実は現実のパックもそうなんですが、カード・セットによって定められた「ソート」の順番に沿ってパックに並んでいます。

ソートは各レアリティ毎に設けられていて(しかもコモンは複数に分かれています)、パックを製作する際には、レアのソートから1枚(箔押しカードについては下記にて)、アンコモンのソートから3枚、コモンは2つないしそれ以上のソートから組み合わせて12枚(基本セットは11枚と基本土地です)、といった具合に順番にパックへ収められていきます。

ということで、パックの最初のアンコモンが「X」というカードだった場合、必ず「Y」「Z」が一緒に入っています。3枚のアンコモンをぱっと見た時、どのカードから「始まっている」かは分かりません。しかし、いつも「X」が「W」や「Y」と一緒に見られることや、「V」や「Z」ともたまに見かけることには気付くようになるでしょう。

全く同じアンコモンが違うパックに入っている確率は、ばらばらに入れられているのならほぼありえない数値になりますが(1/110×109×108)、こんな訳で1番目のアンコモンがその箇所にある確率と同じになるのです(1/110)。

コモンについても同じようなことですけど、コモンのソートは複数に分けられていて、それらのリストの別々の箇所から封入されています。中身が全く同じブースターを見つけたとは、今まで聞いていません(15枚じゃなくて、ソートの各起点において同じであれば良い訳ですが)。

レアのソートについては、トーナメントパックを開けたり、連続してブースターを開けたりすれば(リーグとかシールド戦で)分かります。

ここに示されている事実は、オンラインではブースターを開ける際に役に立つかもしれません。現実のマジックでは、ブースターはボックスの中で押し合いへし合いされて、ある程度ランダムになっています。もしソートに沿って並んでいるブースターを手に入れたなら、それらのレアもソートによって連続したものになっているでしょうね。

箔押し(プレミアム)カードは通常のソートを変更します。パックから箔押しカードが出てきたら、元々あったカードの代わりにそのまま入っています(箔押しカードはソート順に入っていません)。分かりやすく言うと、「X」「Y」「Z」のカードの代わりに「X」「箔押しA」「Z」のカードが入っています。

1つのトーナメントパックや連続したパックに、2枚同じレアやアンコモンが入っている可能性は、これ以外にありません。ただし、今パックを開けて、1週間後(リーグ戦に参加していたりして)にまた開けたとすれば、同じになる可能性はあります。また、理論上、箔押しカードにもソートが存在していますが、一度にそれらを見ようとしても散在しすぎていて、ソートを確認することは不可能に近いでしょう。

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最終更新:2006年08月10日 01:57