1974.04.28:USA,Portland,Exposition Hall

<セットリスト>

① Procession / Father To Son
② Ogre Battle
③ Son & Daughter (Inc. Guitar Solo)
④ See What A Fool I’ve Been
⑤ Liar
⑥ Keep Yourself Alive
⑦ Modern Times Rock’n’ Roll
⑧ Big Spender / Bama Lama Bama Lou

<マテリアル情報>

1.録音:AUD音源
2.音質:(^^)/ (非常に音が良く、クリアで迫力のある音)
3.収録:完全収録

<レビュー>

この音源は、70年代の数々のRockライヴを超高音質で録音していたJoe Maloneyなる伝説の人物のアーカイヴから出現した音源である。

ちなみに、他にもMike Millard、Dan Lampinskiなどの伝説的な録音者が70年代のアメリカには存在していた。

日本では、TRANTURAレーベルのMr.ピーチが有名。

中でも、Mike Millardなる録音者は、かなりすさまじい方法で録音を敢行していたとか・・・

当時のアメリカでは、座席が後ろではライヴが見えないという理由から、車椅子を使っている障害者は優先的に最前列で見ることが出来たらしい。

それを利用し、Millardは会場へ車で乗り付けるなり、録音機材とマイクをシートの下に隠し込んだ車椅子へ乗り移って会場入りし、堂々と最前列へと陣取り、録音を敢行したのだそうだ・・・

さて、肝心の中身であるが、これが感動的に素晴らしい音質なのである。

さすが、Joe Maloney!

1974年の録音とはとても信じられないくらい、すさまじい迫力で音が迫ってくる

おまけにクリアな音なので、曲の構造が透けて見えるように感じる。

なにせ、テープ再生のProcessionですら鳥肌が立つほど。

とにかく、この音質のおかげで、この時期のQUEENがいかに荒々しいパフォーマンスをしていたのかが分かる。

セットリストには、久々に④が登場しているが、BBCの時と比べて、ずっと荒々しい。

また、この日は⑦終了後、拍手が鳴りやまず、フレディが「呼び戻されるのは、今回が初めてだよ」などと上機嫌のMCをしゃべりながら、ステージに再登場。

Big SpenderとBama Lama Bama Louを間髪入れず、メドレーで演奏している。
最終更新:2011年04月22日 18:04