1973.11.29:UK,Bristol,Colston Hall
<セットリスト>
① Procession / Father To Son
② Son & Daughter (Inc. Guitar Solo)
③ Ogre Battle
④ Hangman
⑤ Keep Yourself Alive
⑥ Liar
⑦ Jailhouse Rock (Inc. Shake Rattle & Roll, Stupid Cupid)
⑧ Big Spender / Bama Lama Bama Lou
<マテリアル情報>
1.録音:オーディエンス音源
2.音質:(-_-;)(高音域の出力がやや高めで、やや聞きづらい)
3.収録:完全収録
<レビュー>
今現在のところ、メジャー・デビュー後初の全英ツアーの様子を記録した音源としてはこの日のものが最後となる。
この後もQueenは12月の終わりまでツアーを続けるのだが、残念ながら音源・映像共に発掘されていない。
この日は、フレディが出だしから好調で、歌い出しを失敗することもない。
特筆すべき点として、このころから、フレディやブライアンが盛んにアドリヴ・プレイを入れるようになっており、それだけバンドがライヴに慣れてきたということなのかもしれない。
ブライアンは、②のギターソロでディレイを効果的に使用し、素晴らしい演奏を聴かせてくれる 。
ちなみに、このディレイを効かせて、舞台上でギタリストが複数存在するかのように聞かせるテクニックは、当初戸惑いを持って迎えられたが、徐々にファンを獲得していったという。
出だしは好調だったフレディだが、③あたりになると若干苦しそうに聞こえ、ヴォーカルが時折落ちてしまっている。
ただ、④になると復調しており、タメを効かせたヴォーカルを披露している。
また、この日は(音源としては)久々にBig Spenderを披露していることが確認できるのだが、Big Spenderを歌い始めた途端、会場の女性客の笑い声が聞こえてくる。
後にこの曲をやるときには、大見得を切るような独特のパフォーマンスを見せていたフレディだが、もしかしたらこのころからそうしたパフォーマンスを披露していたのかも知れない。
音質的には、高音域がきつめで、部分的にテープのヨレもあり、けっして聞きやすいといえるレベルではないが、一応演奏全体の雰囲気を捉えることは可能である。
<代表的ブートレグ>
最終更新:2011年04月16日 19:03