「cardsets.txt」とは
MOのフォルダ(通常はC:\Program Files\Wizards of the Coast\Magic Online)内の「cardsets.txt」というファイルは、デッキエディタおよびコレクション画面にそれぞれある「Sets」リストボックスの内容が記入されている。
つまり「cardsets.txt」を編集することによって、「Sets」の並び順の変更はもちろん、自分好みの表示フィルタを追加したりできるのだ。
【重要】諸注意
- 「cardsets.txt」を編集する前に、必ず同ファイルのバックアップをとっておくこと。
- 定期アップデートや「Scan all files」を実行する等によって同ファイルの内容が強制的に元に戻される可能性がある。よって、編集後のファイルも同時にバックアップしておくと便利。
- なにより、同ファイルの編集は自己責任で。
編集方法
「cardsets.txt」は、以下の構文で構成された行の羅列である。「Sets」リストボックスには、「cardsets.txt」の内容がそのまま上から表示される。自分が使いやすいように順番を並び替えると良い。
表示名[.カードセット][.カードセット]…[.表示オプション](改行)
表示名
「Sets」リストボックスに表示される文章または単語。通常は変更しない。行を新規追加するときは、なるべく分かりやすい名前を。
[.カードセット]
「Sets」リストボックスにて、その行が選択された場合に表示されるカードセット。「半角ピリオド+セット略称」の形で、いくつでも追加可能。
セット略称は、コレクション画面のセット仕切りタブに表記されている2~3文字のアルファベット大文字がそのまま適用される。カードセットだけでなく、プロモーション(PRM)、アバター(VAN)も指定できる。
複数のカードセットを追加する場合、その順番は特に関係ない模様。デッキエディタ画面で、複数のカードセットに収録されているカード(《帰化/Naturalize》等)を検索・デッキに追加する時にも影響しない。
コレクション画面の場合、関連するパックが自動的に表示される。また、イベントチケットは一番上の行を選択している場合しか表示されない模様。つまり、チケットだけ表示するという動作は不可能?
神河物語(CHK)には、[.CHK]と[.CHC]という二種類のセット名が用意されている。これは、神河物語トーナメントパックにCHCという特別な略称が割り当てられているためである。よって、トーナメントパックを無視しても良いならば[.CHC]は必要無い。
[.表示オプション]
コレクション画面の「Show pre-invasion card sets」オプションが
- [.9] オフの場合、この行を表示する
- [.6] オンの場合、この行を表示する
- [.1] 詳細不明(開発用?)
表示オプションは必ず行の最後につけなければならず、省略した場合その行は表示されない。
編集の一例
デフォルトの「Online Extended」行は、使用できないアイスエイジ(ICE)・アライアンス(ALL)や、意味の無いCHCが含まれていたり、そもそもその名称が古いので、以下のように編集してみる。
Extended.7E.IN.PS.AP.OD.TOR.JUD.ONS.LGN.SCG.8ED.MRD.DST.5DN.CHK.BOK.SOK.9ED.RAV.GPT.DIS.CSP.TSP.TSB.PLC.9
スタンダード用デッキを作成する際、デフォルトの「Standard」行を選択すると、再録カードで昔のものしか持っていない場合(《極楽鳥/Birds of Paradise》や各種ダメージランドなど)それが表示されなくて不便だ。そこで、スタンダードで活躍している再録カードも同時表示できるように、デッキ構築用のオリジナルフィルタを作成してみよう。また編者の趣味として、同時にヴァンガード・アバターも表示するようにしてみる。
Standard(custom).7E.8ED.9ED.PS.AP.OD.ONS.MRD.CHK.BOK.SOK.RAV.GPT.DIS.CSP.TSP.TSB.PLC.VAN.9
例えばインベイジョン版《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》やミラージュ版《石の雨/Stone Rain》が使いたい!という場合など、各個人の趣味や都合に応じてそれぞれ追加していけば良い。
関連項目
関連リンク
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最終更新:2007年03月16日 08:42