MOでは、現在DCIが管理する現物のマジックと同様のフォーマット:スタンダード・エクステンデッド・ブロック構築をサポートしています。

MOにはユニークなフォーマットもサポートしていて、シングルトン・プリズマティック・トライバル・クラシック・フリーフォーム・ヴァンガード(スタンダード)・ヴァンガード(エクステンデッド)・ヴァンガード(ブロック構築)・基本セットのテーマデッキ戦・基本セット構築、があります。

特記事項がない限り全てのフォーマットのデッキは、最低枚数が60枚、サイドボードはぴったり0枚か15枚のどちらかとし、基本土地を除いて同名のカードは4枚までしか入れられません。

2.7a スタンダード(Standard)

スタンダードとは、最新の基本セットと最新のエキスパンション・ブロック2つ(現在ならば、第9版と神河ブロック・ラヴニカブロックとなります)を使用するフォーマットです。

新しい基本セットが発売されると(時期は隔年の夏です)、それまでのものは使えなくなります(俗に「ローテーション落ち」と言われるやつです)。また、新しくラージ・エキスパンションが発売されると(毎年秋です)、その2つ前のブロック全体がローテーション落ちします。(つまり、ラヴニカが発売された際には、ミラディン・ダークスティール・フィフスドーンの全てがローテーション落ちしました)


MOで発売された、インベイジョンより過去のエキスパンションが、スタンダードに組み込まれることはあり得ません。

2.7b エクステンデッド(Extended)

エクステンデッドとは、最新の6~8つのブロックと、3~4つの基本セットを使用するフォーマットです(現在のMOでは、ミラージュとビジョンズを除く全てのカードセットが使用できます)。

エクステンデッドでは、ブロック3つ毎が3年毎にローテーション落ちし、それらブロックの期間中に発売された基本セットも追随します。
次のローテーションは2008年の10月に起こり、インベイジョン・オデッセイ・オンスロート各ブロックと第7版・第8版が使用できなくなります。

MOで発売された、インベイジョンより過去のエキスパンションが、エクステンデッドに組み込まれることはあり得ません。

2.7c ブロック構築([Cardset] Block Construct)

ブロック構築とは、「(Cardset名) Block Constructed」と表記されるもので、(Cardset名)のブロックのみを使用して構築するフォーマットです。各ラージ・エキスパンションが発売されると、新しいブロック構築フォーマットが生まれます。

2.7d 基本セット構築(Core Set Constructed)

基本セット構築とは、ブロック構築とよく似たフォーマットで、基本セットのカード(現在、第7版・第8版・第9版が使用できます)のみで構築するフォーマットです。

2.7e シングルトン(Singleton)

シングルトンとは、現実のマジックにおける通称「ハイランダー」と呼ばれるフォーマットのMO版です。

このフォーマットでは全てのカードが使用できます(全てのカードがデッキに1枚しか入れられません)。禁止カードリストに載っているものを除いて、MO内の全てのカード(プロモーション・カードやインベイジョンより過去のカードもです)がこのフォーマットでは使用可能です。

2.7f プリズマティック(Prismatic)

プリズマティックとは、実際のマジックにおける「ファイブ・カラー」と呼ばれるフォーマットのMO版です。デッキの最低枚数250枚、各色に少なくとも20枚のカードを使用しなければなりません。

実際のマジックでファイブ・カラーをプレイしている方は、MOのものには多少の相違点があることに、注意してください。その最もたるは、アンティ(MOでは認めていません)が存在しないこと、それに禁止・制限リストが存在することです。

禁止リストに載っているものを除いて、MO内の全てのカード(プロモーション・カードやインベイジョンより過去のカードもです)がこのフォーマットでは使用可能です。

2.7g トライバルウォーズ(Tribal Wars)

トライバルウォーズ(種族戦)とは、クリーチャーによる殴り合いを重視したフォーマットです。

デッキには、単一のクリーチャータイプを持つカードを、少なくともデッキ枚数の3分の1(端数切り上げ・60枚デッキの場合は20枚です)入れる必要があります。

スタンダードに則ったカードプールで構築する「Tribal Wars (Standard)」と、クラシックに則ったカードプールで構築する「Tribal Wars (Classic)」の2つのフォーマットがありますが、トライバルウォーズのフォーマット独自の禁止・制限リストも設けられていることに注意してください。

また、サイドボードは使用せず、必ず0枚にしなければなりません。

2.7h クラシック(Classic)

クラシックとは、禁止・制限カードを設けず、通常のデッキ構築ルールに則ったデッキなら何でも使えるフォーマットです。MO内の全てのカード(プロモーション・カードやインベイジョンより過去のカードもです)がこのフォーマットでは使用可能です。

2.7i フリーフォーム(Freeform)

フリーフォームとは、カジュアルのみのフォーマットで、どんなデッキでも使うことができます。ただ1つの制限は、デッキの最低枚数は40枚ということだけです。

このフォーマットの意義は2つあって、1つは友達同士でリミテッド戦の再戦やデッキ調整を気軽に行えるようにという点、もう1つは友達同士で独自のルールを決めて遊べるようにという点です。

MO内の全てのカード(プロモーション・カードやインベイジョンより過去のカードもです)がこのフォーマットでは使用可能で、ヴァンガード・カードも望むだけ入れることができます。

2.7j ヴァンガード(Vanguard)

ヴァンガードとは、デッキに入れたヴァンガード・カード(アバター)によって様々な特殊ルールを付け加える、特別なフォーマットです。ヴァンガードのデッキは、ヴァンガード・カードを必ず1枚デッキに入れる他は(このおかげでデッキの最低枚数は61枚になります)、通常のフォーマットのルールに基づいて構築されます。(つまり、「Standard (Vanguard)」なら、スタンダードのデッキ構築ルールに従います)

ヴァンガード・カードは、1枚しかデッキに入れられません。

ヴァンガードの試合をプレイすると、試合画面に表示されるはずのあなたのアバターが、ヴァンガード・カードのアバターに書き換えられて表示されます。

ヴァンガード・カードは3つの特徴を持っています。
1つ目は、試合中に効果を発揮したり起動したりできる能力を得られます。
2つ目は、ゲーム開始時の手札の枚数を変更します。
3つ目は、ゲーム開始時のライフの値を変更します。

基本アバターである《アーナム・ジン/Erhnam Djinn》アバターは次のような能力を持っています。
「手札-1、ライフ+3、「あなたがクリーチャー呪文をプレイするたび、緑の1/1の苗木クリーチャー・トークンを1体場に出す」
つまり、《アーナム・ジン/Erhnam Djinn》をヴァンガードに使うと、手札は普段より1枚少ない6枚、ライフは普段より3つ多い23、そしてパーマネントであるかのような能力を持って、試合を始めることができるのです。

ヴァンガードの中には起動型能力を持ったものもあり、アバターの画像をクリックすることで能力をプレイすることができます。

ヴァンガードの手札・ライフ変更値はDCIによって調整され、禁止・制限リストを通して変更されることがあります(2.25を参照)。

2.7k 基本セットの構築済みデッキ戦

このフォーマットで使用できるデッキは、基本セットの構築済みデッキのみとなっています。このフォーマットは、構築済みデッキしかもっていない初心者と、無料体験サーバー用のためにあります。

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最終更新:2006年08月10日 01:44