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パニエ

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スカートを膨らませるために中に入れるスカート状のアンダーウェアの総称。
フランスで18世紀全般に用いられた針金や鯨の骨などで出来た枠状の下着が起源、
外見が鳥かご(panier)の用に見える事からパニエという名前が付いた。
ロリィタファッションにおける特徴的なアイテムの一つだが、
ウェディングドレスやミニドレス等を膨らませる際にも使われる。

新たにロリィタファッション始めるに人にとって必須とも言って良いアイテムだが、
上級者ともなると洋服や状況に合わせて数種類のパニエを使い分ける様になる。
また、ワイヤーパニエ等を除いた多くのパニエは使用しているうちにボリュームが
減り消耗してしまう為定期的に買い換えるか上にもう一枚別のパニエを重ねる事で
膨らみを維持できる。

盗撮防止やパニエから肌を守るためパニエの下には必ずドロワーズ
(ロリィタ向けの)ブルマ?やそれらに準ずるもの(一部丈のスパッツ等)を穿く。
特に膨らんだスカートでは階段下などで下着が見えてしまう為、ドロワーズ類は
必ず着用すべきである。(電車内での盗撮なども増えているので注意が必要)

パニエには以下の様な種類がある。

チュール生地で作られたパニエの総称。
ハードチュールは単価が安く、少ない量の布でしっかりと膨らませる事が出来る為、
もっとも安価で、また軽く、最もボリュームが出しやすいパニエである。
ノーブランドや衣装屋の物であれば2000円でおつりがくるものも。
肌に触れると最もチクチクとした違和感が強く、人によっては痛みや肌荒れを起こす。
履いた時のスカートの表面がでこぼこするのでハードチュールパニエの上や下に
ロリィタ用のペチコートや柔らかいパニエを重ねて併用する事も。
外見的には「網感」が強い為、スカート代わりや見せパニエとしては不向き。
また、ハリが強い反面ごわつき・狭い場所で邪魔になりやすいといった難点もある。

ちなみにロリィタ業界でハードチュールパニエという名称で売られているパニエのほとんどが
ハードチュールではなく普通のチュールの生地を使用している。
実際のハードチュールという名前がつく生地は日常の洋服には向いていないほど硬い。

チュールはデニール数が大きいほど硬く、小さいほど柔らかく(ソフトチュール寄り)になる。

20~40デニール位のチュールをメインに使用した、適度な硬さのチュールパニエ。
軽さとボリュームではハードチュールパニエに劣るが、ハードチュールパニエほどのゴワゴワ感が無く、すっきりと膨らませたい際にも適している。
一重では完全にはスカートを膨らませられない為ある程度の量のチュールを必要とする。
ハードに比べると優しいとはいえやはり肌に触れるとチクチクする為、
他の柔らかい素材のパニエやペチコートと併用される事も多い。
子供ドレスメーカーのものであれば1000円以下でも手に入るが、ボリュームが少ないものも。

チュール系の中ではもっとも柔らかく、肌触りが良いパニエ。
ボリュームが少なく、膨らみを出すため布をたっぷりと使用したものとなると
単価も上がるが肌に優しく見栄えもよいパニエになる。
肌が弱い人や控えめに膨らませたい時に活躍する。

  • シフォンパニエ
シフォン生地を使用したパニエの総称。
この名称のパニエは裾にボリュームがある円錐型のパニエであることが多く、
シフォンパニエ=円錐型のソフトなパニエという認識で使われやすい。
布製だが裾にワイヤーを入れたパニエを穿いた時の様な△ラインになる。
裾がラッフルになっており見栄えもよく、スカートも十分広げる事が出来る。
Aラインの服や裾を広げつつウェストはすっきり見せたい時に適している。
また軽量なため、ロリィタの間では好評であるが売っている所が少ないのが難点。

日本で生産している所はあまり無く、手に入りやすいものは基本的に輸入品が多い。
シフォン生地は単体ではハリやボリュームが出ずらい為、チュール素材とオーガンジーや
重ねてつかわれる事も多い。
シフォンそのものが高い・ボリュームが出づらい分生地量も多くなるという理由で
他のパニエに比べやや高価である。

座った際や短いスカートの時はモコモコした裾フリルががはみ出してしまう。
その為ペチコートのようにあえて見せるか、スカート丈より短いものを選ぶのがコツ

ハリがあり、薄くてふんわりと軽いのが特徴。それなりのボリュームがあるが
二重仕立ての物でもあまり膨らまない為、重ね履きが基本。
特に重たい生地以外の色々なスカートに適している。
ロリィタブランドでは定番であるが、それ以外では取り扱いが少ない。

オーガンジーと呼ばれる光沢のあるやや高級な生地を使用したパニエ。
弾力性に富んだやわらかさ・しなやかさがあり、肌に触れてもチクチクしづらく、見栄えも良い。
1枚ではボリュームが出づらいため、2~3段程度のティアードスカート状にしたものを
2,3枚重ねたり、チュールやハードチュールを併用して使用したものが多い、
やや重量感があるのが特徴。

  • トリコットパニエ
チュールに比べるとボリュームはかなり落ちるが、滑らかで肌触りが良いのが特徴。
また光沢のあるポリエステル生地の外見で、見栄えもよい。
一枚ではほとんど膨らまない為、ペチコート代わりや他のパニエが肌に触れない様に併用して履く事が多い。
カジュアルなロリィタ服や普通のスカートやワンピースのシルエットを整える目的でに一枚だけ重ねて着るのにも適している。

  • コットンパニエ・綿パニエ
ハリのあるコットン生地でスカートを膨らませる目的で作られているパニエ。
ペチコートの様だが一応パニエに分類されるものを指す。
あまりメジャーではないが肌に優しく、単価も安い。
目の詰まった生地が何層にも重なる為、重量は他の素材に比べて重い。

  • ワイヤーパニエ
ワイヤーを使って広げるパニエ。値段は比較的高価。
スカート状の土台に直系の異なる輪になったワイヤーが2,3段縫い付けられている。
ロココ時代の元祖「パニエ」に最も近い仕組みと外見をしている。

ウェディング向けの3、4段のものが一般的だが、膝上丈のものやロリィタ用も数は少ないながら発売されている。
膝丈のスカートを綺麗に、そしてしっかりと広げたい時に最も役立つ。
使用してもボリュームが減らず、折りたたむ事が出来るため持ち運びにも便利である。
デメリットは風が吹くとそのままの形状を保ったまま前後に揺れる等、動きが不自然な事や
狭い所を通り抜けにくい・座りにくいなど日常生活では不便な点である。
その為普段ロリィタを着る時よりも、お茶会やイベントなど特別な一着を切る時のみに使われる事が多い。

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