1. 少年は蜘蛛に巡り会う
- 『スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする』からか
中身が邪神とは言え、ガワはやはり女の子のそれで、砂糖とスパイス、そして素敵な何かが香っているようだった。(7p15,16行目)
- 英国に伝わる童謡「マザーグース」の一つ。
- 男の子ってなんでできてる?男の子ってなんでできてる?かえるとへびと子犬のしっぽ そんなもので できてるよ
女の子ってなんでできてる?女の子ってなんでできてる?お砂糖とスパイスそして素敵な何か そんなもので できてるよ
- 男の子ってなんでできてる?男の子ってなんでできてる?かえるとへびと子犬のしっぽ そんなもので できてるよ
- 4巻でも同じネタが出ている。
- ゲーム「機神飛翔デモンベイン」には、ニャルラトホテプが「女の子は~」のくだりを読み上げるシーンがある。直接の元ネタはこっちかも知れない。
- ここまで読んでも理解出来ない一般人は、アニメ「パワーパフガールズ」を想像しただろう。
「ニャル子粒子反応」(8p17行目)
- 『超電子バイオマン』の宿敵、バイオハンター・シルバは「バイオ粒子反応」を検出して抹殺することを使命としている。
- 「バイオ粒子反応アリ。破壊!」
- 2012年の映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では「ライダーハンター・シルバ」として登場、「ライダー粒子反応」を検出して仮面ライダーを抹殺にかかっていた。なんと破廉恥な。
- 加えて実は「戦隊粒子反応」も存在するらしい。
「少年の絆で、ニャル子を掴んだの?」(9p7行目)
- 仮面ライダーフォーゼ・コズミックステイツに変身した時の決めゼリフより「みんなの絆で、宇宙を掴む!」
歩く危険物第5類(10p5行目)
- 消防法にて取り扱いに規制がされている6種の危険物の一つ、第5類より。第5類は「自己反応性物質」であり、固体と液体両方が該当する。(危険物に気体は含まれない)
- 加熱や衝撃で、激しく燃えたり爆発したりする。ニトログリセリンなどがその例。
- 取り扱いには危険物取扱者乙種第5類もしくは、危険物取扱者甲種の資格が必要。
- 要するに脳味噌固形燃料を言い換えたものだが、どうせなら可燃性固体である危険物第2類のほうがよかったのではないか?
- ニャル子が居ても居なくても勝手に反応して勝手に達する(性的な意味で)ので、だいたいあってると思う。
「……でも、クー音姉さんが来た時に助けてくれた事を、わたしは忘れてはいない」(11p7行目)
- 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」にて、大魔王バーンが魔軍司令ハドラーに語った台詞。
- 「……だが、かの勇者アバンを葬った功績を、余は忘れてはおらぬ……」
- 劇中にてハドラーは、主人公ダイの抹殺に何度も失敗した上、ダイが魔王軍の六大団長の一人、竜騎将バランの息子だという「重要事項」を隠匿していた事で、 本来ならば即処刑になる所を、上記の理由で一回だけ名誉挽回のチャンスを与えられる。
- 9p16行目からここまでのやりとり(中空に立てた指3本を順に折り、最後に小指だけ戻す)も、元ネタでのバーンの仕草と同様である。
- ちなみにアバンは実は生きていて陰で修業をしていたのだが、そのことが明らかになるのは後に離反したハドラーが死ぬ直前である。
「SAN千世界のナイトゴーントを殺して~」(12p11行目)
- 高杉晋作の作と言われる都々逸「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」より。
- 意訳:「惚れた女とゆっくり朝寝してぇ」
- 「HELLSING」の少佐の演説に引用されているので耳にしたことのある人も多いだろう。
- 「プロローグ(ドラマCD3巻)」では音だけで”SAN千世界”のネタが判らなかったので、作者のリベンジか。
ゆうべはおたのしみでしたね(13p2行目)
- 「ドラゴンクエスト」にて、街娘やローラ姫と一緒に宿屋で一泊した際の店主のセリフより
バリっと開いてズンッと伸びた(13p4行目)
- 「仮面ライダーフォーゼ」に登場するコズミックステイツの武器、「バリズンソード」のコマーシャルより
「情緒不安定になるまで満ち足りた日々を制圧して」(14p10行目)
- アニメ「蒼穹のファフナー」主題歌「Shangri-La」2番の歌詞より
- 「満ち足りた日々の制圧は 情緒不安定になる」
「変態だー!?」(14p12行目)
- 「うえきの法則」の森あいの台詞から。以前にも使われている。
「真尋さんを薔薇色の鎖で縛るのは私の微笑みですよ!」(15p4~5行目)
- 大黒摩季「あなただけ見つめてる」(アニメ『スラムダンク』初代エンディングテーマ)の歌詞より「あなたの微笑みはバラ色の鎖」
「……ニャル子、どいて。少年を犯せない」(15p10行目)
- 某ネットゲームのプレイヤー「S県月宮」の電波発言及びその人物が中心となって引き起こしたと言われる一連事件の総称「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」から。詳しくは同ワードで検索。
- 楽曲及びFLASHが制作されるほど反響を呼んだが、「Iris的」というサイト管理人の作者によって(真偽はどうあれ)釣り宣言がなされている。
「炎の孕ませ宇宙人が!」(15p11行目)
- SQUEEZ 制作のアダルトゲーム「炎の孕ませ転校生」より
- キャラクターデザインは北海道出身ミヤスリサ。
- ちなみにSQUEEZの本社も北海道札幌市にある。
「……少年のエンディングは、わたしが決める」
「真尋さんのエンディングは絶対です、あんたごときに決められるもんじゃありません!」(15p12&13行目)
- 「仮面ライダーフォーゼ」第34話での仮面ライダーメテオとレオ・ゾディアーツのやり取り。
- 「お前の運命(さだめ)は・・・俺が決める」「星の運命(さだめ)は絶対だ。貴様などに決められはしない」
「水の一滴が見えるくらい冷静」(16p5行目)
- 「機動武闘伝Gガンダム」の明鏡止水。
- 作中で主人公ドモン・カッシュがこの境地に開眼した際の台詞が「見えた!見えたぞ!水の一しずく!!」。
- 「~でも心は烈火みたい」は「機動武闘伝Gガンダム」の劇中BGM「我が心 明鏡止水~されどこの掌は烈火の如く~」から。
「うう……これはまさしく宇宙CQC絶刀、『果てしない時の転変を狂おしく意識し続ける影縫い』……」(16p11・12行目)
- 「戦姫絶唱シンフォギア」の劇中歌「絶刀・天羽々斬」から。
- 歌っているキャラクターの風鳴翼が持っている聖遺物が天羽々斬である。
- 影縫いは同キャラが使う技の一つ。敵の影に小刀を打ち込み、動きを封じる。
- フォークと小刀は似てると言えなくもない。
- \アーメノーハバキリーィャッヘー/
- 「果てしない時の転変を~」のくだりは『永劫より』から。
邪神ガタノソアの姿を見た者は石化した身体の中で脳だけが生き続け、
「影縫い」を食らった者は息もかかるほど目前に恐怖が迫っても逃げられない。成る程シチュエーション的にも似てなくはない。
- 「果てしない時の転変を~」のくだりは『永劫より』から。
- \アーメノーハバキリーィャッヘー/
先天的因子適合者(16p13行目)
- 「ワイルドアームズ フォースデトネイター」より、生まれつきARMを扱える人間のこと。主人公のジュードがこれに当たる
- WA4での読み方は「インヒレントジーンドライバー」。
- ちなみにWA4ではクルースニクという人物が投薬でむりやり適合しARMを使っていた。
- 前述の「戦姫絶唱シンフォギア」とは原作者繋がりで「適合者」及び制御薬「LiNKER」のセルフパロディ設定がある。
「そっと這い寄っても引き剥がされませんでしたし」(17p11行目)
- RPG『ワイルドアームズ』シリーズに登場する敵、這い寄る混沌の亜種「そっと這い寄る混沌」
NEWラブクラフトプラスの『対戦はすとぅーるだま』(18p4行目)
- ニンテンドー3DSのゲーム『NEWラブプラス』中に落ち物パズルゲーム『対戦ぱずるだま』がミニゲームとして収録されている。
- ときめきメモリアルの対戦ぱずるだまが元々の元ネタなのだろうか
- +Hasturの別読み。
「乙女のプライドがヅダヅダ」(19p3行目)
- 「機動戦士ガンダム MS IGLOO」に登場するMS「ヅダ」を「ズタズタ」とかけている。
- かの有名なジオニック社製MS「ザク」と競合開発されたツィマッド社製MS。性能はザクを大きく上回っていたが高コストで、おまけにテストパイロット中に空中分解事故を起こし、結果ザクが採用されお蔵入りしてしまった幻のMS…という悲劇的設定。
ネクロノミコンにも書いてある(19p5行目)
- Twitterで連載中のweb小説「ニンジャスレイヤー」でよく使われる言い回し「古事記にも書いてある」より。
- 同作中には「カラテノミコン」なる実際冒涜的な書物が名前だけ登場するが、『ノミコン』=『本』のことなので問題ない。しかしカラテナンデ!?
「フォーマルハウトが凍り付いても~」(19p6行目)
- B'zの「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」だろうか。
- ♪ 太陽が 凍りついても 僕と君だけよ 消えないで
ВАНГЁ (20p14行目)
- 『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のキャラ、ゲーニッツの技。多段ヒットするかまいたちを発生させる。
- 前方に発生させる「ТОКОБУСЭ(とこぶせ)」と、斜め上に発生させる「МАМЭЦУ(まめつ)」の2タイプある。
- 「いかがです?」
「言葉の意味はわからんが~」(20p15行目)
- 「キン肉マン」第1巻の有名な台詞「へのつっぱりはいらんですよ!」に対する「おお!ことばの意味はわからんがとにかくすごい自信だ!」から
銀河のSAN人(20p16行目)
- エニックスのPC用RPG「地球戦士ライーザ」をファミリーコンピュータに移植した「銀河の三人」より。何故か任天堂発売で、タイトルも変更されている。
- そして何故か、パッケージイラストを永井豪が担当している。
「一緒に温泉旅行へ行った縁ですよ」「ああ、あれは違う世界線でしたか」(21p16行目および22p3行目)
- アニメSAN期の6~8話において、珠緒と余市と八坂ファミリーが一緒に温泉旅行へ行った話。
- アニメは(下記のように2期などもそうだが)原作との繋がりが薄く、SAN期は原作にはないオリジナルの話も多くこれはその一つ。
- 「違う世界線」は「シュタインズ・ゲート」などで用いられる言葉で、要するにパラレルワールドであるということ。
- 「ドラマCD 這いよれ! ニャル子さんEX~ドリーミードリーマー~」の話でも温泉行っていた。
ただしこの時珠緒と余市は同行しておらず、エピローグでニャル子に土産の温泉饅頭を振舞われていた。
食べたら発狂するだけで肉体的には何ら問題ない温泉饅頭を…。
チャンドラプトティラという宇宙恐竜(21p17行目)
- チャンドラはインドの月の神らしい。
- プトティラは「仮面ライダーOOO」の最凶コンボ「プトティラコンボ」。通称妖怪メダル砕き。
- プテラ!トリケラ!ティラノ!の恐竜系コアメダル3枚での変身である。ちなみに亜種形態はない。
- ちなみにラブクラフト御大の作品『銀の鍵の門を越えて』にはチャンドラプトゥラ師と名乗る人物が登場している。
- ヘイゼル・ヒールドの『永劫より』にも、ちゃっかり登場していたりする。
「うう、私のツバメ返しを見破ったのは真尋さんが初めてですよ」(23p4行目)
「お前とは絶対麻雀したくないな」(同5行目)
- 『哲也-雀聖と呼ばれた男』第11話で初めて披露された、玄人技の真骨頂。自分の山に仕込まれた天和確定牌14枚と手牌とを摩り替える。
- GA文庫マガジン出張版 その5でニャル子がやっているのもそれ。
「しかし初段ツバメ返しは~(23p6~7行目)
- キカイダー01に登場したハカイダー四人衆の必殺技、ハカイダー四段攻撃。最後が縛りなのも元ネタ通り。
- どうでもいいがタカ返しがないのは残念だった。
小隊長は誰でどんな能力だろうか?(24p12行目)
- 「第2次スーパーロボット大戦α」「第3次スーパーロボット大戦α」「スーパーロボット大戦Z」などでは、1~3、4機のユニットで1つの小隊を組んで戦闘することになる。また、各キャラクターにはそれぞれ小隊長になった時のみに発動する小隊長能力というものが設定されている
人間解放キッチンで水原がやってたみたいに、オリーブオイルをドバドバする役(25p11行目)
- 「仮面ライダー555劇場版パラダイス・ロスト」に登場した人間解放軍のリーダー水原(役者はもこみち)から、
- おそらく朝8時5分ほど前に放送している番組のコーナー、MOCO'sキッチンでの追いオリーブのことである、もちろん担当はもこみち。
- 追いオリーブをやった日は視聴者のテンションがあがるとかなんとか。
ファイアブランド(26p8行目)
- サガフロンティア2に出てくる炎の剣。
- FFに出てくるのは「アイスブランド」であり氷の剣である。
小麦粉の発酵を促すフォーマルハウトの手(26p11行目)
- マンガ「焼きたて!!ジャぱん」主人公の持つ体質「太陽の手」。常人より高い温度の手でパン生地の発酵を促し美味しいパンを作れる。
重妄想(26p16行目)
- 特撮ドラマ「非公認戦隊アキバレンジャー」の変身コード。
痛さは強さ(27p2行目)
- 特撮ドラマ「非公認戦隊アキバレンジャー」のキャッチフレーズ。
「プリントの通りに作るのも面白みがなくない?」(27p15行目)
- レシピを無視してアレンジしたがるのはメシマズの基本である。お願いやめて。
独創性 と普遍性 (27p15行目)
- アニメ「中華一番!」44話に登場した上海市場総元締・張大人の台詞、「国際都市・上海に相応しい、独創性(オリジナリティ)と普遍性(ユニバーサリティ)だ!」から。
- なお、続く「豆腐で麺を作る」及び「肉も豆腐で作れた」は『真・中華一番!』でショウアンが作ったあんかけそば「豆腐三重奏」から。
放っておくとアヘンとか調味料に加えそうな(28p4行目)
- 上のネタに同じく『中華一番!』にて、「広州料理界の魔女」チェリンが特級厨師試験でやったこと。
- 厳密に言えば「禁断の調味料」として料理に加えたのは、その原料(未成熟なケシの実から採った乳液)である。
- 主人公・マオに対しての妨害工作をも行っていたチェリンが、最初から悪意ありきでそんな物を混ぜ込んだのは明白であり、
そんな彼女の末路は料理人資格剥奪の上での広州永久追放処分。
糸屋の娘のような鋭い眼光(30p1行目)
- 「起承転結」の例として有名な頼山陽の俗謡に、「糸屋の娘は目で殺す」とある。
- このパロディがゲーム「Fate/EXTRA CCC」のサーヴァント、カルナの台詞「真の英雄は眼で殺す」である。
「……クロスファイアーシークエンス腕部限定」(30p10行目)
- 「スクライド」よりストレイト・クーガーの台詞「ラディカル・グッド・スピード脚部限定!」
- 後でもう一回使われる。ちなみに本来のラディカル・グッド・スピードは全身を纏うフルアーマータイプ。
「……古より伝わる浄化の炎」(31p6行目)
- 「テイルズオブデスティニー2」に登場する火の上級晶術、エンシェントノヴァの詠唱より。
- パーティキャラでは3人が使えるが、詠唱の内容が3人ともそれぞれ微妙に違う。
- リアラ「落ちよ!」ハロルド「消えろ!」ナナリー「食らえ!」
- 甚だ大笑いなことに、ニャルラトホテプ(という名の雑魚敵)が団体さんで唱えてくる。ダメージはまるで笑えないが。
「這い寄る混沌に一度やったネタは通用しません、これはもはや常識ですよ」(31p10行目)
- 「聖闘士星矢」より、フェニックス一輝の台詞。
- 「聖闘士に同じ技は二度も通じぬ。今やこれは常識!」
- 一輝兄さんだけの常識のような気もする。
- とか言いつつ天丼やらかすあたりさすがニャル子、そしてこのネタセリフは「二度目」である。
「焼くぜ~超焼くぜ~!」(31p16行目)
- 「とらドラ!」より、櫛枝実乃梨の名(?)台詞「盛るぜ~超盛るぜ~!」
- スピーカーさん同様、彼女もまた「男主人公にほのかな恋心を抱く個性派クラスメイト」である。
- しかしまさか、ハス太及び真尋と「声が似てる」メインヒロインとライバルキャラを差し置いて、この人が最初にネタになるとは意外であった。
「パルプンテでね!」(31p4行目)
- 「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する呪文。唱えると複数の効果の内一つがランダムで発動する。凄い効果もあればしょぼい効果、かえって自分達が危機に陥る事もある博打性の高い呪文。
「ゼラチナマスター?~ゼラチナスマター、です」(32p15~16行目)
- 誰もが一度は見間違える、サガシリーズに出てくるモンスター。ずっと勘違いしてる人も。
- 見た目がスライム(ドラゴンクエストの愛嬌のあるあれではなくグミのようなやつ)なのも誤解させる要因だろう。
- 更には区切りをも間違えられ「ゼラチナ スマター」略してスマターなどと呼ばれる始末である。英語表記すればGelatinous matterなのだが。
- この後に真尋が挙げた「メリュジーヌ」も実際に勘違いされやすいモンスター。オルニチンはアミノ酸の一種で、アスパルテームは人口甘味料。
「……フ、そうでもありますがぁっ!」(33p7行目)
- アニメ「リーンの翼」にて、主人公に自分の娘との結婚を持ちかけ、それを「自分に隙を作らせる気だろ!」と指摘された際のホウジョウ国の王サコミズ・シンジロウのセリフより。
- このセリフのあとに主人公機を一本背負を決めて行動不能にしている。
「ミッソー!」(34p14行目)
- コナミのシューティングゲーム「グラディウス」シリーズにおけるパワーアップ時の音声。
- 「MISSILE」の発音が良すぎて「ミッソー!」に聞こえる。「M・U・S・C・L・E」が「マッソォ!」になるのと理屈は同じ。
- 初出は『沙羅曼蛇(1986年)』。
- 同じくコナミ発売の『がんばれゴエモン外伝 天下の財宝(1992年)』で上記のグラディウスをパロディした「ミッソー」というミサイルを撃つ技が登場する。
- 「MISSILE」の発音が良すぎて「ミッソー!」に聞こえる。「M・U・S・C・L・E」が「マッソォ!」になるのと理屈は同じ。
唯一無事だった~まっっっっっっっったく新しいスープスパゲッティ(35p2行目~3行目)
- 風雲拳―――――それは、実戦空手道とブーメランをくみあわせた、まったく新しい格闘技である。
- うおおおおおぉぉぉ――――っ!!!!
「メンゴメンゴ、オニメンゴ!」(35p7行目)
- オニメンゴは、「仮面ライダースーパー1」第16話「助けて!一ツ目怪人が襲ってくるよ」に登場したドグマ怪人。
- WAXF(ワイルドアームズ クロスファイア)にてレヴィン・ブレンテンが言った台詞。
- ちなみにWA5のディーン・スタークも一度この台詞を言っているが、5とXFが同時期制作だったので、XFから5に輸入された。
「今夜はホームランです!」(38p5行目)
- 吉野家のなつかしCM「ここは吉野家 味の吉野家 牛丼一筋、はちじゅぅうねん~。『やったねパパ、明日はホームランだ!』」
「おいしいおやつにほかほかご飯がわたしたちの帰りを待ってる」(39p4行目)
- 「まんが日本昔話」ED「にんげんっていいな」の歌詞より。
- おいしいおやつにほかほかごはん こどもの帰りを待ってるだろな
- PCゲーム「ニトロ+ロワイヤル」のセイバーシナリオ、エンディングの藤村大河の台詞「セイバーちゃんには士郎と美味しいご飯の待つ元の世界に帰ってもらいます」
「私と腕を組んで祭壇に上がろ?」「あんたなんか教会の一番後ろの席に~」(40p8~10行目)
- シュガー「ウエディング・ベル」の歌詞より。くたばっちまえアーメン。
「SAN重連太陽系」(40p14行目)
- 「勇者王ガオガイガー」より物語の発端となった高い文明を誇った星系。
- 実のところ四つ足りない。御大の『闇に囁くもの』によれば、ニャルラトホテプが棲まうのは「七つなる太陽の世界」だと言う。
野望が果てしなく彼方まで駆けてひとつ残らず奪いそうなその曲調(41p4行目)
- 仮面ライダーディエンドのテーマ「treasure sniper」の歌詞より。
- この野望果てしなく彼方まで駆け ひとつ残らず奪う Sniper
「……何度何回消炎ジェルを塗っても揮発しちゃうクトゥグア星人だから、吹き出ていく消せない炎を責める方が筋違い」(41p16&17行目)
- T.M.Revolution「HEART OF SWORD~夜明け前~」(アニメ『るろうに剣心』京都編エンディングテーマ)の歌詞より
- 「何度何回繰り返しても戻ってきちゃう愛だから ブツかっていく消せぬ想いを責める方が筋違い」
「地球滞在の拠点が用意されていた」(43p17行目)
「ええ、何者かに放火されて」(44p3行目)
- 1巻1章35p、2巻2章90pとかに出てくるウィスコンシン州の北部中央のリック湖周辺の深い森。
- 2巻2章でニャル子が電話口で大声張り上げてたし、それを真尋も聞いていたのにこの巻でこうなっており、
前後しての出来事はいくらでも覚えているにもかかわらず、この件についてはきれいサッパリ忘れ去られている。 - おかしなことは他にもある。
5巻でのニャル子の脅しを、6巻あたりで「思い出すだに腹が立つ」とか地の文で書かれていた筈が、7巻以降はまるで思い出せていない
(しかも脅しのネタである音声データの存在を、ドラマCD4作目でまたしても脅される迄、失念していた始末である)。
更に上述の温泉饅頭云々に関しても、ドラマCD版での出来事も「正史」として組み入れられている中、全く触れられていない。- これらは万太の痛恨のミス?なのか、それとも……。
- 2巻2章でニャル子が電話口で大声張り上げてたし、それを真尋も聞いていたのにこの巻でこうなっており、
真尋の論理の旋律が真実を奏でそうだった。(44p13行目)
- 「スパイラル~推理の絆~」より主人公鳴海歩の初期の決め台詞
- 「論理の旋律は必ず真実を奏でる」等細かい所は毎回変わる模様
- アニメのBGMとして「論理の旋律は必ず真実を奏でる」もある
- 「論理の旋律は必ず真実を奏でる」等細かい所は毎回変わる模様
邪神はサイコロを振らない。(45p13行目)
- 「神はサイコロを振らない」----アルベルト・アインシュタイン、量子力学を批判して。
エンディングまで泣いちゃいけないの?(46p3行目)
- 任天堂のRPG「MOTHER」のキャッチコピー「エンディングまで泣くんじゃない」から。
ジャシンテイマーの才能(46p9行目)
- TVアニメのデジモンシリーズ3作目『デジモンテイマーズ』から。
- シリーズ2作目『デジモンアドベンチャーV2』の第13話「ダゴモンの呼び声」や『ウルトラマンティガ』終盤3話などでやりたい放題やらかした
ラヴクラフティアン作家・小中千昭氏がシリーズ構成としてクレジットされた以上、同作とてタダで済む筈も無く、
シャッガイ、ユゴス、ヒュプノスなどクトゥルー神話ゆかりの単語が続々と出た。 - 挙句、第44話「謎の少女 奇跡を運ぶドーベルモン」には、報道番組の解説者として「米ミスカトニック大学教授 内原戸 哲夫(うちはらど てつお)」が登場した。
引き合ったり跳ね返したり、まるで青春の磁力ですか!(46p10行目)
- 仮面ライダーフォーゼ・マグネットステイツ挿入歌「Bounce Back」の歌詞より。
- 引き合う 跳ね返す まるでMagnetic Energy
ЯМИДОКОКУ(やみどうこく)(47p1行目)
- ВАНГЁ(わんひょう)と同じく、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のキャラ、ゲーニッツの技。竜巻に相手を巻き込んで吹き飛ばす。
「視覚で得られる情報を脳内で高速演算~眼精疲労がひどくて涙ばかり」(48p15~17行目)
そんな異能を使えるのなら(49p2行目)
- 『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より、特務局ブリューナク局長ラムダ・ゼルヴィガーの異能「涙に浮かぶ未来(ブルーデスティニー)」。
- 「未来予測」と「疲れ目」から『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル』のアイズ・ドーパント=ドクター・プロスペクトを連想させられた気もしていたが別にそんな事はなかったぜ!
双眸が赤いのだ。暖色と言えばクトゥグアが真っ先に思い浮かぶが、それともまた違った彩だった。ぴったり当てはまる表現が出そうで出ない、そんな色だ。(52p1行目)
- 3.ホコロビで回収されるネタ張り。詳細は該当ページで。
銀アト子(52p13行目)
- 今まで存在を仄めかされていたニャル子の高校時代の友人のアトラク=ナクア星人。
- アニメ2期『這いよる!ニャルアニ リメンバー・マイ・ラブ(クラフト先生)』で実際に登場したが、本編ではこれが初登場。
- 外見の元ネタはアリスソフトのアダルトゲーム『アトラク=ナクア』の主人公・比良坂初音。元ネタの彼女の正体も蜘蛛の妖怪である(タイトルもそこから来ている)。セーラー服が似合う云々は作中での初音の服装がセーラー服なため。
- そして名字の「銀(シロガネ)」は初音の不倶戴天の天敵である同ゲームの敵役・銀(しろがね)から。なんという皮肉。
「お久しぶりでしょうか、真尋さん」「ああ、それは一巡前の宇宙でしたね」(53p16行目および54p3行目)
- 上記のとおりアニメ2期では真尋と面識があるが、本編では初対面なことから。
- 一巡前というのは単純にSAN期の前のアニメというところから。
- 「一巡前の宇宙」は「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン」で、ラスボスであるプッチ神父がスタンド能力で宇宙が一巡するまで時を加速させた「一巡後の宇宙」から。厳密には違うがパラレルワールドの様なものである。
- 「第7部 スティール・ボール・ラン」「第8部 ジョジョリオン」は「一巡後の宇宙」の話である。
東南アジアに生息する希少な昆虫の腸の筋を乾燥させた繊維(56p8行目)
- 「ジョジョの奇妙な冒険」第2部に登場するリサリサの武器であるマフラーの素材。虫の名はサティポロジアビートル。
- 同じく第2部に登場したストレイツォ(吸血鬼化)は、同様の繊維で編まれたマフラーを対波紋防御として使っていた。
- 「SAN値の伝導率が極めていい」というのも、「波紋の伝導率が極めていい」という設定から。
ウィンディスタビライザー(57p4行目)
- 「仮面ライダーW」の基本フォーム「サイクロンジョーカー」に付属するマフラー。空中での安定翼となるらしい。
「その行動、イエスですね!」(57p12行目)
- アニメ「ブレンパワード」の主人公・伊佐末勇の口癖。
時計台(59p8行目~60p3行目)
- 北海道札幌市にある、現存する中では日本最古の時計台。北海道では五稜郭と並んで有名であり、実際に歴史ある遺産なのだが…
- 作中でも散々言われている通り、都市開発によって周りが高層ビルだらけなのでこの時計台だけ浮いている状態。
- 実際に写真を撮ろうとしても、真尋が作中で言っているようにビルが入ってしまったりとなかなか上手く撮ることができない。
- 日本のガッカリ名所、しかもその中でも一番ガッカリとまで言われてしまっている。
- ちなみに他には高知県高知市のはりまや橋、長崎県長崎市のオランダ坂、京都府京都市の京都タワーなどがガッカリ名所として有名。
- 同ページ9行目で「日本三大がっかり名所」と揶揄されているというのは事実。他の2箇所は上記3つのうちどれか(人によって変わるが)。
- ニャル子さんの舞台は札幌なので、手軽に行くことができたのだと思われる。
「フォークはペンより強い」(60p13行目)
- ペンは剣よりも強しということわざより。武力より思想とかのが強いって意味。
- さらにさかのぼると17世紀のルイ13世の宰相リシュリューの言葉「権力のもとでは、ペンは剣より強し」。
- 悪徳パパラッチあたりが調子ぶっこく時に使うのが好きそうな言葉だが、リシュリューの発言では「俺は逮捕状にペンで署名すれば剣持ったおめーらは始末できるんだよ!」という感じの発言である。
『運営会社の第三セクター社員が運営資金一億六千万余りを着服して有罪判決を受けたテレビ塔』(61p16行目)
- 札幌市にある、さっぽろテレビ塔のこと。
- 2010年に着服事件が表沙汰になり、余罪がゴロゴロ出た結果一億六千万もの金を着服してたことが明らかになった。笑えない話ではある。
SAN値絶叫ザンフォリオ(62p6行目)
- アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」。原作・シリーズ構成に金子彰史氏がたずさわっている為にWAネタ盛り沢山。
- 「二期を作ってもらう為にも(ブルーレイ最終巻を)買い支え~」とあるが、奇しくも10巻発売直前に開催された、最終巻購入者限定のライブイベントにおいて二期製作が発表された。
- +『黄色の写本』の別名『ザンシック・フォリオ』。
- 「二期を作ってもらう為にも(ブルーレイ最終巻を)買い支え~」とあるが、奇しくも10巻発売直前に開催された、最終巻購入者限定のライブイベントにおいて二期製作が発表された。
『了承』(64p7行目)
- 「Kanon」に登場する水瀬名雪の母、水瀬秋子の台詞。
- この一言で何でも1秒で引き受けてくれる非常に寛大な性格の持ち主である。
『何だか知らないけど、とにかく良いよ。』(64p11行目)
- 山口貴由『覚悟のススメ』より。
- 「心をつないだ鎧」強化外骨格・零を救い出す為に服を全部脱ぎ捨てた主人公・葉隠覚悟の姿に、
対峙していたファイヤー腑露舞は勿論のこと、モニター越しに見ていた部下の知久と影成もその真意を測りかねる中、
ひとり泰然とした構えを崩さない散さまのお言葉。- 「な 何だいきなり ヘンタイか覚悟――――」
「ムム 全裸!」
(脱いでどうする! ある程度の防熱効果があった あの服を…)
「零式鉄球在庫なし! 自ら圧倒的な窮地に!」
「何だか知らんが とにかくよし!」
- 「な 何だいきなり ヘンタイか覚悟――――」
これが世界の選択なのだろうか(64p15行目)
- 中二病の症例として有名な「それが世界の選択か・・・」より。
- もっと元を正せば、PS、PSPのゲームソフト『高機動幻想ガンパレードマーチ』及び関連作品の代表的な言い回し。「それが世界の選択である」。
- 要は運命の事なのだが、要約すると世界自体がこうありたいという自分像を持っている世界観なので、それに近づこうとする者を世界自体が助ける。
月光に冴える一輪の花のような~(65p1~2行目)
- 「月光に冴える一輪の花」は『ハートキャッチプリキュア!』のキュアムーンライトのキャッチコピー。キュアムーンライトの必殺技の一つが「プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ」で、声優が八坂頼子と同じというネタ。
打ったら死ぬパンチを~(66p7~8行目)
- 『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』の九大天王の一人、静かなる中条の必殺技ビッグバン・パンチ。自らの命と引き換えに放たれる誰も抗することのできぬ史上最強の大技。劇中で中条は最後まで存命だが、敵味方ともに技の内容を知っていた。
- シャドーボクシング→握りこぶしから大量の謎の液体がほとばしる→足の裏から衝撃波を噴射し飛行→対象にパンチ、というシークエンスをたどる。結局劇中では不発に終わるがそれでもなお核爆発並みの威力を見せた。当の中条長官は 無 傷 。
「冷たいコンクリートが嫌いではありません。ガラスの~」(66p9~10行目)
- アリスソフトのアダルトゲーム『アトラク=ナクア』のプロローグから。
- 女は冷たいコンクリートが嫌いではない。硝子の板を嫌いではない。ひとの手になるものの冷たさは、土の温もりよりも己に相応しいと微笑った。
「昨日よりも速く走る事が条件」(67p13行目)
- 仮面ライダーカブト挿入歌「Full Force」の歌詞より。
- FULL FORCE 昨日より速く 走るのが条件……総てを手に入れるさ
アニメショップが密集する~(68p2~4行目)
- 札幌の南2条西1丁目界隈と思われる。とらのあな、メロンブックス、アニメイト、ゲーマーズなどが密集している一方、ジュンク堂・丸井今井などの大型店舗もあり人通りが多い。ついでに鳩も。
- 一般人の多いバス停の後ろでニャル子さんのPVが大画面で流れたりする様子は、秋葉原や日本橋とはまた異なった独特の雰囲気である。
我先にとビルに入り、階段を下っていく(68p5行目)
- メロンブックス札幌店がある。
「卒業式の時も~理事長にキックを~」(68p10~11行目)
- 『仮面ライダーフォーゼ』の最終回で、ラスボスである天ノ川高校の理事長・我望光明に対して仮面ライダー部は独自に「理事長からの卒業式」を開き、城島ユウキの「卒業キック、授与」の一声とともにフォーゼが必殺キックを放って我望を倒す。
- ちなみに、仮面ライダーはディケイド以降番組の交代時期が9月になっているので、季節は卒業式シーズンではなく夏休み明けであった。
「ニエにしてしまいたいくらい」(71p1行目)
- 『アトラク=ナクア』ネタ。エロいこと(18禁ゲームなのでそういうこと)して生気を吸い取る相手のことをニエと言う。
- 結へのネタ振り。本作での「ニエ」の意味は若干違う。