ゴシックロリータ[ゴスロリ]@Wiki

精神の定義

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
2009年位まではゴシックロリータの精神論というものが愛好家の間で多いに議論された。
この服装は奇抜な目で見られるがゆえに着る理由をはっきりと持たなくてはならず
それが一人一人違う形を持ったの精神論という形で現れた。(とも言われている)
そのためファスト・ファッションの店で目に触れる程ゴシックロリータがパブリック化した
2011現在では精神論という単語自体殆ど聞かれなくなるのも当然と言える。
この項はゴシックロリータの精神論を当時の文脈から救い上げ、当時の疑問に答えるものである。

ゴシックロリータ」における文脈の精神の定義はおおまかに4つに分けられる。

1、「こうあるべき」という意味の精神。

「ゴシックロリータは淑女の精神を持つべきだ。」
「常に冷静で優雅であるべきだ。」
などのいつの間にか愛好家達の間で定められたもの。ルール。
こういうのが理想的、目指すべき目標といったお手本である。

前述のように「優雅」「正しい振る舞い」等に重点を置かれたため
「ゴスロリとは本来高貴なものである」という意見の根拠はここから来ている。

ゴシックロリータファッションには作った者も先導するものも存在しないため
この精神論は愛好家個人が考案・発表することでそのルールを増やしていった。
中にはイメージ先行で不通に生活していては実践出来ないものもあったり、
愛好家同士で意見が合わない事も多く、この精神論の存在には賛否両論ある。
だが「只でさえ少数派の服装で風当たりが強いため、不快な思いを避けるためには
世間に悪口を言われないようお行儀良くしておくべき」などの実用的な意図も孕んでいたりする。

2、ゴシックロリータを着用する人の心、精神状態

ゴシックロリータファッションは「現実逃避傾向にあり、精神疾患を持つ者、
リストカットをする者が多い」というレッテルを貼られる事が多い。
実際に統計が取られているわけでもなく、そういう者はゴスロリだけとは限らない。
逆に「実際には見た目と異なり真面目で常識的な人が多い」としばしば
一般の人に評される事もあるが、おそらく風評や見た目とのギャップで
より「善の面」が強調されている面もあると考えられる。
この定義での「精神」は一般の人がゴシックロリータについて言及する際の文脈で使われる事が多い。

3、表現

ゴシックやパンクなどのファッションはアイデンティティや社会への意見、
趣味嗜好などを意図的に服装で表現するもの、あるいは服装そのものが
そういった意図を持ってデザインされたものがほとんどである。
とりわけゴシックロリータはその要素が強くこれもひとつの精神の部類に
入ると考えられる。むしろ中にはその様な用例も多い。
ゴシックロリータはロリィタファッションの種類の中でも特に精神性(表現の要素)が
強いとも言われており、クラシカルや甘ロリ等の他のロリィタに比べて
未だに様式的な部分が多く残っているように見受けられる。

4、本人の意思、心構え

ある人が着用する服がゴスロリ風に見え、レース等が使用されていても
本人にその気が無ければそれはゴシックロリータと呼ぶのは相応しくない。
その理由として「ゴシックロリータの精神が伴っていないから」とよく説明される。

これは他の意味合いとは違い単に「自覚」という意味で使われる

本人意思次第や自覚が伴うかどうかで物事の定義が変わる事は多々ある。
例えば年配のご婦人が髪を紫や赤のメッシュに染めている場合があるがそれは
V系ではないし、水色のメイドとアリス風コスチュームの境界も、着用者や
それを提供する人がそれを「メイドと考える」か、「アリスの衣装と考える」かで
定義が変わってくる。
そのような「意志」や「自覚」も精神の一つとして数えられている。

上記を踏まえると、黒くてレースの付いただけの服装はゴシックロリータとは呼べない。
アニメに出てくるフリルに黒いワンピースのキャラクターはアニメ愛好家には
ゴスロリと称される事はあっても服装の愛好家から見ればゴスロリとは言えない物が多い。
作品自体の雰囲気を指す場合でも単に解り易い呼称としてファンが呼んでいるだけで
実際に作品にはゴシックロリータという単語は絡んでこないケースも多い。
そこで精神的にゴスロリであるキャラクターとそうでないキャラクターが発生する。
例えばファンによって「ゴスロリ」と思われる事があったり、公式に「ゴスロリ風」
と紹介されても作中で自身がゴスロリと認識していない場合はゴスロリ精神を持たない。
逆にゴスロリである事を自認している、日常シーンでもその様な服装をしている
キャラクターは精神性が描かれている場合もある。(但し非常に稀な例である)
(しかし如何に作者がこの「キャラクターはゴスロリ」と定義付けても
愛好者から見て、場合によっては一般人から見てもこれはゴスロリと呼べるのか?
という疑問を呼び起こす作品やCGは数多くある。)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー