる日は「桐乃と何かあったの……」と相談に乗ったり
あれ、悪くないな

652 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 18:13:39.73 ID:EtcmvSai
>>649
あれ、続きは?

653 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 21:36:10.31 ID:4dpSdOYq
黒猫の口調ぐらいちゃんとしてくれないかね

654 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 22:07:17.90 ID:TO9Ulem/
>>648
俺もそう信じてる。黒猫とのデート中も脇ではあやせたん。
目が怖かったり、死んでたり

そう行間を読みながら読破した

655 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 23:42:36.74 ID:/gaLQKFk
8巻が出てここもすげー減速したな
あの最後の展開にはみんな納得いって無いのか

656 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 23:45:47.31 ID:VrUMdbRb
8巻単独なら、特に不満は
この半年間の釣りが酷かったので、少し疲れたというのはあるかも知れん
落ち着いたら、ぼちぼち書き始めるさ

657 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 23:56:44.12 ID:NwmDN8Zh
兄弟の絆を再認識して新しい日々を歩み始めた京介。
ブラコンをカミングアウトした桐野は前にも増して快活だが、しかし一方で彼の表情はどこか浮かない。
何かが引っかかってるようだが、それがなんなのか彼自身にもわからない。

桐乃の誘いにも今一歩乗り切れず、かといって桐乃から離れることもない。次第にいらつく桐乃。
今更彼氏ができないように監視かと京介を問い詰めるが、そうではないことはわかっていた。

なんというかある行動の結果をひどく気にするようなのだ。桐乃が最終的にどう思うか。
今の状況が桐乃にとって不快であることを知りながらも近づくことができない。
彼はまさに怯えていた。

ではなんなのか。かまってくれない寂しさと、ほかの女のところにいかない安心感の板挟みで不安定になる桐乃。
とうとう桐乃は橋渡し役であった黒猫に嫌々相談する。少し考えて速攻で気がつく黒猫マジ堕天使。
「そういえばあなたも呪いをかけていたわね」ブラコン宣言か?いやそうではない。

彼女はその前に言っていたのだ。心をえぐるあまりに無慈悲な言葉を。

それを聞いたとたんに桐乃は走った。びくつく京介をの襟を持ち上げ大声で言った。「アンタが○○○!」
そして思いを止められなくなった桐乃は京介をベッドへ投げ飛ばし馬乗りになるのだった・・・

ってな話を誰か書いてください。

658 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 00:07:04.20 ID:oy1TloSG
書き手はまだ8巻を読み込んでキャラの心情を消化し、構想を練ってる段階なんじゃないかな
特にあやせの扱いが難しくなった気がする
しばらく待てば投下されるっしょ

659 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 00:12:08.60 ID:snb4kkR0
あやせは公式にちょろせになっちまったからなぁ
もうネタじゃ済まなくなった感がある

660 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 01:00:44.91 ID:B3y95iq/
良く分からんのは沙織だよね、間違いなく好意を持ってはいるだろうけども

必ず一歩退いてきそう
恐らく麻奈美以上に手強い

661 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 05:01:12.35 ID:FWGxoXfo
帰国直前に対リアで一勝あげたのはブラコンでもエロゲーでもなく。
兄貴が日本から履いてきたパンツを兄貴がシャワー浴びている間にくんかしたからかもな。
リアが気付いたらやっぱり来日時にくんかするんだろうか?

662 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 12:20:30.78 ID:c5HUwFV0
なんか京介が桐乃のパンツくんかくんかしそうな勢いだけどそんなSSに需要はないな

663 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 12:41:36.03 ID:gFQr164l
あんたが入ったらお風呂汚れるじゃんとか言って、先に風呂に入り
脱いだパンツを洗濯機に入れずに、脱衣所の床にさりげなく放置する桐乃


664 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 15:34:07.19 ID:4DLZwUId
川の字で寝ている五更家姉妹
すぐ隣に妹たちがいるのに京介は我慢できずに黒猫を抱き始める
必死に声を出さないようにする黒猫
姉の我慢できずに漏らす喘ぎ声に発情する日向とか
考えてたのに8巻のうちに分かれちゃったよ

665 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 16:18:24.79 ID:sfn99mfv
>>664
なんのための二次創作だと思ってるんだ
さあ早く書けください

666 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 16:19:40.96 ID:gFQr164l
二次創作なんだから何やっても自由だ!と、面識無しでも平気でカップルにする書き手も多いし
そういうのを嫌だというレスに、二次創作だから別に良いだろうと反論する書き手も多いのに
カップリングが確定したら書く気が無くなる書き手が多いのはなぜだろう

667 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 17:17:11.99 ID:vGWsCzKf
大介×あやせください

668 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 17:43:18.25 ID:tXrFUDSN
京介×日向ならなんとか

669 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 19:23:19.70 ID:5uszWIFM
>>638
このSSは本当にふさたんの気紛れを疑ったわ
この人エロパロ来てくれないかねえ

670 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 19:47:07.30 ID:cDHMocMM
それだけ公式設定っていう壁は厚くて堅いんだよ・・・。某ラノベ屋の言葉を借りれば
「無双シリーズとかで超可愛いキャラが○○の嫁(史実)とか脳内補完しようにも歴史という決して覆らぬ壁を突き付けられたときの絶望」
まだ公式設定の方が壁はやわらかいけど言ってることは変わらんよな?
ここら辺がなんというか2次創作で好き勝手やろうとすると公式設定が脳内にちらついたりそれでやる気がなえたりとかなんとかかんとか

671 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 20:51:20.32 ID:tupzjRma
>>669
これの人、前に別作品でエロパロ書いたことならあったな
売り言葉に買い言葉な流れで約束して書いたようなもんだから、難しいんじゃないかね

672 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 21:20:56.37 ID:B3y95iq/
>>638で言ってるSSは倉庫で見られるのかしら?

673 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 21:40:59.03 ID:5uszWIFM
>>671
エロパロで書いてたことあったっけ
その作品名教えてくれない?

674 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 22:07:27.50 ID:tupzjRma
>>673
ピカチュウ「昔はよかった…」っていうやつの外伝12話
ぐぐればまとめwiki出てくる

675 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 22:54:47.36 ID:QQP5+D4u
>>664
そういう黒猫と京介のエロを見たかったな

676 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 22:58:46.30 ID:5uszWIFM
>>674
別作品てそういう意味か
てっきりエロパロ板で別の俺妹SS書いてるのかと思ってた
ありがとう


677 名前:短編『スターティングブロック』 ◆ACPRLbMxAk :2011/05/16(月) 23:52:44.33 ID:374EA6ie
隣のレーンには強敵が居る。
無駄や隙を微塵も感じさせない様子でスターティングブロックに着くその強敵は
あらゆる“トラック”で好成績を連発している女の子だ。

彼女とはこれまで、同じ“競技”でぶつかることは無かった。
だからこれまでは、安心して自分の“ゴール”を目指すだけでよかった。
それが最近になって、彼女はどういうわけか同じ“競技”に参加するようになった。

―――勝ちたい。でも正直、勝てる気がしない。彼女は強敵過ぎる。

「位置について」

そんな彼女に気圧されながらスターティングブロックに着く。
自分の体が重く感じられる。そんな筈はない。ベストの体重は維持している。
心理的なものかも知れない。スタート前から彼女に心で負けているのが悔しい。

「用意」

―――そして、二回の号砲が耳に届いた。

彼女に勝ちたい想いのあまり、フライングをしてしまった。
もう失敗は許されない。ますます心理的に追い詰められてしまう。
不安な様子が顔に出ているのだろうか。隣のレーンの彼女が話し掛けてきた。

「リラックスしなよ、あやせ!」
「う、うん。ありがとう、桐乃!」

桐乃の言葉で落ち着きを取り戻したわたしはスターティングブロックに着き、
遙か遠くに見える“ゴール”を見据えた。
そして、“ゴール”に向かって心の中で囁いた。

「お兄さん‥‥‥」

と。


『スターティングブロック』 【おしまい】


678 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 00:37:24.22 ID:h4Grbg4/
8巻ネタバレ騒ぎは何だったんだろうな
いつも通り普通に面白かったじゃん

679 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 00:40:15.23 ID:3vcVkHZ6
8巻が面白いことと、あの騒ぎで噴出した不満とは、別に矛盾はしないと思うがな

680 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 00:46:52.47 ID:sg5u/PG4
7巻の終わりでお前付き合っちゃうのかよ!って突っ込みを入れたのは俺だけじゃないよね

681 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない 番外編1:2011/05/17(火) 01:43:28.44 ID:RYjrP9m9
投下します。


8巻のネタバレ注意です。
エロありです。
いかれてます。


やっと8巻読めました…!
面白かったです(^O^)

682 名前:人形がそんなに気持ちいいわけがない 番外編1:2011/05/17(火) 01:44:58.47 ID:RYjrP9m9
《デートする》

うひひ、黒猫と初デート♪あれやこれやと想像して眠れなかったぜ!
「またせたわね…」
「うおっ」
振り返るといつものゴスロリじゃなくて、全裸に首輪をした黒猫がいた。全身に卑猥な落書きをしている。
「わたしのことは雌豚と呼びなさい…」
わかったよ、雌豚。
まずは電気店に向かったぜ。それまでなんか俺達に視線が集まってたが気のせいだ。警察に捕またなくてよかったぜ。
雌豚がバイブを見つめてる。
「もうしばらくしたら値崩れするわ。でもあと2個しかないのね…」
買ってやろうかといったら良いってよ。
他に欲しいものがあったときにお金がなくなったらこまるものですって。
エロ本屋に行って興奮したあと、エロゲー屋では雌豚が客に奇異な目で見られてたな。
公園で雌豚の弁当を食べたんだぜ。そこでもやっぱりみんなの注目の的だ。
「おいしい?」
「ああ、この経血ゼリーなんか最高だ。できればもっと糞味噌が多いほうがいいな」
「ふふ、考えておくわ」
やべ雌豚マジぶちこみてぇ。
それから雌豚のバイト先に行ったんだ。
「エログッズの中古屋か」
「私の使用後のタンポンなんか高く売れるわ」
こころなしか自慢げな雌豚。誇りをもって仕事をしてるんだな。頑張れって応援したくなったぜ。



683 名前:人形がそんなに可愛いわけがない 番外編1:2011/05/17(火) 01:46:16.34 ID:RYjrP9m9
《家に呼ぶ》

雌豚、いや今はいつものゴスロリ姿の黒猫の家に来ている。ぼろい家だなぁ。借家だってよ。なんか金返せとかコロコロするぞとかの紙が貼ってあった。ふーん。
「親は拉致られていないわ。妹たちは近所のおじさんたちと遊んでるわ」
ん?てことは黒猫と二人か!?やべ、勃起してきた!
股間を膨らませる俺を見て黒猫は
「ちょっと愛液を出しすぎたわね…」
と井戸に向かった。
ざばんざばんと黒猫が井戸水を浴びる。塀の上からおやじが覗いている。あんたも好きもんだぜ。
「あぁ〜今回もちょろかったね〜」
「うん♪感じてるふりで興奮してマジ引くよね〜」
黒猫の妹たちが帰ってきた。小学1年と小学5年くらいの女の子だ。正直、手を出したいな。
「あ、肉便器のお兄さん」と大きいほうの妹が言う。君の姉さんも肉便器だけどね。
「脱ぐとすごいのよ」と大きい妹が脱ごうとするがそのまえにバスローブ姿の黒猫登場。
「日向、珠なんとかかえってたの?」
おおっと一番下の妹の名前がわからないぞ。小説見返すのも面倒だ。なんとか珠?珠なんとか?しらね。
妹たちも交えて王様ゲームすることになったぜ。はっきり言っておく。おまえらが思ってたようなことは全くなかったぜ。ほんと。
黒猫の運命手帳を次次と消化していった。

《プールで露出》
《電車で露出》
《朝の生テレビにうつるところで露出》

色んなところで露出をしていった。

《花火大会で露出》

綺麗だったなぁ。黒猫の潮吹きが色彩豊かな花火の閃光に照らされ会場は阿鼻叫喚だったな。


684 名前:人形がそんなに可愛いわけがない 番外編1:2011/05/17(火) 01:47:11.46 ID:RYjrP9m9
《別れる》

新学期。
学校に来てみると黒猫がいなかった。転校だという。
あーあんだそれー。
もういい。もういい。
桐乃の部屋に入る。桐乃に馬乗りになる。
犯してやる!俺はまだ桐乃とセックスしていない。
桐乃は俺の心中を察したようだ。
「あたしに任せて」
俺と桐乃は新幹線でとある温泉街に向かった。
その温泉街には新幹線は止まらないので電車を2回乗り継ぎ、バスに40分のる必要があった。疲れた。
「あー疲れたぜ」
「温泉はいりましょ。」
「混浴がいい」
「いやらしいわね、お兄様」
「もっかいいって」
「いやらしいわね、お兄様」
「うひょーたまらん」
「あ…」
黒猫発見。ジャージ姿だ。
桐乃が黒猫をヘッドロック。心配かけやがって。
「う…やめて。苦しいわ。父が職場の女性に手を出してクビになったの。ソープに沈む私と日向と珠なんとかの処女を奪うため、父は最初で最後の家族乱交を行うために温泉旅行にいったの。わたしがつとめることになるソープは千葉の松戸市にあるわ。」
へぇ、そうかい!おれんちよりいかれてやがるぜ!

後日、黒猫三姉妹のかわりに彼女らにそっくりな人形を身代わりにソープ屋に送ったらごまかせたぜ。
ちなみに俺が黒猫たちの処女を奪ってやった。黒猫の父親は桐乃が相手してやったんだぜ。本物の近親相姦なんて気色悪いぜ。


おわりだぜ!


685 名前:人形がそんなに:2011/05/17(火) 01:57:56.72 ID:RYjrP9m9
×人形がそんなに可愛いわけがない 番外編1

○人形がそんなに気持ちいいわけがない 番外編1

です。
うっかりしてました。




686 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 03:38:06.84 ID:DeN3e3sF
投げ槍すぎるw

687 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 07:50:14.10 ID:BIgySj7M
お菓子な世界観過ぎる...
これが真性の変態

688 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 09:05:20.10 ID:D2JNYwRz
珠姫だっけ?

689 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 13:52:47.82 ID:7r1gUy31
なんかギャグマンガ日和みてる気分だった

690 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 19:28:36.55 ID:tM1roHHX
京介がガンダムに乗る話か
京介が7階級制覇をする話か
加奈子たん可愛いよハァハァか

どんなSS読んでみたい?

691 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 19:33:33.48 ID:RswRSw6u
京介がガンダムに求愛したり阿修羅を凌駕したりするSSなんかどうかね

692 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 20:23:28.09 ID:RYjrP9m9
>>690

加奈子たんハァハァSSお願いします

693 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 20:33:50.42 ID:sg5u/PG4
京介がガンダムに乗って世界制覇を果たして加奈子に愛を叫んでから二人であやせを倒すSSでお願いします

途中で桐乃が太陽をバックに生き絶えるシーンも入れてください

694 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 20:46:38.81 ID:oRJuuQdm
頭のネジ何個か抜けてんじゃないのか?
GJw

695 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 20:47:45.20 ID:DtLKKfxO
>>690
加奈子たん可愛いよハァハァ

696 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 20:49:37.58 ID:R0IuX2Ck
>>690
加奈子たんハァハァハァハァハァハァハァハァハァ

697 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 21:50:47.62 ID:tM1roHHX
悪い、加奈子タン小説書いてたんだが思うように書けなかったorz
小ネタの7階級制覇で勘弁してくれ・・・

ほ、ホントに加奈子小説が失敗しただけなんだからっ


698 名前:[:2011/05/17(火) 22:31:54.55 ID:tM1roHHX
今日は、世界戦だ。
正確に言うと7階級制覇に挑む試合。
今日あの一時期パウンド・フォー・パウンドと言われたのパッキャオに近づくんだ。

「ついに・・・。ここまで来たんだな」

兄貴がつぶやく。流石の兄貴も緊張を隠せないみたいだ。
それはもちろんアタシもなんだけど。
私達がこの舞台に立てるなんて思ってもいなかった。
全てはクッキーの取り合いから始まった殴り合いで
私達が隠されたボクシングの才能に気付いたことから始まったんだ。

思い返せば、兄貴がボクシングを始めてからは毎日が楽しかった。
毎日の喧嘩がカウンターの取り合いになったり・・・。

感謝してるぜ・・・。お前らに・・・。



699 名前:『7階級制覇』:2011/05/17(火) 22:33:24.72 ID:tM1roHHX
私がそんなことを思っていると、会場から歓声が沸き起こった。
どうやら、セミファイナルが終わったらしい。そろそろ出番だ。

兄貴の体が更に硬くなる。さすが、重度のシスコンなだけある。
そんな兄貴と私の前に、黒猫がやってきた。
そこでみんなの注目を集め、こう言う。

「努力が全て報われるとは限らないわ・・・。
   でも、成功した者は全員、努力しているのよ。」

いかに黒猫らしい激励だった。
でもそれは確かに、私や兄貴の体の緊張を解いてくれた。

「じゃあ・・・。行くか!」

兄貴が叫ぶ。部屋にいるセコンド陣や友人達が一緒になって声を上げる。
ついに来た・・・来たんだ!

「行って来い、桐乃!」

私は兄貴の持つ12階級制覇の記録へ近づくため、リングへの1歩を踏み出した。



700 名前:『7階級制覇』:2011/05/17(火) 22:35:31.75 ID:tM1roHHX
お終い。

最後でどんでん返しパターンは正直パクリ。
書かなきゃよかったと早くも公開してます。

あと、ところどころはじめの一歩ネタあり。
7階級なのにまだパッキャオを越えてない件については
あの人なら8階級ぐらい制覇してくれそうだからです。恥ずかしいのでコテなし。

701 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 22:38:21.01 ID:1WhkOUtM
妙なネタの中にどんでん返しは入れる必要ない気がする

702 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 22:59:50.04 ID:tM1roHHX
>>701
書く前から京介が・・・って言ってたから
京介が7階級制覇は予告どおり過ぎると思って

703 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 00:18:14.11 ID:LzQdRS6F
普通のプレイには飽きた京介とあやせが総武線だかなんかで痴漢ごっこを始める
あやせもノってきて最後までフィニッシュ
or居合わせた乗客にリアル痴漢に間違えられて駅の警察に突き出される→京介の父親にその話がいく

みたいなの誰か書いて
木更津の方だったかどっかにほとんど人が乗らないJRがあった気がするが

704 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 01:12:33.99 ID:mCujyh8r
>>703
>木更津の方だったかどっかにほとんど人が乗らないJR
久留里線か

705 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 16:14:02.82 ID:UqqyIKPb
「待たせてしまってごめんなさい。」
そう言いながら、黒猫は風呂から帰ってきた。しかも、白い透き通るような身体にバスタオル一枚巻いたままの姿で。
「ちょっ!おまえなんて格好してんだ?」
「お風呂上がりで暑いんだからしょうがないじゃない。しかも私の家で私がどんな格好をしようと勝手でしょう。ふふふ、それとも私の体を見て欲情してるのかしら?まったく困った雄猫ね。」
そう言いながら、黒猫は俺の隣に座った。
こ、これは、試されているのか?
「そうそう、ビデオ一時停止中のままだったわね。たしかリモコンはこのあたりに、、」
黒猫が四つん這いでテレビに近づく。バスタオルの下から丸みを帯びたお尻がはだけ、お尻穴とXXXが俺の目の前に、、、

すまん桐乃、兄貴は欲望に勝てかった。

「きゃっwww」

以下確実脳内補完

706 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 17:00:51.30 ID:JchxcKHj
勃起した

707 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 17:25:47.40 ID:nMGV7F5v
黒猫氏のご自宅はまだVHSなのですかな?w

708 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 18:27:18.98 ID:0xNafu8h
DVDの視聴環境くらいあるわ
莫迦にしないで頂戴

709 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 19:35:58.44 ID:owBRY+3F


710 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 19:36:44.36 ID:4vk4Olt9


711 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 19:43:31.89 ID:T5r7B4Zh
もうすぐ地上波の放送が終了しますけど黒猫さんの家って地デジ見れるんですか

712 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 19:55:27.40 ID:Lh1ZQcHB
社宅に引っ越したんで、アンテナは対応しているよ
受信機器がまだないけど

713 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 20:21:00.89 ID:sP/6e9bN
>>705
おい、続き。

714 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 20:50:09.75 ID:XXM0Y9GB
>>705
続きはどうした?
黒猫とのエロエロはどうした?

715 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 20:58:59.49 ID:5Mgl8IoA
>>705
帰宅したロリ猫たちも巻き込んで、姉妹丼展開を頼む

716 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 23:42:37.39 ID:KCfFrwf/
「高坂君ってさ、二枚目半って言葉が最適だよね。」

日向が俺に向かってこんなことを言ってきた。半、ねえ。

「それって褒めてんのか?」
「褒めてるよ〜。残念なイケメンってヤツ?」

全く、本当にマセガキだぜ。でもまあ、嫌ではないかな。一応礼言っとくか。

「まあ、なんだ。ありがとうな。」
「お礼なんていいよ〜。そうだ、お礼の代わりじゃないけど今から私の言うことをやってくれる?」
「内容にもよるけど、ある程度ならやってやるよ。」

黒猫も桐乃も出かけてて、暇だしな。

「じゃあ、まず立って。それから私の手を見てね。」

そういって日向は俺の前に手を突き出す。

「ん。で、どうすんだ?」
「じゃあ、その状態のまま目を瞑ってくれる?」

一体コレに何の意味があるんだろうか?
そんな疑問は心の中にしまっておこう。

「はいよ。瞑ったぜ。」
「ん・・・。」

チュッ

「ん?な、なんだ?」

俺が慌てて目を開けると、そこには低い椅子の上で背伸びをして俺にキスをする日向の姿が。
な、ななな!なな、なにしやがる!お、俺のファーストキスだぞ!
俺は日向から離れようとしたが、日向の両手が俺の腰に回っていたのであっさり失敗。

「高坂君、ルリ姉が帰ってくるまでこうしてていい?」

そんな悩殺的なお願いに俺は理性を失い日向の・・・


以下、各自脳内補完で。

717 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 00:14:43.89 ID:6qOPus74
「あ〜 ずる〜い」

って事で見ていた珠希ちゃんも参戦した話をお願いします

718 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 00:20:09.14 ID:+WXRNBWV
手を突き出したとこで何故か、日向が催眠術でも使うんじゃないかと思ってしまった

719 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 04:36:40.31 ID:P237I02+
お前は俺かw

720 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 05:28:58.60 ID:jfneu50D
そろそろ長編も期待したいところ

721 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 09:54:45.85 ID:E/i+BJjS
ブリジットちゃんと買い物中に中猫下猫とばったり出会う
 ↓
白昼堂々ようじょといちゃいちゃする京介
 ↓
あ や せ 様 が 見 て る

722 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 10:03:33.79 ID:BxUyS+k6
珠希ちゃんを肩車して両手にブリ日向か

723 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 19:30:19.63 ID:4aZlB1+E
今ふと、ブリ大根なる言葉が脳内に浮かんだんだが…

724 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 19:32:32.12 ID:AjwYWqcC
ブチ込むのか
ブチ込んじゃうのか

725 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 19:35:55.03 ID:5V74xsnb
「わたしなんて……、わたしなんて、大根役者で、その上
大根足な、ダメブリジット、略してダメジットなんです〜!」

726 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 19:42:56.65 ID:7zc36cO+
もしもアニメ二期来るとしたらまた出番が来るんだから、ブリジット(の中の人)も大根のままじゃいられんよなw

727 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 21:29:13.47 ID:x9P6Revm
あの人、芸歴10年で吹き替えメインって人でしょ?
10歳の英国人が流暢な日本語を話す方がおかしいし。

728 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 21:49:45.61 ID:gFWivhy6
役者の芸暦とかは知らなかったけど、最初からブリジットのアレは、わざと片言の外国人少女らしさを演じているんだと思ってた
てか、普通は素直にそう受け取らないかなあ・・・?

729 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 21:59:28.69 ID:P237I02+
俺もそう思ったけど、ネタじゃなくて本気で棒だと思っている人いたのか……?
あれは見た目重視のブリジットちゃんが「ミヨー!ワガケンギー!」と棒っぷりを披露するからこそ、
その直ぐ後のカナカナちゃんのビジュアルも歌も振り付けも完璧なコスが引き立つという演出だと思ったが。

730 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:02:05.40 ID:fBSXzlQ9
ブリジットちゃんにオナニー強要するカナカナ…
あぁん?その棒でオナしろってんだよ
なにぃ…オナのやり方も知らない?ったく、仕方ねぇなぁ。
ほら、貸せって…。
何をだって?決まってるだろ、その棒を穴に突っ込むんだよ。

731 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:03:13.47 ID:2FH5hUay
日本に来て幾年も経たない十歳の少女が違和感のない日本語を喋ってたらそっちの方が不自然

732 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:11:43.29 ID:CIR6+BbQ
演技の棒と素で棒の違いもわからないなんて…
ありゃ誰がどう聞いても演技ですやん

733 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:25:30.60 ID:U0n9WSL1
ブリジットに俺の棒を見せたい

734 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:30:26.50 ID:x9P6Revm
小さすぎて見えない

735 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:36:01.44 ID:kTzd7FJo
その後かなかなに撲殺される>>733の姿が…

736 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:42:34.58 ID:AjwYWqcC
鰤「パパのより小さいです」

737 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 23:02:27.75 ID:PpGPVjtK
ブリ「>>733さんのってこれ以上おおきくならないのですか?」

738 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 23:05:48.22 ID:gFWivhy6
実際、パパはジャンボサイズっぽいから困る

739 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 23:19:48.19 ID:Q9tLCmq8
京介のリヴァイアサンでも太刀打ちできんわな

740 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 23:21:57.30 ID:U0n9WSL1
パパと一緒にフロ入ってるんだろうなーうらましい・・・・・・

741 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 00:27:41.77 ID:oc8tXbm3
しかし、鬼畜大介のベヒモスは格が違った。

742 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 00:30:28.34 ID:WzbK/xgY
何気に真壁君はペットボトル級

743 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 01:53:27.47 ID:II7KOl5O
日本に来て幾年も経たない十歳の少女が違和感のない日本語を喋ってたらそっちの方が不自然だよ

744 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 01:54:33.74 ID:wRaBNtPD
大事な事なので(ry

745 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 10:18:59.11 ID:fj1/xHye
作品投下はまだかい

746 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 10:31:04.93 ID:25ckptDy
8巻発売後に何人かの職人さんがネガって出て行ったからな

747 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 12:39:35.83 ID:MHevcFQw
作品に合わせて書くとしても、十日でちゃんと書くのは難しいよ。

748 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 15:28:05.16 ID:DvaReLBv
まだ10日しかたってないんだな
新刊直後ってのは逆に投下が難しい部分もあるか

749 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 19:12:08.71 ID:wa7Eu8oW
赤城兄妹のSSが消えてる・・・

750 名前:『友達の唄』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/20(金) 20:26:43.81 ID:KSOdlYGG
とりあえず皆が投下するキッカケになれば、と思って
一日で書き上げたSSを投下してみる!

カップリング謎、語り手桐乃、ある意味クロス
元ネタは投下後に。

751 名前:『友達の唄』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/20(金) 20:27:59.99 ID:KSOdlYGG
アイツらと出会ってから、どれくらい時間が流れただろう。
キッカケは、兄貴が友達を探そうっていったことだったね。

初めて喋ったのは、秋葉のマック。
それから夏コミに行って・・・。
運悪くあやせに出くわして、一緒に雨にぬれながら私が泣いたこともあったっけ。
あれ、あの時黒猫と沙織はぬれてなかったかな?

素直じゃない私達のことだから、顔見ればいがみ合って。
2人とも大事な友達だってこと認めたくなくて・・・。いつも遠回りして。
それでも私たち・・・友達だったよね?沙織はそんな私達を見ていつも笑ってたケド。

なんだかんだいいながらいつも手を取り合って、兄貴を含め4人でよく遊んだっけ。
消えていく時間の中で、多分アンタ達に一番の時間を費やしたんじゃないかな。
でも私は、今もそうしてよかったって思える。本当に、心から。

大きくなるにつれて、背負う物が多くなってきて。
今も辛くて、辛くてしょうがない時だってある。
だからって私達4人の誰かが泣いていても、あのとき私達が馬鹿みたいに笑いあってた記憶は
消えやしないから。誰か一人が笑っていれば、その笑顔も簡単に思い出せるよね。

そういえば、私が偽彼氏を連れてきて皆を怒らしちゃったこともあったね。
黒猫も沙織も、私達の仲を大切にしてて優しいから。あんまり本気で怒ることなんてなかったけど。
あのときは私を本気で叱ってくれたよね。今だから言える。沙織、怖がらせちゃってごめんね。

4人で遠いところへ行ったこともあった。
皆で知らないものに触れたこともあった。そして皆で光を見出せた。
いろんなことがあって、私達はもっと距離を縮められたんじゃないかな。
近づけば近づくほど、アンタ達の温かさを感じれるような気がした。
それと同時に離れるのが怖くなったりもした。でも、それは私の考えすぎだった。
兄貴が理不尽にフラれたあのとき、私が急いで黒猫を呼びに行った日のように。
私達は皆を絶対に見失わないって気付けた。お互いがお互いを目印にしてるってとこかな。


752 名前:『友達の唄』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/20(金) 20:30:05.70 ID:KSOdlYGG
そういえば私がアメリカに留学したとき、兄貴がアメリカに私を連れ帰しに来たっけ。
あの時は私の甘えを消すためとか一人で悩んで、
私の趣味を全部捨てようとしてたんだよね。あの時兄貴が連れ帰しにきてくれなかったら
どうなってただろう。あの時は嬉しかったな。

その時に分かったんだ。私達はいつでも傍にいるんだってこと。
沙織の家にわざわざ押しかけたこと、兄貴が私を連れ戻しにきたこと、黒猫を追って遠い温泉までいったこと。
物理的な距離が離れてても、関係ない。皆のためならどこへだって飛んでいける。

この記憶は絶対に忘れない。
私達がどんなに歳をとったとしても、私の身体が滅びようとも。
心の奥に、アンタ達はずっといてくれるから。
もしアンタ達が忘れそうなときは、私達と笑ってたこと、一緒にいたこと。
教えてあげるためにも、ね。

信じたままで、会えないままで。どんどん私達は大人になっていっちゃうけど。
それでもアンタ達と、ずっと笑っている。そんな気がするんだ。


だって、ずっと友達でしょう?



753 名前:『友達の唄』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/20(金) 20:31:25.20 ID:KSOdlYGG
すまん、思いのほか短くなってしまったorz
小ネタとして扱ってください。失敗。

元ネタはBUMP OF CHICKENの「友達の唄」
一回読んだあとに、曲を聴きながら読んでもらえたら嬉しいお

754 名前:短編『konozama』 ◆ACPRLbMxAk :2011/05/20(金) 23:18:54.61 ID:W/jAJu0+
「たっだいまー」

げっ! なんでコイツもう帰って来てんの? 明日帰って来るんじゃないの?

「部活の合宿先の建物が急遽工事になったんで、合宿中止さ」

マズイ。通販で買ったのはいいケド、“konozama”を喰らっている最中。
発送メールだとアイツの合宿中に届くはずだったのに、合宿中止だなんて!
エロゲとかアニメBlu-rayなら見られても平気だけど、今回のだけはマズイ。
届いたところを見られるのだってイヤ!

その時、

ピンポーン

キタ―――!!
フヒヒヒという笑いを抑えていると、アイツが玄関に出ようとした。

「ちょ、待ちなさいよ! ドコ行くつもりよ?」
「ん? 届け物を受け取るだけだぞ? どうせオマエのエロゲか何かだろ?」
「い・い・か・ら! 余計なことすんなっての!!」
「オイ、何すんだ!?」

アイツを抑えようとしたアタシは脚が縺れ、後ろ向きに倒れた。
その瞬間、アイツはアタシを庇おうとして‥‥‥アタシと向かい合って
ソファーに倒れ込んだ。そして、


チュッ


「なッ! ななな‥‥‥!」
「ちょっと待て! コレは事故だ!! オマエもわかってるだろ!?」

チョー必死なアイツの言い訳に対してアタシはこう言うしかなかった。

「シスコンッ! 変態ッ!! 強姦魔ッ!!!」

アタシはアイツにビンタを喰らわせると、届け物も受け取らずに、
全速力で部屋に戻った。買ったモノなんて、もうどうでも良くなったから。

‥‥‥‥‥‥

「桐乃。お前が買ったモノ、届いたぞ」

アイツが部屋まで持ってきた通販の段ボール箱を開けると、注文通りの抱き枕。
それは、“maschera”の主人公・真夜の抱き枕だ。
べ、別に、黒いのに影響されて買ったワケじゃない!

だって‥‥‥そっくりなんだもん。

でも、もう要らないや。
だって、さっき‥‥‥

ふふん。konozama、サイコー!


『konozama』 【おしまい】


755 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 00:15:25.20 ID:ErALXU05
>>754
京介の合宿?

まあいいや、乙!

756 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:23:45.67 ID:ErALXU05
大分出来上がってきたので徐々に投下していきます。
物語が進行してすぐだから主要キャラで行くべきかと思ったけど
あえてサブキャラで書いてみた!


カプ 加奈子×京介
語り 京介

長さはどれくらいだろう?
短編と長編の間ぐらい。ストーリーで分割して投下します。
一応3〜4編で終わるつもり。では。

757 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:26:20.66 ID:ErALXU05
ある日の夜、俺の携帯に知らないアドレスからのメールが届いた。

「なんだ、迷惑メールか?」

携帯を開く。メールフォルダを開け、本文を確認する
そこで俺の目に映る文字は、これからの人生を大きく変えるものだった。

『よう!クソマネ!
   残念な地味面のオメーのことだから寂しい思いしてんだろ?
 だからこの加奈子様が相手してやんよ!

  あと、いつまでも加奈子を騙せると思ってんのか?『高坂京介』君?』

・・・!?
目の前で起こっている現実を信じられずに目をこする。
だが、俺が見ている光景が変わることは無い。
疑問点が多すぎるが、状況を整理しよう。

まず今は夜。いたって普通の夜だ。
そしてメールアドレスを教えた覚えも無い加奈子からメールが来た。

・・・。
うむ、いつ異次元世界に飛び込んでしまったんだろうか?
いやね?俺が黒猫ばりの厨二発言をしてしまうのも無理ないッスよ。

あの加奈子が俺にメールだと?しかも正体もバレてるしさ。
とりあえずメールの返信してみっか。てかアイツ、メールでもこんな口調なんだな。

『お前、なんで俺のメアド知ってんだよ?』

とりあえずこんなもんでいいか。
後はジワジワと尋問していこう。



758 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:28:44.57 ID:ErALXU05
でもなんだろうな、この感じ。
あまり関わりの無い妹の友達とメールをする。
なんか・・・こう、胸の辺りがキューっとなるような。超甘酸っぺえ。
え?何?メールで距離を縮めたいってこと?キャー!照れるな!
そんな青春を感じていると、俺の携帯がブルブルと震えだす。

『はあ?そんなん桐乃の携帯からパクったに決まってんだろうが!
  つーか、変な勘違いすんじゃねーぞ?
 ちょっとメール送ってみたけど、お前のこと好きだとかありえねーから!』

・・・女ってのは、マジで鋭い。
それと共に、男の希望を折ることに関してはかなり鋭い刃を持ってやがる

『お前なんかこっちから願い下げだよ!
 つーか、お前なんで俺の本性知ってんだよ?』

2つ目の疑問だ。
アイツは馬鹿だから、一生経っても気付かないと思っていたんだが。
その時、加奈子からかなり早めの返事。

『ブリジットのヤツが、「桐乃の彼氏とマネージャーさんの雰囲気が似てる」
 って言いやがるからよー。よく思い出してみると似てないこともねーし、
 ちょっと調べたらお前にたどり着いたってワケ!
 その調べる経緯でお前のメアド見っけたから、気まぐれでメール送ったんだヨ。
 さっきも言ったけど、勘違いするんじゃねーからな!』



759 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:29:58.22 ID:ErALXU05
なんだ、最初に気付いたのはブリジットか。
やっぱり馬鹿なんだな、アイツ。

それより最近の女子中学生ってのは、指がサイボーグにでもなってんのか?
桐乃といいコイツといい、メール打つの早すぎんだろ。
まあそんなことはどうでもいい。問題は加奈子とのメールをどうするかだ。
こんなクソガキとのメールはうんざりだ。早めに終わらせよう・・・

と、言いたいところだが。
正直妹の友達とメールすることが満更でも無い俺がいる。
このメールを終わらせてしまうのはちょっと惜しい気もするな。
とりあえず雑談に持ち込んでみるか。判断はそれからだ。

『つーことは、もう俺のマネージャー生活は終わりか。
 結構気に入ってたんだけどな、俺。
 お前はこれからもモデル活動とか続けんのか?』

こんな感じか。女子中学生っつーとあやせぐらいとしかメールしたこと無かったから
ちょっと勝手がわかんねーや。本当にこんなんでいいんだろうか。
おっ。返信来た。早っ!

『いや、別にバレたからってマネージャーやらない理由にはならねーんじゃね?
 それに今のマネージャーと来たら、年下相手に敬語だし堅苦しくてなんねーし。
 加奈子はどっちかと言うとオメーみたいな馴れ馴れしいヤツのがいいよ。』

どうやら、俺の返信は悪くなかったらしい。

760 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:30:46.92 ID:ErALXU05
その後も俺たちはメール交換を続け――
そろそろ加奈子とのメールにも慣れてきた頃。
急に加奈子からの返信が途絶えた。

どうしたんだろう、さっきまであんな早さで返信が来てたのに。
こっちからもう一通メール送ってみっか?
いやいや待て。そんなことしたら俺があつかましいヤツだと思われるかもしれない。
そもそも俺は加奈子が送ってきたメールを仕方なく返してただけなんだからっ!

・・・なんだこのSK●T DANCE みたいな展開は。

もういい、返ってこないものは返ってこないんだ。
メールのことを考えてたら悲しくなっちまう。今日はもう寝よう。

********************

朝。
結局あの後もメールのことを考えすぎて寝れなかったぜ。
おかげで麻奈美との集合時間に遅れそうだ。

「あ、きょうちゃーん!」

向こうの方で麻奈美が手を振っている。どうやら間に合ったみたいだ。

「ハァハァ、悪いな、ちょっと寝坊しちまって」
「いいよいいよ〜。じゃ、いこっか。」

夜から加奈子のメールで頭がいっぱいだったので
今までの普通の光景がやたらと新鮮に思える。普通なのに。


761 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:32:07.14 ID:ErALXU05
「それにしても、きょうちゃんいつもに増して眠そうだよ?なにかあったの?」

学校への道を歩きながら麻奈美が俺にこう聞く。

「べ、別に?何もねーよ。ただちょっと寝れなかっただけだ。」
「ふーん、そうなんだ。じゃあそういうことにしとくね。」

どうやら俺の嘘はバレバレみたいだ。
でもその嘘を見抜いた上で追及してこないってのは、さすが麻奈美だ。

さて、その後の俺の話だが。
結局昼休みまでいつメールが来るものかと授業なんて聞いていられなかった。
加奈子なら授業中に携帯弄って俺にメールでも送りそうだが、そうでも無さそうだ。

「オイ、高坂。今から学食行くんだが、お前も一緒に来るか?」

赤城にそう誘われる。
あんまり飯を食う気分じゃないのだが、そうしないと体力が持たないので昼食をとることににしよう。

762 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:33:11.48 ID:ErALXU05
赤城と2人で食堂へ向かう。出来ればこの状況を瀬菜には見つかりたくない。

「そういえば、お前今日様子おかしいけど、なんかあったのか?」

赤城が唐突に俺に聞いてきた。

「別に?なんでもないゴワスナリ。」
「そうか、じゃあそういうことにしておこう。」

どうやら高坂兄妹には似たところがあったらしい。
突然のトラブルに弱いところが、な。

そんなこんなで俺は食堂でカレーを頬張っている。
家でもよく食べさせられるカレーを頼んだ意味は特にない。
でもやっぱ家でくうカレーがいちば・・・ん?なんか太股が揺れてる?
これは・・・。俺の携帯だ!!!!!!!!!!!!

やっぱり!新着メール1件!
ヤベー!なんかわかんねーけどテンション上がるわー!
もう、加奈子ったら。じらして俺を落とす作戦ですか?
残念だけどそうはいかねえよ!
とりあえず、メールの内容を確認してみよう。

『件名:GRUUよりのお知らせ!定番ゲームからミニゲームを追加...』

GRUUェ・・・。
無駄に期待した俺が恥ずかしいぜ。
しかしなんだこの異常なまでのガッカリ感。
文字どうりどん底に落とされた気分だ。

「ど、どうした高坂。最高の笑顔を見せたと思ったら急に地獄を見たような表情になって」

もう答える気力がない。メールマガジンの停止設定しておこう。





763 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:37:27.90 ID:ErALXU05
その後もメールが加奈子のメールを待ち続けた俺だったが、
授業中にその返事が来ることはついになかった。

「はぁ〜」

思わずため息。横にいる麻奈美が心配そうな顔をしているが
そんなことはどうでもよかった。
どうも今日はメールのことばっかり考えちまう。
家に帰ってからも、ちょくちょくメールのことが脳裏をよぎる。
やっぱもう返信は来ないんだな。早めに諦めちまうか。

と、そんな諦めが入った頃。再び携帯のバイブレーション。
一瞬心臓がバクンと脈打ったが、慌てて心を落ち着かせる。

(変に期待するな、どこかのメールマガジンだ。きっとそうだ。)

もうどん底に落とされるのは二度とゴメンなので、最悪の事態をあらかじめ想定する。
そして俺は内心期待一杯にメールを開いた。

『From.加奈子』

ひやゃあああああああああああ!
キタキタキタキター!

「ひょえー!なんだよやっぱ俺とメールしたいんじゃねえか!」

桐乃が壁ドンをしたような気がしたが、今の俺には関係ない。
とりあえず内容を確認だ。

『昨日は寝ちまってよ、ワリー!
  つーかメールしてみて分かったけど、オメーって結構面白れーんだな!
 なんの特徴もない地味男ってのは、加奈子の誤認識かもしんネー!」

絵文字でチカチカするメールにはこう書かれていた。
なにコレ?もしかして脈アリ?
すまない加奈子、残念だが俺にはあやせと言う天使が・・・あれ、メールだ。

『From.あやせ』
『殺』



764 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:38:34.93 ID:ErALXU05
・・・どうやら本当の悪魔は天使の顔をしてるってのは、マジらしいな。
あやせは俺の脳波を感じ取ることでもできるんだろうか?
また携帯がなっている。嫌な予感しかしねーけど。

『From.あやせ』
『脳波を感じ取るなんて簡単ですよ。』

!??

これは、夢だ。悪い夢なんだ。
とりあえず加奈子にメールを送ろう。それからイタリアの貝を調べよう。

と、まあいろいろあってだな。
その日から俺と加奈子のメール交換は毎日のように続いた。
他愛もないメールだったが、それはお互いの距離を縮めるのには充分過ぎるものだった。
加奈子の気まぐれから始まった、俺と妹の友達との関係。

この関係はメール以上のことになってくるんだろうか?
そんな俺の疑問をぶち壊したのは、またまた加奈子の気まぐれからだった。

時は、加奈子と俺のメール交換が始まってから約2週間後。
そろそろ加奈子とのメールも日常と化し、心地よさを感じ始めていた頃。
毎回加奈子からの文字を受け取る携帯が、いつもとは違うものを受け取った。

――そう、電話である。



765 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/21(土) 00:40:05.93 ID:ErALXU05
メール編、終了!

次回は電話編になるつもり。
多分かなり短編。

もう出来上がってるんだけど、電話編の後がすっからかんだから
とりあえずまた後で投下しますね。

766 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 00:46:49.34 ID:Nqsm5hNa
なんかしらんが、読んでも絵面が全然妄想できなかった

767 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 01:30:52.58 ID:hmD4Yml4
>>765


加奈子可愛いよ加奈子
エロは次回投下時?

768 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 01:43:00.06 ID:ErALXU05
>>767
エロ入れるかどうかはまだ未定
まあ多分入れたほうがいいんだろうけど、
エロを綺麗に書く自信は今の俺に無いw

入れるとしたら次の次ぐらい?

769 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 03:09:01.82 ID:mQ1scGEu
>>755
赤城家でエロ画像リレー合宿or真壁家でゲームリレー合宿じゃないか?

770 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 06:51:04.29 ID:V4tJSKPY
>>755
>>769

黒猫家で未完の同人RPG製作合宿という可能性も。

771 名前: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/21(土) 18:03:06.61 ID:YkGqDzqw
>>765
乙。
あやせたんが怖すぎるw

772 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 18:46:06.29 ID:bFIihtx7
>>765
乙です。
次はお兄ちゃんと先輩の食事シーンをねっちょりエロエロにお願いしますね

773 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 22:50:42.10 ID:KWH8AkK+
もし高坂兄弟たちの年齢が逆だったらか…、
邪気眼先輩と出会うということになるのか?

昔のギャルゲーにいたな。黒魔術とか好きな先輩。

774 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 22:52:37.28 ID:ybcSqWGI
>>773
黒猫が学園の魔女、京介がジプシーというわけか。
褒美に揉ませてもらうほど、胸があるとは思えんが

775 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 01:41:44.98 ID:GZ+qacD5
とりあえず電話編だけは書き落としておこうと思います。
電話編の後は相変わらずスッカラカンなので、その後投下が遅くなったらごめんなさい。

かなり短いし、作者の技量不足で読みにくい点もあるかもしれませんが
その辺は、瞑想でもして見逃してやってください。では。

776 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 01:42:37.07 ID:GZ+qacD5
加奈子からの電話。
それは俺にとって生まれて初めて(まあ当たり前か)のものだった。
でもなんだろう、通話ボタンを押すのに勇気を要する・・・。
俺は深呼吸をして加奈子と俺との距離を更に縮めるであろうボタンを、押した。

『うぇっ!?  も、もしもし?京介?』

メールで親近感を持っていたとは言え、高坂京介としてコイツと話すのは初めてに近い。
それにコイツ・・・。メールでは俺のこと『オメー』って呼ぶのに、声に出すときは『京介』なんだな。
・・・フヒ!

『ああ、俺だ。どうした急に電話なんて。』

心臓の鼓動が加奈子に聞こえないか心配になるぐらい、俺は緊張していた。
なさけないぜ、たかが妹の友達との電話で。

『い、いやな?暇だったから電話しただけで・・・』

心なしか、加奈子も緊張してんじゃね?
つーことは、もしかして脈アリだったりして。

「暇だからって・・・。俺もお前も一応受験生だぞ?」

『大丈夫だって!加奈子はやれば出来る子だしぃ』

お前が出来るかどうかしんねーけど、俺の人権はドコへいった?



777 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 01:44:32.22 ID:GZ+qacD5
「俺にはできねーんだよ!そもそもお前、成績悪いほうだろうが!桐乃から聞いたぞ!」
『なっ!桐乃のヤツ・・・。で、でも!授業態度が悪いだけで勉強はできるんだって!』
「言ったな?じゃあ俺が問題出してやるから、応えろよ?」
『の、望むところだ!』

こんなことは言ったものの、もし加奈子が本当に勉強のできるやつだったらどうしよう。
以外にしっかりしてるしなあ、アイツって。
とりあえず手解き程度に、あの問題をだしてみるか・・・。

「じゃあ、問題。四大公害病の一つ、イタイイタイ病はどこで起きたのか?」

恐らく加奈子の歳なら習っている問題だろう。
みんなは分かるよな?え?分からない?ブフッ。
正解は富山県。もっと詳しく言うと神通川下流だ。
さて、加奈子も流石にこれくらいは分かるだろうな。分かるよな?

『・・・・・・・・・・・。』
『・・・お腹?』
「なんで発症後の話なんだよ!?患部は聞いてねーよ!」

ついでに代表的な患部は骨。お腹でもあながち間違ってはねーけどな。
簡単に言うと骨がもろくなるのだ。歩くことはもちろん、くしゃみや咳で骨が折れたりするらしい。
今では患者も少なくなったとは言え、この公害病が存在したことは風化させてはいけない。
公害病等の過ちを二度と繰り返すわけには行かないってことだ。
つまりお前達、ちょっとでも地球への負担を軽減できるように努力しろよ。


778 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 01:46:11.18 ID:GZ+qacD5
話がそれてしまったが、今さっき加奈子がバカだと言うことが証明された。

「はぁ・・・。お前、この電話が終わったら勉強でもしろよ?」
『るせー!言われなくてもやってやんよ!』

逆ギレっすか、加奈子さん。
まあそれだけナニクソ精神があれば充分だよな。多分。

そんな他愛もない会話で、聞きなれない声に耳を慣らしていった俺たち。
突然の電話への緊張も解けてきた頃、急に加奈子からこんな質問が飛んできた。
今思えば、これが未来を変える大きな引き金だったのかも知れない。




779 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 01:47:25.50 ID:GZ+qacD5
『ところでさぁ・・・。京介って彼女とか出来たことあんの?』

!!

今俺が頭に思い浮かべてるこれは、かなり思い出したくない話だった。
今年の夏、経験したあの出来事がフラッシュバックして、俺のガラスのハートに突き刺さる。
そういえば俺、当分彼女作れねーんだなぁ・・・。

『あれ?どうした?』

「あ、いや。なんでもねーんだ。」

本当は、なんでもなくないんだけどな

『で、彼女できたことあんの?』

「ああ、あるよ。」

ここで嘘をつく理由もあるまい。俺は加奈子に正直に答える。
今はフラれちまった、なんて恥ずかしくて言えねーやな。



780 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 01:48:16.42 ID:GZ+qacD5
『・・・。そっか。もう高3だもんな。今も付き合ってんの?』

加奈子は俺の心をえぐってほじくりだすセンスに恵まれてるらしい。
ココまでピンポイントに痛いトコを疲れると、流石にな・・・。

「いや。今はもう付き合ってないんだ。」

『あ、ご、ゴメン!悪いこと聞いて!』

俺を哀れんでいるのか、嬉しそうな加奈子。正直フォローになってない。

『じゃあさ、これから彼女作る気とかあんの?』

と、また物事の核心を突くような質問。

「いや、作らないつもりだ。つーかまあ、作れないって言ったほうが正しいかな。」

口から自然に、そんな答えがこぼれ出る。
おいおい、加奈子に今回の出来事を言っていいのか?
・・・いや違うな。どうやら俺は今回あったことを、誰かに話したいらしい。
自分が間違っているのか、または正しいのか。それを知りたいんだ。
俺自身は正しいと思ってるんだ。いや実際正しい。そう思いたい。
ただ、世間体はどうなんだろう?妹のために、彼女を作らないって。
それが自分で判断できないとは、とんだダメ人間だよ俺は。



781 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 01:52:02.40 ID:GZ+qacD5
そうして俺は、この夏あった全てを加奈子に話すことにした。

黒猫に告白されたこと、夏休みはとても充実していたこと。そして・・・、黒猫にフラれたこと。
その後桐乃に慰められたことや、俺が彼女をつくらない約束をした経緯をひっくるめて伝えた。
それに対する加奈子の反応は

『そっか。桐乃のブラコン気質は感づいてたけど、それに応えてやるお前はお人よし過ぎんじゃねーの?』

加奈子の、俺たち姉妹と友人彼女へ向けられた感想。
とても世間体は良くないと思わされる反応だった。
その現実が俺の心を締め付ける。
やっぱりおかしいかな。妹が一番じゃなきゃだめな兄貴って。

『でも・・・。そんな兄貴を持った桐乃が羨ましいよ。』

、訂正。やっぱり間違ってなかったんだな。
俺は俺のままでいいってことか。なんかわかんねーけど、加奈子に精一杯ありがとうを伝えたい。


そんな今回の電話で一番の山場を越えた俺たちは、その後も他愛もない話を続けた。
加奈子のモデル活動について、桐乃やあやせについてのバカ話。
そういえば、こんな話もしたな。

『そういえばさ、あやせが最近おかしいんだけどオメーなんか知らね?』
「ない。」

高坂京介、高校3年生にして父の教えに逆らって嘘をつきました。
心当たりがありすぎるけど、これを加奈子に言うのは得策ではない。



782 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 01:56:46.01 ID:GZ+qacD5
『そうか。で、オメーあのブスに何したんだよ?』

また、嘘を見抜かれたらしい。
親父のせいで大分嘘をつくのが下手になってるみたいだな。
と。だんだん説明が面倒になってきたので、会話だけをピックアップして聞いてくれ。
え?作者側の問題?何それ?おいしいの?

「別に何もしてねーよ。マイラブリーエンジェルにプロポーズをしたら、キレられただけだ。」
『何その呼び方。キメーんだけど。』
『つーか何?プロポーズって。』
「俺の素直な気持ちだ。」
『はぁ?オメーあやせのこと好きなの?』
「大好きだ。文句あるか。」
『大有りだよ。さっきのルリとか言う彼女はどうしたんだヨ?』
「彼女と天使は違う。それにあやせが彼女だと命がいくつあっても足りん」
『それは分かるけどよ。でも、あやせって彼氏いんべ?』
「な、なんだと!名前を教えろ。ひねり潰してやる!おれのあやせたんを返せ!」
『嘘。嘘だっての。そんな彼女にしたくなくても彼氏が出来るのは嫌なのか?』
「嫌だよ。別にあやせだけじゃなく、桐乃にも彼氏が出来たりするのはは嫌なんだ」
「つまり、俺がなんでも一番でいてやりたいんだよ。」
『・・・シスコン。独占魔。まあでも、分からないでもネーな。』
『好きになったやつの始めての彼女でありたい。ファーストキスでありたい。って』
『そんな我侭じみた独占欲を持っちゃうんだよね。人間ってさ。』
「加奈子・・・。お前は俺か?共感しかできないんだが。」
『こんなの誰でも持ってる感情じゃネーの?一番好きじゃないけど相手の一番でありたいんだよね。』
『本気好きな人は他にいるけど、アイツに彼女ができるのはイヤだー!って感じ?』
「ああ、そう。それだよ・・・。」

俺が桐乃に抱いてる感情は、まさにそれだ。
加奈子は俺のことを充分理解してくれているらしい。
ここまで話していて気持ちよかったことなんて人生でもあまりない。



783 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 02:00:37.00 ID:GZ+qacD5
「いや加奈子。いい話を聞かせてもらったよ。アッハッハ」
『なんだその・・・ブルジョアキャラ。』
『って!もうこんな時間かよ!明日平日だぞ!?こんな時間までつき合わせやがって!』
「もとはと言えばお前が電話を掛けてきたんだろーが!」
『ん、それはそうだけどさ。』
「はあ、まあいいよ。じゃ、今日はもう電話切るぞ?」
『・・・。うん。しょうがねーな。』
「じゃあまたメールでもしようぜ。じゃあな」

そうして俺は通話終了ボタンを押し込む。
通話時間は2時間弱。こんなに話してたのか・・・。
でもまあ、たかが2時間だ。

加奈子との電話。長い人生の中でたったの2時間だったけど、
俺の中では多分ものすごく密度の濃い2時間だった気がする。
自分の内に秘めた嫉妬心や独占欲、他人には蔑視されそうな感情をぶちまけて、理解し、理解され。
音が共鳴するような感じかな。
そんな俺から出る声と共鳴出来る加奈子のそれは俺の耳にかすかな余韻を残し、
ベットの中で目を閉じた後も中々消えてはくれなかった。


784 名前:『純情スローペース「電話編」』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/22(日) 02:05:08.70 ID:GZ+qacD5

お終い!

まず最初に、公害病であるイタイイタイ病をネタに使ってしまったことで
気分を悪くされた方がおられましたら申し訳ありません。
この案はボツにしようとも思ったのですが、
風化するよりかはいいかという独自の判断で書き込みました。
生きてきた環境がアレなので、こういうのには敏感になっちゃうんだな。

次回が何編になるのかは、とりあえずシークレットで。大体分かるかな?
投下前にも言った通り、もしかしたら続きが遅くなるかもしれないけど
そのへんは見逃してやって。

785 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 02:10:13.82 ID:lRlUFEdH
言い訳や自分語りがしたかったら、こっちに行け
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304480500/

786 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 02:49:07.76 ID:6B4C9RHZ
いいねいいね
加奈子と育てていく感じが良いねえ

787 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 03:10:27.79 ID:GZ+qacD5
>>785
別に自分語りって言うか
近くにあった珍解答本からネタを拝借したついでだったんだけど・・・

まあエロを書く自身が無いからVIPでやろうとも思ってたけどね?

788 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 04:00:06.31 ID:F0uVvQEJ
GJ かなかな良いよ良いよー

追い出し厨は荒らしだから無視しておk

789 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 04:54:27.32 ID:an8Avnqr
というか、2次創作で政治経済、法律やらそういった類に関する
作者の信条を代弁者としてキャラに語らせるのは最悪すぎる

790 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 04:58:51.43 ID:0cuD/nvE
誰かさんを思い出すw

791 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 05:59:15.73 ID:ligMCE21
とらドラの話し?

792 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 06:48:45.66 ID:Hq4xh0DC
>>787
ここ基本的に感じ悪いしVIPのスレのがいいんじゃね?

793 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 08:44:53.21 ID:4eOviKUj
VIP

794 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 08:47:18.08 ID:df+mfIr6
>>774
いやいやいや、鍵の新作じゃなく葉の古典の話だろjk
まぁ、あんなに胸がないと言う結論は変わらんがw
しかし、先輩に習って裸黒マントに猫耳だと、今度はどこぞの吸血鬼になるな

795 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 08:51:24.41 ID:JuNbl1Ai
黒魔術の先輩か…それの妹と便所でry

796 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 08:58:57.44 ID:3r4UCpqp
黒猫「ネコミミモードでーす♪」

京介「」
桐乃「」
沙織「」

黒猫「ち、違うのよ…」

797 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 09:33:36.35 ID:DeOsZ4Fa
アホな物書きとアニメから入った口の奴らは全員VIPにでも押しこんでおけばいいよ

798 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 10:12:45.84 ID:CRA7weD0
また追い出し厨が暴れてるのか

799 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 10:18:55.05 ID:DmK9Vb1n
>>784
GJ
好感度高いな加奈子w

800 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 11:10:44.07 ID:jBEcHhz/
>>787

ここに投下するのは大歓迎だけど
VIPに投下するのも良い経験になるかもね
面白くなければ容赦なく貶されるし
面白ければ雨霰の賞賛を浴びられる
良い意味でも悪い意味でも正当な評価をもらえる場所

801 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 12:46:14.72 ID:1u9xNj1B
SS速報はVIPとは違うぞ

802 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 14:53:02.35 ID:hGon48LH
二次創作なんて作者の言いたいことやりたいことを明文化するものなんだから、いちいちつっかかるのもどうかと思うぞ
そんなことよりエロい話しようぜ!

803 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 19:35:13.53 ID:ItXyDKqQ
http://upload.restspace.jp/src/upload0356.jpg

804 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 19:44:30.83 ID:qMDkXxqb
じゃあ桐乃がおもらし娘になる話下さい

805 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 20:36:59.83 ID:CtPdPJTB
>>796
キャラを演じて、様々な種類のエッチをする黒猫はイケるな

806 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/23(月) 17:14:29.13 ID:Lfz49U+n
兄妹プレイとか?

807 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 18:35:02.90 ID:sGdts2wi
「あたしがしてやんよ!」
「……日向ちゃん」
「あたしが結婚してやんよ!これが……あたしの本気だ!」
「そんな……日向ちゃんは本当の俺を知らないから―――」
「8巻までの高坂くんがどんなんでも、あたしが結婚してやんよ!もし同級生やご近所さん達からの評判が最悪でも―――」
「俺、シスコン野郎だよ、セクハラ先輩だよ」
「どんな高坂くんでもっつったろ!」
「!」
「シスコン野郎でもセクハラ先輩でも、ルリ姉の元彼氏でも!それでもあたしは高坂くんと結婚してやんよ!」




って話を誰か書いてくださいお願いします

808 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 20:04:23.81 ID:zHvcJHfF
日向ってそんな「〜やんよ」口調だっけ?

809 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 20:08:23.97 ID:AK6ig4EA
なんかのパロディじゃないの?元ネタ知らんが

810 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 20:09:40.19 ID:lox/Fyr2
ねえねえ高坂君、今私と「契約」したらお姉ちゃんNTRってやつだよね?

811 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 20:14:45.76 ID:A48sYPrS
ABネタがもう分からなくなってるのか……
それにしても日向ちゃんかわいいな
乙女にすげーこと言ってくれんじゃん…とか
違うのよ……これは違うんだから……とか
珠希ちゃんは倫理的にまずいけど日向なら犯しても問題ないよね

812 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 20:27:53.36 ID:AK6ig4EA
穴は挿入れるためにあるんだぜ?

813 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 20:54:17.71 ID:nIN7YcAM
実は本質的に瑠璃ねえと同じだったりしてな。>>日向ちゃん

814 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 21:14:00.10 ID:cyPv4X+E
「クソマネぇー。桐乃とクソマネってほんとに実の兄弟なの?」

「決まってるだろ!こないだ説明したばっかりなのに…加奈子、疑ってんのか?」

「いやだって、目の色違うじゃん。あれなんでよ?」

「………」

「あ、いや、わりーって…ほら、マジでそういう事情に深入りするつもりは無かったからさ…」

「……(そう言えば、なんでなんだろうな(滝汗))」

815 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 21:20:31.83 ID:t5QfCkfd
佳乃ママンが外国人と浮気しおったwwww

816 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 21:27:04.61 ID:lox/Fyr2
きりりん常時カラコンつけてたかー

817 名前:ninja:2011/05/23(月) 21:33:23.55 ID:ItbVKc2F
ママンがハーフで桐乃が先祖がえりとか?

818 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 21:36:10.21 ID:nIN7YcAM
うちのおふくろの実家(北東北)だと、薄い色の瞳って割といるぞ。そこらのおばちゃんが灰色の瞳とか。
別に眼の病気じゃなくてね?

ってか、もともと佳乃さんに似てるだろ。>>桐乃

819 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 21:48:09.92 ID:t5QfCkfd
トーホグ人はロシア沿海州の血が入っている人が結構いるから

820 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 21:54:09.04 ID:k4cvgiXc
五更さんちの長女なんてイカレたオッドアイで外ほっつきあるいてるから問題ない

821 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 22:14:24.89 ID:sGdts2wi
学校の正門前であの格好で待ち合わせ
二度と弁展高校に通えなくなってもいいという覚悟
いやまあ冗談じゃなく通えなくなったんですけど

822 名前: ◆WE/5AamTiE :2011/05/24(火) 01:58:59.40 ID:ySzcaZoS
注意事項:本作は主人公がオリキャラという『外道』二次創作です。
     ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
     オリキャラNGの方は華麗にスルーしてください。
     また、カップリングに強いこだわりのある方もスルーで。
     最初の2レス分ぐらいで判断していただけるかと思いますが、とにかく、
     二次としてどうなの?と書いた本人が思ってしまったというシロモノなので。

タイトル:俺たちの田村さん
登場人物:田村麻奈実、高坂京介、「俺」、他
設  定:京介と麻奈実は大学生になっています。
     京介には年下の恋人がいます。
物  量:23レス

823 名前: ◆WE/5AamTiE :2011/05/24(火) 02:18:44.11 ID:ySzcaZoS
トラブル発生。
投下中止します。

824 名前: ◆WE/5AamTiE :2011/05/24(火) 02:53:31.22 ID:ySzcaZoS
物量が結構大きいので忍法帖の制限に引っかかってむりっぽい。
アップローダーに載っけるしかなさげな感じ。

825 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 03:37:58.97 ID:543uFP04
23レスもあるならロダに上げてくれた方がスレ的にも助かる

826 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 04:40:18.40 ID:rnvNDWlo
あぁ忍法帖か……盲点だわ

827 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 04:44:23.19 ID:3gKvqlnE
オリキャラとか絶対荒れるし

828 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 07:04:11.59 ID:/tJM5i6z
オリキャラでもエロさえあればそれでいい

829 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 07:34:00.49 ID:hsrqr+4d
>>822
戦う前から敗北したでごさる、的な状態でなんかワロタw

830 名前: ◆WE/5AamTiE :2011/05/24(火) 08:07:51.56 ID:ySzcaZoS
>>822 です。
ロダに転がしておいた。
注意事項は >>822 を参照。黒猫氏の言うところの『盛大なオナニー』ってやつかも。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/237278.txt&key=tamura

>>829
まさにそんな感じ。自分でワロタわ。
それにしても使い勝手悪いわ。レスのサイズ制限が痛すぎ。
前なら4レスで落とせたのが10レスとかになってまう

831 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 08:40:13.79 ID:U1a6Mo/v
何でこんな仕様にしたんだろうなー

832 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 09:17:05.91 ID:ELErqVIz
荒らし対策だろ

833 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 09:44:39.09 ID:Y53EJbRf
>>830
乙ー

幼馴染みとオリキャラのカプとか正直凄いNTR臭が凄かったけど、寝取られ属性持ちの俺的には全然OKだった。
ってかオリキャラが割と正統派なのに京介がクズすぎるので…

あと初体験のシーンが無かったのが残念だった。

834 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 12:52:04.39 ID:YxRsapVo
>>830
開いてみたら殆ど改行がなくて死ぬほど読みにくいんだが

835 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 13:26:14.78 ID:z6Dl1PEX
普通に改行あるけど

ブラウザによって見え方違うんかな?

836 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 15:07:34.59 ID:IXrZXsMd
>>830
乙!何となく主人公を赤城に脳内変換して読んでしまったw

837 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 15:35:34.76 ID:JXBnGUwR
原作ではやらないだろうからこそ二次創作では大学生編がたくさん読みたい

838 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/24(火) 15:54:19.60 ID:t/YXBsJk
>>837
大学卒業を間近に控えた京介に16歳になったリアがプロポーズする話を考えたことはある

839 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 15:58:27.44 ID:aTuk46Pv
30前の京介と今の黒猫くらいのたまちゃんの話なら脳内で温まってる

840 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 16:57:03.04 ID:tXp6FsHy
リアってもう登場しないだろ

841 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 18:07:00.49 ID:6iCJgWla
二次ならどうとでもできるさ

842 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 18:44:30.47 ID:hsrqr+4d
8巻より

ところでーー

「これはあくまで友達の話なのだけれど……

彼氏が出来たら、何度目の逢瀬で、か…身体を許さなければならないのかしら?」

「……ッッッ!!知らないってーの。10回くらいデートしてからにしたら?」

「あら?意外ね。そういう経験は、豊富そうだから貴方に相談してみたのだけれど(……)
そう。ありがとう。そう言えば、次で…10回目になるわね。おっと、なるそうよ」

「それじゃあね。フフッ」

「あの女……!」


的な、読んでて胃がキリキリするような話が読んでみたいので、続きをどなたか書いてください!

843 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 18:53:13.90 ID:a+7jCkyn
この部分は色々と使えそうだよな

844 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 18:56:24.48 ID:83vS87Y2
大学生編とかの未来のSSでメインヒロインとくっつかなかったヒロインを御鏡とか真壁とかとくっつけるSSにはウンザリ


845 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 19:03:51.10 ID:z6Dl1PEX
メインヒロインとくっつくヒロインだと……!?

846 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 19:27:41.48 ID:U1a6Mo/v
>>842
中学生にセックスのこと聞くなよw って思ったな読んだとき。まあ桐乃は詳しそうだけどさー

847 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 19:38:11.70 ID:OKxtNWAs
相手の気持ち知っててそういうこと聞く辺りかなり外道なんて思ったりしたが……
外が黒いだけに実は中もかなり黒かったのか……
いくら白で取り繕っても根っこは変わらんのね

848 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 19:54:15.31 ID:aTuk46Pv
だってそういうこと相談してもまともな応対してくれそうな友達があんまりいないんですもの
ん?じゃあ眼鏡オフ沙織に相談しろって?聞こえんなぁ
つーか取り繕って、とかなんかヤな言い方だな

849 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:14:07.47 ID:W5GHy7S4
>>847
黒猫より桐乃派だが、そこまでひねた見方はしないな。
相談できる友達いなくて、テンパってたんだろうよ。

850 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:20:57.02 ID:QAJvfqL5
桐乃に弱み全部さらけ出しちまって今後どうなるんだろうな
やっぱ桐乃が黒猫騙してエロいことさせたりしちゃうのか

851 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:39:14.96 ID:lODYMOeS
長いSSってここに投下しないほうがいいのかな

852 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:52:28.93 ID:a+7jCkyn
ガチエロじゃなければSS速報がおすすめ
規制とか行数的な意味で

853 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:01:57.51 ID:/A0DaymB
桐乃SSなら桐乃スレ
黒猫SSなら黒猫スレ
エロならエロパロ
よくわかんないならSS速報

854 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:12:32.95 ID:jmBdAcae
でも何だかんだここはオールオッケーよ
長編も大歓迎たし

855 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:28:48.09 ID:hQ6ohrEI
あやせSSはどこー?
俺妹8(偽)とか風とかあやせをかませにした桐乃マンセーじゃない
まともなあやせSSの見れる所は...

856 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:29:02.29 ID:wetOJvwo
>>849
と言うより、そもそもが桐乃には毎日、包み隠さず全てを報告してたってことだよね、あれは
その上で、桐乃も交えた上での三人一緒の(3Pと言う意味ではなく)良好な関係を築きたかったんだろう
プールだって、花火大会だって、三人で行きたかったのかも知れない
だけど京介はその件には鈍感で、桐乃は(黒猫の望みとは裏腹に)最後まで我慢して遠慮し続けたので
離別を経由した強引な手段に出ることになった

この板的には、もちろん3P希望でハッピーエンドでも良いわけだが

857 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:31:22.45 ID:hsrqr+4d
>>855
8巻読めよ
急にデレてきてて笑うぞ
後は俺芋Pもオススメ!急に刺したりして笑える!
他には、特にいいんじゃないかな

858 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:34:03.90 ID:U1a6Mo/v
PSPのあやせは犯罪的

859 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:39:59.00 ID:a+Lo4OG8
>>855
俺妹8(偽)の作者、あやせSS書いてなかったか?
家庭教師もののやつ
既に読んでたらすまん

860 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:47:15.30 ID:hQ6ohrEI
>>859
それリアルタイムで読んだ
その次に8(偽)もね…あの書き手上手いだけども
桐乃のわがままのために黒猫、あやせと立て続けにフる話だったしな...ついでにかなかなもね


861 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:49:26.02 ID:hQ6ohrEI
やっぱりPSPが聖典でいいや...


862 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:29:21.50 ID:wetOJvwo
>>860
でも、原作も同じ展開じゃないかw
桐乃に泥をかぶせないよう、形式上は黒猫から別れさせたりと、色々構図でフォローしてるけど
本質的には、あの偽予想SSと一緒じゃね?

863 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:32:41.91 ID:k9N3AkD1
黒猫に指南本を貸したってことは、桐乃が「買った」んだよな?
何でそんな本買ったわけ?w

864 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:40:00.41 ID:MADgnCJK
>>863
京介とのデートの参考にするためだろ

865 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:42:03.07 ID:tXp6FsHy
そら(偽)デートのためよ

866 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:52:46.46 ID:hQ6ohrEI
>>862...結果が同じだから本質も同じって...
8巻のあれは黒猫が自分から桐乃の埋まった墓穴を掘り起こして兄パン放り込んでたたき起こしたもんだろ?
アレがなければ勝負は決していたのにね...それに偽のほうは完全に桐野のわがままのせいじゃん
偽の桐乃うぜー  8巻の桐乃惚れてまうやろ
偽の黒猫可哀想  8巻の黒猫間抜けやろ
あやせたん両方ともマジ天使!
本質的を語るとこんな感じになるな

867 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:53:32.99 ID:a+Lo4OG8
>>860
桐乃のわがままを優先したのは原作の展開を予想した結果なんじゃないか?
あの書き手には今度は純なあやせSS書いて欲しいね

868 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:54:36.37 ID:hQ6ohrEI
追加  8巻の黒猫間抜けやろ...でも、それってステキやん?

869 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:59:14.08 ID:hQ6ohrEI
>>867
それって、ステキやん?
けどあの書き手は生粋の桐乃スキーだし...
あのひと自分から安価出しても結局桐乃の勝ちゲームにするしなぁ

870 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 23:08:40.81 ID:a+Lo4OG8
>>869
まあこれを言っちゃお終いだけど、SSだから仕方ない
原作みたいにキャラ配分を指示する編集もいないしね

871 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 23:25:44.05 ID:hQ6ohrEI
正論だな...














ふぅ...少し落ち着いた

872 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 23:36:05.22 ID:tXp6FsHy
むしろ原作のほうがひよった
まあ商売だからな

873 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 23:40:01.17 ID:hsrqr+4d
この作者には1000点あげたい

http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/466.html

874 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 23:44:54.94 ID:9R+NL4+/
>>872
原作は黒猫を転校させた時点で商業主義が透けて見える
俺は偽のが好みだわ


875 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 23:49:40.26 ID:tXp6FsHy
>>874
というか桐乃のわけわからん留学からもうおかしいんだけどね

7巻8巻終わってある程度ぬるめのハーレムに着地しなきゃならんかったわけで
2次創作では客は気にせずシリアスにある程度突っ込んでもかまわないからね

876 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 23:56:05.77 ID:9R+NL4+/
>>875
伏線があればまだ許せたが
いきなりあの展開はないわ
真面目に着地点考えてたのがアホらしくなった

877 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 00:03:01.18 ID:tXp6FsHy
人生には伏線などないのだ!

まあ着地点自体は転校しようがしまいがさほど変わらないだろうけどね
あるいは本来みやびちゃんのように病死だったのが転校になったとポジティブに考えるんだ!

878 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 00:05:05.20 ID:kaKxBUKp
三木はこれが商業的にベストな選択だったと確信しているんだろうけど、本当にそうだったんだろうかとは思う
違う選択の方が、もっと俺妹という作品を自由に膨らませることができたんじゃないだろうか
まあ、ベストというか、収支がある程度計算できる着実かつ無難な選択なのかな、三木が目指したのは

879 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 00:10:03.11 ID:RGZswDpB
>>877

神猫「別れましょう…ウッ!!」パターン

京介「黒猫!お前どうした!?大丈夫か!?」

神猫「最期に…伝えたかった…あなt」ガクッ



京介「瑠璃イイイイィィィーーー!!!!」


そうして次の日、

黒猫「ふぅ。死ぬかと思ったわ」

880 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 00:24:59.26 ID:MhDKFk4Y
皆で集まる日、桐乃の仕事終わりの時間にあわせて高坂家への集合時間を決めると
30分前に来て、京介のベッドでくつろぐ黒猫
言い訳は、松戸からは電車の本数が少ないから、どうしてもこの時間になってしまったの

881 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:27:02.54 ID:WmwTBT4e
前々から書いてた加奈子編の続き!

コレが最後から2番目の編になるつもり。
かなり長くなってしまったけど、前編をここに書いた手前
迷惑かも知れないけどここに投下します。では

882 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 00:27:57.19 ID:ZRfHleJu
おおっ

883 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:29:52.71 ID:WmwTBT4e
メールから始まった加奈子と俺の関係。
先日電話と言うもう一つのステップを踏み、
加奈子と俺の関係はこれ以上無いぐらいに進展したかに見えた。

・・・だが。どうやら俺たちはもっと関係を近づけられるらしい。
あの電話があった日以来、俺たちは主にメール、たまに電話で連絡を取り合っていた。
その期間は決して長い物ではなかったが、お互いをより良く知るには充分だった。
今まで知らなかったことを知り、理解と仲を深めてきた俺たち。
もう俺の中では、ただの妹の友達ではなくなっているのかもしれない。
加奈子の仲の俺は、いったいなんなんだろう?
アイツの仲では、友人の兄のままなのかもしれないな・・・。

と、こんな気の滅入る話はやめにしよう。
とにかく俺たちは、これからとんでもない関係の発展を遂げようとしている。
メールから電話と来たら、もう決まってるよな?
ついでにこの話を持ちかけてきたのは、またまた加奈子からである。

場所は近所の街。
待ち合わせ時間は昼の1時。


そう、今回のイベントはデートである。



884 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:30:46.89 ID:WmwTBT4e
デートって言うのには語弊があるかな
別に両方が好き合ってるわけでもねーし。

ことの発端は昨日。
もはや恒例となったメールの中の一通に、こんな文字が並べられていた。

『そうなんだよなー(←前のメールの返信なのだ)
 てかさ、明日ってなんか予定入ってたりする?』

さすがに鈍い俺でも、ここでは何か勘が働いていた。
あぁ、恐らく明日は加奈子と行動することになるだろう、と。
ちなみに俺の予定は運良くその時点で空であった。
赤城を誘ってどこかへ行こうとも思っていたのだが、
女子中学生からお誘いがあったのでは、ヤツの存在は爪楊枝と同等になる。

その後、俺の予想通り加奈子からのお誘いがあり
それを俺が承諾したことによって、加奈子と俺との初お出かけが決まったのだ。

そして今は朝の10時。
どんな服を着ていこうか鏡の前で試行錯誤したり
念のためデートプランを立てておいたり。
受験を間近に控えているとは思えぬ行動で時間を潰す俺。ちょっと痛い。
しかしちょっと時間が余ったな・・・。
よし、ここは受験生らしく勉強で時間を潰すか。



885 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:31:44.62 ID:WmwTBT4e
・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・・

なんだ、以外にに集中できるもんだな。
もっとデートの事にしか頭が回らないと思っていたんだが。
恐ろしいほど公式やらウンヌンカンヌンが頭に入ってきやがる。
なんでだろうな? アドレナリン?アドレナリンなのか?

いつにない早さで俺はペンをノートの上に滑らせていた。
昼の一時まではまだ時間がある。
俺は部屋に掛かっている時計をチラッとみて、再び視線をノートに・・・


いや時間ねーよ!!?もう12時45分じゃねえか!

やばい、非常にヤバイ。勉強に集中しすぎて、何の準備もしていない。
今から準備をして、時間に間に合うだろうか?
ここから待ち合わせ場所までの距離は徒歩5分。それを走って2分と仮定しよう。
いや考えてる暇はない!最初のデートで遅刻はバッドエンド直行だ!

そうして俺は、人生で一番早いと言っても過言ではない早さで、加奈子との集合場所に向かうのだった。

886 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:33:06.64 ID:WmwTBT4e
***********************************

周りの空気を巻き込んで、俺は走っている。
加奈子からお誘いがあったってのに、勉強に没頭しすぎて遅刻しそうだったからだ。
家を出たのは12時55分ぐらいだった。ギリギリ間に合うか?


よし、待ち合わせ場所に着いた。時間は12時58分。
時間的には間に合ったけど、もっと早く来るべきだったな・・・。
加奈子のヤツ、怒ってるかもしれない。
俺は慌てて加奈子の姿を探す。が、俺の探し人はすぐに見つかってはくれなかった。
場所を移動してみても、首を回してみても、身長の低い彼女は見つからない。
おかしいな・・・。待ち合わせ場所を間違えたか?
とりあえず、もう少し探してみよう。もしかしたらアイツが遅れたのかもしれないし。

――――15分後

いつまでたっても姿を見せない加奈子。もしかしたら加奈子の身に何かあったのかもしれない。
そんな不安が俺の脳をよぎり、電話でも掛けてみようかと迷いはじめたころ。

今回の待ち合わせ場所に向かって走ってくる小学生のような姿が見えた。
15分という心の準備をする時間があったにも関わらず、俺の心臓は今にも爆発しそうだ。
認めたくないけど、かなり緊張してしまっている。
そんな俺の緊張を知らない加奈子は、スピードを緩めることなく俺に向かってくる。
そして、俺と会話が出来る距離で立ち止まって、今にも倒れそうな声で

「ご、ごめん。待たせた?」

と、俺に問いかける。加奈子の声から感じ取れる反省の色に、
少し脳の奥底にあった怒りの感情は静かに消え失せていった。

「正直待ったけど、別に気にしてねーよ。ほれ、息整えろ。」



887 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:34:05.20 ID:WmwTBT4e
膝に手をついて息を切らしている加奈子は、俺に一言詫びて息を整えはじめる。
その間も俺の心臓はとんでもない鼓動の打ち方をしている。

それにしても・・・。メールや電話で話すのとは違う感じだな。
やり取りにはなれたつもりでいたが・・・それが今全く役に立っていない。
声だけを聞くのと顔をみながら声を聞くのは大違いだ。

「ふぅ。もう大丈夫。ワリー、遅れちまって。」
「さっきも言ったろ気にしてねーって。」

第一俺も遅刻しかけたしな。内緒にしておくけど。
でも何で遅刻したんだ?この時間なら寝坊ってわけでもないだろう。

「どんな服着ていこうか迷ってたら、いつの間にか時間が過ぎてて、
 もうスッゲー慌てて来たの。加奈子から誘ったのに遅刻はヤバイからナ」

まるで俺の心を読んだかのような話題だった。
それにしても、俺と同じようなことしてんだな、こいつ。
俺と会うだけなのに服に悩んだりして・・・。

「じゃあ、とりあえず行くか。どこ行くか決まってんのか?」
「うん。とりあえず、加奈子の買い物に付き合えヨ。」



888 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:35:05.36 ID:WmwTBT4e
「・・・よし、そうすっか。」

本当にこいつは、桐乃みたいなやつだな。
可愛い顔して俺を荷物もち程度につれまわしやがって・・・。

「なんだ?今日俺は荷物持ちとして同行させられてんのか?」
「まあそれもあるけど。一人より二人の方が楽しいっショ?」

それは俺がついていかなくても桐乃達を誘えばよいのでは・・・。
そんな質問が思いついたが口に出さなかった。

そして今、俺たちは隣に座り合って電車に揺られている。
今回の目的地は駅二つ分ぐらい離れた割と近くの街だ。
近いとは言え、こいつの隣に座るのは緊張するな・・・。
今は席が詰まっているので、左に加奈子右に知らないおじさんという状況だ。
知らないおじさんに身体を密着させるのは気が引けるので、どっちかというと加奈子寄りに座っている。
そんな状況だから、腕に加奈子の感触があるわけですよ。
女子中学生独特の鼻につく甘い匂いと、加奈子の腕の感触がお互いを高めあって
俺の理性をぶっ壊そうとしてきやがる。恐ろしい娘!
俺が理性を保つことに奮闘していると、腕に伝わる加奈子の感触が急に強くなった。



889 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:36:17.06 ID:WmwTBT4e
慌てて左に目をやると、なんと加奈子は俺に身体を預けて駅前で買った雑誌を読んでいたがる!
も、もう勘弁してくれ・・・。自分が自分でなくなっちまうみたいだ。
そもそもお前は男に対してそんなに無防備でいいのか?男慣れしてんのか?

・・・。男慣れといえば、加奈子って彼氏出来たことあんのかな?
この前は俺の彼女の話で終わっちまったから分からなかったけど・・・。
考え出すと気になるな。聞いてみるか。

「なあ、加奈子。」
「んー?どうしたー?」

雑誌から目を離さず俺に応える加奈子。電車内なので双方ちょっと小声だ。

「お前ってさ、彼氏とかできたことあんの?」
「はあ?ねーよ、そんなん。でも出来ねーわけじゃねえよ?」

まあ、それもそうだろう。
加奈子も一般人から見たらかなり可愛いほうだしな。
桐乃と同様、作ろうと思えばいつでも彼氏を作れる状況にいたっておかしくない。

「ただ、周りに加奈子に相応しい男がいねーだけで。同い年はガキくせーし。」

周りって言うと、クラスの男子とかそんなんだろうか?
桐乃と同じでやっぱこのぐらいの年頃だと、年上に興味を持っちゃうんだな。



890 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:37:10.98 ID:WmwTBT4e
「でもお前、前にナンパ待ちしてたって言ってなかったか?」
「あんなん食いモン奢らせるために待ってたに決まってんだろうがヨ。
 知りもしないヤツの女になるなんてサラサラごめんだね。」

そこで加奈子は初めて雑誌から目を離し、俺の方を見る。
そして口角をニヤッと上げたかと思えば、こう続けた。

「なに何〜?オメーもしかして嫉妬でもしてんの〜?」
「バッ!別にそんなんじゃねーよ!」
「ふーん。じゃあそういうことにしといてやんよ。」

で、また雑誌に目をやる、と。
なんだかこいつ俺の扱いに慣れてね?まるで桐乃みたいな・・・。

「おいおい、女の子と二人の時は別の女のこと考えんなヨ。」
「お、オイお前!人の心を勝手に読むな!」
「いや、思いっきり口から出てたじゃネーか。」

どうも俺は心の内を隠すのが度へタみたいだな。
これはもしかして加奈子の好感度下げちゃった?

そんなエロゲー脳を働かせていると、電車が俺たちの目的地で停まった。
どちらが声をかけるわけでもなく、俺たちはほぼ同じタイミングで席を立ち電車を降りる。
さて、こっからが本番だ。
せいぜいお姫様のお使いを真っ当するとしますか。



891 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:38:00.87 ID:WmwTBT4e
***************
おれは今、某ファッションショップにいる。

俺は桐乃と違いファッションセンスもないし、男だし。
ここでは多分こいつの役にたつことなんてできないだろう。
と、加奈子い言ったところ

『オメーにファッションセンスなんて期待してねーヨ。
 ただ、一般男子としての感想を聞きたいってだけ。』

ってことなんだそうだ。
一般男子て。俺なんか所詮「可愛い」とか「似合う」とかしか言えねーぜ?
それでもいいんならそれでいいけどさ。

で、俺は今試着室の横で加奈子の帰りを待っている。
女物しか置いていない場所の試着室横で、な。
きっと変態にしか見えないだろう。しょうがねえよ。変態だもん。


「ン、選んできたぜ。覗くんじゃネーからな!」

数着の服を手に提げた加奈子のおかえりだ。
俺はこれからこの服を着た加奈子の評価をすればいいらしい。
加奈子のことだから大丈夫だろうけど、もし圧倒的に似合わなかったらどうしよう。
正直に似合わないって言ったほうがいいのかな?
桐乃の時はこんな心配しなくて良かったのに・・・。女の子と出かけるのって、思ってたより辛い。



892 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:38:48.52 ID:WmwTBT4e
「お待たせ。ど、どうよコレ」

・・・俺の心配は、無駄だったみたいだな。
正直に言おう、超可愛い。
俺はファッションに詳しくないから、アレがこうだとは言えないけど。
見えてるままに言うと、超可愛い。

「ど、どう?もしかして似合ってなかった・・・?」
「い、いやいや!超似合ってる!超可愛い!」

むう、いつもとのイメージの違いに唖然としてしまった。
俺はファッションに詳しくないので、
でにむとか、ぱーかーとかそんなんは分かんねーけど
とりあえず似合っている、それは確実に本音だ。
誰かこれを絵にしてくれないだろうか・・・。

「そ、そう。まあ、当たり前だけどな!」

そんな口を叩きながら無い胸を撫で下ろす加奈子。
コイツも、もし似合わないって言われたらどうしようって思ってたのか?
・・・俺が思ったよりも可愛いところがあるやつなんだな。

************************
その後、服を購入した俺たちは店を出る。
もちろん、先ほどの服が入った袋は俺の腕にさがっているが。

893 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:39:43.01 ID:WmwTBT4e
「で、次はどこ行くか決まってんのか?」
「ぶっちゃけさ〜、急いできたから加奈子昼飯食ってないんだよね〜。」

そういえば、俺も昼飯食ってなかった。

「俺も昼飯がまだなんだ。なんなら今から食いに行くか?」
「あ、いいの?じゃあそうしようぜ!」

てなわけで、次の俺たちのイベントは『一緒にご飯を食べる』になった

「決まったのはいいけど・・・。どこに食いに行くんだ?」
「京介はどっか行きたい所とかねーの?」
「特に無いな。お前はどっかないのか?」

加奈子は俺の問いに、少し考えて答える。

「あるっちゃああるけど・・・」
「じゃあ俺はそこでいいよ。あ、でも高級レストランとかはやめろよ?」
「そんなんじゃねーって。あそこなんだけど。」

加奈子は俺たちから向かって右側にある店を指差す。
なんだあれ・・・。カフェにしては外観が和風な・・・。
でもまあ、予想外の展開が無い限り大丈夫だろう。あそこにするか。

「お前が行きたいんなら、あそこにしようぜ。」
「マジで?あ、ありがとうな」

加奈子から素直にお礼が飛んでくる。
初めて会ったときに比べて、なんか反応が変わってきているのは気のせいだろうか。
なーんて疑問を抱きながらも、俺は加奈子が行きたいと言う店に向かうのであった。

894 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:40:26.58 ID:WmwTBT4e
「「「よく参られました、殿、姫。」」」

よ、予想外の展開キターーー!
なんだ此処は! 店員が全員忍者の格好をしていて、男を「殿」女を「姫」と呼ぶ
きわめて異例な状況だ。こんなカフェが京都四条以外に存在しているとは・・・。

「いやー。この忍者カフェ、一回入ってみたかったんだよねー。」
「入ってみたかったって・・・。ここ案外高級そうだぞ?」
「だーいじょぶだいじょぶ。入ってみたかっただけで量は食べないから。」

本当だろうな・・・。

「とりあえずなんか頼もうぜ。加奈子、スーパー腹減ってんだよね。」
「お前、さっき服買ってあんまり持ち合わせないだろ?食事代ぐらいだしてやるから、なんか頼めよ」
「え、いや悪いってそれは・・・。」

一応拒否するんだな。こう言う所以外としっかりしてるな、コイツ。
でも俺がお代持つって言ってるんだから、この厚意ぐらい受け取ってくれないかな。

「いいからいいから。」
「・・・。そっか。これ断ったら京介の顔がねーもんな。お言葉に甘えさしてもらうよ。」

コイツと関わり出してからと言うもの、何度か加奈子に心を読まれているかのような出来事が起こっている。
今回もそうだ。なんだってコイツはこんなに人の気持ちを理解できるんだろうか。



895 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:41:53.94 ID:WmwTBT4e
俺たちは各自頼みたい物を頼み、料理が来るのを待っている。
待っている間、加奈子にこんなことを聞かれた。

「つーか、オメー本当に今まで一人、しかも2,3週間しか女と付き合ったこと無いの?」
「あん?ねーけど・・・。なんでだよ?」
「いや、やけに勘が言いというか・・・。こう、行動が女の子の心を刺激すんだよね。」

なんか、デジャヴ。
黒猫とデートをしたときも、こんなことを言われた気がする。
俺としては、やりたいことをやってるだけなんだがな。相手が女の子だと下心も1割ぐらいあっけど。

「別に、俺は思ったことをやってるだけだよ。相手が男でも、な」

俺が夏休み中、御鏡にしてやったように。

「ホモ?」
「違う!」

瀬菜と離れてるときぐらい、俺をホモにするのはやめてくれ・・・。

「ほんと、お人よしだな。京介って。人に世話してないと生きていけないタイプ?」
「はは、そうかもしんねーな。」



896 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:42:27.89 ID:WmwTBT4e
こいつとの会話にも、大分慣れてきたもんだ。
この雑談で時間を潰したからか、料理は思ったよりも早く俺らの元に届いた。

「いただきますっと。」
「健やかに食べたまへ、加奈子君。」

冗談を交わしつつ、俺たちは食事を口に運ぶ。
ここで一つ驚いたことがある。加奈子、食うペース速すぎ。
俺の一口と加奈子の二口のペースはほぼ比例しているといってもいいだろう。

「お前な・・・。女の子なんだからもっとおしとやかに食べられないのか?」
「ん?べも、あんばびびらば・・・」
「口に物を入れながら喋るなよ。せめて飲み込んでから・・・」
「でも、あんまり知らない人の前ではちゃんとゆっくり食べてんだぜ?」

飲み込むのも早いんだな。サイヤ人かコイツは。

「目の前にいるのが京介だからな。気が緩むと、食べ方が汚くなっちゃうんだよね。」
「桐乃にもよく、注意されちまうんだけど・・・。そんなに汚い?」
「正直、女の子っぽくねーよ。」

それにしても、もう俺には気を許してくれてるんだな。
それはそれで、悪い気は全くしないんだけど。



897 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:44:35.63 ID:WmwTBT4e
「でもしょうがねーだろ?これが加奈子なんだもん。」
「まあ、無理して自分らしさを消しちまうよりかはいいんだろうけどさ・・・」
「じゃあ、いーじゃん!モグモグ」

はあ、全く。
結局その後も加奈子の食べるペースは変わらず
俺の2倍ぐらい量を食べていた加奈子と俺が間食した時間が同じなんていう
奇天烈なことが起こったりしたな。こんなに食ってるから腹がぷにぷになんじゃねーの?

「ふー。お腹一杯。あ、ごちそうさま〜」
「はいはい、お粗末さまでした。」

俺が作ったわけじゃないけど、なんだか気分でそう返す。
加奈子が店を出て、俺はレジに向かい代金を払う。

「合計で21000円になります。」

・・・。ホーリーシット!
加奈子のヤツ・・・どんだけ食うんだよ!
これじゃ高級レストランと変わらんじゃないか。
俺の財布は、今日からものすごく寒くなりそうだ。

お財布から逃げていったお金に未練を抱きながら、俺は店を出た。

*****************



898 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:45:17.52 ID:WmwTBT4e
「はぁ〜、おいしかったぁ!また行きてーな。」
「今度は、桐乃達と行くとか、いいとおもうぞ。」

俺の財布にはとっても良くないから。
遅めの昼食をとった俺たち。時刻は3時30分。

「よし、次はどこ行くか決まってんのか?」
「そうだなァ、次は・・・」

加奈子が次の目的を口にしようとしたとき、
明らかに運転がヘタクソなバイク(ペーパードライバーか?)
が俺たちに向かって走ってくる。
なんか怖いな。俺たちの前でバランスを崩されでもしたら・・・。

「加奈子。あのバイクに気をつけ――って!」

早速バランスを崩しやがった!
ハンドルにそんな荷物掛けるからだよバカ!

「あ、あわわっ!」
「か、加奈子!危ないっ!」

俺は加奈子の服を地面に置き、加奈子をかばいに入る。

そして、身体に衝撃が走った。
*****************



899 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:47:19.48 ID:WmwTBT4e
「ご、ごめんなさい!大丈夫でしたか?運転に不慣れなもので・・・。」

「クソドライバー!オメー、前から人が来てんだから気をつけろってんだ!」
「・・・京介? だ、大丈夫?」





「あ、ああ。なんとか大丈夫だ。」

今のは死ぬかと思った。
向かってきたバイクから加奈子を守るため、俺は加奈子に体当たりにも似た回避高度をとらせ、
なんとかバイクを避けた後、地面に叩きつけられた。超痛い。

「大丈夫ですか!?すいません、運転にはまだ慣れてなく・・・て?」
「いや、大丈夫ですよ。こちらの不注意でもあった・・・し?」

沈黙。

「あ、赤城ィィィィィィィィィィ!」
「こ、高坂ァァァァァァァァァァ!」

なんと諸悪の根源は友人、赤城浩平だった!
そりゃあ運転下手だわな!夏休みに免許とったばっかだもん!

900 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:49:38.47 ID:WmwTBT4e
「何?京介?知り合いだったの?」
「ああ、ゴッテゴテの知り合いだ。気を遣って大丈夫だって言ったのが勿体ねーや。」
「そう・・・。それはいいけど、さ。」
「ん?どうした?」

何で顔赤らめてんの?どっか痛めたか?

「あのサ・・・出来れば。は、早くどいてくんね?恥ずかしいし。」
「え?」

え?

・・・えええええええ!?
オーマイガッ!俺はなんてことを!
簡単に説明しよう、加奈子に体当たりしたままの体制である俺は
今現在加奈子に覆いかぶさるような体制になってしまっていた。

「わ、悪い!すぐどく!」

俺はすばやく加奈子の上から飛び退く。

「まじでスマン!本当に故意じゃなかったんだ!」
「わ、わかってるっつーの。別に気にしてないし。」



901 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:51:59.55 ID:WmwTBT4e
照れ隠しも入って、俺たちはすばやく立ち上がる。
が、立ち上がった瞬間俺の右足に痛みが走る。

「痛ってて・・・。」
「おい、大丈夫か高坂」
「大丈夫だけど、忘れるなよ?お前のせいだぞ?」

迷惑なヤツだぜ全く。

「京介、本当に大丈夫なのかヨ?」
「まあ歩くのに支障は無いけど、長時間歩くのはきついかな。」
「・・・はあ、しょうがネーな。今から京介の家戻るか。そんな足じゃデートってわけにもいかねーし。」

え?俺の家?加奈子が?
・・・。まずいぞ、今日は桐乃が家に・・・。

「もしもし、桐乃?オメーの兄貴が怪我したから、送り届けるわ。うん」

行動が早い!しかも桐乃にデートの件は隠さないのかよ!
電話で口論になるのでは・・・と思ったのだが。加奈子はすぐに電話を切る。

「じゃ、行くぞ。」
「き、桐乃はなんて?」



902 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:53:20.32 ID:WmwTBT4e
「ぶぇーつに?待ってるって言ってたよ。」

あれ、案外普通なんだな・・・。
油断は出来ないけど、とりあえず今は加奈子の言葉に甘えよう。

「じゃあ、言葉に甘えて一旦家に戻ることにするよ。」
「じその荷物は俺が高坂の家まで持っていくよ。家の前でまってるからな」
「ああ、悪い。帰りにまた事故起こすんじゃねーぞ?」
「大丈夫だよ。そもそもさっきの事故は、瀬菜ちゃんのホモゲーをハンドルに掛けてたのが原因だからな。」

赤城は「同じ間違いは二度と犯さん。」と言って荷物を二台に乗せて走っていった。
運動神経はいいほうなのに、バイクの運転はさっぱりなんだな。
こんなんならラブドール買っといたほうがよかったんじゃねーの?

「じゃ、行くか。歩ける?」
「歩くくらいなら大丈夫だって。それに、お前に肩を貸してもらうわけにもいかないだろ。」
「それもそうだなー。とりあえず、電車乗るか。」

俺たちは行き道に乗った電車に乗り、俺ん家から最寄の駅に向かう。
行き道はあんなにオロオロしていた電車の中も、今となっては心地いい。

「なあ、京介、ありがとうな。」
「ん?それはなんのお礼だ?」
「助けてくれたことの、お礼。京介が加奈子に体当たりしてくれなかったら、
 バイクが加奈子に直撃してたかもしれないじゃん。それに足まで痛めて・・・」

「別にいいよ。足なんてかすり傷程度だしな。」
「それに、目の前で大切な物が傷つくのを見るのに比べたら、なんてことねーよ。」

そこで加奈子は顔を赤らめてうつむいてしまった。
やっぱりちょっとキザ過ぎたかな?

「この、乙女心殺しめ。」

そんな加奈子の声と同時に、電車は目的の駅へ到着する。

「ああ、帰ってきた。3時間の旅を終えてマイタウンへ帰ってきたんだ。」
「はいはい、馬鹿なこといってねーで京介ん家行くぞ!」

加奈子にあしらわれるだと・・・?

*********************

903 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:54:56.44 ID:WmwTBT4e
それから、家の前で瀬菜と電話をしながら俺たちを待っていた赤城と合流し、家へ入る。
さて、どう出る・・・。我が家の隠れた悪魔(桐乃な)!
かなり身構えてドアを開けた俺だったが、俺を出迎えたのはお袋だった。

「た、ただいま」
「おかえり、京介・・・アンタ、どうしたの?車にでも轢かれた?」
「そんなんじゃ足引きずるだけですまねーよ!?色々あってな。」

どうして家の女共は 怪我=交通事故 なんだよ?
いや、今回はあながち間違ってないけども!
むしろ轢かれればいいのにってこと?そうなのか?泣くよ俺?

「「おじゃまします。」」
「あらあら、浩平君と加奈子ちゃんじゃない。今日はまた変わったメンバーね?」
「加奈子ちゃんは桐乃に用事?なら二階に―」
「い、いえ。今日は京介君に用がありまして。」
「あらそう?なら、京介の部屋は桐乃の部屋の隣よ。どうぞ上がって。」

お袋、赤城にも構ってやってくれ。
いやまあ小学校からの付き合いだから当たり前みたいになってるのは分かるけども。
加奈子だけに絡んでニヤニヤしながら俺を見るのはやめてくれ!



904 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:56:10.18 ID:WmwTBT4e
「はあ、全くお袋のやつ・・・」
「とりあえず、部屋に上がろう。話はそれからだ。な?高坂。」
「赤城、なぜお前が仕切る!」

コイツ・・・友人をバイクで撥ねかけといて、図々しいやつだ。

「あ、加奈子。やっと来たんだね。」

ら、ラスボスが出やがった!

「ヨ、桐乃。悪いな、急に着ちまって。」
「いいのいいの、加奈子とせなちーのお兄さんは兄貴をつれてきてくれたんだから。」
「ま、とりあえず兄貴の部屋に上がってよ。ここの階段上がったとことだし。」

おい、俺の部屋は公衆トイレか?
鍵が無いとは言えフリーすぎるだろ。

桐乃と加奈子、俺と赤城が別々に話しながら階段を上る。
そして4人で(人口密度が高いが)俺の部屋へ入り、一息。

「ここが京介の部屋ねー。やっぱ想像通り地味だな。」
「るっせーよ。いいだろ、別に。」

にして、デートから部屋へ上げるのは間隔が開くもんだと思ってたが、まさかの一日で両方を済ませてしまうとはな。



905 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 00:56:49.78 ID:WmwTBT4e
「じゃあ、兄貴は怪我の手当てするからリビング来て。」
「別にいいよ。大した怪我でもねーし。」
「いーいーかーらー!早く来る!」

俺は桐乃に引っ張られて部屋を出る。
痛い、足痛いって!

「桐乃、加奈子も行こうか?」
「いいよ、すぐ終わるから。」

そう言って加奈子を部屋に残す。
まて、俺と桐乃が抜けたら部屋に残るのは赤城と加奈子・・・。
スーパー接点のない2人の気まずい空気が流れてしまう!
許せ、加奈子。すぐ戻るから。

「はい、そこのソファに座って。」

ここ最近で妹に2回怪我の治療を受けている。なんだこの状況は。
妹の手荒な治療に俺が悶絶していると、桐乃は俺の足にクルクル包帯を巻きながらこう聞いてきた。

「ねえ・・・。アンタ今日加奈子とデートしてたんでしょ?」



906 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 01:02:51.84 ID:WmwTBT4e
「べ、別にデートとかそんなんじゃねえよ!」
「でも加奈子からはデートって聞いたモン。」

加奈子のヤツ・・・。
電話で桐乃と俺の話したじゃん!

「デートに付き合うくらいなら、もしかしてアンタ加奈子のこと好きなの?」
「・・・。」

どうなんだろうな?
ここ最近加奈子と関わってきて、俺の気持ちに変化があるのは分かっていた。
でもこれは好きっていう感情なんだろうか。黒猫へ向けていた感情とはまた別の感情。
それは恐らく、スタート地点の違いからだろう。
黒猫の場合元々俺とも直接つながりを持った人間だが、加奈子は違う。
あくまで始まりは桐乃とあやせからのつながりだ。

どうして、こんなに迷っちまうんだろう。
多分、大切妹の友達って言うイメージを消しきれていないからだ。
妹の嫉妬心を知ってしまった以上、妹の友達を好きになるのは抵抗がある。
・・・はあ、俺って本当に最低な人間なんだな。人一人を素直に愛せないなんて。


907 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 01:03:41.50 ID:WmwTBT4e
「そんなに悩むならいいよ。」

妹に呆れられてしまった。
そりゃそうだろうな、こんな兄貴だもん。でも・・・

「もし、俺が加奈子のことを好きになったとして。お前はどう思うんだ?」
「そんなん、決まってるじゃん。黒猫の時と一緒だよ。」
「アタシはアンタの一番でいたい。だから遠慮せずアンタの恋を邪魔する。」
「おまっ!それは卑怯だろうが!」
「卑怯なんてないもーん。アタシの好きな人が他にいないのに、アンタだけ出来るとかありえないし。」

全く・・・当分俺の恋愛は上手く行かなさそうだな。

「でも、加奈子がアンタのこと好きってなら、形だけでも受け止めるしかないよね。」
「お前は、それでいいのか?」
「よくない、良くないよ。でもしょうがないでしょ?」



908 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 01:05:08.18 ID:WmwTBT4e
そういって笑う妹は、どこか儚げで・・・。
思わず見とれてしまいそうだったが、その顔に加奈子が被ってすぐ消える。
恐らく加奈子は、桐乃の言うとおり俺に好意を抱いている。これはさすがに俺でもわかる。

ここで俺が桐乃を選んでしまったら・・・。加奈子に同じ表情をさせてしまうだろう。
俺はどっちにもそんな表情をして欲しくはないんだ。
どうすれば、二人ともいつまでもわらっていられるんだろう。
つーか俺なんでこんなこと考えてんの?


・・・。
それは多分、俺が加奈子のことを

「ハイ、治療お終い!」

バッシーン!
桐乃が俺の患部を思い切り叩いた。

「痛ってえ!お前、二回目だぞ!」
「気にしない!ホラ、アンタの部屋戻るよ。」

そうだ、忘れてた。俺の部屋に流れているであろう気まずい空気を早く解かねば。
俺は桐乃と並んで、階段を上がる。ちょっと足痛い。
そして、部屋のドアノブに手をかけたとき、こんな会話が耳に入ってきた。



909 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 01:05:47.26 ID:WmwTBT4e
「う、うわ!本当に眼鏡ばっかり。京介、こういう趣味だったんだ。」
「だから言ったろ?高坂の趣味は偏ってるんだよ。」
「えーと、俺が金を出したAVは・・・お、コレだ。」


気まずい空気は流れていないが、他の空気が流れている気がする。
恐らく、今は俺の秘めたる部分が今あらわになっているんだろう。
ハッハッハ!そんなことをしたって俺がとる行動は決まってるぜ?
俺はドアを開け放って、こう叫ぶ。

「お願いします。返してください!」

もちろん頭を床にこすりつけながら、な。

***************

結局その後、コレクションを取り返した俺は部屋で皆と一服している。
桐乃のプリクラだけ他の場所に移しておいてよかった・・・。

「じゃあ、俺は帰るわ。高坂、早く怪我治せよ。」
「おう。怪我させたのはお前だけどな。」

俺たちは挨拶を交し合う。そして赤城が俺の部屋からいなくなる。
現在俺の部屋には、見た目が超可愛い中学生が2人いる。
なんだこの状況は・・・。



910 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 01:09:20.14 ID:WmwTBT4e
「アタシお菓子持ってくるから、ちょっと待ってて。」

次は桐乃が退室。
現在超可愛い中学生が隣に一人。
距離が近い。っていうか、腕当たってる。
こいつ、電車と違って広いのに何でこんなに密着してくるんだ・・・。
で、目が合う。

・・・。
・・・・・。
目を見詰め合ったまま、沈黙が耳元で騒ぐ。
何だこの間。ターニングポイント?

いつのまにか手が当たってるんだけど!
ここはもう・・・行くしかないのか!

「加奈子」「京介」

oh... まさかの相打ちだと!?

「ど、どうした?」
「京介こそ。」

そしてまた沈黙が訪れる。
なれたはずだった加奈子との間に気まずい空気が流れる。
そこでタイムアップ。桐乃が入室。



911 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 01:09:58.45 ID:WmwTBT4e
「ごめん、待った?」

「べ、別にまってねーヨ。」
「そ?じゃ、遠慮なく食べてね。」

桐乃はそういうと携帯を弄くりだす。
それにしてもさっきの状況はなんだったんだろう。
もしかして何もしなかったのはまずかったか?
早くも先ほどのことを後悔していると、俺の携帯にメールが届いた。

『From,桐乃
      この、意気地なし!』

全く、コイツには頭が上がらないよ。


俺はこれからのことを考え、加奈子は食い、桐乃は呆れる状況がしばらく続いた頃、

「じゃあ加奈子も帰るわ。京介、今日はありがとうな。」

長かった今日のデートが終わろうとしていた。



912 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 01:11:15.02 ID:WmwTBT4e
「そ、そうか。じゃあ玄関まで見送るよ。」
「いいっていいって。足怪我してんだし、桐乃だけで充分。」
「アタシは強制なんだね・・・。」


「じゃあな、京介。またいつか。」

そういって加奈子は俺の部屋から出て行った。
なんだろう、この全てを失ったような感じは。
おそらくこれからもメール等で連絡は取れるだろう。
でも、今日の昼からずっと視界の中にいた加奈子が視界から消えると胸に寂寥感が襲ってきちまうんだ。

ずっと傍にいてほしい。ずっと声を聞かせて欲しい。
こんなことを思うのは、多分。いやきっと。



―――俺が加奈子のことを、好きになってしまったからだ。



913 名前:『純情スローペース』 ◆N1DYQE3WUpBt :2011/05/25(水) 01:12:46.90 ID:WmwTBT4e
「さーて・・・。これからどうすっかな」

芽生えた自分の気持ちに気付いた俺は、これからのことを考える。
桐乃も加奈子も、強いて言えば黒猫も幸せにしてやりたい。

でも俺はその中の一人を好きになってしまった。


加奈子が残していったもの。
それは身体のところどころに残っている加奈子の感触と
俺の脳内へ残ったモヤモヤだった。

この後俺は、どうすればいいんだろうか。
ベットに寝転がって天上を見ながら考える。
みんなの幸せを、なんて欲張りを言ってる場合じゃないんだ。
それでも・・・


「答えなんて・・・。一つしかねーやな。」



俺は最後に残った加奈子の手の感触を、強く握り締めた―――




914 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 01:15:03.42 ID:WmwTBT4e
と、いうわけで今回はデート編でした!
次がラストになる予定。

でも最後をどうやってまとめるか悩んでいる状態なんで
もしかしたら、また遅くなってしまうかもしれません。ご了承を。

物語のその後とか入れるべきかな?

915 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 01:17:24.83 ID:ZRfHleJu
加奈子かわいい

916 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 01:22:56.36 ID:5mWmWO3r
おつー

917 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 02:50:08.23 ID:F0TsvWW8
レスを細かく切ってるのは、何か理由があるの?

918 名前: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/05/25(水) 08:43:23.94 ID:6I1TMFPF

加奈子かわいいよ

>>917
忍法帖のせいじゃない?

919 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 20:04:53.62 ID:rRY0nYeS
>>918
※訳:続きが早く読みたいです

920 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 01:04:33.19 ID:SLm2ajiq
あやせたんが…

921 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 08:00:44.90 ID:DC3h3lJ4
修羅場スキーな俺としてはあやせのおかげで俺妹Pが神ゲーになった

922 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 08:32:44.34 ID:KeEcuheh
修羅場編あやせは神だよなー

923 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 10:19:56.51 ID:x5JW3Gc+
あやせたんは神じゃなくて天使だろう?

修羅場は良いよなあ。


924 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 12:43:57.58 ID:30cK4mfq
現実では御免蒙るがな。

925 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 14:03:18.94 ID:3brEsjNo
修羅場SS期待

926 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 16:11:05.17 ID:T07QpWiP
デビルとルビがふってあったような…

927 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 21:21:56.52 ID:qVGABKDQ
かなかなたんマジ天使

928 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 22:55:49.43 ID:0S/2M2rr
なんかあやせがブザーひいて京介が大介によりリアル逮捕の夢みた アイデアとしてどうぞ

929 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:24:59.69 ID:JhtMF1aR
あやせが勢いでブザー

あやせが手錠、ライター、ナイフを所持してるのがバレる

あやせ補導

京介「あいつ、何がしたかったんだ…」

930 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:32:58.98 ID:JAdhRHJ5
アンソロジーの加奈子じゃないが、あやせの方がよっぽど危険人物だよな。

931 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:36:36.81 ID:hgRtkM59
8巻で手錠が異次元のかなたにきえてなかったか?
というか手錠外さないでそのまま外に放り出したよな……

932 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:39:22.21 ID:Z7Ga3+IO
いちいち」「手錠を外した」と言う記述がなければ、部屋から放り出す時に、そうしたのだと言う補完はできないのか?
部屋を出る時にドアを開けたと言う記述がないと、ドアをすり抜けて部屋を出たと考えるのか?

まあ、あやせなら、その後のシーンもずっと、京介と手錠で繋がったまま後ろに立っていても、何の問題もないが

933 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:54:22.71 ID:DC3h3lJ4
黒猫とあやせのキャットファイトが読みたいです。

934 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:59:34.22 ID:JhtMF1aR
黒猫があやせを一瞬で論破するも、追い詰められたあやせがキレて包丁を振り回し、黒猫あやせの主張を全面的に認める

935 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 00:02:18.91 ID:+EZR+tiR
>>932
黒猫とのデート中も、桐乃と一緒に黒猫に会いに行く時も、ずっと無言で傍にいたのか
きっと瞳からは光彩が消えてたんだろうなぁw

936 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 00:05:05.22 ID:sfmry79n
あやせルートの闇猫みたいになるあやせなら見てみたいかも

937 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 00:08:03.87 ID:UxWDi+fj
黒猫は自分に自信ないから
京介のドストライクなあやせがリアルに恋のライバルになったら逃げ出すよ

938 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 03:00:34.32 ID:yqlH7teH
>>931
俺もちょっと思った
あやせはもう手錠を超絶取り扱いなれてるから、付け外しも物凄い速いんだよw

939 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 08:47:41.96 ID:C19gw4gD
>>937
恋の戦いなら例えあやせでも逃げんだろ、勝ち目ないとは思うだろうけど

940 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 09:28:55.73 ID:WE0lF6/k
黒猫アンチじゃないけど、正直言って会話だけ聞くと京介×黒猫より京介×あやせのが相性いいよな。

お互い活き活きしてるっていうか。
お互いの良いところも悪いところも引き出してるっていうか。

941 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 10:00:54.80 ID:GHYQ4kHr
京黒はお互い良いとこも悪いとこも冷静に見ちゃってるからな
たいてい桐乃のことで掛け合い漫才してるだけで
お互いの話はあんまりしてないからまだ分からないけど

942 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 17:12:54.82 ID:nfCY0IGv
超絶相性最悪そうなのが、黒猫と加奈子だな

〜〜〜

加「京介ぇー。今日はこの前食いそびれたジャンボパフェ食べてーんだけど?」

京「奢れってか?何週連続だよこれで…」

とはいえ、かったるそうに俺の右腕にぶら下がる加奈子の、ささやかな胸の感触に俺は舞い上がっていた。
惚れた弱みかね、こりゃ。

黒「あら、奇遇ね。って、また小学生を連れて歩いてるの?逮捕されないと懲りないのかしら、この雄は」

加「(ニッ)京介の彼女の、来栖加奈子でーす。よろしくお願いしまーす(棒)」

京「加奈子は桐乃の同級生でな…」

黒「へぇ。この男に無理やり言わせられてるんでしょう?小学校と親御さんの方には私から連絡しておくから、一緒に交番まで行きましょう?」

おうおう、今日は黒猫、のっけから飛ばしてるなぁ

加「…さっきから下手に出ればいい気になりやがって!このクソアマー!!!」

黒「ふ、やっと本性が出たわねビッチめ。あなたの目はあの女そっくりだから、きっと本性もそんなところだろうと思っていたのよ」

続きを希望します

943 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 17:26:44.80 ID:cFRqIXJz
修羅場ええのうええのう

944 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 19:53:02.14 ID:DgnmX/OW
京介×あやせは化物語の暦×ひたぎみたいで面白い

945 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 20:11:26.37 ID:D2EKwTbE
>>942
おめー書けよ
おう、早くしろよ

946 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 20:33:41.64 ID:K4Vrn3Xx
942に期待

947 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 21:05:26.56 ID:Bs3YgF+A
結局、エキサイトした2人は俺をそっちのけに、喧しく口論したあげく…どこかへ行ってしまった。
当然、デートはお流れに。夜になって加奈子に電話やメールをするも、全然返って来なかった。

それでもって、翌日のこと。


京「黒猫、結局昨日はあの後なにしてたんだ?」

黒「例のビッチを具現化したような女と口闘してたのよ」

京「コラ!ヤメタマエ!!ああちっこいナリでも俺の彼女だぞ?流石にそれは頂けないな。取り消して欲しい」

黒「あの淫獣は、今の私の数百倍は口汚かったわよ。例えば…♪○→が÷÷×なお前は=+\だ、とか…」

いや、あのバカ何言ってるんだ!?初対面の相手に向かって失礼すぎるだろ!かのQBさんも真っ青で逃げ出す無神経な暴言、これじゃ黒猫が怒るのも当然だ…

京「あー、済まなかった。あいつの彼氏として、謝る。どうか許してくれないか?」

黒「…ッッツ!」ペチーン

京「うぼっ!」

黒猫、行ってしまった…

ごめんもう無理マジ無理

948 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 22:21:00.74 ID:i4QgHK9v
GJ おつです 

949 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 22:36:45.59 ID:D2EKwTbE
終わりかよぉ
いい感じだったのに残念だ乙〜

950 名前:短編『フルキャストオフ』 ◆ACPRLbMxAk :2011/05/27(金) 23:51:36.63 ID:UCp75c0/
俺の目の前には黒髪の美少女・新垣あやせ、のスケールフィギュアがある。
桜桃学園の夏服を纏い、スラリとしたプロポーションと長い手足は
まるで本人から型を取ったかのような完成度だ。
思わずスカートの下から覗き込みたくなるシロモノである。

「お兄さん、何かいやらしいことを考えていませんか?」

と、フィギュアの原型が俺を蔑んだ目で睨む。いつも通り、怖えええええ。


「私のフィギュアが出るんです」

俺があやせからの電話で部屋に誘き出されると、あやせのフィギュアが
人気モデルシリーズとして限定生産されると聞かされた。
あやせのやつ、そういういかがわしいモノが大嫌いな筈なのに、どういうことだ?
と思ったが、あやせ本人は乗り気なようだし、俺がどうこうできまい。
しかしなんだって、わざわざ呼び出してまで俺に見せるんだよ?

「そ、それは、お兄さんが陰でコソコソ買わないように釘を刺すために
 決まっているじゃないですか!!」

相変わらず信用ねえな俺。確かに『欲しくない』と言えばウソだが。

「お兄さん、両手を出してください」

あやせがこの部屋を中座する時の手錠サインか‥‥‥仰せの通り。
がちゃっという音とともに、あくまでも自然にベッドと繋がれる俺。
あやせは俺を拘束したことを確認すると、上機嫌な様子で部屋から出て行った。
ふと脇を見ると、ガラス製テーブルの上で件のフィギュアがポーズを決めている。
台座も透明なので、テーブルの下から覗けば‥‥‥丸見えの筈だ。
あやせは、俺が中身を漁らないようタンスとの距離は取ってあるが、
テーブルとはさほど離れていない。床に寝転がれば簡単に覗けるチャンス!
‥‥‥だが、悪い予感しかしねえ。あのあやせがこんなに迂闊なわけがない。
きっと隠しカメラがあって、俺の陰獣っぷりを隠し撮りするつもりだろう。
そうなったら、俺の明日は無い。ええい! 止めだ止め! 死にたくねえし。


「お兄さん、お待たせしました」

10分ほどして部屋に戻ってきたあやせは、何やら不機嫌っぽい様子。

「‥‥‥帰って下さい」

はぁ? 何だそれ!? フィギュアを見せられ、手錠で繋がれ、追い出される!?
意味わかんねえ! 一体何が不満なんだよ!?

「うるさい! せっかくここまで用意したのに!!」

俺の手錠を外したあやせはそう怒鳴ると、俺を追い出す際に何かを投げつけた。
なんだコレ? 小さくて白いプラスチックの部品か何かか?
も、もしかしてコレは! ぱ、ぱんつ?
そう言えばあやせ、あのフィギュアはフルキャストオフ仕様とか言っていたな。
つまりコレが外れているってことは、あのフィギュアのスカートの中は‥‥‥!
ヤバかった。マジ、ヤバかった! 覗かなくて良かったぜ!

それにしてもあやせのやつ、何で怒ってんだよ?
覗かなかったんだから紳士扱いしてくれてもいいのにさ。


『フルキャストオフ』 【おしまい】

951 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:04:31.68 ID:oFKPrFkh
>>951
乙です。
ホント書くの早いっすなー。

これだと出力10%くらいのあやせたん?
ゲレンデに埋められるような〜で25%くらい、ほぼ全裸じゃないですか!死ねぇぇ!で50%くらいか?

952 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:35:03.64 ID:m0e6+pCY
余計なものを見ない様、速やかにベッドに顔を埋めて視界を遮断したというのに、この仕打ちは不条理ですよね

953 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:55:37.54 ID:OYdElqAd
>>950
まさにあやせw

954 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 02:14:31.62 ID:M7AFK+V5
あやせたんは高坂兄妹の事になると頭おかしいな。

955 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 07:45:04.16 ID:8LIgdH4D
>>950
シンプルだけど奥深いな...

956 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 22:00:37.70 ID:lZhjAVnY
あやせの京介に対する感情って、実は桐乃に対しての感情よりまっとうな気がしないでも無い…

957 名前:短編『少女誘拐未遂事件』 ◆ACPRLbMxAk :2011/05/29(日) 00:37:27.87 ID:WHQzWEp6
「高坂くんって、ルリ姉とは終わったんじゃなかったの?」
「俺にも良くわかんないんだよ」

俺は黒猫の妹・日向ちゃんと、立て替え間際の秋葉原ラジオ会館に居る。
今日の俺は、買い物に行く黒猫と黒猫の妹たちに引っ張り回される予定だった。
黒猫は日向ちゃんと珠希ちゃんの二人を連れ立ってアキバまで来たらしいが、
どういうわけか、日向ちゃんとはぐれてしまったらしい。
そして偶然にも日向ちゃんだけが、俺とここで会うことができたってワケ。

「ルリ姉、また脳内彼氏とか二次元彼氏とかにどっぷりになっちゃうのかな」
「何度も言うけど、お前、大概酷いな」
「あ、今日はビッチさんは居ないの?」
「あ? ああ、今日は居ないんだよ」
「でもさっき、駅の近くでビッチさんに似た人を見たけど?」

黒猫の妹たちと会うなんて知られたら、桐乃は絶対ついてくるに決まっている。
それもマズイので桐乃には内緒でここまで来た。だから桐乃が居るはずない。
それはともかく黒猫のヤツ、はぐれた日向ちゃんのことが心配だろうな。
電話してやろうと携帯を取りだしたとき、黒猫の声が。

「あ、あなた! 此処に居たの!?」
「ルリ姉!」
「おう、やっと来たか!」

黒猫が酷く慌てた様子で、俺たちを見据えた。

「心配したのよ! 勝手に居なくならないで頂戴!!」
「オイ、そんなに怒るなよ」
「偏見を持つつもりはないけど、アキバには変な人が‥‥‥居ない訳じゃないし。
 誘拐されたかと思ったのよ!!」

黒猫が心配するのもわかる。アキバはそういう人の密度が有意に高そうだしな。

「ところで黒猫。珠希ちゃんは?」
「え!? 一緒に‥‥‥? え、ええ!?」
「居ないのか? もしかしてはぐれた?」
「ルリ姉、あそこ‥‥‥」

日向ちゃんが指差す方向を見ると、珠希ちゃんの手を引く女がエレベーターに
乗ろうとしている。
その女はスラリと背が高く、腰まであるライトブラウンの髪が垢抜けた感じを
強く主張していた。両肩を小刻みに震わせる様子は、その女が興奮状態にある
ことが後ろ姿からもわかる。
そんな女と、そんな女に手を引かれる珠希ちゃんを見た俺と黒猫は、
こう怒鳴るしかなかった。

「「待て待てええええええええい!!!!」」

俺と黒猫の完全にハモった声はラジオ会館全体に響き渡った。


『少女誘拐未遂事件』 【おしまい】

958 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 01:08:30.43 ID:XrzEvaWR
>>957
乙。
アキバ関係ねぇw
他の誰よりも桐乃が一番の危険人物だww

959 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 02:50:08.84 ID:msyHfVDp
えっラジ館立て替えるの?

960 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 04:40:15.93 ID:XYA1J6UA
>958
不審者www


>959
うん。
そのため一時的に旧石丸電気に移転するんだ

961 名前: 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/29(日) 04:44:56.45 ID:Cbijta5o
まあ人工衛星が突き刺さったからな

962 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 04:53:51.52 ID:qc8fSlxm
まぁ…中身キモオタだからなぁ……
8巻では省略されたけど妹との邂逅は、はがないの肉みたいな反応したんだろうな……

963 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 07:16:20.26 ID:msyHfVDp
>>960
そうか全くしらんかった
立替前にもう一度行きたかったな

964 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 07:26:11.50 ID:PYwuB83I
>>962
桐乃「珠希ちゅわんっ!一緒にメルルのショーを見に行きませんかっ!?」
珠希「や!」

9巻であるという日向視点でその辺やってくんないかなぁ

965 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 12:38:08.68 ID:nTefGzuY
日向支店は見たい

966 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 18:48:07.29 ID:sM/B9e4T
シスターマート日向支店

967 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 19:18:17.64 ID:hw3/xAIT
黒猫は大変だなぁ

968 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 21:58:47.20 ID:YebqD7hz
>>965
ラジオ開館日向支店とかチャレンジャー過ぎるwww

969 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 23:46:10.81 ID:5jr74J3i
東国原が誘致するのかwww

970 名前:ADRY:2011/05/30(月) 06:17:46.07 ID:zqokQQry
お久しぶりです。結構前に「一つの恋が、終わるとき」と「全ては、この一日のために」を投稿したものです。忘れられているかもしれませんが・・・

先ほど、やっと新しいのを書き上げたのですが、あまりに長くなり過ぎたので、次スレに持ち越そうと思います。
またここで投稿していいものか、ちょっと悩んだのですが、初めて投稿したのがここだったので、変わらずここで投稿させていただきたいと思っていますが、よろしいでしょうか?

宣伝みたいになってしまいまして、すみません。
長文失礼しました。

971 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 07:00:08.91 ID:YKEnZANp
舞ってる

972 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 07:54:45.04 ID:KsV5xHBY
舞うのかよw

973 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 09:22:18.75 ID:NC2jg7KO
あまりにも長くて投稿が面倒くさい時は、アプロダ使うのもありです。

2chエロパロ板SS保管庫専用アップローダー
ttp://u3.getuploader.com/eroparo/

974 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 12:26:30.44 ID:4m44hxJR
>>970
あなたの作品、大好物です!楽しみだ(^q^)

975 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 12:28:05.61 ID:JVTN+pwt
>>970
お疲れ様です!あなたの新作を心待ちにしてました!

投下場所にお悩みとのことでしたが、
前2作のように黒猫メインのエロなしSSでしたら黒猫スレに投下したほうが喜ばれるかもしれませんよ?
その際は以下アップローダに上げていただいて、黒猫スレにリンクトと告知をしていただければと。
http://ux.getuploader.com/kuroneko_2ch/

もちろんここでも大歓迎ですけど!

976 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 13:24:45.01 ID:lfy+4j9o
>>970
また投下してくれるんですか?
やったー!

977 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 15:58:06.19 ID:Pl7RnYkq
とりあえずうめるか

978 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 16:06:08.20 ID:pKQlr4t8
次スレがないのに埋めるの?

979 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 16:11:18.78 ID:XdNBWQ5L
>>980
よろ

980 名前: 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/05/30(月) 17:03:52.76 ID:E3HEWFNa
30分、修行積んできた。

981 名前: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/05/30(月) 17:10:26.37 ID:E3HEWFNa
立てました。
スマフォだから間違ってたらスマン。

【俺の妹】伏見つかさエロパロ19【十三番目のねこシス】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1306742825/

982 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 17:21:52.64 ID:/lo2DPt0
>>981乙よ...
ここから先はスレ梅書きこが始まるよ!

983 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 17:46:42.35 ID:XdNBWQ5L
よっしゃ、うめよう

984 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 18:18:05.26 ID:YKEnZANp
よし埋め

985 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 18:26:46.11 ID:BXsqszmv
梅埋め

986 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 18:59:50.35 ID:vKKJfwW6
梅田雲浜


987 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 19:18:01.29 ID:XbIs0UmI
新しいスレには早く投下しろって〜の。

988 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 19:44:05.34 ID:Pl7RnYkq
うめよう

989 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 19:49:33.38 ID:bR6ufpOh


990 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 20:05:35.98 ID:bzDJi1JQ
埋め

991 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 20:18:26.80 ID:+SJuc+8C
うめ

992 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 20:54:43.11 ID:hUEcg+Zp
乙うめ

993 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 21:10:19.40 ID:haRIDH0T
うめー

994 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 21:13:07.98 ID:NMR6cJFJ
ここ、あやせスレ?

995 名前: 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/30(月) 21:16:11.44 ID:E3HEWFNa
加奈子埋め

996 名前: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/30(月) 21:20:12.13 ID:E3HEWFNa
またリセットかよ。
運営なにしてんだ?

997 名前:ADRY:2011/05/30(月) 21:24:20.93 ID:zqokQQry
こんばんは!!

次スレで新しいSS 一生の願いに、一生の幸せを 前編を投稿させていただきました!!
読んでいただけたら嬉しいです!!

というわけで埋め

998 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 21:25:04.50 ID:7pHyIWOW
うめ

999 名前: 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/30(月) 21:25:26.79 ID:5C+pS476
加奈子埋め

1000 名前:名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 21:26:07.41 ID:dCH9ZzpC
フヒヒ

1001 名前:1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


全部 最新50
DAT2HTML 0.35f FIX Converted.