1974.11.08:UK,Glasgow,Apollo Theatre

<セットリスト>

① Now I’m Here
② Ogre Battle
③ Father To Son
④ White Queen (As It Begin)
⑤ Flick Of The Wrist
⑥ Medley
  ;In The Lap Of The Gods
  ;Killer Queen
  ;The March Of The Black Queen
  ;Bring Back That Leroy Brown
⑦ Seven Seas Of Rhye
⑧ Stone Cold Crazy
⑨ Son & Daughter (Inc. Guitar Solo)
⑩ Keep Yourself Alive
⑪ Liar
⑫ In The Lap Of The Gods . . . Revisited
⑬ Big Spender
  ;Modern Times Rock’n’ Roll
  ;Jailhouse Rock

<マテリアル情報>

1.音源:AUD録音
2.音質:(T_T) (かなり音が遠く、もやもやした音。ノイズも盛大。)
3.収録:Now I’m Hereの途中から収録

<レビュー>

今回のレビュー対象となる音源もなかなかひどい音である

先のBradford公演同様、雨の中でコンサートを聴いているようである。

正直、演奏の細部もよく分からないのだが、かろうじてフレディの声とコーラス、ドラムの音は聞こえる

フレディはますます調子が上がっているようで、随所でハイトーンボイスを披露しており、②や③などで、オリジナルのキーで歌っている(もっとも、③などひどい音のせいでギターがゆがんで聞こえる)。

ちなみに、この日、全英で「SHEER HEART ATTACK」がリリースされている。

「クイーン果てしなき伝説」によれば、この日フレディは興奮状態の観客に巻き込まれて、ガードマンに助け出されるという事件が起きたらしい

部分的に録音が途切れている部分もあり、録音を聞く限りでは、この事件がどこで起きたのか分からなかった。

ただ、この日の演奏内容からすれば、そういう状態になってもおかしくないと思う。

実際、私も聴き出すと音が悪いのも忘れて、聴き通してしまった。

なお、私が所有している音源は、上記のセットリスト順で収録されているが、この前後の公演を聞く限り、⑥の後には⑨が演奏されている。

また、⑥と⑦、⑧と⑨の間は、フェイド・アウト、フェイド・インでつながっていり、一瞬途切れる箇所があったりと、編集されている可能性もある

こういった編集はライヴ音源を蒐集していると、時折見られることである。

まぁ、11月20日のRainbow Theatre公演のように、オフィシャル・アイテムでも、乱暴な編集が施されるケースはあるが・・・

ちなみに、この日も⑬終了後、しばらく観客の歓声が続き、God Save The Queenが鳴ることなく、録音終了している。
最終更新:2011年04月22日 18:58