地理学を専攻としている学生は、所定の授業科目を履修することで、
GIS学術士の資格を取得することができます。
GIS学術士とは、GIS(地理情報システム)を使いこなすことができ、
それによって研究を行うことができるということを証明するためのものです。
この科目は、広島大学では「文学部人文学科地理学コース」に所属している
学生か「教育学部第2類中等教育社会系コース」に所属する学生のうち、地理学
に関わる分野で卒業論文を提出する学生のみが取得することができます。
というのは、この資格の必修科目には、卒業論文の事前指導が含まれているためです。
それでは、所定の授業科目を見てみましょう。
教養科目(領域科目)
(A)情報活用演習
(A)情報活用基礎
地理学コース開講
教育学部開講
(D)地域研究法
(D)卒業研究(卒業論文)(由井・前杢担当分)
以上のうち、ABC科目群からそれぞれ1科目、D科目群から2科目を履修する
必要があります。また、この資格を取得する場合、以上のすべての科目において
「秀・優・良」のいづれかの成績を取得しておく必要があります。
さらに、卒業論文の中でGISによる分析や、GISによって作成した地図を
載せることが義務付けられています。
この資格は、卒業後各自が日本地理学会に申請し、取得することになっています。
なお、資格認定の申請には、卒業論文の要旨とGISを利用した証拠の提出が必要です。
最終更新:2010年04月06日 12:57